2014年6月24日7時46分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
機械メーカー「的場電機製作所」は23日、同社製の家庭用ローラー式電気マッサージ器を使った山梨県内の80歳代女性が今年5月、ローラーに衣服を巻き込まれて窒息死する事故があったと発表した。
同様の死亡事故は1999年以降、今回で5件目となり、同社は「使用を中止してほしい」と呼び掛けている。
厚生労働省も同日、同種製品の製造販売業者に対し、ひもや衣服を巻き込む恐れがないか自主点検を行うよう都道府県を通じて指示するとともに、消費者庁や業界団体などを通じ、消費者に適正な使用を求めた。
問題の製品は、的場電機製作所が83~90年に約42万台を販売した足用のマッサージ器「アルビシェイプアップローラー」。
同社によると、死亡した女性は、布製のカバーを外した状態で、椅子と背中の間で使っていたところ、上着がローラーに巻き込まれて首が締めつけられ、窒息死したとみられるという。
同じ製品を使った40~60歳代の女性4人が99~2012年の間、いずれもカバーなしで首などに使用し、衣服が巻き込まれて死亡した。
取扱説明書には、カバーなしで使用しないよう注意書きがあり、同社は「商品の欠陥ではない」として回収しないが、この製品と、同社が1988~96年に約36万台を販売した同種製品「シェイプアップローラー2」には、無理な力がかかった際にローラーが停止する安全装置がないという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140623-OYT1T50122.html
6月24日8時59分に朝日新聞からも、同趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
事故が起きたのは足裏用の「アルビシェイプアップローラー」。専用の布カバーを付けたローラーの上に足をのせて使う。
同社によると、女性は今年5月9日ごろ、いすの背と背中の間に、布カバーを外したマッサージ器を挟んで背中にあてて使っていたところ、衣類が巻き込まれたという。
同社は88~96年に販売した後継機種「シェイプアップローラーⅡ」でも使用中止を呼びかけている。
現在の型はカバーがねじで固定され、負荷がかかると停止する安全装置がついているという。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG6R4VS8G6RULBJ00S.html
(ブログ者コメント)
製品安全は本ブログの掲載対象外であるが、
○機械を正しくない方法で使ったための事故
○思いもしない使われ方をして事故になることがある
という2点が気になったので、紹介する。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。