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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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201710231739分にNHK神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

1023124分に神奈川新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

23日午前5時40分ごろ、横浜市旭区の二俣川駅の手前を走っていた相鉄線の各駅停車の車内で煙が出て、20代と30代の女性、40代の男性の乗客3人が煙を吸い込んで病院に搬送された。


煙が出たのは2両目の天井部分にあるエアコンの吹き出し口とみられ、消防が詳しく調べたところ、車内の蛍光灯の配線の一部が焦げ、吹き出し口にすすが付着していたことが消防への取材で分かった。


2両目の屋根には長さ10cm程度の細長い穴が開いていて、当時ホームにいた駅員が「パンタグラフ付近から火花が出ていた」と話しているという。

 

走行中に車内天井のエアコン吹出口と蛍光灯から火花が散ったのを目撃した乗客もいたという。


相鉄線は同じ時間帯に停電が起き、およそ3時間にわたって運転を見合わせた。
消防や警察などは、停電との関連がないか詳しく調べている。

 

電車は二俣川駅の手前で停止し、乗客は歩いて同駅に向かった。

 

出典

相鉄線から煙 蛍光灯に焦げた跡

http://www.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20171023/1050000575.html

『相鉄線の車両から煙、乗客3人搬送』

https://www.kanaloco.jp/article/286108

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

走行中の電車の天井から火花が出る事故は、過去にも起きている。

 

2014319日掲載

2014312日 愛知県名古屋市の名鉄名古屋本線で走行中の電車の天井から火花が出て下にいた乗客が軽いやけど、空調装置のアース線に過電流が流れアース線が溶損していた

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3750/

 

2011618日掲載

2011617日 西鉄大牟田線で走行中の電車の天井から火花、女児重傷 (修正3)

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/478/

 

 

 

 

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20171023132分にNHK福岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

10222244分にNHK福岡からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

22日午後5時前、福岡市東区千早の7階建ての病院の建設現場で、高さ30m、幅60mの作業用の足場が崩れ、近くを歩いていた福岡県須恵町の男性(63)が下敷きになり、死亡した。

 

警察は、台風による強風で足場が崩れた可能性があるとみて現場検証を行い、当時の状況を詳しく調べている。


警察によると、目撃者の話では、男性は大きな音に気づいて逃げようとしたものの、間に合わなかったという。


また、工事を請け負っている建設会社によると、通常、日曜日は作業は行われていないという。


気象台によると、福岡市では22日午後5時ごろ、22.1mの最大瞬間風速を観測するなど、台風の影響で強い風が吹いていたという。


警察は関係者から話を聞いて、工事の安全管理に問題がなかったか、捜査を進めることにしている。


今回の事故について、工事を請け負っている「安藤ハザマ」九州支店は、「痛ましい事故が起きてしまい残念です。謹んでお悔やみを申し上げます。現段階では事実確認を行っているところで、現地での当局の調査を待って原因究明にあたりたい」と話している。

 

現場は、JR千早駅から西におよそ500m離れた、国道3号線の近く。

 

出典

足場崩落事故 台風の影響か

http://www.nhk.or.jp/fukuoka-news/20171023/5051061.html 

工事中足場崩れ 男性死亡

http://www.nhk.or.jp/fukuoka-news/20171022/5024691.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

映像によれば、重量鉄骨の枠組みができた建物の全面に防塵シートで覆われた足場が設置されており、その一面全てが倒壊していた。

 

 

 

(2018年9月27日 修正1 ;追記)

 

20189251215分に産経新聞westから、下請けから台風対策の相談があったが、現場責任者は台風がそれたという情報があったため応じなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

福岡県警は25日、安全対策を怠ったとして、業務上過失致死容疑で、工事元請けのゼネコン安藤ハザマ(東京)の責任者の男性2人を書類送検した。

 

県警によると、2人は普段現場を見ていた男性(54)と、事故前日に代行をしていた男性(49)。

いずれも、「台風がそれたとの情報があったため、情報収集を怠って適切な措置をしなかった」と、容疑を認めているという。

 

・・・・・

 

書類送検容疑は、台風の進路を予測できたのに、シートを外して風の通りを良くするなどの安全対策を怠り、近くを歩いていた福岡県須恵町の無職男性を死亡させた疑い。

 

県警によると、足場を組んだ下請け会社は、事故前日に、責任者らにシートの扱いについて相談していたという。

 

当日は建設作業はなく、責任者ら関係者は現場にいなかった。

 

出典

『福岡の足場倒壊死亡事故、元請け・安藤ハザマの責任者2人書類送検』

http://www.sankei.com/west/news/180925/wst1809250048-n1.html 

 

 

9251328分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

書類送検容疑は昨年10月22日午後4時50分ごろ、九州北部に台風21号が接近していたにもかかわらず、地上7階建ての病院建設工事で組まれた鉄製の足場(高さ約30m、横幅約70m、重さ約60トン)を覆うシートをはがす安全対策を怠り、シートが暴風にあおられて足場が倒壊し、下敷きとなった通行人男性を窒息死させたとしている。

 

県警によると、2人は前日と当日の現場責任者。

いずれも、「台風がそれたとの情報があり、適切な措置を怠った」と、容疑を認めているという。

 

足場を組んだ下請け業者は、2人の指示を受けて働いていたため、刑事責任は問えないと判断した。

 

出典

『福岡足場倒壊死 安藤ハザマの現場責任者2人を書類送検』

https://mainichi.jp/articles/20180925/k00/00e/040/215000c 

 

 

9251325分にNHK福岡からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察が捜査を進めた結果、元請けのゼネコン、「安藤ハザマ九州支店」の現場監督2人が、下請け会社から「台風で足場が崩れる危険性がある」と指摘されながら、風の影響を減らすための対策を取っていなかったことが分かったという。

 

2人は警察の調べに対し、「台風がそれたという情報を受け、対策を取らなかった」などと容疑を認めているという。

 

出典

足場崩落で現場監督2人書類送検

https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20180925/0002338.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

台風がそれたという情報の中身が気になり、調べてみた。

 

以下は、事故の2日前、10201123分に琉球新報に掲載されていた記事中の進路予想図。(気象庁HPから転載、102060分時点の予想進路。)

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-596657.html#prettyPhoto

 

 

当該図によれば事故当日、確かに、福岡からは、かなりそれる予報となっている。

※実際、その後は、当該予想図よりもさらに東寄りのコースを進んだ。

http://www.jma.go.jp/jma/press/1710/22a/kaisetsu2017102214.pdf

ということは、毎日新聞の「九州北部に台風21号が接近していたにもかかわらず」という記述は、誤報の可能性がある

 

しかしながら風や雨は、台風から数100km離れた場所でも、台風の影響を受けて強まることがある。

その点、どのように考えていたのだろうか?

 

産経新聞westの記事に「情報収集を怠って」とあるのは、風の情報収集を怠って、ということだろうか?

 

 

 

 

 

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20171022215分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

22日午前2時50分ごろ、山口県周南市の笠戸湾内で、小舟に乗っていた長崎県新上五島町の機関士の男性(70)が船舶から投げられたロープをつかむため海に飛び込み、行方不明になった。

 

徳山海保が巡視艇などで捜索.

現場から南西に約3.3kmの浜辺で見つかったが、死亡が確認された。

 

同海保によると、男性は長崎海事工業所有の船舶第8丸喜丸(295トン)の乗組員。

同僚3人と買い出しを終え、小舟で帰船しようとした際にエンジンが不調になった。

 

本船からロープを投げてもらったが届かず、男性はロープを取ろうと海に飛び込み、姿が見えなくなった。

 

当時、台風21号と低気圧のため風雨が強く、波の高さは約50cmあった。

 

出典

『行方不明の機関士、死亡 救助ロープつかむため海に飛び込み』

http://www.sankei.com/west/news/171022/wst1710220068-n1.html 

 

 

 

 

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20171021日付で東京新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

群馬、埼玉両県の系列総菜店の総菜を食べた人が腸管出血性大腸菌O157に感染し、都内の女児(3つ)が死亡した食中毒をめぐり、群馬県は20日、調理された食品を不特定多数の客が取り分ける露出陳列形式の総菜店を対象に、独自の衛生管理指針を策定した。

 

客が総菜の取り分けに使う器具「トング」などの取り扱いや、食品の陳列時間と温度管理の具体的な基準を示し、事業者に周知を図る。

 

県によると、同様の指針は全国的に珍しいという。

この日開かれた県食品安全県民会議で、学識経験者や生産・流通関係者、消費者団体代表らの意見を聞いた上で、正式に決めた。

 

