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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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201877914分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が撤去状況の写真付きでネット配信されていた。

 

停電の原因となる、電柱上に作られたカラスの巣を撤去する作業が、茨城県内で進んでいる。

営巣に使われる金属製のハンガーなどの針金が電線に触れると、漏電を起こすのだという。

 

送配電事業を行う東京電力パワーグリッドは、例年、ヒナが巣立ちの季節を迎える6~7月に実施している。

撤去作業の現場を取材した。

 

先月28日、水戸市元吉田町の一本の電柱に、同社の高所作業車が横付けされた。

見上げると、電柱の地上約10mの場所に取り付けられた電気の開閉器上に、茶色い木の枝の塊が見えた。

 

男性作業員2人が高所作業車のかごに乗り、直径約30cmほどの巣に近づいた。

一人が柄の付いた網を巣の下に入れ、もう一人が長さ約1.4mの柄が付いた高枝バサミのような特殊な工具を使い、飛び出た木の枝や針金を切った後、巣を持ち上げて網の中に入れた。

 

撤去作業は5分ほどで終了。

地上に下ろされた巣を見ると、確かに何本もの針金が編み込まれていた。

 

この日の現場責任者で、同社水戸制御所の飯田班長(42)は、「電気を流したままでの作業なので、感電しないよう、細心の注意を払って作業します」などと説明した。

 

巣の撤去作業を格段に速くしたのが、電気を通さない絶縁が施された「間接活線工具」だ。

これが普及する10数年前までは、事前に周囲の電線などに絶縁カバーを巻き、専用の手袋や肩当てなどを装着して作業したため、数倍の時間を要したという。

 

ただ、高所作業車が入れない場所では、作業員が電柱を上って作業する必要があるため、今でも20~30分はかかるという。

 

同社によると、今年に入り、カラスの巣が原因と断定された停電事故は、県内で1件あった。

4月6日午前0時45分ごろ、水戸市大工町の電柱にあった巣が電線などに触れて異常な電流が流れ、電気が遮断された。

現場確認や巣の撤去のため、周辺の約1200軒が約80分間も停電した。

 

同社が取材時に把握していたカラスの巣は、県内だけで1874個。

うち送電鉄塔が1566個を占め、電柱は308個。

 

緊急性の高いものはすぐに撤去するが、それ以外は基本的には経過観察を続け、ヒナが巣立ってから、必要なものだけ撤去するという。

今年は、これまでに90個程度を撤去した。

 

県内も梅雨明けし、いよいよエアコンが欠かせなくなる。

飯田班長は、「風などで巣が崩れて電線に触れて停電にならないよう、取り除くべき巣はしっかりと取り除きたい」と話した。

 

出典

『ルポ 電柱上のカラスの巣撤去作業 漏電の原因』

https://mainichi.jp/articles/20180707/k00/00e/040/207000c 

 

 

7101033分に朝日新聞からは、名古屋市での撤去状況ルポが下記趣旨でネット配信されていた。巣の写真付き。

 

電力会社にとって、今年も「やっかい」なシーズンを終えようとしている。

毎年2~7月は、電柱に作られたカラスの巣の撤去に追われるからだ。

 

停電を引き起こす恐れがあるため、中部電力は昨年、名古屋支店だけで年間6000個あまりの巣を取り除いた。

多い時には1日10回以上も「出動」する撤去現場に同行した。

 

6月上旬の名古屋市熱田区の住宅街。

高さ約13mの電柱を見上げると、先端には直径約50cmの巣があった。

枝や電線くず、ビニールひもを使い、工夫を凝らしたつくりになっていた。

 

作業員が高所作業車に乗り、巣にカラスがいないことを確認し、手袋をはめて巣を電柱からはがしとった。

この間、わずか1分ほど。

親ガラスに気づかれると、つつかれたり、追いかけられたりするため、作業は素早くするのが鉄則だ。

 

営巣シーズンである2~7月は、毎年、各地でカラスの巣による停電が相次ぐ。

名古屋市と近隣35市町村を管轄する中部電力名古屋支社によると、管内では、昨年2~6月にあった43件の停電のうち、3割弱の12件がカラスの巣が原因と判明。

同支社が、昨季、撤去した巣は6208個にのぼる。

 

中部電力によると、巣に使われた材料が電線に触れた状態で雨が降ると、漏電が起きて停電することがあるという。

4月19日には、カラスの巣が原因で、名古屋市東部を中心に約3万1000戸が停電した。

 

ただ、停電に直結しそうにない場所の巣は、すぐに取り除かない。

同社熱田営業所の山口・配電課司令長は、「すべて撤去して、停電しやすい場所につくられても困る」という。

あえて残した巣には注意を呼びかける看板をつけ、子ガラスが巣立つのを待ってから、取り除くことにしている。

 

カラスの生態に詳しい宇都宮大の杉田昭栄特命教授(動物形態学)によると、電力会社は電線に突起物を付けるなどの対策をしているが、「カラスは適応能力が高く、すぐに慣れてしまう。有効な対抗手段はなく、共存していくしかない」と話す。

 

出典

停電原因のカラスの巣、撤去にも一工夫 中部電力

https://www.asahi.com/articles/ASL753HMVL75OIPE009.html 

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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