







2017年1月23日5時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大災害でトイレが使えなくなると被災者の健康問題に直結しかねないとして、あらかじめ復旧方法を決めておく下水道版の「業務継続計画(BCP)」策定が広まりつつある。
国交省によると、下水道を管理する全国1471自治体のうち、2016年3月末時点で、約36%の533自治体が策定していた。
ただ、地域のばらつきもあり、危機感に差が出ている。
BCPは、2004年の中越地震で災害復旧を担う人材や施設が被災したことを契機に、必要性が指摘され始めた。
下水道についても、処理施設の復旧が遅れると生活排水があふれる恐れがあり、国交省が自治体に整備を求めてきた。
11年の東日本大震災では、策定済みの自治体で初期対応を始める時間が未策定の自治体より早く、注目が集まった。
その後、国交省は15年、下水道を管理する全国1471自治体に、被害想定に基づいた点検、復旧作業の手順や、優先業務の洗い出しなどを盛り込んだBCPを、17年3月末までに策定するよう通知した。
現在、判明している16年3月末時点の策定状況は、栃木、石川、高知では全自治体がBCPを策定している一方、新潟、三重、大阪、佐賀など11府県は10%未満だった。
未策定自治体の多くは、災害時の連絡先などの基本事項をカバーした暫定的な簡易版BCPを作っている。
国交省は、今年3月末までに全自治体で完成させることを目指している。
BCPに詳しい名古屋工業大の渡辺研司教授は、「生活を支えるインフラのBCP策定率は、100%が望ましい。ただ、策定自体が目的ではなく、他部局や外部との連携を日ごろから培うための訓練や演習が欠かせない」と指摘している。
出典
『(災害大国 被害に学ぶ)トイレの復旧、備え広がる 下水道継続計画、
策定36%』
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12760689.html?rm=150
2017年1月24日付で朝日新聞(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月23日23時20分に神戸新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
海上自衛隊阪神基地隊は、23日、神戸市兵庫区の三菱重工神戸造船所で潜水艦「せとしお」(全長82m、排水量2750トン)を整備中に、乗組員の20代の男性3等海曹が機器に巻き込まれて死亡したと発表した。
基地隊によると、男性3曹は23日午後1時55分ごろ、ケーブル状の曳航式ソナー(音波探知機)を巻き取るドラムを整備していたところ、ドラムを回す軸に衣服が絡まり、船体との間に挟まれたという。
曳航式ソナーは、潜水艦の後方からケーブル伝いにセンサーを出し、目標物を見つける装置。
当時、3人で整備中だった。
出典
『潜水艦整備中に自衛官死亡』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201701/0009855611.shtml
1月23日21時8分にNHK神戸からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
定期点検のため停泊していた海上自衛隊の潜水艦「せとしお」で、20代の男性3曹が「ソナー」と呼ばれるロープ状のアンテナを海中に送り出したり巻き取ったりする機械に巻き込まれた。
海上自衛隊によると、当時、3曹が機械の動きを確認し、別の自衛官が機械を遠隔操作していたという。
出典
『潜水艦点検中の自衛官死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2023285221.html?t=1485208436949
2017年1月24日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉県成田市の「湘南動物プロダクション」で、23日午前、飼育されていたライオンが2人にかみつき、社長の女性(55)と取締役の息子(28)が手足や首に重傷を負った。
警察は、安全管理に問題がなかったか、女性らの回復を待って事情を聴く。
警察などによると、2人を襲ったのは、10頭飼っているライオンのうち、10歳の雄。
撮影準備のため、おりの中の洗い場に1頭だけ入れ、3人がおりに入ってライオン飼育担当の女性が体を洗っていたところ、突然、ライオンが息子にかみつき、続いて女性を襲った。
ライオンは約1mの鎖につながれており、外には逃げなかった。
このライオンは、秋ごろから体調不良が続いていたという。
同社は、テレビドラマやコマーシャルなどに出演する「動物タレント」の芸能プロダクション最大手。
ソフトバンクのテレビCMで「お父さん犬」として知られる北海道犬カイくんが所属している。
成田空港の北東約1kmに約1万m2の敷地を所有している。
出典
『ライオン 飼育員襲う 飼育の設備に不備なし 成田の芸能プロ』
http://mainichi.jp/articles/20170124/ddm/041/040/117000c
1月23日16時40分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月24日付で千葉日報紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
事故は芸能活動用に動物を飼育している施設特有の事情があったと見られることが、徐々に明らかになりつつある。
ライオンなどの猛獣は、通常、体を洗浄することは少ないとされ、同プロダクションの特殊性を指摘する声も出ている。
事故は、飼育舎の中で飼育員がライオンの体を洗っているときに起きた。
