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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20183282326分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

新名神高速道路の建設工事で労災事故が相次いだことを受けて、西日本高速道路(NEXCO西日本)は28日、工事業者を選定する際、安全に関する評価基準を加えることを明らかにした。

 

新名神高速の建設現場をめぐっては、平成28年4月に神戸市北区で橋桁が落下し作業員2人が死亡したほか、今月15日にも大阪府枚方市で作業員1人が川へ転落し死亡するなど、2年足らずの間に6人が亡くなっている。

 

こうした事態に歯止めをかけようと、NEXCO西日本は、5月以降に手続きを始める工費4億円以上の全工事を対象に、過去2年間に作業員が2人以上死亡する労災事故を起こしていない業者に対し、入札時に有利に取りはからうなどの措置を取ることを決めた。

 

NEXCO西日本の石塚社長は、この日開かれた会見で「安全対策を徹底してきた中で事故が相次ぎ、申し訳ない」と陳謝。

落札方式の見直しについて「安全へのインセンティブになる」と話した。

 

出典

『相次ぐ新名神労災事故受け西日本高速道路が入札評価を見直しへ 社長が陳謝』

http://www.sankei.com/west/news/180328/wst1803280101-n1.html 

 

 

 

 

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2014615日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正3として掲載します。

第1報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3991/

 

 

(2018年4月3日 修正3 ;追記)

 

20183282215分に産経新聞westから、和解が成立したという下記趣旨の記事がネット配信されていた。

3281854分にテレビ朝日からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

28日、県が計約1787万円を支払うことで富山地裁で和解が成立した。

 

所有者の男性は、「希少価値のある車が大破したのは残念。和解をきっかけに全国の道路沿道の樹木の管理が見直されてほしい」とコメントした。

 

事故は平成26年6月に起きた。

男性の誕生日を祝うために2000GTの写真を撮影しようと、長男らが五箇山の合掌造り集落に向かっていて、2000GTには長男の友人が乗っていた。

 

修理は1億円以上かかるため断念し、現在もそのままの状態で自宅ガレージに置いてあるという。

 

原告らは、道路を管理していた県がパトロールで倒木を予見できたと主張。

同地裁も「道路の安全管理に再考の余地がある」と認めた。

 

県は、「道路管理に問題があったとは考えていないが、裁判所から和解勧告を強く受けたので従った」とコメントしている。

 

出典

『和解、倒木直撃「トヨタ2000GT」富山県1700万超支払い』

http://www.sankei.com/west/news/180328/wst1803280096-n1.html 

倒木で2000GTペッチャンコ 約1800万円で県と和解

http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000123886.html 

 

 

 

 

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2018328842分に福島民報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

原子力関係の有識者らでつくる福島事故対策検討会と京都大の研究チームは、福島第一原発1、3、4各号機の原子炉建屋で起きた水素爆発について、原子炉格納容器内のガスを排出(ベント)する際、配管出口の消音器(サイレンサー)に炉心溶融で発生した粉じんや氷が詰まったのが原因とする検証結果をまとめた。

 

ガスが外部に十分に排出されず建屋内に充満し、爆発したとしている。

27日に大阪府の大阪大で開かれた日本原子力学会春の大会で示した。

 

研究チームは、事故当時、1~3号機格納容器内は溶融燃料により内部構造物が溶け落ちて、発生した粉じんと水素を含んだ水蒸気が充満していたとみている。

 

ベントによってガスは配管を通り排気筒から排出されるはずだったが、サイレンサーが大量の粉じんでふさがれ、別の配管から建屋内に逆流したと指摘。

 

さらに、ガス内の水蒸気がサイレンサーへの到達時に気圧の変化で凍結し、目詰まりしたとしている。


研究チームは、2011(平成23)年8月に1、2号機原子炉建屋の間にある排気筒周辺の配管付近で、毎時10シーベルト超の高線量が確認された経緯などを踏まえ、粉じんや高線量の氷が発生したと分析した。


1、2号機と3、4号機は2機で一つの排気筒を使用しており、ベント用配管は排気筒の直前で合流している。

 

東電は、2011年3月12日に1号機のベントを実施した。

2号機では、同13、15の両日にベントを行ったが、事実上、失敗に終わった。

 

研究チームは、先に実施した1号機のベントでサイレンサーが目詰まりした影響により、2号機で成功しなかったとみている。


研究チームは、サイレンサーが多くの原発で採用されているとした上で、「重大事故に備え、対応策の検討が必要だ」と訴えた。

 

出典

消音器の詰まり原因か 第一原発水素爆発

http://www.minpo.jp/news/detail/2018032850305 

 

 

 

一方、少し前、20171225230分に日本経済新聞からは、3号機からのベントガスの35%が共用ベント配管を通って4号機に流れたことがデータで確認されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東電は25日、福島第1原発で発生した4号機の水素爆発の原因を調べた評価結果を、新潟県の技術委員会に示した。

 

事故を防ぐため原子炉を覆う格納容器の圧力を下げる排気の「ベント」について、3号機ではガスの35%が排気筒に向かわず、隣の4号機に流入したとみられることが分かった。

従来の東電による推定が裏付けられた。

 

福島第1原発の3号機と4号機は同じ排気筒を使い、配管でつながっている。

4号機は事故時に運転していなかったが、水素爆発が発生。

東電は3号機からのガス流入が原因と推定していたが、データを改めて評価して確認した。

 

再稼働を目指す柏崎刈羽原発では、各基ごとに独立した排気用の配管を設けて流入が起こらない対策を取っている。

 

技術委員会は、柏崎刈羽原発の安全性などを検証するため、原子力の専門家らが参加した県の組織。

 

出典

福島第1原発4号機の水素爆発、原因裏付け 東電

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25057020V21C17A2L21000/ 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

建屋に水素が充満した原因については、過去に以下の情報を紹介しているが、サイレンサーが詰まったためという情報は初めてだ。

 

2015527日掲載

2015520日報道 福島第1原発2号機のベントが失敗したのは排気ラインに設置されていたラプチャーディスクが破れなかったことが原因か?

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4901/

 

201219日掲載

[福島原発事故] 3号機建屋の水素爆発はベント配管につながる配管を通って水素が原子炉建屋に逆流したことが原因か?

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1198/4

 

2011516日掲載

[昔の事例の顛末] 2011315日 福島第一原発4号機建屋の爆発は3号機水素の逆流が原因か?

