本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年11月7日23時50分に共同通信から、同日19時49分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR貨物関西支社は7日、岡山機関区に所属する電気機関車1両が、鉄道事故の二次被害を防ぐための防護無線が約6年半機能せず、送受信できない状態になっていたと発表した。
防護無線は事故などの際、発信すると半径約1km内を走る列車に警報が届き、運行を停止させる仕組み。
2006年5月の取り付け工事の際、配線を誤ったとみられるという。
同支社によると、防護無線以外にも、音声でやりとりする無線はあるという。
JR貨物によると、機関車は防護無線が機能しないまま東海道線や山陽線などを約150万km走行していた。
先月20日、川崎市の貨物駅構内で他の列車が発した無線を受信できないことに運転士が気付き発覚。
その後も約2週間運行を続け、今月7日になってようやく修理し、国交省の近畿など3運輸局に報告した。
同支社は、「速やかに修理すべきだった」としている。
出典URL
http://www.47news.jp/CN/201211/CN2012110701001995.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121107-OYT1T01137.htm
(2012年12月2日 修正1 ;追記)
2012年11月26日23時23分に朝日新聞から、事例の横展開調査で出力不足の防護無線が見つかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR貨物は26日、愛知機関区に所属するディーゼル機関車1両で、緊急時に周囲の列車に危険を知らせる「防護無線」に不具合が見つかり、全機関車約660両を対象とした点検を前倒しした、と発表した。
点検は27日に終える予定だが、それまで全国の貨物列車の約半数にあたる100本前後に遅れや運休が出る見込み。旅客列車の運行に影響はないという。
不具合が見つかったのは、中部地方で運行する1両。防護無線の出力が弱く、内規で定められた半径1km以内にある列車まで無線が届かないことがわかり、機器を交換した。原因を調査している。
同社は今月、新たな試験装置を導入して防護無線の性能の確認作業に着手し、すでに約半数で終了した。今回の不具合は、16日に愛知機関区で行った試験で発覚したという。
JR貨物では、防護無線が作動しない電気機関車1両を6年半にわたって運行させていたことが10月に発覚。配線の誤りによるものだったため、全機関車で配線の確認をした。今回の機関車も配線に問題はなかったという。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/1126/TKY201211260731.html
また、2012年11月28日付の朝日新聞(聞蔵)から、新たに1両で不具合が見つかったという情報が、下記趣旨でネット配信されていた。
同社は27日に全機関車の緊急点検を終え、新たに1両の防護無線に不具合が見つかったと発表した。
(ブログ者コメント)
過去のトラブルの横展開対応が功を奏し、将来起こるかもしれないトラブルを未然に防止できた事例として紹介する。
JR貨物関西支社は7日、岡山機関区に所属する電気機関車1両が、鉄道事故の二次被害を防ぐための防護無線が約6年半機能せず、送受信できない状態になっていたと発表した。
防護無線は事故などの際、発信すると半径約1km内を走る列車に警報が届き、運行を停止させる仕組み。
2006年5月の取り付け工事の際、配線を誤ったとみられるという。
同支社によると、防護無線以外にも、音声でやりとりする無線はあるという。
JR貨物によると、機関車は防護無線が機能しないまま東海道線や山陽線などを約150万km走行していた。
先月20日、川崎市の貨物駅構内で他の列車が発した無線を受信できないことに運転士が気付き発覚。
その後も約2週間運行を続け、今月7日になってようやく修理し、国交省の近畿など3運輸局に報告した。
同支社は、「速やかに修理すべきだった」としている。
出典URL
http://www.47news.jp/CN/201211/CN2012110701001995.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121107-OYT1T01137.htm
(2012年12月2日 修正1 ;追記)
2012年11月26日23時23分に朝日新聞から、事例の横展開調査で出力不足の防護無線が見つかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR貨物は26日、愛知機関区に所属するディーゼル機関車1両で、緊急時に周囲の列車に危険を知らせる「防護無線」に不具合が見つかり、全機関車約660両を対象とした点検を前倒しした、と発表した。
点検は27日に終える予定だが、それまで全国の貨物列車の約半数にあたる100本前後に遅れや運休が出る見込み。旅客列車の運行に影響はないという。
不具合が見つかったのは、中部地方で運行する1両。防護無線の出力が弱く、内規で定められた半径1km以内にある列車まで無線が届かないことがわかり、機器を交換した。原因を調査している。
同社は今月、新たな試験装置を導入して防護無線の性能の確認作業に着手し、すでに約半数で終了した。今回の不具合は、16日に愛知機関区で行った試験で発覚したという。
JR貨物では、防護無線が作動しない電気機関車1両を6年半にわたって運行させていたことが10月に発覚。配線の誤りによるものだったため、全機関車で配線の確認をした。今回の機関車も配線に問題はなかったという。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/1126/TKY201211260731.html
また、2012年11月28日付の朝日新聞(聞蔵)から、新たに1両で不具合が見つかったという情報が、下記趣旨でネット配信されていた。
同社は27日に全機関車の緊急点検を終え、新たに1両の防護無線に不具合が見つかったと発表した。
(ブログ者コメント)
過去のトラブルの横展開対応が功を奏し、将来起こるかもしれないトラブルを未然に防止できた事例として紹介する。
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プロフィール Profile
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
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