2015年4月14日21時29分にNHK広島NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月15日付で朝日新聞広島版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後1時45分ごろ、三次市十日市中の三次消防署の敷地内で、33歳の消防署員が酸素ボンベの廃棄のため、ボンベ先端のネック部分をエンジンカッター(NHKでは電気のこぎり)で切断しようとしたところ、ボンベが爆発した。
署員は顔面にやけどをして病院で手当を受けているが、備北地区消防組合消防本部によると、数週間の入院が必要だという。
消防によると、爆発したボンベは救急車に配備され、救急搬送の際に使われる容量が10ℓあまりの医療用のもので、当時、今年度採用された職員4人の研修を兼ねて、午後1時ごろから6人で廃棄処分を行っていたという。
やけどをした署員は研修の講師役で、消防は、ボンベに残っていたガスを十分に抜かないまま廃棄処分を行ったことが原因とみて、調べている。
備北地区消防組合消防本部の戸田消防長は、「職員全員で検証し安全管理を徹底して再発防止に努めたい」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20150414/4031611.html
(ブログ者コメント)
○酸素ボンベ切断時の危険性は、消防自身がよく知っている筈。
当然、完全に酸素を抜き、大気バランス状態で切ろうとしたと思うのだが・・・。
なぜ、このような事故が起きてしまったのだろうか?
○酸素ボンベの爆発危険性は、「事例(火災爆発;高濃度酸素の危険性)」カテゴリー参照。
それら以外、以下の事例もある。
2012年6月17日掲載
2012年6月12日 藤枝市のリサイクル業者敷地内で酸素ボンベをグラインダーで切断中に爆発
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1931/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。