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/377/

 

 

 

 

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20183271952分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

兵庫県尼崎市は27日、かつて街路灯に使用し、同市の中島川に近い大高洲橋高架下(同市大高洲町)で保管していた、有害なポリ塩化ビフェニール(PCB)を内部に含む安定器1基と含有の疑いがある97基の計98基を紛失したと発表した。


同市は、PCBは容器に密閉されており、漏れ出さない限り、人体への健康被害はないとしている。


今年1月に紛失が分かり、同市は盗難に遭った可能性があるとして、警察に被害届を出した。

 

発がん性などが指摘されるPCBは、1972年以降、製造が禁止され、法律で処理を義務付けている。


同市は、PCBを含有、または含有の可能性がある計259基を保管し、2020年度までに最終処分の予定だった。


同市によると、安定器は長さ26cmの箱形で重さ約4kg。

高架下の保管場所は高さ約1.8mのフェンスで囲い、出入り口を施錠していた。

PCBを含まない77基もなくなっており、紛失は計175基に上る。


市の担当者は謝罪し、「今後は管理体制を強化する」としている。

 

出典

有害物質含む街路灯安定器など175基紛失 尼崎市

https://news.goo.ne.jp/article/kobe/nation/kobe-20180327022.html

 

 

 

 

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2018310日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第6報修正5として掲載します。

第5報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8115/

 

 

(2018年4月2日 修正5 ;追記)

 

20183272116分に神戸新聞から、有識者会議から最終提言書がJR西の社長に手渡されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

JR西日本の対応を検証する有識者会議が27日、大阪市内であった。

 

最終提言書は「JR西のリスク認識に甘さや油断があった」と指摘。

社員の判断力向上へ教育の強化や、新幹線のトラブルをJRグループ各社で共有することなどを盛り込み、来島社長に手渡した。

 

社外有識者がまとめた提言では、JR西が1月から保守担当経験者を東京の指令所に配置したことや、部門間での意思疎通が円滑に進むように改善した点を評価。

 

一方、異臭や異音を体験するなど頻度の低い事象への対応力を高めるなど、「より広い視点」での安全対策を求めた。

 

運行を止められなかった最大の要因について、座長の安部誠治関西大教授は、「岡山駅から乗り込んだ保守担当の3人が、自信を持って(指令に)伝えられなかったこと」と述べた。

「現場の社員が止める判断をするのは難しい。判断力を養うための訓練や教育が不十分だった」と強調した。

 

有識者会議は1月に発足し、計4回開催。

人為ミスの専門家ら3人の社外委員が当日の車掌らから聞き取った内容などを基に、副社長ら社内委員4人と議論を重ねた。

1年後をめどに、取り組みの進展を検証する会合を開く。

 

来島社長は、「報告を受け止め、着実に実現するよう努力していきたい」と述べた。

 

出典

『のぞみ台車亀裂「リスク認識に甘さや油断」 有識者会議が提言』

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201803/0011108059.shtml

 

 

328637分にNHK関西からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

報告書では、新幹線は在来線と比べ事故などが少なく、安全に対する認識に甘さや油断があったと指摘している。


その上で、保守担当者や指令員など社員の安全意識や技術力を高めるべきだとする一方、人間の判断には限界があるとして、異常を感知する装置などの早期の導入を図るべきなどとしている。


さらに、13年前の福知山線の脱線事故の後、JR西が進めてきた安全最優先の取り組みにはまだ課題が多いと指摘し、この問題を安全性向上の改革を加速させるきっかけにすべきだとしている。


有識者会議の座長で関西大学社会安全学部の安部誠治教授は、「今回の問題で、これまでの安全管理に弱点があったことが明らかになった。JR西は、会社全体の問題としてしっかり向き合う必要がある」と話していた。

 

出典

新幹線の台車亀裂で最終報告書

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180328/5976571.html

 

 

 

(2018年5月31日 修正6 ;追記)

 

2018531日付で毎日新聞東京版から、再発防止策2件に関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

JR東海は30日、東海道新幹線の沿線に設置して走行車両の台車温度の異常を測る赤外線センサーを、従来の2カ所から2019年度末までに5カ所に増やすと発表した。

 

併せて、台車の空気ばね圧力を自動分析し異常を早期検知する装置を、今年度末までに、東海道新幹線のN700A型全車両に搭載する

 

センサー新設は、静岡県焼津市の瀬戸川、愛知県一宮市と岐阜県羽島市境の木曽川、大阪市の神崎川の橋りょう、計3カ所。

 

既に神奈川県小田原市の酒匂川と愛知県豊橋市の豊川の橋りょうにあり、亀裂のトラブル時に温度上昇を確認していた。

 

一方、空気ばねの装置は、台車の異常で車体との間にある一対の空気ばねのバランスが崩れると、運転台にアラームが表示される。

 

出典

『のぞみ台車トラブル 亀裂問題 台車異常、感知器増設 JR東海、亀裂防止策』

https://mainichi.jp/articles/20180531/ddm/012/040/125000c 

 

 

 

(2018年11月18日 修正7 ;追記)

 

20181115日付で大阪日日新聞から、JR西は安全性向上の取り組みを発表したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

JR西日本は14日、東海道新幹線の台車に亀裂などが見つかった昨年12月の「重大インシデント」を踏まえ、新幹線の安全性向上の取り組みを公表した。

 

異常検知装置を台車に装備したり、車両の異音を実際に体感する訓練などを通じ、ハード、ソフト両面で安全性に対する信頼回復につなげる。

 

ハード面では、車輪から車両本体に伝わる振動を軽減する「空気バネ」の圧力差で異常を検出する装置を、16両編成のN700Aタイプに、来年3月末までに順次取り付ける。

 

線路脇に設置したマイクで走行音を収録し、通常と異なる音を検知すると司令員に通知されるシステムも開発している。

 

車両に使う油脂類が焦げた臭いや、車両から発生する異音を実際に体感する訓練は、2017年度から継続中。

安全が確保できない場合の列車の停止手配などを、実際に列車を走行させて行う訓練も実施している。

 

大阪市内で会見した来島社長は、「新幹線の安全を高めるため、努力を続ける」と強調した。

 

出典

『新幹線の安全向上策公表 JR西日本』

http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/181115/20181115037.html 

 

 

1117628分にNHK首都圏からは、薄く削られた台車の交換が進んでいるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

鋼材が設計より薄く削られていた台車は、ほかにも、JR西日本が所有する列車に101台、JR東海に46台あることが分かり、交換が進められている。


このうちJR東海では、今月14日までにすべての台車の交換が終わったほか、設計上の厚さは満たしていたものの、傷が見つかった3台の台車についても、合わせて交換した。

一方、JR西日本の台車についても、年内をめどに交換作業が終わる見通しだという。

 

出典

台車亀裂 JR東海は交換終了

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20181117/0021437.html 

 

 

 

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2018327200分にNHK岡山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

県内で用水路への転落事故があとを絶たないことから27日、岡山県は、これまでの事故の傾向や転落防止策などをまとめたガイドラインを示した。


県内では、ふたのない用水路に車や自転車などが転落する事故があとを絶たず、県によると去年1年間に388件が発生し、28人が死亡したという。


27日は県庁で行われた会合で、県が自治体や警察などおよそ100人の担当者に、転落事故の傾向や対策をまとめたガイドラインを示した。


ガイドラインの中で県は、平成25年から4年間に起きたおよそ1200件の同様の事故について分析を行った結果、転落した人の半数以上が歩行者、次いで、およそ3割の人が自転車に乗っていたとしている。