女児が死亡するなどした食中毒では、調理後の店内で菌が付着した二次汚染の可能性が指摘されている。

 

指針では、防止対策として、トングなどの器具の品目ごとの使い分けや適切な交換、使い方の明示などを規定。

利用客の手指の洗浄の奨励や、消毒液を備えた手洗い設備の設置などを定めた。

 

陳列場所の室温や食品の温度管理についても具体的な数値を示して指導し、陳列時間も原則、調理後4時間を限度とするなど、基準を明確化した。

 

こうした対策が適切に行われるよう、温度確認やトング交換などの点検事項の記録と保管、施設に適した衛生管理マニュアルの作成も求めている。

 

県は総菜販売店に指針を通知し、再発防止につなげる。

ビュッフェやバイキング形式の外食店は直接の対象としないが、県は「衛生管理の参考にしてほしい」としている。

 

女児の死亡を受け、県は中核市の前橋、高崎両市の保健所関係者らと連携して策定作業を進めていた。

 

出典

衛生管理指針を策定 総菜店の食中毒で県 陳列時間など示す

http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/list/201710/CK2017102102000189.html

 

 

1021日付で毎日新聞群馬版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

群馬、埼玉両県の総菜店「でりしゃす」系列店で購入したポテトサラダなどを食べた人が病原性大腸菌O157に感染した問題を受けて、県は20日、客がトングを使って取り分ける販売形態の総菜店を対象に、県独自の衛生管理指針を策定した。

 

事業主にトングの交換頻度を決めるよう求め、食品の陳列は調理後4時間を限度とする--などの内容。

ただ、強制力はなく、事業主の自主的な取り組みに委ねられる。

 

県は、この問題を受け、

(1)利用客による2次汚染

(2)陳列場所の不適切な温度管理による微生物増殖

(3)長時間の陳列による微生物増殖

という観点から対策を検討してきた。

 

指針は、

▽店舗の出入り口に消毒液を備える

▽トングの交換頻度と洗浄消毒方法をマニュアルで定める

▽食品の陳列は原則、調理後4時間を限度とする

などを求めた。

 

このほか、

▽温度管理やトング交換など衛生管理の点検事項を記録・検証

▽従業員の健康チェックを毎日実施し記録

なども盛り込んだ。

 

県食品・生活衛生課の中村課長は、「指針に強制力はないが、再発リスクが低くなる」と話している。

 

県によると、総菜販売許可を得ているのは661店。

週明けから指針を配布する。

 

今後、監視指導などの際に、指針の実施状況を確認するという。

   

 

県は、20日に「食中毒と感染症」をテーマにした食品安全県民会議を開き、この指針について学識者や流通関係者らの意見を聞いた。

 

事業主には、実務的な負担の増加が予想される。

ベイシア品質・鮮度向上SV部の石井部長は、「中小の小売りには負担が大きい。どこまでできるのか」と実効性に懸念を示した。

 

東洋大食環境科学科の佐藤順教授は、「指針の策定は画期的で、食中毒を減らすために有効」とした上で、「トングによる汚染は二次的。直接の原因が判明し、その対策を盛り込めたら良かったのだが……」と話した。

 

出典

『O157 食中毒問題 県が衛生管理指針 強制力なく業者に委ね』

https://mainichi.jp/articles/20171021/ddl/k10/040/276000c 

 

 

102160分に上毛新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

トングの交換や消毒の徹底のほか、サラダなど未加熱食品は10℃以下を保ち、商品を並べるのは調理後4時間までとすることなどを盛り込んだ。

 

指針を参考に店ごとにマニュアルを作り、従業員に周知徹底するよう求めている。


指針は県内に約660店ある総菜店を対象に配布予定で、バイキング形式の飲食店は対象外。

違反した場合の罰則はない。

 

同日開かれた県食品安全県民会議で原案が示され、委員が了承した。

会議終了後、民間の委員の一人は、「商品の回転を考え少量ずつ作る必要がある。厳しい内容だが、お客さまの安全が第一」と理解を示した。

 

出典

『トング交換や消毒徹底 独自の衛生管理指針策定 県』

http://www.jomo-news.co.jp/ns/5615085139906488/news.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇10月20日付で群馬県から下記の文書が公表されていた。

「そうざい販売店(露出陳列)の衛生管理指針」の策定について

http://www.pref.gunma.jp/05/by01_00030.html

 

〇中毒事故の概要については下記記事がよくまとまっている。

2017然月21170分 東京スポーツ)

O157食中毒事件の惣菜店「閉店」〝菌の温床〟スマホ感染の危険性

https://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/772843/ 

 

 

 

 

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201710201951分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

小学館は20日、6月23日に出版した図鑑「小学館の図鑑NEO きのこ」で紹介した毒きのこの「ヒョウモンクロシメジ」の説明で、食べると下痢や嘔吐を引き起こすにもかかわらず、誤って「食用」と記載していたとして回収すると発表した。

 

編集部が監修者からの修正指示を見落としていたことが原因で、20日に読者から指摘があり発覚した。

 

5万部が発行され、すでに約1万6000部が販売されたが、これまでに誤記載による健康被害は報告されていないという。

 

同社によると、誤記載があったのは同書の25ページ左下の説明文で、「毒」と記載すべきところを「食用」としていた。


ヒョウモンクロシメジは少量でも食べると、下痢や吐き気、嘔吐などの胃腸系の中毒症状が出るという。

 

同社は、「多大なご心配とご迷惑をおかけして深くお詫びする。もしヒョウモンクロシメジを発見した場合には、決して召し上がらないよう注意してほしい」と謝罪した。

購入者には、正しく記載された本に交換するとしている。

 

出典

『小学館、図鑑で毒きのこを「食用」と誤記載・回収 食べると下痢や嘔吐』

http://www.sankei.com/affairs/news/171020/afr1710200032-n1.html 

 

 

10202031分に時事通信からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

小学館は20日、6月に発売した「小学館の図鑑NEO きのこ」で、毒きのこの「ヒョウモンクロシメジ」を、誤って「食用」と記載していたと発表した。

健康被害は報告されていないという。


日本きのこセンター菌蕈(きんじん)研究所(鳥取市)によると、ヒョウモンクロシメジは秋の雑木林に生え、食べると30分~3時間後に腹痛や嘔吐、下痢などの症状が表れる。


小学館によると、編集の過程で転記ミスがあり、監修者からの修正指示も担当編集部が見落としていた。

 

今後は編集体制を強化し、再発防止に努める。
購入者からは送料着払いで回収し、後日訂正した図鑑を返送する。

 

出典

毒きのこを食用と誤記=「小学館の図鑑NEO きのこ」

https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102001176&g=soc 

 

 

 

 

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20171020749分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

奈良県生駒市上下水道部は19日、本来は浄水場を経由するはずの井戸水が、約2年にわたって、直接、同市辻町のマンションに配水されていたと発表した。

18日の水道工事で発覚した。

 

同部によると、平成27年9月にマンションで給水装置の工事を行った際、給水管を、誤って井戸水を浄水場に送る「導水管」に接続。

これ以降、計26世帯(現在は21戸に21人が入居)に配水されたという。

 

井戸水からは基準値を超える一般細菌や鉄、マンガンなどが検出されたが、住民の健康被害は確認されていない。

同部は今後、住民に経緯を説明し、健康診断の受診を呼びかける方針。

 

出典

『水道管を誤接続したまま2年…マンション26世帯に井戸水 奈良・生駒』

http://www.sankei.com/west/news/171020/wst1710200012-n1.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

最近、上水道への誤接続事例がしばしば報じられており、本ブログでも何件か紹介している。

 

 

 

(2017年12月4日 修正1 ;追記)

 

201711301200分に産経新聞westから、下記趣旨の詳細な情報がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

マンションで2年余りにわたり水道水として使われていた水は、実は浄水されていない井戸水だった。

そんなとんでもない事態が、大阪にほど近いベッドタウン、奈良県生駒市の単身用の賃貸ワンルームマンションで起きていた。

 

原因は業者の配管工事のミスで、市によると、水から大腸菌やピロリ菌こそ検出されなかったものの、国の基準値を上回る一般細菌などが検出された。

 

入居の26世帯は井戸水と気づかず、飲んでいた住民もいたが、今のところ健康被害は確認されていない。

 

市は事態を公表し、復旧工事も行ったが、水道料金の返還や補償は考えていないといい、住民らは事実上“泣き寝入り”の状態だ。

 

 

【えっ、水が出ない】

 

当該マンションは、近鉄東生駒駅から徒歩数分の場所にある。

平成5年に完成した3階建ての建物で、主に大学生や単身赴任者が住んでいる。

 