この点について、2頭のライオンを飼育している千葉市動物公園(千葉市若葉区源町)によれば、けがの治療目的などでライオンにどうしても近づかなければならないときは、ライオンを狭いケージに移動させた後、麻酔を打つという。
同園の飼育員、古谷さん(52)は、「動物園ではライオンを『洗う』ことはない。ライオンの飼育方法に関しての共通のルールなどはなく、各園の方針次第」と説明。
「長い間、飼育していたので、ライオンと信頼関係が築けていたのではないか」と推察した。
出演準備のためにライオンの体を洗っていた可能性が高く、県は同日午後、現場に立入り調査に入り、麻酔を使わずに飼育員が対応していたかどうかも含め、猛獣を含めた飼育動物の管理に問題がなかったかどうか調べている。
古谷さんはさらに、「人になれていても、大きな音などに反応して突然暴れることもある。危険であるという意識を持つことが大事。ライオンを『大きな猫』と感じることもあるが、やはり猛獣だ」と指摘した。
出典
『「動物園ではライオンを『洗う』ことはない」と他園 プロダクションの特殊性指摘の声も』
http://www.sankei.com/affairs/news/170123/afr1701230018-n1.html
1月25日12時11分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
重傷を負った2人は、おりの中でライオンを水とシャンプーで洗っていた。
同業者らは、「ネコ科の動物は水が苦手。なぜ水をかけて洗ったのか」と疑問視する。
ライオン4頭の飼育経験がある「佐藤動物プロダクション」(横浜市金沢区)の佐藤社長は、「ネコでも水を嫌うのに、ライオンと同じおりに入って水で洗うのは信じがたい」と強調する。
佐藤社長によると、普段からおりの中を清潔にしておけば体の汚れを防ぐことができるため、撮影前でも体を洗う必要はないという。
「おりの清掃状況に問題はなかったのか。行政がきちんと確認していたかも気になる」と話した。
出典
『飼育員重傷 ライオンは水が苦手、なぜ洗った?同業者疑問』
http://mainichi.jp/articles/20170125/k00/00e/040/206000c
(ブログ者コメント)
おりの中に洗い場がある点から考えると、これまでに何回も、同じ方法でライオンを洗っていたのかもしれない。
もしそうだとすれば、危険を危険と認識しないまま作業が続けられていたことになる。
今回はライオン洗身という特殊な作業だったが、似たような作業が産業現場に残っていることは想像に難くない。
(2017年8月17日 修正1 ;追記)
2017年8月17日5時0分に千葉日報から、業務上過失致傷容疑での立件は見送られたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
成田署が業務上過失致傷容疑での立件を見送り捜査を終結していたことが、16日までに同署への取材で分かった。
同署でこれまで、事故の原因や動物の管理体制に不備がなかったかなどを任意で調べていたが、ライオンが逃走しておらず第三者に被害がないこと、行政的な問題も含め総合的に判断した。
2人はいずれも退院し、回復に向かっているという。
千葉県衛生指導課によると、管轄の保健所と県動物愛護センターの職員が事故当日、動物愛護法に基づき、施設に立ち入り検査を実施。
関係者から話を聞くなどし、ライオンの管理状況に問題がなかったかどうか調べたほか、これまで数回、再発防止を求める行政指導を行ってきた。
同課では、「施設は指導にきちんと従っている。原因は人がおりの中に入って直接ライオンに触れて作業したことで、再発防止はこれをしないことに尽きる」と話している。
出典
『業者の立件見送り ライオンかみつき事故 成田署』
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/431032
2017年1月22日20時29分に産経新聞から、糸魚川大火を受け消防庁が強風下の消防体制について対策検討中という、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新潟県糸魚川市で147棟が焼けた大規模火災は、22日で1カ月となった。
焼失したのは木造家屋が密集する市街地だったが、国交省が優先的に対策を進める危険地域に指定されていなかった。
強風下の消防態勢も問題視され、総務省消防庁が対策を急いでいる。
国交省は平成24年、火災時に延焼する危険がある旧市街地や木造住宅地を対象に「地震時等に著しく危険な密集市街地」を設定。
32年度までに解消を目指す密集地として、17都府県計約5700ヘクタールを選んだ。
基準とされたのは、地域の燃えにくさを示す「不燃領域率」が40%未満で、密集度が1ヘクタール当たり80戸以上という「高いレベルの危険状態」(同省)。
今回焼失した糸魚川市では、不燃領域率は推定30~40%だったが、密集度が1ヘクタール当たり36戸だったため、見送られていた。
指定された17都府県は、首都直下地震や南海トラフ巨大地震による被害が予想される地域が多い。
同省担当者は、「糸魚川と同様の密集地は全国にあまたあるが、解消には住民の理解が必要で、時間も予算もかかり、優先地域を限定せざるを得ない」と話した。
一方、今回の大火では、最大瞬間風速24.2mの強風が吹き、鎮火までに10時間以上を要した。
年間平均風速が強い地域では、水利設備を増やす基準が定められているが、強風下での消防活動について各消防本部に示されたガイドラインはない。
消防庁は月末にも検討会を設置し、3月末をめどに対策をまとめるという。
出典
『国の危険地域指定に偏り 強風下の消防活動に指針なく』
http://www.sankei.com/affairs/news/170122/afr1701220013-n1.html
