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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2018710日付で毎日新聞東京版から、写真や表付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

各地で記録的な降雨量となった西日本豪雨。

ほぼ同時に広範囲で土砂災害や浸水被害が発生し、自治体は被害把握や救助活動に追われ、混乱した。

 

気象庁も、大雨特別警報を異例の11府県について発表。

広域の住民に避難を促したが、逃げ遅れや避難中の被害が相次いだ。

「想定外」への備えが、改めて問われている。

 

「災害の範囲だけで言えば、2011年の東日本大震災級の規模だ」。

京都大防災研究所の松四雄騎准教授(山地災害環境学)は、今回の豪雨をこう評価した。

 

大雨による洪水や土砂崩れが重なった複合災害は、複数の府県で同時多発的に起こり、広域災害への対応の難しさを浮き彫りにした。

 

14年に土砂災害で死者77人が出た広島市の担当者は、「これほど広範囲で同時に多発する災害は経験がない」と、悲鳴を上げた。

 

4年前の被害は同市安佐南区、安佐北区に集中したが、今回は死者・安否不明者が全8区ある行政区のうち4区にまたがったため、けが人や被害の情報を把握するだけでも困難を極めたからだ。

 

広島県危機管理課の桑原参事は、「4年前の土砂災害は、主に広島市だけに応援職員を派遣すればよかったが、今回は違った。情報整理のあり方も含め、検証しなければならない」と話した。

 

一方、岡山県倉敷市真備町地区では小田川の堤防が決壊し、過去最大規模の浸水が生じたほか、同地区以外でも河川の氾濫や土砂崩れがあり、自衛隊の派遣要請が相次いだ。

 

愛媛県宇和島市では、吉田町を中心に無数の土砂崩れが発生。

山間部の道路が寸断され、土砂崩れに巻き込まれた被害者の救出も難航。

被害調査すら進まず、9日になっても全体像がつかめない状況は、岡山、愛媛両県で共通する。

 

松四准教授は、阪神大震災(1995年)や東日本大震災を機に、自然災害のうち地震対策に重点を置いてきたことを挙げ、「広域に降る豪雨対策への遅れがある」と分析。

「今回の豪雨を機に、住民に具体的にリスクを伝える仕組みを作るべきだ」と呼び掛けている。

 

静岡大の牛山素行教授(災害情報学)も、「今回のような前線による大雨は、危機感を持って構えにくいのが現実だ」と指摘。

「広域に被害を出す大雨があると、もっと認識すべきだ」と訴える。

 

 

【特別警報、異例の予告】

 

今回の豪雨では、気象庁の黒良・主任予報官が6日午前の記者会見で、事前に「大雨特別警報を発表する可能性」に言及した。

前日の5日にも会見で、記録的な大雨への注意を呼び掛けていた。

 

同庁が台風以外で事前に警戒を呼び掛けることはあまりなく、特別警報の発表の可能性に触れるのも異例だ。

しかし、結果的に、死者は100人を超えた。

 

特別警報は、数10年に1度レベルの大災害の恐れがある場合、最大限の警戒を呼び掛けるもの。

 

大雨では、一定の範囲で3時間あるいは48時間の雨量と、土壌にたまった雨量(土壌雨量指数)がいずれも50年に1度の値を超えて、今後も降雨が続くと判断した際に発表される。

 

今回は6日午後5時過ぎ、福岡など九州北部3県に出したのを皮切りに、8日朝までに中国、近畿、東海、四国の計11府県について発表した。

 

「前線が停滞し、記録的な大雨になることが分かっていたから」で、降雨量や土壌雨量指数が基準に達する前に発表した府県もある。

 

一方、人的被害が大きかった愛媛県は、7日午前7時半には、3時間雨量などが基準に達していた。

この時点で、特別警報の発表を検討したが、大雨をもたらした雨雲が東に抜ける見通しがあり、見送った。

 

その後、突発的に発生した積乱雲が短時間で大雨を降らせ、結局、特別警報を発表したのは8日午前5時50分。

同庁は、「特別警報の判断は妥当だった。突発的な積乱雲は予想できない」と説明する。

ただ、7日午前には県南部を流れる肱(ひじ)川は氾濫していた。

 

牛山教授は、「特別警報は、『どうにかして逃げて』と最後に背中を押す手段で、発表には慎重を期さなければならない。愛媛のケースも、特別警報が出る前に大雨警報や土砂災害警戒情報などがしっかりと出ていた」との見解を示す。

 

その上で、「特別警報を待って避難行動を取るのでは遅い」とも指摘した。

 

また、1時間に100ミリ前後の猛烈な雨が降ったとみられる際に出される「記録的短時間大雨情報」は、被害の大きい広島、岡山両県には出ていなかった。

 

西日本から東日本の広い範囲で数日間にわたって降り続けたのが、今回の特徴だ。

雨が土壌に蓄積されたり河川に流れ込んだりして、各地で土砂災害や河川の増水・氾濫をもたらした。

 

出典

西日本豪雨(その1) 「想定外」の被害拡大 同時多発で混乱』

https://mainichi.jp/articles/20180710/ddm/003/040/105000c 

 

 

7131146分に朝日新聞からは、13日時点で死者は204人にのぼったという、下記趣旨でネット配信されていた。

 

西日本を中心とする豪雨災害は13日、大雨特別警報が最初に出た6日から、1週間を迎えた。

広島県と愛媛県では、なお2000人が孤立状態とみられている。

死者が200人を超える中、行方不明者の捜索が続く。

 

警察庁の13日午前4時45分時点のまとめでは、心肺停止で発見され、その後に死亡が確認された人を含めて、死者は204人。

朝日新聞がまとめた13日午後1時時点の行方不明や連絡を取れない人は、少なくとも62人にのぼる。

 

今回の災害では、土砂崩れが広域的に発生。

道路が寸断されて、孤立状態になる地域が相次いだ。

 

・・・・・

 

自治体の集計では、孤立状態が「解消」とされても、車が通行できずに不便な生活が続く集落もある。

 

・・・・・

 

2014年の内閣府の調査では、災害時に孤立状態になるおそれがあるとされた集落は、全国に約1万9000にのぼる。

 

出典

204人死亡、2千人なお孤立状態 西日本豪雨1週間

https://www.asahi.com/articles/ASL7F32RML7FPTIL006.html 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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