配管ミスが発覚したきっかけは、住民からの通報だった。

今年10月18日、入居している男子大学生(20)が夕食後、皿を洗おうと台所の蛇口をひねったところ、水が出なかった。

 

管理会社からは、断水があるとは知らされていない。

つい先ほど、夕食をつくった際は何の異常もなかった。

おかしいと思いながらも、時間をおいては蛇口を何度もひねり、風呂場など他の蛇口も同様に試してみたが、水は出なかった。

 

そこで管理会社に連絡し、管理会社から連絡を受けた生駒市上下水道部の担当者がマンションへ。

だが、すっかり日が落ちた時間帯だっただけに、暗い水道管内を目視しただけでは原因が分からなかった。

 

担当者はひとまず、マンション内のメーターに浄水管を直接つなぐ応急処置で、水が出るようにした。

 

 

【単純な「施工ミス」】

 

翌19日午前、市が改めて水道管内を調査したところ、18日にマンション周辺で行った水道管の移設工事で、井戸水を浄水場に送るポンプを誤って停止させていたことが判明した。

 

前夜、マンションへの配水がストップしたのもこの工事が原因と分かり、その結果、マンションに浄水場を通していない(浄化されていない)井戸水を配水していた配管の施工ミスが明らかになった。

 

浄水場からの水は、通常、配水管から給水管を通って各家庭に供給される。

ところが、市が調べたところ、同マンションでは、本来なら配水管に接続しているはずの給水管が、誤って井戸水を浄水場に送る導水管に直結していたことが分かった。

 

市によると、同マンションでは、従来、浄水場から送られてきた水をいったん受水槽にためた上で、ポンプで各家庭に送り届ける「受水槽方式」を採用していた。

 

ところが平成27年9月、浄水場から送り出す水の圧力で建物に直接給水する「直結直圧方式」に変更。

その工事の際、市が委託した施工業者が管の接続を誤り、以後2年余りにわたり計26世帯に井戸水が配水されたという。

 

市上下水道部の作業マニュアルでは、導水管には300mm口径、配水管には200mm口径の管をそれぞれ使うと定めている。

だが、上下並列に配置されている配水管と導水管は、一見しただけでは見分けが付かず、細心の注意と確認を怠ったためにミスは起きたという。

 

 

【健康被害は「なし」】

 

市は、ただちに配管工事に着手するとともに、採水調査も実施した。

 

一般細菌の水質基準値は、水道法で「1mℓ当たり100個以下」と定められているが、マンションに供給されていた井戸水からは、これを上回る120個を検出。

「鉄及びその化合物」「マンガン及びその化合物」も、ともに基準値を上回った。

大腸菌やピロリ菌、その他の病原菌が検出されなかったのが、せめてもの救いだった。

 

市は、マンション住民に口頭と書面で経緯を説明し、健康診断の受診を呼びかけた。

これまで住民の健康被害は確認されていないという。

 

思わぬ災難が明らかになったが、住民の反応はどうか。

 

親に電話で事態を知らせたという女子大生(19)は、「ちょっとびっくりした。(水に)何か入っていたんじゃないかと思うと怖い」。

40代の会社員男性は、「正規の水道料金を払っていたのに…」と市への不満を口にしながらも、「健康面で被害は出ていないし、市に訴えたところでお金が返ってくるわけでもない」と諦めムードだ。

別の住人は、「水を飲んでも変な味はしなかった。面倒だから健康診断には行かない」と話す。

 

全体的に戸惑いはあるものの、大きな混乱はないようだった。

 

 

【さらなるトラブルも】

 

ところで、復旧工事で問題は解決されたかと思ったが、その後も住民を悩ます事態が続いた。

 

自営業男性(46)は、「工事が終わってから、たまに茶色い水が出る」と証言。

市に通報した先の男子大学生も、「ヤカンに水を入れるときに茶色い水が出ることがある。工事の前はなかったのに…。ちゃんとした水を提供してほしい」と憤る。

 

「茶色い水」の正体について、市上下水道部は「工事によって水が流れるようになり、配水管に付着していた鉄やマンガンが水に溶けて色が変わった」とし、「水道を使っていくうちに出なくなると思う。人体への悪影響はない」と説明。

水道料金の返還や賠償金の支払いは検討していないという。

 

単純な施工ミスが引き起こした一連の事態。

健康被害などはなかったとはいえ、市からは何の補償もなく、割り切れない思いでいる住民もいる。

 

出典

『水道から浄水されてない井戸水が…マンションの配管ミス2年間気づかず、26世帯住民の不幸』

http://www.sankei.com/west/news/171130/wst1711300001-n1.html 

 

 

 

 

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20171020630分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事が複数枚の写真付きでネット配信されていた。

 

これまでは「木造」を考えることすらしなかったであろうガソリンスタンドで、木材を扱う発注者自らが耐火木造化を推進したプロジェクトが現れた。

地方都市の再生を見据えた熱意と粘りが、全国で初めての事例を生んだ。

 

林業が盛んな大分県日田市で、地産材を計26.56m3使用した小規模な建物が、全国から注目を浴びている。

 

施工中の写真は、一見、住宅にも見える何の変哲もない建物だが、実は危険物を取り扱うセルフ式ガソリンスタンド(屋外営業用給油取扱所)「日田北サービスステーション」の事務所棟だ。


総務省消防庁によると、木造によるガソリンスタンドは全国で初めてとみられる。

 

日本木造住宅産業協会が大臣認定を取得している「メンブレン型」で1時間耐火の木造を実現した。

 

事務所棟は地上2階建てで、延べ面積は約128m2。

工費は、構造を鉄骨とした場合と同等程度で、約2000万円だ。

国道の拡幅に伴って全面改築し、2016年12月に開業した。

 

ガソリンスタンドに事務所棟のような建築物を計画する場合、壁や柱、床、梁、屋根を耐火構造または不燃材料でつくることや、建築物の窓及び出入り口に防火設備を設けることなどが求められる。

確認申請、消防同意に加えて、危険物取扱所の設置許可申請などの手続きが必要だ。

 

発注者は日田石油販売(日田市)。

同社の瀬戸社長は、日田木材協同組合の理事長でもある。

木造建築の可能性を示し、木材の需要を拡大したいという狙いもあった。

「ガソリンスタンド内の建築物は鉄骨造などが一般的だが、木材以外で建築されるのを残念に感じていた。木造でできないのだとしたら、その理由を知りたかった」と、瀬戸社長は当時の思いを説明する。

 

 

【理論武装で消防と協議】

 

「地元の流通材と地元の大工による施工でつくる」。

これが瀬戸社長の思い描く木造の条件だった。


関連する法規などを調べると同時に、社会人学生として在籍した東京大学時代の恩師である安藤直人・東大名誉教授に真っ先に相談した。

 

安藤名誉教授からの助言で桜設計集団の安井代表にも意見を聞き、メンブレン型を採用すれば、法規と技術の両面から条件を満たす耐火木造が実現できる目算が立った。

 

瀬戸社長は、これらを踏まえ、設計を担当した長澤設計(福岡市)の畑島設計課長とともに、地元の日田玖珠(くす)広域消防組合消防本部と協議を重ねた。

畑島設計課長は、並行して木住協の講習を受け、実施設計も進めていた。

 

協議を始めてから約3カ月後の2016年7月、最終的には消防本部を経由して消防庁に判断を仰ぎ、「違法性はない」との回答を得た。

同年12月の開業は決まっていたため、実施設計と施工は急ピッチで進めた。

 

設計は、木住協の講習で得たメンブレン型のマニュアルに沿って軸組み工法をベースに、床と壁、天井のそれぞれに21mm厚の強化石こうボードを二重張りにした。


軸組みは日田産のスギ材とヒノキ材を使っている。

しかし、木を石こうボードで完全に覆うため、完成すると木造であることは分からない。

 

事務所棟は、確認申請時に構造計算書の添付が義務付けられない建物だった。

だが、石こうボードによる荷重が大きくなることから、木造の構造設計を専門とするきいぷらん(日田市)と協業し、構造計算上も問題がないことを確認しながら設計を詰めた。

 

畑島設計課長は、これまで多くのガソリンスタンドの設計を手掛けた経験があるものの、耐火木造の建築物は、もちろん初めてだった。

「流通材を使用することが前提だったこともあり、鉄骨造のようにスパンが飛ばせない。そのため、柱の位置など構造設計とすり合わせながら進めた。防火区画の貫通部などの納まりにも苦労した」と打ち明ける。

 

2016年9月に着工し、既存の建物の解体や地下タンクの埋め戻し工事を経て、基礎工事が完了したのが2016年10月末。

建物の施工期間自体は1カ月余りだった。

建て方は2日も掛からず完了したものの、耐火構造に仕立てるための施工は、勝手が違った

 