1月23日付で毎日新聞東京版からは、国交省が危険密集市街地の有無を再確認中という、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
木造住宅・店舗などが密集する地域は各地に存在しており、糸魚川の大火を受け、国は今月、全国の自治体に対し、改めて危険な場所の実態把握を求めた。
国は、道路幅など一定の指標に基づき、火災などで大きな被害が出る恐れのある地区を「地震時等に著しく危険な密集市街地」と定め、2020年度末までの解消を目指す。
16年3月末時点で16都府県で計約4400ヘクタールに達し、都道府県別で最も広いのは大阪府の2248ヘクタール。
東京都1036ヘクタール、京都府362ヘクタールと続く。
新潟県には、指定された地区がない。
国交省は7日、自治体に通知を出し、密集市街地までの状況に達していなくても、過去に大きな火事が起きたような市街地の有無を確認するよう、要請している。
出典
『新潟・糸魚川大火 1カ月 火災時危険場所、国が把握を要請』
http://mainichi.jp/articles/20170123/ddm/041/040/135000c
2017年1月22日21時3分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月22日20時38分にNHK関西NEWS WEBから、1月23日17時38分にNHK和歌山からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後3時40分ごろ、和歌山県有田市初島町浜、「東燃ゼネラル石油」和歌山工場の潤滑油精製施設付近から出火した。
工場内に黒煙が立ち込め、午後11時現在も鎮圧のめどが立っていないが、けが人は出ていない。
有田市は初島地区の1281世帯2986人に避難指示を出し、午後11時現在、約570人が市文化福祉センターなどに避難した。
同工場では18日にも、原油を抜き清掃中だった原油貯蔵タンクが燃える火災が起きていた。
警察が出火原因などを調べている。
同工場によると、今回、火災があったのは「第2プロパン脱蝋装置」という、原油から潤滑油を精製する際に出る「ワックス」を取り除くプラント。
火災発生当時は近くに約10人の作業員がいた。
突然、施設から爆発音とともに火柱が上がったという。
作業員らは出火後すぐに避難して無事だった。
同工場は1941年に操業開始し、敷地面積は248万m2。
24時間体制で稼働しており、1日当たりの原油処理能力は13万2000バレル。
会社の説明によると、火災が発生したプラントは1969年に稼働を始め、4年ごとに定期検査をしているが、3年前の検査では特段の劣化などは見つからなかったという。
工場の近隣住民には、防災無線などを通じて避難指示が発令。
工場近くに住む無職女性(74)は、「ドーンという音が響いて、空を見たら煙が上がっていて驚いた。50年住んでいるが、こんな火災は初めてで怖い」と話した。
火災の影響でJR紀勢線では、工場に近い初島駅を通過する措置が取られた。
出典
『東燃ゼネラル石油火災 作業員ら無事避難 和歌山で避難指示』
http://mainichi.jp/articles/20170123/k00/00m/040/081000c
『石油工場火災 周辺に避難指示』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20170122/3248067.html
『東燃ゼネラル石油 会見で謝罪』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2043259991.html?t=1485208577340
1月24日9時54分にNHK和歌山からは、40時間後に鎮火したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防は、プラント周辺に放水して火災の拡大を防ぎながら、プラントの中に残る可燃性のガスが燃え尽きるのを待っていたが、発生から40時間あまりがたった24日午前8時半ごろ、火が完全に消し止められた。
出典
『石油工場火災 ようやく鎮火』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2046208651.html?t=1485294238902
(ブログ者コメント)
4日前のタンク火災は下記参照。
2017年1月24日掲載
2017年1月18日 和歌山県有田市の東燃ゼネラル石油で内部清掃中の原油タンクから出火、ボヤとは思えないほど大量の黒煙が発生し鎮火まで35時間、出火当時は清掃作業の時間外だった
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6692/
(2017年3月3日 修正1 ;追記)
2017年3月1日10時59分にNHK和歌山から、配管に亀裂や穴があったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月1日付で朝日新聞(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
東燃ゼネラル石油は、外部の有識者を交えた事故調査委員会を立ち上げて火災の原因や安全管理体制を検証し、28日、中間報告を公表した。
それによると、火災が起きたプラントの配管をX線撮影などで調べた結果、金属製の配管(直径約8cm)に12カ所の穴や亀裂が見つかり、配管のつなぎ目1カ所も変形していた。
この配管には、潤滑油を精製する際に生じる高圧の可燃性ガスが流れていて、これらのどこかから漏れたガスに何らかの理由で火がついた可能性があるとしている。
このプラントでは、作業員が1日2回巡回し、目視による安全確認をしていたが、火災当日の午前の巡回では異常に気づかなかったという。
