2013年9月26日23時12分にmsn産経ニュースから、9月27日付で朝日新聞多摩版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都東大和市は26日、市立小学校の給食で出されたチーズを食べた4年生の男児(9)が、発疹やせき込むなどアレルギー症状を起こし病院に運ばれたと発表した。男児は容体が安定しており同日、帰宅した。
市によると、男児は卵アレルギーがあり、チーズは成分に卵を含んでいた。
学校側は男児のアレルギーを把握しており、献立表には卵を含んでいることを示すチェック欄があったが、印が付いていなかった。
市教育委員会が原因を調べる。
市教委は、アレルギーがある児童には個別に「アレルギー献立表」を作成し、該当する児童には原因となるメニューを配膳しないようにしていた。
男児は26日午後3時ごろ、体育館でクラブ活動中、息苦しさと腕のかゆみを訴えた。
養護教諭が確認したところ、顔全体に発疹があり、せき込んだため、食物アレルギーによるアナフィラキシーの疑いがあると校長が判断。副校長に指示してエピペンを接種し、救急車を呼んだ。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130926/crm13092623130023-n1.htm
(ブログ者コメント)
東大和市では、調布市小学校でのアレルギー死亡事故を受け、緊急時対応マニュアルを作成しており、その中にはエピペン注射方法も写真解説付きで掲載されている。
https://www.city.higashiyamato.lg.jp/index.cfm/33,50039,347,691,html
発症している児童に素人が注射するなど、かなり勇気がいりそうだが、管理者としての副校長がマニュアルに目を通していたとすれば、さほど慌てることなく注射できたのかもしれない。
作成したマニュアルは事故の未然防止には役立たなかったが拡大防止には役立った・・・他所で起きた事例の横展開がある程度は奏功した・・・そういうことだったのかもしれない。
それにしても、なぜ卵欄にチェックが入っていなかったのだろうか?
立派な道具を作っても、それを使うのは所詮人間・・・ということだったのだろうか?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。