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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20191128851分に秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

スイスに拠点を置く世界的な認証機関の日本法人・SGSジャパン(横浜市)は27日、食品の製造工程での意図的な異物混入を防ぐ「SGS食品防御認証」を秋田県大潟村あきたこまち生産者協会(大潟村)に交付した。

 

認証は11日付で、国内第1号となった。

同認証制度はSGSジャパンが2018年11月にスタート。

 

認証基準は、警備大手セコム(東京)と共同で策定した。

認証には、ビデオによる監視や作業場への出入管理などが必要になる。

 

セコムによると、偶発的な異物混入を防ぐ認証は既に存在するものの、意図的な混入への対策を求める認証は世界的に珍しいという。

同生産者協会は、消費者や取引先からの信頼を高め、商品の付加価値を向上させようと、取得を目指した。

 

涌井社長は認証を受け、「輸出に取り組む上で大きな武器になる。安全安心な商品を秋田から発信し、国内外でさらに販路を拡大したい」と語った。

認証を取得したのは八つある工場のうち、製粉工場とアレルギー対応食品工場。

セコムの助言を受け、入室時の指の静脈認証システムや、工場内に高性能カメラなどを導入した。

投資額は約3千万円だという。

大潟村の同生産者協会で27日、認証式を実施。

SGSジャパン・サステナビリティサービスセールス担当の一蝶(いっちょう)さん(48)は涌井社長に証書を手渡し、「異物混入問題は消費者の関心が高い。認証の取得により、国内外の市場からの信頼が増し、発展することを願う」と述べた。

 

https://www.sakigake.jp/news/article/20191128AK0011/ 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

SGSグループのプロファイルは下記。(HPより)

 

SGSは、検査、検証、試験および認証業界において世界的にもトップ企業です。

また、弊社は品質や高潔性の面でも国際的な水準として認められています。

 

現在では世界の2,600以上のオフィスおよび研究所で94,000名を超える社員が活躍しています。

弊社の主要サービスは次の4つのカテゴリーに分けることができます。

 

・検査: 世界トップクラスの検査および検証サービス(積み替え時の貿易商品の状態と重量の確認など)によって、数量および品質を管理し、さまざまな地域や市場全体において該当するあらゆる規制要件に適合できるようにお客様を支援します。

・試験: 知識豊富で経験を積んだ人材を配置した試験設備の国際的なネットワークによって、リスクを低減し、市場投入への時間を短縮し、該当する健全、安全性、および規制基準に対する製品の品質や安全性および性能などを試験できます。

・認証: 認証を通して、お客様の製品、プロセス、システム、またはサービスが、国内外の規格や規制、またお客様が規定した基準などに対する適合性を実証することができます。

・証明 : 製品やサービスなどが世界標準および地域の規制に沿っていることを保証します。

また、事実上すべての産業の中で専門的知識や無類の経験でグローバルの適応範囲との組み合わせで、SGSは原料から最終消費材まで全サプライ・チェーンをカバーします。

 

・・・・・

 

https://www.sgsgroup.jp/ja-jp/our-company/about-sgs/sgs-in-brief

 

 

今回報道された認証制度の概要は下記。(HPより)

 

SGS 食品への意図的な異物混入防御のための物理的対応評価サービス

 

国内外問わず食品への異物混入は消費者および社会の関心事項となっています。

 

特に、悪意を持った者による意図的な異物混入を防止するためにセキュリティレベルを上げることは、喫緊かつ重要な課題となってきています。

 

悪意を持った者による意図的な食品への異物混入行為を防止するためには、脆弱性評価を踏まえて従事者の管理および力量を担保し、また外部からの侵入の監視・防止にも注意を払う必要があります。


本基準は、以下の設置状況およびオペレーション状況について、SGSが評価スキームに基づいて物理的対応を評価するために策定しました。


・全般
・監視カメラ
・人の出入管理
・車両の出入管理
・機械警備
・その他

 

・・・・・

 

http://certificationservices.jp/sgs/service/food/CPPIC.html

 

 

 

 

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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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