事故調査委員会では、今後、亀裂などが生じた原因や火災に至ったメカニズムを特定し、ことし5月までに最終報告をまとめることにしている。
出典
『東燃火災 プラント配管に亀裂』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2044323891.html?t=1488401693745
(ブログ者コメント)
2月28日付で該社からプレスリリースされた中間報告は、下記参照。
『和歌山工場での火災に関する事故調査委員会の中間報告について』
http://www.tonengeneral.co.jp/news/press/uploadfile/docs/20170228_2_J.pdf
その中間報告には、この事故の4日前に起きたタンク火災の原因は硫化鉄の自然発火だったらしきことも記されている。
2017年1月22日16時0分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月22日18時12分に毎日新聞から、1月22日14時58分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前9時すぎ、市原市で走っていた消防ポンプ車の後部のステップから消防団員の男性(32)が転落した。
男性は頭を強く打ち、意識不明の重体。
警察などによると、ポンプ車には消防団員6人が乗っていて、このうち転落した男性を含む2人は、ポンプ車の後部に取り付けられたバーをつかんでステップに立っていた。
現場は中央線のない左カーブ。
ポンプ車は、当時、時速30km程度で走っていて、急ブレーキや急ハンドルはなかったという。
曲がろうとした時に落ちたらしい。
近くの車庫から出発した直後に事故が起きた。
火災による出動など、緊急時には消防団員がポンプ車のステップに乗ることが例外的に認められているが、今回は防火水槽の周りのフェンスを修理しにいく途中で、緊急性はなかったとみられている。
警察は、運転していた男性などから、当時の状況について事情を聴く方針。
出典
『走行中ポンプ車から転落 消防団員が意識不明の重体』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000092664.html
『消防団員 消防ポンプ車から転落、重体』
http://mainichi.jp/articles/20170123/k00/00m/040/019000c
『走行中の消防車から消防団員転落、意識不明』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170122-OYT1T50073.html?from=ycont_top_txt
2017年1月23日22時40分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月24日6時0分に西日本新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
大分市は、23日、市営温水プール(大分市西浜)の天井の一部が22日朝に落下しているのが見つかった、と発表した。
午前10時の開館前で、けが人はいなかったという。
この天井は1995年の建設時に設置したもので、高さは8mあり、結露などで劣化したようだという。
補修や点検のためプールは23日から臨時休業しており、閉館が長期化する可能性もあるという。
市によると、22日午前8時半ごろ、大プール(25m)と幼児用プール(10m)の間のプールサイドに、ケイ酸カルシウム製の天井の一部(縦90cm、横180cm)が落下しているのを職員が見つけた。
前日午後11時15分ごろに警備会社が点検した時は、異常はなかったという。
22日は通常通り午前10時に開館したが、同じ素材の他の天井も落下する危険性がぬぐえないと判断し、通常は午後9時の閉館時間を午後6時半に早めたという。
同プールでは、2015年4月にも、幼児用プールの天井の一部(縦4m、横9m、重さ約200kg分)がはがれてプールサイドに落下するトラブルが発生した。
崩落部分の素材は石膏ボードと木の板を貼り合わせたものだったといい、この時は、幼児用プールの天井部分を全面的に張り替えている。
ただ、ケイ酸カルシウム板を使っている25mプール上の天井は「落下の危険性はない」として、改修しなかった。
市は現在、専門業者と補修方法を協議中で、仮に大プールの天井を全面的に張り替える場合は、休業が長期化する可能性もあるという。
市は、「利用者にご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げる」としている。
出典
『大分市営プール、天井一部が落下 2年前も落ちる』
http://www.asahi.com/articles/ASK1R42R2K1RTPJB00Q.html
『大分市営プール天井の一部また落下 当面休館再開時期は未定』
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/oita/article/303382
(ブログ者コメント)
掲載写真を見ると、大プールと幼児用プールは同じ空間内に隣り合わせになっていて、天井は大プール側のほうが数m高くなっている。
今回落下したのは大プール側の天井の末端、幼児用プールとの境界付近だ。
2015年トラブルの対応時に原因を詰めきれていなかった可能性も考えられる。
2015年のトラブルは下記参照。
2015年4月29日掲載
[プチ昔の事例] 2015年4月11日 大分市の市営温水プールで開館前に天井の一部落下を発見、2年前の定期検査では異常は見つからず、防水シート腐食で天井に水?配管結露で木材が腐食?