 

【石こうボードは1000枚以上】

 

施工を担当した江藤工務店(日田市)の中野専務は、「使用した石こうボードは1000枚を超えていた。ボードは、1枚を1人で持ち上げるのがやっと。この規模の一般的な木造の現場であれば2人ほどの大工のところ、多いときで7人が入った。耐火被覆のための工程も多く、神経を使う現場でもあった」と笑う。

 

開業以来、建築やエネルギー、林業の関係者からの見学者が後を絶たず、延べ300人にも上るという。

 

瀬戸社長は、「今回は、他店とのデザインの統一性を考慮する必要があったため、木造らしさを残すことは難しかった。今後、木造建築の可能性を広げるためには、設計側から積極的に提案がほしい」と期待を込める。

 

制約が厳しい用途での木造事例が生まれたことで、いつ誰もが非住宅の木造を求められてもおかしくない。

木造は、ついにここまで来た。

 

出典

耐火木造に挑んだ全国初のガソリンスタンド

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO17509720Z00C17A6000000/?n_cid=NMAIL005

 

 

 

 

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2017108日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。

第1報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7647/

 

 

(2017年10月26日 修正2 ;追記)

 

20171020426分に朝日新聞からは、効率最優先の姿勢が不正を招いたとの見方が強まっているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

・・・・・

 

4工場のうちの一つ、日産車体湘南工場では、指導的立場の従業員が無資格者に対し、「作業が遅れているからやってくれ」という内容の指示をしていたことがわかっている。

 

19日に新たに判明した3工場では、国交省に届け出が必要な工場の生産ラインを勝手に変更していたことも判明した。

 

法令軽視の姿勢は根深い。

 

不正が起きたラインでは、完成検査とは別に、日産独自の商品検査も実施している。

独自検査は商品の競争力に直結する「1丁目1番地」。

そこで働く従業員の資格が混乱したままで、ずさんな検査が横行していたことになり、商品の信頼性にも傷がつきかねない。

 

国交省や日産社内でも、人手不足にもかかわらず生産拡大を続け、効率を最優先してきた日産の姿勢が不正を招いたとの見方が強まっている。

 

完成検査の陣容は、他社と比べても手薄だった。

国交省幹部は、「現場の問題ではなく、そういう組織にした側の問題。トップに再発防止を成し遂げる能力がないことが、ある意味、証明された」と指摘する。

 

日産会長のカルロス・ゴーン氏は、「世界一になる」ことを悲願とし、昨年、燃費不正問題で苦境に陥った三菱自動車に出資。

2017年上半期の世界販売では、日産三菱・ルノー連合として、2位の独フォルクスワーゲンや3位のトヨタ自動車を抜き、首位に立った。

 

今年4月から社長に就いた西川氏は、生産拡大路線を進めたゴーン氏の忠実な継承者と目されている。

不正は長期にわたって続けられていたとみられ、この間、長く社長を務め、企業統治に責任を負うゴーン氏の責任も問われる。

西川氏はその点について、「(ゴーン氏に)報告はしているが、まだ十分に申し上げられない」と述べるにとどめた。

 

・・・・・

 

日産は国内での生産台数は全体の2割に満たない。

ただ、ノートのHVやリーフをつくる追浜工場は、海外工場を指導する拠点として、本拠地の横浜市近くに残したマザー工場だ。

そこで西川氏の謝罪後も不正が続いたことで、世界的な生産体制への信頼も揺らぐ。

 

・・・・・

 

出典

日産「現場の不手際」苦しい釈明 「法令軽視」浮き彫り

http://digital.asahi.com/articles/ASKBM63B2KBMULFA034.html?rm=932 

 

 

1020650分にNHK神奈川からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

少なくとも20年近く前から不適切な検査が行われていたことが、日産の社内調査で新たにわかった。

 

出典

日産不適切検査20年近く前から

http://www.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20171020/1050000386.html

 

 

 

(2017年11月14日 修正3 ;追記)

 

201711850分に朝日新聞からは、背景に人手不足があったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

日産の無資格検査問題で、第三者調査の全容がわかった。

 

近年の生産拡大に伴うシフト改編や、団塊世代の退職などで各工場の検査員が不足したのに、有効な手段を講じなかった実態が判明。

工場に何人の有資格者がいるのかすら把握しないなど、経営陣の検査に対する意識の薄さが、現場の規範意識を鈍らせた疑いも浮かんだ。

 

日産は近く、この調査結果などをもとに改善に向けた報告書をまとめ、国交省に提出する。

 

調査によると、無資格者による検査は、1980年代から続いていたとの証言がある一方、近年、生産拡大に伴って検査員が不足したことが無資格検査の原因・背景になっているとの証言が多かった。

 

国内向け生産が多い追浜工場には、2016年秋、国内生産拡大を目指す社の方針のもと、主力車種「ノート」の生産が移管された。

昼だけだった生産体制が昼夜の2交代制になり、検査員が不足した。

工場にとっては活気を取り戻す好機で、人員不足を理由に移管を断れない状況だったという。

 

その後、無資格の従業員を検査に従事させることが増え、有資格者しか押せないはずの検査印は「予備印」を購入するなどして、無資格者に貸し出していた。

 

日産車体湘南工場でも、今年9月の2交代制導入が人手不足の原因とする証言が多く、「『コストがかかるから人を減らせ』と会社は言う。それで無理をしてしまった」と話す従業員もいた。

 

ほかの工場では、団塊世代の退職が人手不足の理由に挙がった。

「上層部が検査員の仕事を理解していない」との声も出た。

 

完成検査は国に代わって行う重大な責務にもかかわらず、経営陣が適切な人員配置に目配りしてこなかった点も調査で明らかになった。

 

このほか、多くの工場で、国の監査日だけ無資格者を検査業務から外すなど、適正を装う工作をしていたことも発覚した。

 

また、正規の検査員の試験でも不正が横行。

試験官が問題を事前に漏洩した、答えを見せてもらいながら解いた、問題と解答が一緒に配られた、試験官が解答を置いたまま退席した、といった証言もあった。

 

日産は、一連の不正により全6工場で国内向けの生産を停止していたが、検査体制が改善したとして、京都の工場を除く5工場で7日、約半月ぶりに生産を再開した。

ただ、生産ペースは以前より大幅に落ちているという。

 

出典

日産の検査不正、背景に人手不足 上からは「人減らせ」

http://digital.asahi.com/articles/ASKC75JPNKC7UTIL04P.html?rm=606 

 

 

 

 

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20171015日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。

第1報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7670/

 

 

(2017年10月26日 修正2 ;追記)

 

20171020215分に日本経済新聞から、発注仕様を満たしていない製品の取り扱いに関する商習慣などの解説的記事が、下記趣旨でネット配信されていた。

 

トヨタ自動車などが19日、相次いで自動車の安全性を確認したと発表した。

 

・・・・・

 

今回、自動車各社が安全と宣言できたのは、もともと契約していた品質が「社内基準を上回る水準で、余裕を持たせている」(トヨタ幹部)からだ。

オーバースペック(過剰品質)となり、高コストになりがちだが、こうしたリスクに対応できる利点がある。

 

ただ、一般の消費者にとっては、この差はわかりにくい。

さらに、基準が複数あることに加えて、どの程度の乖離があったのかもはっきりしないため、いくら安全と宣言されても、不安がくすぶっているのが実情だろう。

 

そのなかで、JR東海は19日、神鋼製アルミ部材を使った新幹線の一部部品の強度が、JR東海が求める日本工業規格(JIS)の基準の強度を最大3%下回っていたことを明らかにした。

 

JR東海は、部品調達の仕様として、JIS基準そのものではないが、同程度の強度を求めている。

JIS基準の強度は、実際に新幹線部品にかかる力をはるかに上回る強度を持っているため、柘植社長は「安全上、問題がないことを確認している」とした。

 

神鋼への不信が拭えないのは、商慣行を悪用していたことにもある。

 

製造業ではもともと、顧客と契約した品質・規格に満たない製品が、工場で一定割合、発生してしまう。

しかし、全ての製品を廃棄するわけではない。

 

部品メーカーといった顧客が納期を優先したい場合など、あらかじめ両社で定めた規格を下回っていても、強度や耐久性に問題がなければ、材料を購入する。

不適合品でも顧客の了承を得たうえで購入してもらう「特別採用(トクサイ)」と呼ばれる制度で、JISにも定められている。

 

だが、神鋼はこれを悪用し、顧客の了承なしに契約を下回る品質の製品を出荷。

現場の独自の判断で品質の合格証を改ざん、顧客には品質を満たした正規の適合品と偽っていた。

 