また、事故防止策については、人通りが多く比較的幅の広い用水路が多い地域には注意を呼びかける看板を設置することや、事故が多発している地域では、転落の危険性がある用水路を地図にまとめ、関係機関や地域の住民が情報を共有できるようにするといった内容が盛り込まれている。


ガイドラインは道路を管理する自治体に配布され、今後の対策に生かしていくという。
会合に参加した岡山市道路港湾管理課の大山係長は、「転落事故の傾向についての分析結果が参考になった。転落防止に向けた具体的な対策の検討を進めていきたい」と話していた。

 

出典

用水路転落対策ガイドライン

https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20180327/4020000112.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

岡山県などでの用水路転落事故は、本ブログでも過去に多数紹介スミ。

 

 

 

 

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20171021日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第6報修正9として掲載します。

第5報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7687/

 

 

(2018年4月2日 修正9 ;追記)

 

2018327718分に朝日新聞から、上下2層の雪雲から違う種類の雪が降ったことが雪崩の原因だったという、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。

 

那須町で登山講習中の高校生ら8人が死亡した原因となった雪崩の発生メカニズムを、気象庁気象研究所(茨城県つくば市)の研究員が解明した。

 

当時の現場上空には層状の雪雲ができ、上層の雲から滑りやすい雪が降り、その後に下層の雲から短時間に大量の雪が降り積もった結果、雪崩が起きたという。

 

同研究所予報研究部の荒木研究官が、観測値をもとに250m四方単位でシミュレーションした。

 

発達した低気圧が関東の南海上にあり、昨年3月27日午前0時前後には、茶臼岳上空約10kmに雪雲が広がり、「板状結晶」と呼ばれる雪が降った。

 

その後、同日未明から午前にかけて、茶臼岳の北東斜面を上昇した湿った空気が現場上空数100mに雪雲をつくり、上下二層からなる雪雲を形成。

下層部からは大粒の雪が降り、10時間で34cmと、3月としては記録的な大雪をもたらした。

 

最初に降った板状結晶の積雪は滑りやすく、その上に大量の雪が積み上がり、雪崩が起きたとみられるという。

 

荒木研究官は、「3月でも短時間で大量の降雪をもたらすことがあり、注意が必要だ」と話す。

 

出典

二層の雪雲が雪崩の原因に 栃木・生徒ら8人死亡事故

https://www.asahi.com/articles/ASL3T4J0LL3TUJHB007.html 

 

 

 

(2018年5月22日 修正10 ;追記)

 

2018516日付で毎日新聞栃木版から、ビーコンが県教委に寄贈されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

日本山岳救助機構合同会社(東京都新宿区)は15日、登山教育に役立ててもらおうと、「冬山三種の神器」の一つとされる電波受発信器のビーコン20台を県教委に寄贈した。

 

県教委は、昨年3月に那須町の茶臼岳で起きた雪崩事故を受けて冬山登山を実施していないが、生徒や教諭の研修などで活用する予定。

 

同社は会員制の山岳遭難対策制度を運営する会社で、昨年秋には、雪崩事故を受けて高校生にビーコンの貸し出しを検討していた長野県教委へも20台を寄贈している。

 

寄贈されたビーコンは1台約6万円でスイス製。

若村代表社員(76)は、「多くの人に事故への対応やそのための機材を知ってもらうことが私たちの会社の仕事だと思い、寄贈した」と述べた。

 

宇田教育長は、「雪山でビーコンを使用することは想定せず、研修の場で安全登山を学習するための教材として活用していく」と話した。

 

出典

『日本山岳救助機構合同会社 県教委にビーコン寄贈 教材に活用』

https://mainichi.jp/articles/20180516/ddl/k09/040/107000c 

 

 

5201158分にNHK栃木からは、教員対象の研修会が始まったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

栃木県那須町で雪崩に巻き込まれて高校生ら8人が死亡した事故を受けて、登山部の顧問など高校の教員を対象に、登山の知識や技能を高める研修が始まった。


この研修会は、去年3月、栃木県那須町で登山の訓練中の高校生ら8人が雪崩に巻き込まれて死亡した事故の再発防止策の一環として、栃木県教育委員会が初めて開いた。


高校の山岳部の顧問などおよそ30人の教員が参加し、国立登山研修所で講師を務める瀬木紀彦さんが指導役として招かれた。


参加者は、地形図を読み解いたり、登山の行程をわかりやすく表現したりする方法を学び、生徒を引率して登山に臨む際の注意点について考えていた。


研修会は、今年度、このあと2回開かれ、雪崩に巻き込まれた人などの位置を知らせるビーコンという装置の使い方なども学ぶという。


参加した男性教諭は、「学んだことを生徒たちに伝えて、事故のない登山をしたい」と話していた。
栃木県教育委員会スポーツ振興課の田代課長は、「痛ましい事故を2度と起こさず、部活動での安全な登山に生かしてほしい」と話していた。

 

出典

雪崩事故受け 教員対象に研修会

https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20180520/1090001785.html 

 

 

 

2018年12月22日 修正11 ;追記)

 

201812181942分に時事ドットコムから、県教委はスポーツ庁よりも厳しい内容の登山計画立案指針を策定したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

県教育委員会は18日、安全な登山計画を立てるための指針を策定したと発表した。

スポーツ庁が原則禁止する積雪期の登山に加え、歩行などの雪上訓練も禁止しており、一歩踏み込んだ内容となった。


ただ、積雪や危険箇所がない低山は、ルートを限定した上で登山を認める。

 

同日までに県立学校に送付し、徹底を求めた。


スポーツ庁は、歩行やテントを張るといった雪上訓練を一定の条件下で認めているが、県教委は、高度な技術を持つ指導者の確保が困難と判断し、全面禁止とした。


一方、冬季でも標高約1000m未満で積雪のない山については、専門家との協議の上、県内や近隣県の14ルートを指定し、登山を認める。


積雪期以外の登山は、登山指導歴5年以上で指導員資格を持つか、県指定の研修などに参加した人の引率を必須とし、生徒10人当たり1人以上置く。

難易度の高い山に登る場合は、アドバイザーの同行を推奨する。

 

出典

冬山登山と雪上訓練禁止=雪崩事故受け指針-栃木県教委

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018121805124&g=soc 

 

 

12181732分にNHK栃木からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

高校生の冬山登山をめぐって、スポーツ庁は原則禁止とする一方、都道府県が設置した専門家などで作る組織が登山計画を承認した場合などは例外的に認めている。


これに対しガイドラインでは、山に雪が積もっている状況では、歩行訓練を含めて高校生の登山を全面的に禁止することを定めている。


そのうえで、雪がない時期の登山の安全対策として、1つのパーティーに指導経験が5年以上ある引率者を最低2人つけることや、難易度の高い山に登る場合は専門的な知識や技術を持つアドバイザーを同行させることなどが盛り込まれている。