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4824/
2017年1月20日8時3分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月20日19時44分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
滋賀県立成人病センター(守山市)が、昨年夏、患者の膝に人工関節を装着する手術で、左膝に誤って右膝用の部品を取りつける医療ミスがあったとして、執刀した男性医師を口頭注意処分にしていたことが、19日、分かった。
同センターによると、医師は2013年12月3日午前、男性患者の左膝に人工関節を装着する手術をする際、同日午後に右膝で同様の手術を予定していた別の患者のエックス線写真を誤って見ていて、手術にかかわっていた業者が右膝用の人工関節を用意。
手術中に部品が違うことに気づいたが、取り外すと手術部位を傷めてしまうおそれがあったため、そのまま縫合したという。
センターは手術後、医療ミスがあったとして患者に謝罪した。
「臨床上は歩行などに問題ない」としつつも、精神的な苦痛を与えたとして、医師賠償責任保険から再手術費などを支払い、昨年6月に示談が成立した。
患者は現在も、誤った人工関節のまま生活しているという。
同センターは、執刀直前の患者の氏名や手術内容の確認などが適切に行われなかったことが原因とみており、「マニュアルを順守していれば防げた初歩的なミスだった。執刀医だけでなく、スタッフ全員が命を預かる立場であることを自覚し、改めて気を引き締めたい」としている。
出典
『人工関節、右膝用を左膝に 滋賀、手術ミス』
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20170120000021
『人工関節手術で左ひざに右用を誤装着 100万円で示談』
http://www.asahi.com/articles/ASK1N3GQBK1NPTJB006.html
1月20日13時23分に共同通信からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
患者は70代男性。執刀したのは50代の男性医師
直後に手術が予定されていた別の患者の右膝のエックス線写真を医師が用意し、さらに患者の名前を確認しなかったことなどが重なり、右膝用の人工関節が用意された。
手術直後に、看護師が取り違えに気付いたが、医師は「左右の違いはわずかなもので、再手術は患者に負担をかけるので様子を見たい」と、患者へ説明しなかった。
出典
『滋賀で人工関節、左右取り違える 県立成人病センター』
https://this.kiji.is/195028851361105399?c=39546741839462401
1月20日15時13分にNHK関西NEWS WEBからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
医師は、人工関節を準備する際、別の患者のエックス線写真を見て、右ひざ用を使うと思い込んでしまったという。
出典
『手術ミス 人工関節の左右誤る』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20170120/3203501.html
2016年9月29日10時0分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年6月、兵庫県三木市のレジャー施設で自家用の小型ヘリコプターが墜落し、乗員2人が重軽傷を負った事故で、運輸安全委員会は29日、男性機長=当時(73)、大阪府四條畷市=が、操縦資格がない同乗者の男性=当時(50)、伊丹市=に操縦体験をさせる不適切な操作があったことが原因とする調査報告書をまとめた。
事故は昨年6月7日午後1時35分ごろに発生。
機長は、グリーンピア三木(三木市細川町、昨年12月閉鎖)内の野球場に小型ヘリコプター「シュワイザー269C」を無許可で離着陸させ、友人を交代で乗せて遊覧飛行していた。
3人目の男性を乗せてホバリング中、バランスを崩して2~3mの高さから墜落。
男性は肩の骨を折る重傷、機長は軽傷を負った。
報告書によると、機長は、男性に操縦かんを持つよう促し、手を離した。
その後、驚いた男性も添えていた手を離したため、「瞬間的に誰も操縦していない状態」となった可能性が高いとしている。
ヘリは機首が下がり、高度も低下。
機長が立て直そうとしたが、出力を上げずに操縦かんを強く引いたため、機首が上がり、テールローター(後部回転翼)が地面に接触し、横転した。
また、男性機長は、ヘリを入手した2014年末までの約10年間、飛行経験がなかったのに、操縦者に義務づけられている「特定操縦技能審査」を受けていなかった。
出典
『三木のヘリ墜落「機長が乗員に操縦体験」 安全委』
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201609/0009535348.shtml
2017年1月20日6時35分にYAHOOニュース(関西テレビ)から、機長が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
おととし6月、三木市のグリーンピア三木の野球場に小型ヘリコプターが墜落し、乗っていた51歳の男性が左肩を骨折するなどの大けがをした。
その後の調べで74歳の男性機長は、機体を地上から2~3m上空でホバリングさせていた時に、安全確保を怠っていたことがわかった。
