2015年4月12日13時56分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
スマートフォン充電中の異常な発熱に関する相談が、兵庫県内の消費生活相談窓口に寄せられている。
中には、幼児がやけどをしたケースもあり、県生活科学総合センターは注意を呼びかけている。
センターによると、2月末までに計9件が寄せられた。
就寝時に充電していたスマホの充電端子部分が、本体の一部が溶解するほど熱くなり、近くで寝ていた幼児が顔をやけどしたケースや、ベッドの敷きマットに焦げ痕がついた事例もあるという。
スマホ端子や充電器のコネクター内部に、汗や飲料水などの異物が入り込んだ状態で、充電したためにショートを起こしたと推察され、2月にセンターが、異物が混入した状況での実験を繰り返したところ、接続部付近が、約5分で300℃を超えるまで異常発熱したことを確認したという。
従来型の携帯電話機に比べて、スマホは充電の端子が小さくなった分、集中して負荷がかかっている可能性もあるとして、同センターは電気通信事業者協会に対し、安全性の向上を求める要望書も提出した。
センターの担当者は、「接続部分に汚れがないかなどを確認し、コネクター部分が変形しているものは使わないなど注意してほしい」と話している。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150412-OYT1T50039.html
2015年3月9日8時2分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県立健康生活科学研究所(神戸市)は、スマートフォンの充電中に充電器の接続部分が異常発熱するとして、9件の相談が県内の消費生活センターに寄せられたと発表した。
相談は、2013年4月~14年12月の間で、うち2件は利用者が軽いやけどをしていた。
同研究所が注意を呼びかけている。
同研究所生活科学総合センターによると、昨年1月、自動車内で充電していたスマホから突然火花が散り、10代の女性が手首に軽いやけどをした。
同2月には、使用して約1年のスマホを枕元に置いて充電中、充電器との接続部分が異常に熱くなり、2歳の男児が左頰に軽いやけどをしたケースもあった。本体の一部が溶けていたという。
残る7件は、スマホ本体の一部が熱で変形したり、寝具や床材が焦げたりした。
原因について同センターは、スマホの端子や充電器のコネクターの内部に汗や飲料水、ホコリなどが混入し、充電中にショートしたとみている。
同センターの実験では、端子とコネクターに異物が混入した状態で充電を続けると、約5分後にスマホと充電器の接続部分の温度が300℃超まで上昇した。
コネクターの樹脂が熱で溶け、焦げるような臭いがしたという。
センターの担当者は、「充電する際は、異物が付着していないか、コネクターの接続方向が間違っていないかなどを確認してほしい」と呼びかけている。
異常発熱などが起きた場合の相談は、県や各自治体の消費生活センターへ。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASH2S4VWVH2SPIHB013.html
(ブログ者コメント)
「スマホ」+「発熱」等のキーワードでネット検索すると、関連記事が多数出てきた。
ブログ者だけが知らなかったことかもしれないが、御参考まで。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。