栃木県教育委員会学校安全課は、「ガイドラインに基づいた登山の適正な計画作成を行い、安全を徹底させたい」と話している。

 

出典

高校生の積雪登山 全面禁止へ

https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20181218/1090003443.html 

 

 

 

 

 

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2018328日付で毎日新聞島根版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

大田市三瓶町の三瓶山西の原で27日、春の訪れを告げる「火入れ」があった。

 

作業を監視中の大田市消防本部の車両1台に炎が燃え移り、県の防災ヘリが出動して消火に当たるトラブルが起きた。

 

市消防本部は、「初のケース。強風の影響だと思う」と説明した。

車両が全焼。けが人はなかった。

 

この日は、市が募集したボランティアや市職員、火入れ実行委のメンバーら計130人が参加。

午前10時から草原に次々と火を放つと、真っ赤な炎が燃え広がった。

正午過ぎに発生した車両火災のため中断した。

 

焼け跡から新芽が吹いて、5月初旬には緑の草原が輝く。

4月22日に三瓶山の山開きが予定されている。

 

出典

『三瓶山火入れで けが人なし 消防車両が全焼 /島根』

https://mainichi.jp/articles/20180328/ddl/k32/040/359000c 

 

 

328755分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

国立公園三瓶山に本格的な春の到来を告げる「火入れ」が27日午前10時ごろから、島根県大田市の三瓶山・西の原で行われたが、火入れ対象外の牧草地にも燃え広がり、同市大田消防署の車両1台を全焼した。

 

現場周辺には、スタッフや見物客、消防・警察など約300人がいたが、けが人はなかった。

市などでつくる実行委は、予定していた午後からの火入れを中止した。

 

火入れは、草原環境の維持・保全や観光振興などを目的に、約30年前から実施。

西の原にある市有地の草原33万mを野焼きする予定で、この日午前10時ごろに点火した。

 

実行委では、火入れ区域の周辺の草を刈って防火帯を設けたり、点火しては消防隊員やボランティアらが消火に当たったりと、対象区域外への延焼防止に努めながら野焼きを進めた。

 

しかし、正午すぎに火が対象区域外の牧草地(市有地)に移り、約1時間後に消し止められたが、延べ7000mを延焼した。

けが人はなかったが、火入れのために出動していた同消防署の林野火災資材輸送車1台を焼いた。

 

この火災を受け、実行委は、午後から焼く予定だった残りの7800m分の野焼きを中止した。


同署や実行委は、風向きの変化や突風の発生に対応できなかったためとみて、詳しく調べている。

 

市観光振興課の下垣課長は、「今後はこのようなことがないよう、気象の変化への対応や安全の確保に努めたい」と話している。

 

出典

『島根・三瓶山の春の風物詩「火入れ」で火災 野焼き対象区域外の牧草地7千平方メートル焼く』

http://www.sankei.com/west/news/180328/wst1803280013-n1.html

 

 

 

※三瓶山火入れ時の安全対策について、島根県HPには、山陰中央新報から引用する形で、以下のような記事が掲載されていた。

 

・・・・

 

「火入れ」作業には、細心の注意が払われます。

必要以上に火が広がらないよう、しっかりとした防火体制が必要です。

消火班は、ジェットシューターと呼ばれる水の入ったリュックを背負って火を監視します。

 

・・・・・

 

出典

春の風物詩「三瓶山の火入れ」

http://www.pref.shimane.lg.jp/infra/nature/shizen/shimane/dekakeyou/sannbenohiire.html

 

 

 

 

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20171031647分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

京都大付属病院は3日、薬剤師が調剤した注射薬を自宅で投与した60代の女性患者が死亡したと発表した。

薬は通常の700倍超の濃度で、調剤を誤った可能性が高いという。

稲垣院長は、「このような事態を招き、心よりおわび申し上げる」と謝罪した。

 

女性が投与した前日に、一緒に調剤された注射薬を使った別の患者は色の異常に気づき、投与を途中で止めていたという。


病院は報告を受けたものの、死亡した患者に使用中止を伝えていなかった。

病院側は、「この時点では原因が分かっていなかった」と釈明している。

 

京大病院によると、注射薬は「セレン注製剤」。

8月28日、医師の処方箋に従って薬剤師2人が調剤した。

 

9月26日夕、患者が自宅で投与し、約3時間後に背中に痛みを感じたため、翌27日午前に同病院で処置を受けたが、死亡した。

病院が調べたところ、通常の738倍の濃度のセレンが含まれていたことが判明した。

 

別の患者は9月25日にセレン注製剤を使用したが、「薬の色が赤みを帯びている」と、途中で投与を中止したうえで、病院に報告していた。

 

調剤した薬剤師は、1人がキャリア10数年、もう1人は5年未満だった。

 

セレンは体内に存在する微量元素で、欠乏するとさまざまな症状をきたす。

医薬品として販売していないため、京大病院では薬剤師が注射薬を調剤していた。

 

病院は厚労や京都府警に事故を届けた。

今後、調査委員会で詳しく検証する方針。

 

出典

『京大病院、調剤ミスか 60代患者死亡 濃度700倍の注射薬』

http://www.sankei.com/west/news/171003/wst1710030070-n1.html

 

 

3261914分に京都新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

同病院は26日、セレン注射薬を患者に渡すまでの過程で通常の1000倍の濃度に調剤するミスが発生したとの検証結果を明らかにした。

死因はセレン中毒だった。

 

女性の血中のセレン濃度は基準値の20倍を超えていた。

院内に残っていた注射薬の濃度は、処方箋通りに作った場合の1000倍だった。

 

同病院によると、昨年5月16日に薬剤師が院内の保管庫からセレン試薬瓶を取り出し、無菌室で水と混ぜて注射薬を作った。


計量する時に単位を間違えた可能性があるが、調剤した薬剤師2人は調査に「いつも通りにやった。間違うはずがない」と話している。

このうち1人はセレン試薬瓶を約1カ月後に廃棄。「試薬が古いと考えた」と説明したという。

 

同病院は「昨年5月以降の保管状況で、ミスが発生した場所や時期は特定できなかった」としている。

 

薬剤師が現在も同病院に勤務しているかは明らかにしなかった。

再発防止策として、調剤時の手順書を改訂したり計測方法を改めたりしたという。

 

出典

京大患者死亡、濃度千倍の調剤ミス 検証結果公表

http://kyoto-np.jp/top/article/20180326000140 

 

 

327107分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

報告書などによると、薬は医師の処方箋をもとに薬剤師2人が調剤。

 

2人は調査委の聞き取りに「いつも通りに量った」とミスを否定したが、薬の管理記録にはセレンの使用量を詳細に記す欄がなく、原因は解明できなかったという。

 