そのため前方が傾き、慌てて操縦桿を引いたことが原因でバランスを崩し、墜落したという。
機長は、「レバーを引きすぎた」などと話している。
また機長は、2年ごとに審査が必要な特定操縦技能審査を受けていなかったこともわかり、兵庫県警は、業務上過失傷害と航空法違反などの疑いで機長を書類送検した。
出典
『兵庫県三木市のヘリ墜落 機長を書類送検』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170120-00000000-kantelev-l28
2017年1月21日11時8分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月22日付で毎日新聞東京版から、1月22日付で朝日新聞(聞蔵)から、1月22日7時0分に福井新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
関西電力高浜原発(福井県高浜町)の構内で、20日午後9時50分ごろ、大きな音がしたため社員が現場を点検したところ、工事用の大型クレーンのアーム(全長約113m)が倒れ、2号機の原子炉補助建屋と使用済核燃料を保管する燃料取り扱い建屋に直撃しているのが見つかった。
アームは強風で倒れたとみられる。
2つの建物の屋上の壁の一部が変形していた。
燃料取り扱い建屋には使用済み核燃料を保管するプールがあるが、落下物はなかった。
関電によると、周辺の放射線量に影響はなく、けが人もいない。
事故当時、作業はしていなかったが、クレーンのアームは建屋とは反対方向の斜め上に伸びている状態で、クレーンの先端は地面にある約5トンの重りとワイヤでつなぎ、固定していた。
それが事故後、クレーンは重りと反対側に折れ曲がって建屋に倒れていた。
重りは数m移動しており、ワイヤは切れていなかった。
関電によると、周辺では当時、秒速15mほどの風が吹いていたが、工事の元請け会社「大成建設」(東京)の事前評価では、今回の設置方法だと秒速42mまで耐えられることになっていた。
高浜原発の高島・運営統括部長は、「風力による影響を計算したうえで、大丈夫と判断した。ただ、風向きは検討していなかった」と述べていた。
関電によると、日中の作業を終えたクレーンは、通常、アーム先端から垂らしたワイヤに重りを付けて接地させ、安定した状態にする。
強風で倒れる恐れがある場合や年末年始などの長期休業時は、アームを折りたたんだり一部解体したりして、より安全な策を取るという。
当時、福井県内には暴風警報が出ていた。
関電は、原因が究明されるまで、クレーンでの作業は中断する。
運転開始から40年を超える高浜原発1、2号機は、昨年6月、原子力規制委員会から、国内で初めて、20年間の運転延長が認められた。
現在は停止中。
2020年の再稼働をめざすが、「影響は見通せない」としている。
関電は、今回、運転延長に必要な安全対策工事の一環として、原子炉格納容器の上部にドーム状のコンクリート製の屋根の設置を計画。
昨年12月に大型クレーン4台を設置し、2月からの本格工事に向けて準備を進めているところだった。
そのうちの1台が倒れた。
原子力規制庁の検査官は、21日、安全上重要な設備に影響がないことを確認。
今後、クレーンを安全に撤去できるかなどを調べる。
県も職員2人を派遣し、関電から状況の説明を受けた。
高浜原発の高島・運営統括長は、「みなさまにご心配をおかけして誠に申し訳なく、深くおわびを申し上げます」と述べた。
出典
『原子炉補助建屋にアームぐにゃり 高浜原発の屋根変形』
http://www.asahi.com/articles/ASK1P2PKZK1PPGJB002.html
『福井・高浜原発 クレーン事故 重り効かず倒壊か』
http://mainichi.jp/articles/20170122/ddm/041/040/125000c
『関電、クレーン倒壊原因特定できず 高浜原発、強風では?』
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/113570.html
1月27日1時10分に毎日新聞からは、クレーンメーカーのマニュアルどおりに対応されていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月26日13時5分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
クレーンメーカーが定めたマニュアルに、瞬間風速が30mを超えると予想される場合はアームを地上に下ろすよう、記載されていたことがわかった。
事故当日、福井地方気象台は暴風警報を発令し、最大瞬間風速が35mになると予想していたが、関電側は、アームを地上に下ろす対策を取っていなかった。
メーカーのマニュアルでは、風速10~16mで作業を中止し、バランスをとるため、重心があるクレーンの後部を風上に向けるよう、定めている。
さらに、瞬間風速30mを超えると予想される場合は、クレーンを地上に下ろしておくことも求めていた。
しかし、関電は元請けの大成建設などと協議の上、強風対策としてクレーン先端にワイヤと約5トンの重りをつけて固定する方法を採用し、風速42mまで耐えられるとしていた。
風向きについては、事故前の作業終了時はマニュアル通りに、クレーンが背面から風を受けるよう設置していたが、その後、風向きが変わり、事故時は正面から受ける形になっていた。
マニュアル記載の対策を取っていなかったことについて、関電は「事故原因を調査中で、答えられない」としている。