ただ、一方で「顧客側も、製品自体の性能に問題はないとして取引していた」(業界関係者)と指摘する声もある。

 

神鋼の元社員によると、「トクサイ」の悪用は数10年前から組織ぐるみで繰り返されていたという。

当時の工場長や品質保証の担当者も関与していた可能性があり、神鋼は遡って調査を進めている。

 

・・・・・

 

国際標準化機構(ISO)認証の関連団体、公益財団法人「日本適合性認定協会」(JAB)は、11日付で、規格を認証する民間の審査機関に対して、神鋼の一連の問題の事情を確認するよう要請した。

 

出典

神鋼改ざん 拭えぬ不信 不適合品の「特採」悪用

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22466960Z11C17A0EA1000/?n_cid=NMAIL005

 

 

 

(2017年11月14日 修正3 ;追記)

 

201711101837分にNHK関西から、社内調査結果が公表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

神戸製鋼は、一連の検査データの改ざん問題について、会社の収益重視や、納期優先の姿勢が不正につながったとする社内調査の結果を公表した。

 

報告書によると、一連の不正について、「工場で起きているこれほどの事態を経営が問題として取り上げ、対応できていなかったこと自体が大きな問題だ」としたうえで、経営陣が収益重視の評価を推し進め、現場の実態を把握しようとしなかったことが不正につながったとしている。


また、不正を引き起こした要因として、生産や納期を優先する風土のもと、検査が軽視され、顧客からクレームがない限り問題がないと考えるなど、品質への意識が低かったことをあげている。


さらに、不正が行われた範囲が売り上げの数パーセントの規模に達し、申告するのが難しくなったことや、異動が少なく閉鎖的な組織だったことが、長年、不正が続いた背景にあるとしている。


その上で、再発防止策として、試験検査データの記録を手書きではなく自動化することや、複数の社員が元のデータを確認するなどの仕組みを構築すること、それに本社に監査の新部署をつくるなどチェック機能を強化し、組織体制の強化を図ることを明らかにした。

 

出典

神鋼“収益・納期優先が不正に”

http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20171110/5604502.html 

 

 

1111日付で東洋経済からは、下記趣旨の解説記事がネット配信されていた。長文につき抜粋のみ転記する。

 

“生煮えの中間報告”――そんな印象の調査報告書だった。

 

・・・・・

 

報告書では改ざんに関し、以下の5項目が原因であると結論づけた。
1)収益評価に偏った経営と閉鎖的な組織風土
2)バランスを欠いた工場運営
3)不適切行為を招く不十分な品質管理手続き
4)契約に定められた仕様の順守に対する意識の低下
5)不十分な組織体制

 

原因の第一に挙げたのが、神戸製鋼所の特徴である「事業部制」からくる問題だ。

 

・・・・・

 

こうした問題を踏まえ、再発防止策として、「品質はコストや納期に優先する」という価値観を「品質憲章」として定めるほか、「品質ガバナンス再構築検討委員会」を新設する。

 

これまで事業部間での人事異動はほとんどなく、それが組織の硬直化につながっていたが、今後は、人事ローテーションも積極的に進める。

 

さらに、試験検査データの記録に関する自動化や、本社における品質監査の専門部も設置する。

 

・・・・・

 

本当に工場の現場だけに改ざんの責任を押し付けられるものなのか。

 

改ざんは少なくともおよそ10年前から存在したことを同社は認めている。

現役の役員や役員OBの多くが工場で働き、幹部を務めた経験がある。

彼らが改ざんにまったく関与しなかったのには、どうしても疑問がつきまとう。

 

・・・・・

 

出典

神戸製鋼の「調査報告書」では何も解決しない 責任は現場に押し付け、原因究明も不十分』

http://toyokeizai.net/articles/-/197101 

 

 

 

 

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20171022日付で毎日新聞群馬版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

20日午後5時半ごろ、渋川市北橘町真壁の地下にある取水トンネルで、清掃作業中の男性3人が意識もうろうの状態となり、救急搬送された。

うち1人が意識不明の重体。残り2人は軽症。

 

県警は、一酸化炭素中毒の可能性もあるとみて調べている。

 

県警によると、作業していたのは、沼田市の土木作業員のTさん(男性、68歳)と吉岡町の会社員の男性(50)、安中市の土木作業員の男性(73)の3人。

このうちTさんが意識不明の重体。

 

トンネルは地下6~7m。

ガソリンなどで動く発電機につながれた高圧洗浄機を使って、内壁を清掃していたという。

 

出典

『一酸化炭素中毒か トンネル清掃の3人を救急搬送 1人重体 渋川』

http://mainichi.jp/articles/20171022/ddl/k10/040/017000c 

 

 

10231034分に産経新聞からは、Tさんが死亡したなど、下記趣旨の下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

群馬県警は、23日までにTさん(68)が搬送先の病院で死亡したと明らかにした。

一酸化炭素(CO)中毒の疑いがあり、死因を詳しく調べる。

 

県警によると、Tさんは20日午後、トンネル内に発電機を置き、高圧洗浄機を使って清掃作業をしていた際に意識がもうろうとなり、搬送された。

一緒に作業をしていた男性2人も軽症。

 

出典

『トンネルで清掃中に重体、作業員の男性が死亡 群馬 一酸化炭素中毒か』

http://www.sankei.com/affairs/news/171023/afr1710230025-n1.html

 

 

 

(2018年3月24日 修正1 ;追記)

 

20183231917分にNHK群馬から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

去年10月、渋川市にある地下トンネルの中で、換気を十分しないままガソリンを燃料とする発電機を使い、清掃作業をしていた3人が一酸化炭素中毒になり、このうち当時68歳の男性が死亡した。


前橋労基署は、この事故を調べた結果、工事を請け負っていた吉岡町の建設会社の「I組」と現場の安全管理者の51歳の工事課長が作業員の健康被害を防止する措置をとらなかったとして、労安法違反の疑いで書類送検した。

 

出典

労災死亡事故で書類送検

https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20180323/1060001509.html 

 

 

324日付で朝日新聞群馬全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

前橋労基署によると、社員3人がエンジン式の高圧洗浄機を使って清掃作業をする際、自然換気が不十分なのに、換気などの安全対策を講じなかった疑いがある。

 

 

 

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20171020日付で毎日新聞熊本版から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。

1020日付で朝日新聞熊本全県版(聞蔵)から、10191921分にgooニュース(熊本放送)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

19日午後2時25分ごろ、御船町滝川の「M薬局」の駐車場兼作業場(木造2階建て)で爆発が起き、古い薬品を処分していた従業員の女性(58)が顔や腕などにやけどを負って病院に搬送された。

意識はあり、命に別状はないという。

 

建物に被害はなかった。

近くで爆発音を聞いた親戚が駆け付け、119番通報した。

 

警察などは、薬品が何らかの理由で爆発した可能性があるとみて調べている。

現場周辺は、有毒ガスの発生などを検査するため、通行が一時、規制された。

 

事故のあった作業場の裏に住む女性(75)は、「家でテレビを見ていたら『バーン』という大きな音が一度聞こえた。気になって薬局に行くと2階の窓から白い煙が上がっていた」と話した。

 

薬局から約120m離れた空き地で作業していた解体業の50代男性も、「『ドーン』という音が聞こえた。車の衝突事故と思った」と振り返った。

 

女性薬剤師は、粉末状の古い薬品を処分していたと見られている。

 

出典

『爆発 薬局の作業場で 薬品を処分、女性やけど 御船』

https://mainichi.jp/articles/20171020/ddl/k43/040/258000c 

御船町の薬局で爆発事故

https://news.goo.ne.jp/article/rkk/region/rkk-NS003201710191921150111.html 

 

 

 

(2017年11月19日 修正1 ;追記)

 

20171020日付の熊本日日新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。

 

作業場には、ガラスびんに入った数種類の薬品があったという。

 

 

 

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201710192236分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

19日午前9時25分ごろ、札幌市東区伏古3条2丁目の住宅から出火、約4時間後に鎮火した。

この火災で2階建て住宅が全焼。

この家に住む40代の男性が手に軽いけがをした。

 

同居する家族が「1階和室で布団の間にドライヤーを挟んで乾かしていたら火が出た」と話しているといい、警察が出火原因を調べている。

 

警察によると、出火当時、男性とその両親の計3人が家にいた。

両親にけがはなく、男性は飼い猫を逃がそうと玄関脇のガラス戸を左手で割った際にけがをしたという。

 