出典

『京大病院調剤ミス、薬濃度1000倍患者死亡』

http://www.yomiuri.co.jp/national/20180327-OYT1T50061.html 

 

 

3261913分にABC NEWSからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

去年9月、京大病院に通院していた女性患者が、体内に不足すると心筋症などを引き起こす「セレン」という元素を補うための注射薬を自宅で投与したところ、容態が急変し死亡した。

 

「セレン」の注射薬は通常の1000倍の濃度で調剤されていた。

 

製剤マニュアルには調合の単位が「ミリグラム」で記載されているが、薬剤師が調剤の際、単位を「グラム」と取り違えた可能性があるという。

 

出典

【京都】京大病院 調剤ミスで女性死亡

https://www.asahi.co.jp/webnews/abc_2_006_20180326010.html

 

 

3261952分に日本経済新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

病院は、同じ薬を投与された他の患者から異常を指摘された際に「人体への影響はないだろう」などと薬剤部内で判断していたと説明。

 

グラム表記のはかりを使用するのに、マニュアルはミリグラム表記で書かれているなど、不備があったという。

 

当初は投与された薬の濃度を738倍としていたが、再度測定したところ、約1000倍と判明したという。

 

出典

調剤ミスで患者死亡と断定 京大病院、薬成分千倍に

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2858636026032018AC8Z00/

 

 

 

 

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20183261725分に日本経済新聞電子版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

定期的に変えるのはかえって危険―――。

総務省がインターネット利用時のパスワードについて、従来の“常識”を覆すような注意喚起を始めた。

 

「推測しやすい文字列になって、不正アクセスのリスクが増す」というのが理由で、複雑なパスワードを使い続けるよう呼びかけている。

方針転換に困惑する声も少なくない。

 

「定期的にパスワードを変更しましょう」。

3月1日、総務省の「国民のための情報セキュリティサイト」から、こんな記述が消えた。

2017年秋に「定期変更は不要」との文言を追加したことを受け、矛盾を解消したという。

 

パスワードは第三者による「なりすまし」を防ぎ、ネット上の個人情報や財産を守る。

ハッカーなどは他人のパスワードを把握しようと、文字の組み合わせを全て試す「総当たり攻撃」や、よく使われる語句を手当たり次第に試す「辞書攻撃」などを仕掛けてくる。

 

パスワードの定期変更は、不正を防ぐ有効な手段とされてきた。

しかし、サイバー攻撃が盛んになる中、米国などでは16年ごろから「定期変更を要求しない方がいい」という意見が高まってきた。

 

日本でも同年12月、サイバー攻撃対策を担う内閣官房の内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)が「必要なし」とする見解を示し、これを受けて総務省もサイトを変更した。

 

IT会社ソフトバンク・テクノロジー(東京)の辻氏によると、頻繁に変更を求められると、少ない字数で覚えやすい語句を使ったり、変更前と似た語句を使ったりするようになり、他人が類推しやすくなる。

例えば「Yamada201803」といった名字と年月、誕生日などを組み合わせ、末尾の数字だけを毎月「01」「02……と変更する方法だ。

 

さらに、多数の機器やサービスでの定期変更が面倒になり、同じパスワードを使い回してしまうことで、芋づる式に個人情報などを盗まれるリスクも高まる。

 

政府の方針は省庁間でも十分に浸透していない。

経産省が16年3月に改訂した情報セキュリティ管理基準には「パスワードは定期的に及び必要に応じて変更させるようにする」と明記。

同省の担当者は、「省庁ごとに基準が異なると混乱を招きかねないため、変更も含めて検討する」という。

 

東京都内のある機械整備会社は、社員に数カ月ごとにパスワードを変更するよう求めている。

担当者は、「定期変更が不要とは知らなかった。これまでの呼びかけは何だったのか」とがくぜん。「早めにルールを見直した方がいいのだろうか……」と漏らす。

 

安全なパスワードを設定するには、どのような点に気をつければいいか。

NISCは「英語の大文字と小文字、数字、記号を組み合わせ、少なくとも10桁にするのが望ましい」としている。

規則性のある文字列や単語は使わず、不規則で複雑なものが望ましい。

 

また、盗まれた端末からログインされるのを防ぐため、ネット閲覧ソフトに自動でパスワードを記憶させる機能も使わない方がよいという。

 

変更のタイミングについては「パスワードが破られ、サービスが不正利用されたことが判明した時。その場合は速やかにパスワードを変更した上で、破られた原因についても特定してほしい」としている。

 

出典

パスワード「頻繁に変更はNG」 総務省が方針転換

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28578370W8A320C1CC1000/?n_cid=NMAIL007 

 

 

少し古いが、20171018日付で日経TECHからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

2017年6月に全面改定が行われた米国標準技術研究所(NIST)が発行するガイドライン「SP800-63」の中には、「Webサイトは利用者に対し、パスワードの定期的な変更を要求すべきではない」という趣旨の一文が追加された。

複雑なパスワードの強制と同様、定期変更の要求はメリットよりもデメリットが多かったのだ。

 

これは、研究成果からも判明している。

 

OpenIDファウンデーション・ジャパンでSP800-63の翻訳を手掛けるメンバーの1人である、NRIセキュアテクノロジーズの勝原サイバーセキュリティ技術開発部セキュリティコンサルタントは、定期変更要求の非推奨につながった研究成果を紹介する。

 

米ノースカロライナ大学は、過去に大学に在籍していた学生とスタッフの1万のアカウントが使っていた、5万1141個のパスワードを解析した。

 

同大学は、パスワードは3カ月で変更が要求されるポリシーで運用していた。

結果として分かったのは、利用者はパスワード変更時に、推測されやすい以下の「変換」を行っていることだ。


・数字を増やしていく(例:1を2にする)
・類似した文字を置き換える(例:Sを$に変換)
・記号を追加/削除(例:末尾につけた!!!を!!にする)
・数字や記号の位置を移動する(例:末尾の数字を先頭に移動
  する)

 

過去のパスワードが分かっている場合、利用者が次に選ぶパスワードの17%は5回以内の試行で推測可能で、パスワードの41%は3秒以内に推測可能だった。

研究を解説した米商務省のローリー・クレイナー チーフテクノロジストのブログ記事

 

パスワードの定期変更の狙いは、「不正ログインをされているかもしれない」というリスクに対して、侵害されている可能性のある期間を短くするためだ。


変更した後、攻撃者による不正ログインが不可能にならなければ意味がない。

しかし、そうした目的を達成するような変更を実施している利用者は少なかった。

 

EGセキュアソリューションズの徳丸代表取締役は、利用者心理をこう説明する。

「利用者がパスワードに使えるエネルギーの総量は一定だ。あれもこれもと要求されると、どこかで手を抜く。定期変更時に末尾の数字を変えるだけだったり、『どうせ変更するから』という意識でパスワードの複雑性を下げたりする」。

 