出典
『高浜原発 強風マニュアル守らず…クレーン事故で関電』
http://mainichi.jp/articles/20170127/k00/00m/040/140000c
『高浜原発クレーン倒壊、強風対策怠る 当日は暴風警報』
http://www.asahi.com/articles/ASK1V3FXLK1VPGJB007.html
同じ毎日新聞でも1月26日13時36分には、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
クレーンは2本のアームが接続した構造で、メーカーによると、マニュアルでは風速10~16mの場合には風の影響を受けにくいよう、アームの角度を設定するよう定めている。
しかし16m以上の風は想定外で、マニュアルにも定めておらず、担当者は「クレーンを下ろすのが安全な対応だ」と説明している。
クレーンの角度は、台車に対して根元アームを垂直に立て、先端アームは50°にするマニュアルだったが、実際には根元アームを80°先端を60°にしていた。
出典
『高浜原発 「クレーン下ろすべき」想定外強風にメーカー側』
http://mainichi.jp/articles/20170126/k00/00e/040/266000c
(ブログ者コメント)
暴風対策を協議する際、関電と元請け以外、クレーン操作会社も参加していたと思うのだが、どのような見解だったのだろうか?
2017年1月20日23時12分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後9時30分頃、大阪市中央区本町橋の工事現場で、道路が縦約1m、横約2mにわたって陥没し、50歳代の男性作業員が約7m下の穴の底に転落した。
消防隊員が約1時間後に男性をクレーンでつり上げて救出。
同局によると、男性は左太ももを骨折するなどの重傷。
一緒に現場にいた別の作業員も落ちたが、安全ベルトを付けており、無事だった。
市などによると、現場では、市発注の下水道管敷設の工事中。
この日午後7時15分頃、歩道近くで約50cm四方の穴が見つかり、男性作業員らが状態を確認しようと近づいたところ、道路が陥没し、転落したという。
穴の下には空洞(縦7m、横7m、深さ7m)が広がっており、市が原因を調査している。
現場は、ビジネスホテルなどが立ち並ぶオフィス街。
出典
『工事現場で陥没、作業員が転落し重傷』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170120-OYT1T50119.html?from=ycont_top_txt
1月20日23時28分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
工事関係者によると、現場ではこの日、洪水発生時に備えて貯水施設を作るため、地中を掘り下げる工事を実施。
その後、地下から水が漏れ出したため、止水作業をしていた。
夜になって、現場から約7m離れたところで50cm四方の陥没が発生。
男性作業員2人が現場を点検していたところ、さらに陥没が拡大して1人が転落したという。
もう1人は安全ベルトをしていて無事だった。
消防によると、道路には幅約1m、長さ約2mにわたって穴が開いているという。
出典
『工事現場の遊歩道陥没 50代男性転落 大阪・本町』
http://www.sankei.com/west/news/170120/wst1701200102-n1.html
1月21日1時11分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
工事は、市発注の下水道管設置工事。
地表から深さ約40mまで穴を掘った後、深さ約25mの地中で横穴を掘るための作業が行われていた。
午後7時15分ごろ、近くで小さな陥没が見つかり、作業員らが確認していたところ、突然周囲が陥没したという。
出典
『大阪・道路陥没 作業員落ち骨折の疑い 7メートルの空洞』
http://mainichi.jp/articles/20170121/k00/00m/040/193000c
2017年1月20日付で鹿児島テレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月20日21時33分にNHK鹿児島からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
20日、長島町の獅子島で、フェリーを係留する作業をしていた男性が海に転落して死亡した。
海保によると、20日午後1時すぎ、長島町獅子島の片側港で、フェリーロザリオの着岸作業をしていた男性(74)が海に転落した。
男性は近くにいた人たちに海から引き上げられ、島内の診療所に搬送されたが、約1時間後に死亡が確認された。
海保によると、岸壁にいた男性がフェリーをロープで係留する作業をしていたところ、強風でフェリーが流され、岸壁から離れ出した。
男性は、その際、ロープが右足に絡まり、引きづられるようにして海に転落したという。
気象台によると、当時、周辺では、やや強い風が観測され、波が高くなっていた。
海保が、当時の状況を詳しく調べている。
出典
『フェリー着岸作業で 男性死亡』
http://news.ktstv.net/e67852.html
『フェリー係留中に転落 死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/5053213691.html?t=1484949875087