近所の女性は、「外で洗車をしていたら、すごい勢いで火と煙が出ていて火事に気づいた。慌てて避難した」と話していた。

 

出典

「布団をドライヤーで乾かしたら火が…」住宅が全焼

http://www.asahi.com/articles/ASKBM42W5KBMIIPE008.html 

 

 

 

 

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20171018215分にNHK岩手から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

10191639分に読売新聞から、1019日付で岩手日報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

ことし4月、遠野市で2歳の女の子が死亡した交通事故は、野焼きの煙が運転手の視界を妨げたのが原因の1つになったとして、市内に住む農家の男性を道路法違反の疑いで書類送検した。


書類送検されたのは遠野市に住む78歳の農家の男性で、ことし4月、道路側ののり面で雑草などを焼いて煙などで運転手の視界を妨げていたとして、道路法違反の疑いで書類送検された。


現場では、炎や煙を避けようとした乗用車が対向車線にはみ出し、前から来た乗用車と正面衝突して乗っていた2歳の女の子が死亡した。


警察によると、運転していた母親は「煙で前が見えず、避けようとして対向車線にはみ出した」と説明したということで、警察では、野焼きによる煙が事故の原因の1つとみている。

 

男性は、「道路に煙が流れていたことは認識していた。重大な結果(交通事故)になるとまでは思っていなかった」と話している。

 

出典

死亡事故の原因は野焼きの煙か

http://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/6044925091.html

『野焼きの煙、車の視界妨げ正面衝突2歳児死亡』

http://www.yomiuri.co.jp/national/20171018-OYT1T50140.html 

『野焼きの煙、運転妨げた疑い 遠野の事故、男性書類送

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20171019_3 

 

 

10182041分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

岩手県遠野市で4月、国道脇で野焼きをし通行車両の視界を妨げたとして、遠野署は18日、道路法違反の疑いで市内に住む農業の男性(78)を書類送検した。

 

現場付近で2歳の女児が死亡する衝突事故が発生しており、野焼きの煙が事故につながったと判断、起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。

 

送検容疑は、4月4日午後4時45分ごろ、遠野市土淵町栃内の国道340号の脇で草刈りした枯れ草を野焼きし、運転手の視界を妨げるなど、交通に支障を及ぼす恐れのある行為をした疑い。

 

この約10分後に事故が発生。

乗用車同士が正面衝突し、女児が死亡、運転していた2人も重傷を負った。

 

出典

野焼きで女児死亡事故誘発 道路法違反疑い、書類送検』

https://this.kiji.is/293339019268785249?c=39546741839462401

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

NHKの映像によると、現場は真ん中に黄色いセンターラインが引かれた、片側が田んぼ、片側にガードレールのある道路。

 

 

 

(2017年12月30日 修正1 ;追記)

 

201712272158分にNHK岩手から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

遠野簡易裁判所は、27日までに、この男性に対して罰金10万円の略式命令を出した。

 

出典

“野焼きの煙で事故”略式命令

http://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/6043984781.html

 

 

 

 

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201710181842分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

ことし5月、佐世保市の造船所で外国人技能実習生が勤務中にけがをした労災事故を報告しなかったとして、佐世保労基署は、佐世保市の造船会社と社長を労災を隠ぺいした労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、佐世保市大和町の造船会社、K工業と、この会社の70歳の社長。


同署によると、ことし5月、佐世保市の造船所で船を組み立てる作業をしていたフィリピン国籍の20代の外国人技能実習生の男性が、およそ3mの高さのところから転落し、足や腕に打撲などのけがをした。


労災事故が発生した場合、事業者は労基署長に遅滞なく報告するよう定められているが、K工業は1か月以上報告しなかったという。


実習生が、休業の手当てが受けられないと労基署に相談したことから,労災事故がわかったということで、同署は、労災を隠した労安法違反の疑いで、18日、佐世保区検察庁に書類送検した。


調べに対し、社長は容疑を認めているという。

 

出典

労災を隠したか造船所を書類送検

http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5034922621.html

 

 

 

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2017101830分に朝日新聞千葉版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

工事現場などでの労災事故を防ごうと、千葉市美浜区で17日、仮想現実(VR)を体験できる機器を活用した講習会があった。

建築現場や工場で働く約70人が参加した。

 

専用のゴーグルとヘッドホンを着け、30階建てのビルからの転落、金属の切断時に火花で目をけがする事故といったことを仮想体験して、安全策の重要性を学んだ。

 

機器は視覚だけでなく、風音や足場の不安定な感覚も再現し、参加者が思わず叫び声を上げる場面も。

恐怖から途中でリタイアする人もいた。

 

習志野市の食品会社で働くKさん(男性、55歳)は、「危険性がよくわかった。日頃から注意したい」と話した。

 

人形を使った実験もあり、5mの高さから落ちた人を受け止めた網がどれくらいたわむかを確認した。

 

束にした電気コードが熱を帯び、火災の危険があることも実物で試した。

 

講習会は「あんしん財団」(東京都新宿区)が、電気機器メーカーの明電舎(東京都品川区)と協力して開催した。

明電舎は普段から、企業向けに講習会を開いている。
問い合わせは同社(03・6420・8540)へ。

 

出典

千葉)労災事故防ぐため VRで転落事故体験 千葉市

http://digital.asahi.com/articles/ASKBK4FQ3KBKUDCB004.html?rm=353

 

 

10171332分にNHK千葉からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

VR=バーチャルリアリティーの技術を使って、高層ビルからの転落事故を疑似体験して労災事故の防止に役立てる研修会が、千葉市で開かれた。


研修会は、労災事故の防止に取り組む財団法人が開き、東京や千葉県内の建設会社やコンサルティング会社などから30人あまりが参加した。


バーチャルリアリティーの技術を使って高層ビルからの転落事故を疑似体験するブースでは、専用のゴーグルをつけて歩くと足場から足を踏み外してしまう状況を、現実さながらの映像を見ながら体験することができる。
中には、思わず声を出してしまう参加者もいた。


厚労省によると、去年1年間に全国で労災で亡くなった人は928人にのぼっていて、このうち墜落や転落による事故で亡くなった人は232人と、最も多くなっている。


東京のエネルギーのコンサルティング会社で働く40代の女性は、「思った以上にリアルで本当に怖かった。改めて命綱の大切さを感じました」と話していた。


同じ会社の50代の管理職の男性は、「高い所にはよく行きますが、落ちることを前提に安全対策をしなければならないと実感しました」と話していた。

 

出典

VRで労災事故を疑似体験

http://www.nhk.or.jp/lnews/chiba/20171017/1080000371.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

NHKの映像を見ると、ゴーグルを装着した被験者が、地面に置かれた足場板の上を歩くなどしていた。

報道された内容と合わせ考えると、かなりリアルな疑似体験ができるのかもしれない。

 

 

 

 

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201710192232分に山陽新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。

 

18日夜、津山市坪井上の中国自動車道上り線で起きた大型トレーラーと軽乗用車が絡む事故で、2台が路上に落ちていたタイヤに相次ぎ乗り上げたことが原因だったことが、19日、警察の調べで分かった。

 

先に乗り上げた軽乗用車は追い越し車線で停車し、乗っていた親子2人が路肩付近に避難していた際、横転した後続のトレーラーにはねられて死亡した。


警察によると、死亡したのは歯科技工士のNさん(女性、49歳)=広島市=と、長女で大学生の亜美さん(21)=岡山市。

トレーラーの運転手男性(47)=真庭市=も軽傷を負った。


トレーラーの男性は、「タイヤをよけようとしたが、制御不能になった」と話しており、自動車運転処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聴いている。


県警によると、軽乗用車は18日午後8時すぎ、追い越し車線に落ちていたタイヤに乗り上げて自力走行ができなくなり、親子は路肩へ避難。

直後に亜美さんから110番があり、通話中に電話が途切れた。

その際、横転した後続のトレーラーにはねられたとみられる。


トレーラーの積み荷の石灰が散乱し、上り線は落合ジャンクション~院庄インターチェンジ間が約10時間通行止めになった。

 

出典

中国道事故、死亡の2人は母娘 津山、タイヤに相次ぎ乗り上げ

http://www.sanyonews.jp/article/613956/1/ 

 

 

102009分に毎日新聞からは、下記趣旨の補足的記事がネット配信されていた。

10191156分に毎日新聞からも、関連記事がネット配信されていた。

 

親子が乗った軽乗用車は追い越し車線でタイヤと衝突。前部が壊れて走行不能になった。

どちらが運転していたかは不明。

親子はすぐにガードレール外の路肩に避難した。

 