ソフトバンク・テクノロジーの辻・脅威情報調査室プリンシパルセキュリティリサーチャーは、「定期変更を要求され、そのたびに複数のWebサイトでパスワードを覚え直したり、メモを書き直したりするのはとても手間が掛かる。パスワードの使い回しを誘発する原因にもなっていると思う」と分析する。

 

「人間が怠惰でなければ、定期変更のデメリットは出ないかもしれない。でも、実際の人間はそうではない」。

EGセキュアソリューションズの徳丸代表取締役は、苦笑しながら話す。

 

・・・・・

 

出典

『パスワードを定期的に変えるのはデメリットが多い!?変更すべき4つの場合』

http://tech.nikkeibp.co.jp/it/atcl/column/17/092800400/101500004/

 

 

 

 

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20183262259分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

26日午後1時45分ごろ、堺市堺区老松町の自転車部品メーカー「シマノ」の本社工場(鉄骨5階建て、延べ約3万1600m)で、男性従業員から「機械から炎が上がっている」と119番があった。

 

自転車部品や釣り具用品のさび止めをするための設備がある3階部分約1200mを焼き、約7時間半後に鎮火した。

工場内に従業員ら約190人がいたが、避難してけが人はなかった。

 

警察によると、火元は工場内3階のさび止め設備がある部屋とみられる。

希硫酸などが入った塩化ビニール製のタンク(縦1.5m、横1.5m、奥行き0.5m)が9個並んでおり、従業員がうち一つから煙が上がっているのを見つけた。

警察が出火原因を調べている。

 

現場は南海本線石津川駅の東約1.2kmで、工場や住宅などが建ち並ぶ地域。

警察は一時、有毒なガスが出ている可能性もあるとして、住民に注意を呼びかけた。

気分が悪くなった人は確認されていないという。

 

出典

『さび止め設備焼ける 堺、けが人なし』

https://mainichi.jp/articles/20180327/k00/00m/040/057000c 

 

 

3262043分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

3261828分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察やシマノによると、浴槽タンクに入った希硫酸に自転車などのアルミ部品を浸し、電流を流してさび止めをする作業中に火が出たという。

 

ホームページによると、同社は東証1部上場で、自転車部品や釣り具などの製造・販売を行っている。

 

出典

『「シマノ」工場で火事 けが人なし』

http://www.sankei.com/west/news/180326/wst1803260075-n1.html 

シマノ本社工場で火災、200人避難 堺

https://www.asahi.com/articles/ASL3V5V69L3VPTIL01V.html 

 

 

 

 

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愛知県は27日、長久手市の愛・地球博記念公園(モリコロパーク)内にある県児童総合センターで26日に転落事故があり、山口県宇部市の女児(5つ)が頭蓋骨などを折る重傷を負ったと発表した。

 

県によると、女児は同日午前10時50分ごろ、チャレンジタワーと呼ばれる遊び場で展望フロアへ続く階段を上っている際、途中の踊り場にある格子状の手すり(高さ1.2m)を乗り越え、9mほど下の木製の床に転落したとみられる。

救急搬送されたが意識はあり、命に別条はないという。

 

女児は,名古屋市に帰省した母親ら5人と遊びに来ていた。

1人でタワーの階段を上り、手すりの上から下をのぞき込んでいて転落したという。

 

センターは事故後、タワーの外付け階段の使用を禁止した。

 

出典

手すり越え転落、女児が頭蓋骨骨折 愛知県児童総合センター

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2018032790235219.html

児童施設で9m転落し女児骨折 愛知県、警察に届けず

https://www.asahi.com/articles/ASL3W5Q3DL3WOIPE02C.html 

 

 

3271927分に四国放送(中京テレビ)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

児童総合センター内の「チャレンジタワー」で、外付け階段の踊り場付近から9m下の木製の床に転落したとみられている。

 

事故の直前、女の子が高さ1.2mの手すりの上から下をのぞきこんでいるのを母親が確認している。

 

出典

5歳女児が施設の階段から転落、頭蓋骨骨折(愛知県)

http://www.jrt.co.jp/nnn/news86238634.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

朝日新聞掲載写真を見ると、縦方向に取付けられている格子は密で、隙間から落ちる心配はない。

手すり高さも120cmということで、これは先月紹介したベランダからの幼児転落事故防止のために望ましいと提言された高さそのものだ。

 

2018223日掲載

2018216日報道 東京都の有識者会議は子供のベランダ転落事故防止のため、手すりの高さや格子の隙間を法的基準からさらに厳しくすることを検討するなどの対策を業界団体に提言した

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8057/

 

そういった場所からの幼児転落事故。

これはもう、危険なことをしないよう幼児に保護者が教え込むしか対策はないような気がする。

 

 

 

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2018328204分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

26日午後、羽田空港で滑走路の端にある「オーバーラン・エリア」で穴が見つかり、滑走路1本がおよそ1時間半にわたって閉鎖され、合わせて55便で欠航や目的地を変更するなどの影響が出た。


国交省東京空港事務所によると、穴は滑走路に近い場所に2つあり、それぞれ縦1m横50cmと、縦90cm横70cmの大きさで、いずれもおよそ20cmほどの深さがあったという。


これらの穴は、夜間に行われた滑走路の整備作業のあとに埋め戻し忘れたもので、当日の午前5時ごろに空港事務所の職員が車で走行しながら目視で滑走路を点検していたが、いずれも見落とされていたことがわかった。


このため東京空港事務所は、点検の前に夜間に行った工事の正確な場所を把握するほか、手持ちのライトを使って確認するなど、滑走路の点検を強化する考え。

 

出典

羽田空港の穴 点検で見落とし

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180328/0009852.html 

 

 

326150分にテレビ朝日からは、発見当時の様子などに関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

国交省東京空港事務所によると、26日午後0時50分ごろ、定期点検をしていた職員が羽田空港のB滑走路で直径約10cm、深さ約20cmの穴を見つけた。

 

このため、B滑走路を閉鎖して、現在、穴を埋める作業が続けられている。

午後3時半ごろ、復旧の見込みだという。

 

滑走路にランプを埋め込む工事をした際に、作業用の穴を埋め戻し忘れたのが原因とみて、国交省が経緯を調べている。

 

離着陸する予定だった航空機は別の滑走路を使用していて、運航に大きな影響はないという。

 

出典

埋戻し忘れたか 羽田空港滑走路に穴 修復作業続く

http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000123690.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

「午前5時ごろの点検で見落とした」という件だが、今朝の東京湾岸の状況でいえば、午前5時ごろでようやく空の底が白みかけたという状況。

26日であればもう少し暗く、それゆえ穴は発見できなかったということかもしれない。

 

 

 

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20183242232分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

静岡市清水区の市立中学校の生徒が昨年9月、学校の水銀を持ち出し、自宅玄関前で飛散させた問題で、清水署は23日、水銀の管理が不適切だったなどとして、学校の校長と教諭の2人を毒劇物取締法違反の疑いで書類送検した。

