本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年11月8日付で朝日新聞青森全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また、日本原燃のHPにも同主旨のプレスリリースがフロー図や再現実験写真付きで掲載されていた。
日本原燃は7日、六ヶ所村の再処理工場内にある研究所で8月6日に配管から約1500ℓの重油が漏れた問題で、原因は気温変化による内圧の上昇でフレキシブルホースが破断したため、と県と同村に報告した。
原燃によると、破断したのは施設の空調用ボイラーに重油を送る屋外設置の配管のフレキシブルホースで、直径3.4cm。設置から17年が経っていた。
原燃は、破断の原因について、逆止弁と電磁弁の間で閉じ込められていた重油が、今夏の気温上昇で配管内の重油が膨張したうえ、5月に取り換えた電磁弁の気密性が高く、配管が内圧に耐えきれなかったためと説明している。
巡視は1日1回行われていたというが、配管は落雪対策で保護カバーに覆われていた。そのため発見が遅れ、重油は約8日間、漏れ続けた。
原燃は再発防止策として、
□配管を覆っている保護カバーを撤去し、1日1回、直接、配管を目視する。
□圧力を逃がすため、別の配管を今月中に設置する。
としている。
出典URL
http://www.jnfl.co.jp/press/pressj2012/pr121107-1.html
(ブログ者コメント)
□液封による事故だ。
逆止弁のある配管を、内部に液体を残したままホールドする場合は、配管内の液体を一部抜いて窒素を入れておくとか、他の系とバランスさせておく、あるいは液封になる恐れのある配管には安全弁を設置しておくなどの対策が必要だ。
□対策の一つとして「落雪対策保護カバーを撤去する」とあるが、撤去しても安全性に問題はないと評価したうえでのことだろうか?
というのは、今年2月、上越市で落雪により樹脂製の配管が壊れ、塩素が漏れるという事故があったからだ。(本ブログ掲載済)
そういった事故を防ぐためのカバーでなければ、問題はないのだが・・・。
でなければ、よかれと思ってやったことが、次のトラブルのタネとなる。
日本原燃は7日、六ヶ所村の再処理工場内にある研究所で8月6日に配管から約1500ℓの重油が漏れた問題で、原因は気温変化による内圧の上昇でフレキシブルホースが破断したため、と県と同村に報告した。
原燃によると、破断したのは施設の空調用ボイラーに重油を送る屋外設置の配管のフレキシブルホースで、直径3.4cm。設置から17年が経っていた。
原燃は、破断の原因について、逆止弁と電磁弁の間で閉じ込められていた重油が、今夏の気温上昇で配管内の重油が膨張したうえ、5月に取り換えた電磁弁の気密性が高く、配管が内圧に耐えきれなかったためと説明している。
巡視は1日1回行われていたというが、配管は落雪対策で保護カバーに覆われていた。そのため発見が遅れ、重油は約8日間、漏れ続けた。
原燃は再発防止策として、
□配管を覆っている保護カバーを撤去し、1日1回、直接、配管を目視する。
□圧力を逃がすため、別の配管を今月中に設置する。
としている。
出典URL
http://www.jnfl.co.jp/press/pressj2012/pr121107-1.html
(ブログ者コメント)
□液封による事故だ。
逆止弁のある配管を、内部に液体を残したままホールドする場合は、配管内の液体を一部抜いて窒素を入れておくとか、他の系とバランスさせておく、あるいは液封になる恐れのある配管には安全弁を設置しておくなどの対策が必要だ。
□対策の一つとして「落雪対策保護カバーを撤去する」とあるが、撤去しても安全性に問題はないと評価したうえでのことだろうか?
というのは、今年2月、上越市で落雪により樹脂製の配管が壊れ、塩素が漏れるという事故があったからだ。(本ブログ掲載済)
そういった事故を防ぐためのカバーでなければ、問題はないのだが・・・。
でなければ、よかれと思ってやったことが、次のトラブルのタネとなる。
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プロフィール Profile
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
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そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。