亜美さんが「タイヤを踏みつけて車が動かない。安全なところにいる」と110番通報。

警察官に車のナンバーを聞かれ、「見に行きましょうか」と答えたが、警察官が止めたという。

直後に後続の大型トレーラー(約20トン)がタイヤに乗り上げて横転し、2人に向かって突っ込んだとみられる。

電話は通話中に途切れた。

 

現場は片側2車線の、ほぼ直線道路。

当時は雨天で照明設備はなく、視界は悪かったとみられる。

 

親子は鳥取県にいる親族に会いに行く途中。

トレーラーは兵庫県方面へ石灰を運んでいた。

 

西日本高速道路によると、同社管内では昨年度、約13万1000件の落下物があった。

最も多いのは、ペットボトルなどのプラスチック類。

次いでタイヤやホイールといった自動車部品、木材の順に続く。

 

重大な事故を引き起こし、落とし主が立件されるケースもある。

 

石川県能美市の北陸道では、2015年3月、車3台が絡んだ衝突事故でトラックの積み荷のスチール棚が落下。

急ブレーキをかけた後続の乗用車が、さらに後続の別のトラックに追突された。

乗用車に乗っていた乳児が頭を打って死亡し、スチール棚を落下させたトラック運転手が自動車運転処罰法違反(過失致死傷)で有罪判決を受けた。

 

岩手県北上市の東北道では、14年11月、キャンピングカーが全焼して6人が死傷。

ガソリンタンクに、路上に落ちていた別の車の部品が刺さったためで、路面と接触していた部品の先端から火花が飛んでガソリンに引火したとみられている。

 

県警高速隊や同社によると、落下物に衝突して車が壊れ、道路上にやむを得ず停止した場合、ハザードランプや発炎筒などで後続車に知らせることが望ましい。

 

亡くなった親子がハザードランプを点滅させたかは不明だが、高速隊は「路肩のガードレールの外など安全な場所に避難し、110番通報するか、高速道路会社に連絡してほしい。今回、親子が事故後に取った行動は適切だった」としている。

 

出典

『中国道母娘死亡 タイヤ落とし主捜査 通報中に事故か』

https://mainichi.jp/articles/20171020/k00/00m/040/122000c

『中国道 路上タイヤに乗り上げ 死亡親子の車とトレーラー』

https://mainichi.jp/articles/20171019/k00/00e/040/239000c 

 

 

10201111分に朝日新聞からは、タイヤは事故直前に落ちたらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

8時10分ごろに亜美さんが「タイヤにぶつかって路肩に避難している」と110番通報。

県警が通話で状況確認中だった同8時15分ごろ、亜美さんが「あ、他の車も乗り上げた」と話した直後に通話が途絶えた。

 

2人はこの瞬間、同じタイヤに接触して横転したトレーラーにはねられたとみられるという。

 

現場付近は通行量が少なくないが、「タイヤが落ちていた」という通報は同時刻ごろにもう1件あっただけで、県警はタイヤが事故直前に落ちた可能性が高いとみている。

 

出典

『「あ、他の車も乗り上げた」直後に通話途絶 中国道事故』

http://www.asahi.com/articles/ASKBN32BZKBNPPZB002.html

 

 

10201831分にNHK岡山からは、死亡した2人は地形上、路肩ではなく非常駐車帯に避難していたらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察によると、亜美さんは警察に通報した際、「安全な場所にいます」と話していたが、警察が現場を詳しく調べたところ、当時2人がいたのは、車にトラブルがあった時などにいったん駐車するための「非常駐車帯」だったとみられることがわかったという。


一方、西日本高速道路によると、ガードレールの外側は幅が50cmほどしかなく、その先は下り斜面になっていて、周囲に明かりはないという。

 

出典

避難は「非常駐車帯」か

http://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/4024982311.html

 

 

               (2/2へ続く)

 

 

 

 

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(1/2から続く)

 

10211110分に朝日新聞からは、タイヤを落としたトラックが特定されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

1022940分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がスペアタイヤ格納場所の写真付きでネット配信されていた。

 

県警が、このタイヤを落としたとみられるトラックを特定したことが、捜査関係者への取材でわかった。

車両からスペアタイヤがなくなっており、男性運転手から任意で事情を聴いている。

 

関係者によると、運転手の男性は広島県呉市に本社がある運送会社に勤務。

県警は、車両整備に不備がなかったか調べている。

 

県警によると、タイヤはトラックなどの大型車両用で、重さ約90kg、直径約1m。

現場付近には、車体とスペアタイヤをつないでいたとみられるチェーンも落ちていたことから、県警は、車底部などに取り付けられていたスペアが外れ、落ちた可能性があるとみていた。

 

県警は、料金所やトンネルのカメラ、事故時に付近を走っていた車のドライブレコーダーなどの映像を回収し、事故当時、現場付近を走っていた車両を特定。

スペアタイヤの有無を確認し、スペアがない、このトラックを見つけたという。

 

死亡した2人は路肩に避難していたが、タイヤに接触して横転したトレーラーが、ガードレールをなぎ倒しながら2人をはねたとみられるという。

 

呉市の運送会社の関係者は、取材に「事故後、車を一斉調査し、スペアタイヤがなくなっているトラックがあった」と話した。

 

出典

『中国道事故、タイヤ落下?トラック特定 県警が任意聴取』

http://www.asahi.com/articles/ASKBP3GFCKBPPPZB002.html 

『母娘死亡 予備タイヤ落下か 広島の会社、現場にチェーン』

https://mainichi.jp/articles/20171022/k00/00m/040/104000c

 

 

10221136分に読売新聞からは、タイヤ固定装置が壊れ、現場には部品も落ちていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

捜査関係者によると、チェーンは、トレーラーが乗り上げたホイール付きのタイヤの落下場所付近で見つかった。

ほかに複数の部品も発見された。

 

県警が、道路上のカメラから、広島県内に本社を置く運送会社の大型トラックを割り出して調べたところ、車体底部に予備タイヤを固定するためのチェーンを巻き上げる装置が壊れ、チェーンがなくなっていたという。

他の部品も、トラックのものと一致した。

 

岡山県警は、固定方法や点検に問題がなかったか、捜査している。

 

事故当時、男性運転手が乗っていたといい、県警が任意で事情を聴取。

男性運転手は、「タイヤを落としたことは気付かなかった」と話しているという。

 

出典

『中国道の母娘死亡、現場にタイヤ固定用チェーン』

http://www.yomiuri.co.jp/national/20171021-OYT1T50145.html?from=ycont_top_txt 

 

 

1024日付で毎日新聞東京版からは、タイヤを落としたトラックに関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

運転手が勤務している運送会社によると、運転手は約10年の勤務歴がある40代のベテラン。

事故当日の18日は島根県から大阪へ冷凍食品を配送中で、現場を通りかかった際にタイヤを落としたらしい。

 

その後、県警がカメラ映像などからトラックを特定。

運転手は、県警からの連絡でタイヤがなくなっていることに初めて気付き、島根県へ戻る途中の19日、県警の任意聴取を受けたという。

 

出典

『岡山・津山の母娘死亡事故 聴取の運転手「タイヤ落下気付かず」』

https://mainichi.jp/articles/20171024/ddm/012/040/104000c 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇映像によれば、現場は緩やかな右カーブ。

夜間で雨が結構強く(事故処理時の映像だが)、かつ追い越し車線で比較的スピードが出ていたと思われる状況下、黒っぽいタイヤがいきなり視界に現れたのでは、避けようがなかったのかもしれない。

 

〇映像によれば、中央分離帯には高さ1m程度の植栽がある。

また、地方の高速道路ゆえ、夜間の車は、そう多くはなかったかもしれない。

とすれば、実際にどうだったかは不明だが、ハイビームにしておけば、対向車の妨げにはならずに、タイヤの早期発見につながったかもしれない。

 

〇毎日新聞掲載写真によれば、スペアタイヤはトラック最後尾の側面荷台下に格納されていた。

「スペアタイヤがないトラックを道路上のカメラなどから見つけた」と報じられているが、よくぞ見つけたものだ。

 

〇能美市と北上市の事例は、本ブログにも掲載スミ。

 

 

 

(2017年10月28日 修正1 ;追記)

 

201710252217分に毎日新聞から、トラックはディーラーで3ケ月点検を受けたばかりだったがスペアタイヤの固定状況は点検項目に入ってなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

運送会社がタイヤの固定状況を点検項目に入れていなかったことが分かった。

法律上、スペアタイヤは積み荷で、法定点検項目にないことが背景とみられる。

 

国は「スペアタイヤは点検の位置付けが曖昧」とし、事故を詳しく検証する方針。

一方、運転者には落下防止義務があり、警察は固定が十分だったか調べている。

 