 

同市教委によると、生徒は昨年9月25日夕、学校の理科準備室の机の上にあった水銀入りガラス瓶を自宅に持ち帰り、玄関前で誤って落とした。

 

約500gの水銀が地面にこぼれたという。

 

出典

中学生が水銀持ち帰り飛散 管理不適切で校長ら書類送検

https://www.asahi.com/articles/ASL3S4556L3SUTPB007.html

 

 

※当時の状況に関し、複数のメディアから下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

2018127757分 静岡新聞)

 

静岡市は26日、清水区内の中学校の生徒が2017年9月25日、理科の実験で使う水銀約500g(40cc)を清水区の自宅に持ち帰り、屋外の自宅敷地内に誤って落とし、飛散させていたと発表した。

 

今月18日に飛散箇所の土壌と敷地の大気を調査したところ、速報値で、大気で環境省の安全指針値の約4倍、土壌で環境基本法で定める環境基準の約20倍の汚染が確認された。


市保健所によると、直ちに健康に影響を及ぼす数値ではないという。

現時点で健康被害の報告はない。


市教委によると、生徒は理科の授業後の休み時間に担当の男性教諭(48)が理科準備室の実験台の上に放置していたガラス瓶入りの水銀をポケットに入れて持ち出した。

飛散させた当日に保護者から学校に連絡があるまで、持ち出されたことにも気付いていなかったという。

 

水銀は通常、薬品庫に施錠して保管し、記録簿に使用日を記入するが、教諭は記入を怠っていた。


学校と市教委は、飛散日から3日間かけて土壌計53kgを回収し、安全を確保したと判断。

事故から約2カ月後の昨年12月に開かれた市の庁内会議で汚染状況を調査すべきとの声が上がり、飛散から約4カ月後にようやく調査を行った。

 

26日まで公表しなかった理由については、不特定多数が往来する場ではないことと、生徒への教育上の配慮と説明した。


市は、汚染が分かった26日、飛散場所をビニールで覆い、立ち入り禁止とした。

27日から専門業者が汚染の除去作業を行う。

 

出典

民家敷地に水銀飛散 静岡の中学生、学校から持ち出す

http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/450942.html

 

 

20181281122分 産経新聞)

 

生徒は学校に対し「自宅で実験してみたかった」と話しているという。

 

学校などが現場の土約53kgを処分するとともに、専門業者に検査を依頼。

今月26日になって結果が判明した。

 

出典

中学生が学校の水銀持ち出し 自宅でこぼし土壌汚染 静岡

http://www.sankei.com/affairs/news/180128/afr1801280009-n1.html 

 

 

 

 

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2018324日付で朝日新聞山形版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

大蔵村の村道で昨年12月、除雪車の回転式の羽根に巻き込まれて男性が死亡した事故で、新庄労基署は23日、除雪していた土木会社・S組と、その社長を労安法違反の疑いで書類送検した。

 

発表では、羽根に詰まった雪を取り除いて作業を再開する際、一定の合図を決めるなど、危険を防止する措置をとらなかった疑いがあるとしている。

 

 

※事故時の状況は、20171214日付の毎日新聞山形版の下記趣旨の記事参照。

 

13日午前5時15分ごろ、大蔵村清水の村道で同村合海の除雪作業員Sさん(男性、51歳)が除雪車に巻き込まれた。

約10時間後に多発外傷で死亡した。

今季の除雪作業中の事故による死者は初めて。

 

警察によると、Sさんは車体前部の除雪用羽根車(直径1.5m)の雪を取り除いていた。

同僚(62)が気づかずに羽根車を作動させたという。

除雪は村が委託していた。

 

県は同日、今年度最初の「雪下ろし落雪事故防止注意喚起情報」を発信した。

対象地域は東南村山・西村山、置賜の各地域。

危機管理課によると、12日までに舟形町、鶴岡市で各1人の重傷者が出ている。

 

出典

『作業員、除雪車に巻き込まれ死亡 大蔵 /山形』

https://mainichi.jp/articles/20171214/ddl/k06/040/099000c

 

 

 

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20183232249分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

電車の網棚から落ちたカバンが頭に当たり、頸椎捻挫などのけがを負ったとして、兵庫県の50代女性が持ち主の男性に約1400万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁(田川裁判長)は23日、首の痛みなどの症状と事故の因果関係を認め、約430万円の支払いを命じた。

 

判決によると、男性は平成23年3月、JR福知山線(宝塚線)の満員電車内で重さ7~8kgのカバンを右手で網棚に載せようとした際、座席にいた女性の頭部に落下。

女性は病院などで首の捻挫と診断され、痛みが残る状態となった。

 

一審神戸地裁伊丹支部判決は、「網棚から直接落下したのではなく、男性が支えきれずに当たったと認めるのが自然だ」と判断し、賠償額を約330万円とした。

 

田川裁判長は、「網棚付近の高さから落下したことで衝撃が加わったと推認される」と認定。

慰謝料などを増額する一方で、年齢による首の痛みも影響しているとし、男性が損害額計約780万円の半額と弁護士費用を負担するのが相当とした。

 

出典

『電車の網棚の荷物が頭に落下で首負傷 430万円賠償命令』

http://www.sankei.com/west/news/180323/wst1803230130-n1.html 

 

 

 

 

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20183232213分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

大阪府高槻市の住宅街で平成27年6月、ランニングをしていた40代の男性会社員が走ってきたミニチュアダックスフントを避けて転倒する事故があり、飼い主の女性側に約4000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、大阪地裁は23日、リードから手を離した過失を認め、約1280万円の支払いを命じた。

 

女性側は「故意にリードを離したわけでなく、男性にも周囲を確認する義務があった」と主張したが、塩原裁判官は判決理由で「散歩の際は動物をつなぎとめるという基本的な注意義務を違反した過失は重い」と指摘。

男性には右手首に障害が残り、治療費や収入への影響を考慮し、損害額を算定した。

 

判決によると、ミニチュアダックスフントが別の女性が散歩させていた柴犬に反応して突然走りだした際、飼い主の手からリードが離れた。

男性は、前方にいた柴犬の飼い主を避けようとしたところ、さらに現れたミニチュアダックスフントに気づき転倒。

右手首を粉砕骨折するなどのけがを負った。

 

出典

『犬を避けて転倒、賠償命令 リード離し過失、1千万円 大阪地裁』

http://www.sankei.com/west/news/180323/wst1803230129-n1.html 

 

 

324015分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

判決によると、男性は2015年6月、高槻市内の住宅街をランニング中、前方から飛び出してきたミニチュアダックスフントに驚き、避けようとして転倒。右手首を骨折する重傷を負った。

約10カ月間通院したが、右手首が曲がらなくなる後遺症が残った。

 

女性は犬にひもを付けて散歩していたが、別の飼い主が散歩させていた柴犬を見て突然走り出したため、ひもから手を離してしまったという。

 

