2013年6月21日17時15分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
食品添加物としてケーキや菓子パンなどの一部に含まれているアルミニウムについて、子どもたちの一部が国際的な基準を超える量を摂取しているとみられることがわかり、厚労省は、食品に含まれる許容量について基準を作ることを決めた。
これは、21日開かれた食品添加物に関する厚労省の専門家が集まった部会で決まった。
厚労省によると、アルミニウムはケーキや菓子パンを膨らませる膨張剤の一部や、ウニなど魚介類や野菜の煮物の形が崩れないようにする安定剤などの一部に含まれている。
国内には摂取量に基準はないが、動物実験で神経の発達などに影響が出るおそれが指摘されていることから、国際的には、体重1kgあたり1週間の摂取量を2mgまでとする基準が設けられている。
厚労働が、昨年度までの2年間、年代別に食事の摂取について調べた結果、1歳から6歳までの子どもの20人に1人が、国際的な基準を超える量のアルミニウムを摂取していると推計されることがわかったという。
この年代の子どもは、ケーキなどの「砂糖類・菓子類」と菓子パンなどの「穀類」から全体のおよそ70%のアルミニウムを摂取しているとみられるという。
このため厚生労働省は、アルミニウムの使用実態を調査したうえで、食品に含まれる許容量について基準を作ることを決めた。
大手の菓子パンメーカーでは、数ヶ月前からアルミニウムが含まれていない膨張剤に切り替える動きが広がっているというが、厚労省は近く、パンや菓子、それに製粉業者の業界団体に対してアルミニウムの使用量を減らすよう、自主的な取り組みを要請することにしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20130621/6c80daa717f9bb193d2332238bd94092.html
(ブログ者コメント)
アルミが神経系に悪影響を及ぼしているのではないか、認知症にも関係しているのではないか?という報道は昔からあり、ブログ者も1997年に報文などを目にしたことがある。
それが、どんなきっかけがあって、最近になって実態調査することになったのだろうか?
アルミと認知症との関係については、以下に詳しく解説されている。
http://www.fsc.go.jp/sonota/alumi/alumi_201010.pdf
http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail970.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。