事業用トラックは、道路運送車両法に基づいて3カ月ごとに整備工場などで点検を受ける義務があるが、スペアタイヤの固定状況は法定の点検項目にない。

道路交通法では、スペアタイヤは一般の荷物と同じ「積載物」であるため、運転者が管理責任を負う。

 

運送会社によると、当該のトラックは2005年式で、今月上旬にディーラーに3カ月点検を依頼。

法定点検項目にないこともあり、スペアタイヤの固定状況は点検項目に入っておらず、チェックされなかった。

 

同様に、乗車前点検の項目にも含めず、担当者は「あんな頑丈なものが外れるとは想定していなかった」と釈明する。

 

一方、運転者によるチェックが十分されていないとの指摘がある。


一般的に、トラックのスペアタイヤは車底にチェーンで固定し、大型車両では重さ100kgを超す。

点検作業は大がかりになり、神戸市のある運送会社社長は、「下手に触ってチェーンが緩んだらと思うと怖くて触れない」と明かす。

全日本トラック協会(東京)の担当者は、「スペアタイヤの安全性は整備会社任せという声もある」と言う。

国交省自動車局の担当者は、「3カ月点検でも乗車前点検でもチェック項目に入っていないため、曖昧になっている点は、正直、ある」と話している。

 

出典

『中国道 スペア固定、点検項目外 「外れる想定せず」』

https://mainichi.jp/articles/20171026/k00/00m/040/093000c

 

 

10271844分に読売新聞からは、国交省が予備タイヤなどの固定状況を緊急点検するよう通知したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

事故を受けて、国交省は27日、全国のトラック事業者や整備事業者に、車両へ固定する予備タイヤなどの緊急点検を実施するよう通知した。

 

出典

『全国の関係事業者に緊急タイヤ点検要請…国交省』

http://www.yomiuri.co.jp/national/20171027-OYT1T50086.html

 

 

 

 

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201710182352分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

18日午後5時15分ごろ、北九州市八幡西区鷹の巣3丁目にある穴生(あのお)浄水場の近くで地中の導水管(直径120cm)が壊れ、筑豊電鉄の線路や市道に大量の水や土砂があふれた。

市上下水道局が導水管のバルブを閉め、水は約1時間後に止まった。

 

筑豊電鉄が安全確認のために運行を一時停止。

市によると、市道は約650mにわたり、通行が約2時間半規制された。

 

現場は同区森下町で、筑豊電鉄の森下駅と今池駅の間。

市や警察によると、壊れたのは力丸ダム(福岡県宮若市)から浄水場へ水を送る導水管。

噴き出した水は約1000トンで、道路の冠水はひざ下くらいまでになった。

 

けが人は確認されておらず、市が壊れた原因を調べている。

 

出典

『ダムからの導水管が破損、水1千トンが地上に 北九州』

http://www.asahi.com/articles/ASKBL65WNKBLTLLS00B.html

 

 

10182043分にNHK北九州からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

18日午後5時すぎ、北九州市八幡西区森下町で水が漏れ出していると、市に連絡があった。


水が漏れ出したのは、八幡西区の穴生浄水場と宮若市にある力丸貯水池を結ぶ導水管で、およそ1時間にわたって漏れ出し、午後6時すぎに止まったという。


市によると、断水などの影響はないということだが、筑豊電鉄の森下駅と今池駅の間の線路が一時水につかり、筑豊電鉄によると、10分ほど電車の運転を見合わせたという。


また、警察によると、市道の一部に土砂が流れ込んだため、現場近くではおよそ2時間半にわたって通行止めとなった。


北九州市が、水が漏れた詳しい原因を調べている。

 

出典

導水管から漏水 線路が一時冠水

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/5024922741.html 

 

 

 

 

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201710182037分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

10191736分にNHK茨城からも、同趣旨の補足的記事がネット配信されていた。

 

18日午前11時45分頃、茨城県小美玉市の航空自衛隊百里基地で、誘導路を移動中だったF4戦闘機の機体左側から出火した。

乗員2人はエンジンを停止して機外に脱出し、けがはなかった。

 

自衛隊の消防車が消火作業にあたり、火は約20分後に消し止めた。

空自が出火元や原因を調べている。

 

出火した戦闘機は、同基地の第7航空団に所属する2人乗りの「F4EJ改」(全長19.2m、全幅11.7m)。

 

同基地渉外室などによると、太平洋上での飛行訓練に向かうために滑走路へと移動していた際、操縦士は機体が左に傾く異常を感じたという。

 

消火後の調べで、左翼の下にある主脚が折れており、機体が傾き、翼の下側に取り付けられた燃料タンクが地面と接触、その摩擦でタンクに残っていた燃料に引火した可能性が高いとみられている。

 

事前の点検は、格納庫からの搬出時とエンジン始動前に計2回行っていたが、異常はなかったという。

 

百里基地では、防衛省からの指示を受けて、同じ型のすべての機体について緊急の点検を進めている。

 

点検は、車輪の脚の部分に亀裂などの異常がないか外側から確認する「非破壊検査」と呼ばれる方法で行われ、安全が確認できた機体から飛行を開始することにしている。

 

出典

『空自基地で戦闘機が炎上、脚部破損か…乗員脱出』

http://www.yomiuri.co.jp/national/20171018-OYT1T50055.html?from=ycont_top_txt 

戦闘機出火で同型機を緊急点検

http://www.nhk.or.jp/lnews/mito/20171019/1070000419.html

 

 

10181741分にNHK茨城からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

戦闘機は、3本ある脚の部分のうち左側の車輪近くが破損していて、防衛省によると、左側の車輪が折れて機体が傾き、翼と燃料タンクが地面に接触し、火災が起きたという。

 

百里基地は、民間の茨城空港と滑走路を共用しているが、戦闘機から火が出たのは民間の航空機が利用するエリアではないため、茨城空港の民間機の発着に影響はなかった。

視聴者が撮影した航空自衛隊の百里基地の映像では、戦闘機から赤い炎が出て、真っ黒い煙が立ちのぼっていた。
このあと、パイロットとみられる2人が操縦席から脱出し、ヘルメットを脱ぎながら戦闘機から離れていく様子が確認できた。
その後、現場には自衛隊の消防車が駆けつけ、消火活動を行っていた。


戦闘機から出火するのを目撃した男性は、「戦闘機がゆっくりと移動中に、突然、パンという音が聞こえて煙と火が出るのが見えました。こういう事故は初めて見ましたが、機体が爆発するのではないかと思い、とてもこわかったです」と話していた。

 

出典

百里基地の戦闘機出火 けがなし

http://www.nhk.or.jp/lnews/mito/20171018/1070000409.html

 

 

10182241分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

空自によると、離陸前にF4の主脚が破損するのは、過去に例がないという。

 

F4は、空自が保有する戦闘機の中で最も古い機種で、F35ステルス戦闘機の導入に伴って退役する。

 

小野寺防衛相は今回の事故を受け、退役スケジュールを前倒しする可能性について、「安全性を確認しながら、今ある機体は有効に使っていきたい」と否定した。

 

出典

『空自戦闘機の出火 小野寺五典防衛相「安保環境厳しいときこそ安全飛行」』

http://www.sankei.com/affairs/news/171018/afr1710180042-n1.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

摩擦熱あるいは金属火花が着火源だった可能性が考えられる。

 

 

 

 

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201710181214分に日テレNEWS24から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

朝の駅前が消火剤の泡であふれた。
雪が降り積もったかのように真っ白になった道路。

白い泡は、よく見ると立体駐車場から道路まで続いている。


警察などによると、18日午前6時半ごろ、東京・町田市の小田急線・鶴川駅前の立体駐車場の3階で、ゴミ収集車が誤って消火設備に接触し、消火剤の泡が噴き出した。


泡は駐車場からあふれだし、歩道や車道の一部をふさいだため、現場付近は一時、通行止めになったが、東京消防庁のポンプ車が対応にあたり、泡は2時間ほどでなくなったという。

 

出典

駅前泡だらけ…ゴミ収集車が消火設備に接触

http://www.news24.jp/articles/2017/10/18/07375329.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇今回の事故は複数のテレビ局から報道されていたが、消火設備のどの部分に接触したかは、どの局からも報じられていなかった。

 

〇立体駐車場内で車が消火設備に接触し泡が放出された事例は、本ブログで過去に3件紹介している。

接触した部位は下記。

・スプリンクラー作動レバー

・柱に設置された消火設備の始動レバー

・天井付近の泡消火配管

今回事例の接触場所は不明だが、上記3件のうち、天井付近の泡消火配管に接触したのは、今回と同じゴミ収集車だった。

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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