塩原裁判官は、「動物は予想できない行動をとり、人に損害を与えることもある。散歩させる際は、飼い主はつないでおく義務がある」と指摘した。

 

出典

『大阪地裁 犬避けて転倒 飼い主に1280万円賠償命令』

https://mainichi.jp/articles/20180324/k00/00m/040/175000c 

 

 

3232034分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

判決は、動物は予想できない行動をとり、飼い主は散歩の際はつないでおく義務があると指摘。

事故はリードから手を離したために起きたとして、「過失は重い」と述べた。

 

その上で、後遺症で男性の労働能力が一部失われたとして、本来得られたはずの収入との差額867万円や治療費などの支払いを命じた。

 

出典

小型犬飛び出して転倒、飼い主側に1200万円賠償命令

https://www.asahi.com/articles/ASL3R5W7PL3RPTIL04Q.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

同じようなトラブルは、過去にニューイヤー駅伝でも起きている。(本ブログでも紹介スミ)

 

 

 




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2013128日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第5報修正9として掲載します。

第4報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3493/

 

 

(2018年3月30日 修正9 追記)

 

20183232212分に朝日新聞から、書類送検されていた全員が不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

甲府地検は23日、業務上過失致死傷容疑で書類送検された中日本高速道路(名古屋市)の金子元社長ら8人全員を不起訴(嫌疑不十分)にし、発表した。

 

8人は、道路を管理する中日本高速と保守・点検する子会社の中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京(東京都)の、いずれも当時の役員4人、点検監督者2人、作業責任者2人。

 

山梨県警は昨年11月、事故直前の点検の際、両社が当初計画を変更してハンマーでの打音検査をせず、天井板をつり下げるボルトの耐力低下を見逃した疑いがあるとして書類送検した。

 

甲府地検は、仮に足場を組んで点検を徹底していたとしても、当時の技術水準などを考慮すると、天井板の崩落を具体的に予見することは困難だったと判断した。

 

また甲府地検は、学者らのグループが業務上過失致死傷容疑で告発した中日本高速の元役員2人についても、嫌疑不十分で不起訴とした。

予定されていた天井板の撤去工事を実施しなかったとして告発されたが、「崩落の危険性についての認識はなかった」と判断した。

 

事故の遺族は、「残念な結果となった。9人もの犠牲者を出した重大事故で誰の責任も問えないのは、司法の限界を示すもの」とコメントを発表。

 

中日本高速広報室は、「改めて事故で亡くなられた方々に心からおわび申し上げます」とのコメントを出した。

 

出典

笹子トンネル事故、8人全員不起訴 中日本高速元社長ら

https://www.asahi.com/articles/ASL3R5JFQL3RUZOB00G.html 

 

 

3232043分に日本経済新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

地検は、専門家への聴取などを踏まえ、当時のマニュアル通りに打音検査や触診を実施していたとしても、点検の精度から、天井板崩落を具体的に予見できなかった可能性があるとして、事故と過失の因果関係の立証は困難と判断した。

 

地検の堀内次席検事は、「重大事件であることや、遺族の処罰感情も考慮したが、全員を不起訴とせざるを得なかった」と話した。

 

一部の遺族は、甲府検察審査会に審査を申し立てる意向を示した。

 

出典

『中日本高速前社長ら不起訴 山梨の笹子トンネル事故』

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2850694023032018000000/

 

 

 

 

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20183231830分に青森放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

23日午後3時頃、青森市桜川8丁目の青森高校でフラスコが破裂し、生徒がけがをしたと消防に通報があった。


高校によると、校舎1階の廊下で男子生徒が持っていたフラスコが突然破裂し、この生徒と近くにいた男女2人の生徒が顔や手にけがをして病院で手当てを受けているという。
けがをしたのは、いずれも自然科学部の生徒だった。


学校では、この春入学する新1年生のための説明会が開かれ、1階の廊下では様々な部活動の生徒たちが新1年生を勧誘するための準備をしていたという。


けがをした自然科学部の生徒たちも勧誘の準備をしていたもので、学校の聞き取りに対し、「薬品を混ぜて泡ができるところを見せるつもりだった」と話しているという。


青森高校の成田校長は、「薬品を扱う場合は教員による指導を徹底するなど、再発防止に努めたい」とコメントしている。

 

出典

『フラスコ破裂 高校生3人けが』

http://www.rab.co.jp/news/ 

 

 

32405分にテレビ朝日からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

自然科学部の生徒がフラスコの中に過酸化水素水と塩化鉄を入れて持ち運んでいたところ、フラスコが破裂した。

 

青森高校では、この日、新年度の入学説明会が開かれていて、終了後に部活動の勧誘が行われていた。


この一環として、自然科学部の生徒が泡を発生させるための実験を披露するためにフラスコを運んでいたという。

 

出典

『青森高校で部活動の勧誘中にフラスコ破裂 3人けが』

http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000123572.html

 

 

323203分にNHK青森からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

フラスコが破裂して破片などが飛び散り、あわせて生徒3人が病院に搬送されて手当を受けた。
いずれも、けがの程度は軽いという。

 

高校によると、23日は来月入学予定の生徒を対象にした説明会が開かれていて、当時、1階の廊下では、自然科学部に所属する女子生徒が実験を披露するためのフラスコを運んでいる途中だったという。

出典

青森高校で実験器具破裂3人軽傷

https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20180323/6080000468.html 

 

 

324103分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

県警の発表や同校によると、3人は1年生と2年生。

実験は酸素を発生させるのが狙いで、部室として使っている部屋で混ぜたという。

同校によると、この部活の顧問は実験を把握していなかったという。

 

出典

『部活勧誘で実験、フラスコ破裂し生徒3人けが』

http://www.yomiuri.co.jp/national/20180324-OYT1T50014.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

NHKの映像では、廊下の天井に直径30cm程度の薄茶色のシミがついていた。

アップで映されていたことから考えると、液が飛び散った跡かもしれない。

 

 

 

 

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20183231913分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

23日午前8時半ごろ、室蘭市仲町の日鉄住金セメントの敷地で、工程の一部を請け負っている「Y工業」の原料を細かく砕く設備のベルトコンベアに男性作業員の上半身が挟まれているのを同僚が見つけ、消防に通報した。

男性作業員は消防の救助隊に助け出されたものの、頭を強く挟まれていて、その場で死亡が確認された。


警察によると、死亡したのは室蘭市輪西町のTさん(男性、37歳)で、午前7時半ごろから同僚3人とともに設備に入り、清掃を担当していた。


午前8時過ぎに同僚がベルトコンベアを動かし始めた直後に異常を感じ確認したところ、Tさんが挟まっているのが見つかったという。
警察が事故の詳しい原因を調べている。


Y工業室蘭支店は、「通常では考えられない事故で、どのようなミスがあったのか会社として調べたい」としている。

 

出典

ベルトコンベア挟まれ男性死亡

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180323/3280721.html 

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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