2017年1月20日16時56分にNHK京都から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前10時ごろ、京都府大山崎町円明寺の下水道の工事現場で、「土砂が崩れて作業員が巻き込まれた」と消防に通報があった。
警察によると、この事故で、大阪・門真市の作業員の男性(58)と男性の長男(19)の親子2人が土砂に埋まり、まもなく救出されてドクターヘリで病院に運ばれたが、2人とも死亡した。
現場では下水管を埋めるため、深さ2.5m、幅1mにわたって地面が掘られていて、20日は、午前8時ごろから、4人で土の壁を固めたり、配管を通したりする作業にあたっていたという。
現場周辺は新興住宅地で、警察では、安全管理に問題がなかったかどうか、詳しい状況を調べている。
京都府によると、事故があった現場では、府の開発許可を受けて、準大手ゼネコンがおよそ2.7ヘクタールの広さで住宅の造成事業を行っていて、126戸の住宅を建てる計画になっているという。
京都府では、現在、情報収集にあたっているという。
出典
『土砂崩れ 作業員親子死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2013198242.html?t=1484948323652
1月20日12時40分に京都新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前10時ごろ、京都府大山崎町円明寺鳥居前の宅地造成地で、道路建設に伴う下水管の敷設作業中だった建設会社の男性従業員2人が、工事現場の溝の側壁が崩れて生き埋めになった。
50代とみられる男性は死亡が確認され、もう1人の10代とみられる男性は意識不明の重体という。
警察によると、現場の溝は幅約1m、深さ約2.5m。
周辺は粘土質で土壌が崩れやすく、2人は側壁の崩落防止作業などをしていたという。
消防によると、現場から119番があった。
2人は約20~50分後に救出され、ドクターヘリなどで運ばれたという。
出典
『作業員生き埋め1人死亡、1人重体 京都・大山崎で工事中』
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20170120000075
1月20日20時43分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察などによると、2人は大阪府寝屋川市の配管工事会社の社員で、午前8時から社員4人で配管を敷設する工事をしていた。
土を掘って作った穴(深さ約2.5m、幅約1m)に2人が入って作業中、穴の内部の片側部分の土壁が一気に崩れ、土砂にほぼ全身が埋まったという。
119番で駆けつけた救助隊員がスコップで土砂を撤去し、2人をそれぞれ約20~50分後に外に出した。
警察などは、工事の安全管理に問題がなかったか調べる。
現場は阪急・長岡天神駅から南西約2kmの住宅街。
出典
『工事現場で土砂崩れ、生き埋めの親子が死亡』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170120-OYT1T50049.html
2017年1月20日21時17分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前8時半ごろ、岡山県玉野市の三井造船玉野事業所で、同社社員の男性(62)が作業場に向かう工事用エスカレーターに乗っていた際にプラスチック製の踏み板が破損し落下、板とフレームの間に体を挟まれた。
午前11時すぎに救出されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察によると、男性はこの日、他の作業員と共に船尾にかじを取り付ける作業をしていた。
警察が事故原因を調べている。
出典
『三井造船所で落下、作業員死亡』
http://www.sankei.com/west/news/170120/wst1701200095-n1.html
1月21日付で朝日新聞岡山全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
造船中の船にエスカレーターで移動しようとしたところ、踏板が外れて内部に転落した。
警察によると、男性を挟んだ状態でエスカレーターは動き続けた。
2017年1月19日16時47分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月19日15時29分に日テレNEWS24からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
雪道を走行するために使うタイヤチェーンが走行中に切れるなどのトラブルが相次いでいて、国民生活センターは、緩みがないように正しく装着するよう、雪に慣れていない人などに注意を呼びかけている。
国民生活センターによると、タイヤにチェーンを巻いて雪道を走行していたところ、チェーンが切れて車が傷ついたといった相談が、先月までの5年9か月の間に89件寄せられ、中にはチェーンが切れてブレーキが利きにくくなり、雪の壁に衝突したケースもあったという。
相談の6割余りが、ふだんあまり雪の降らない南関東の1都3県から寄せられていた。
また、国民生活センターが消費者約450人を対象に行ったアンケートによると、約4割の人が、金属製のタイヤチェーンを使う際に、何らかのトラブルを経験していたという。
特に多いのは、「走行中のチェーンの緩み」と「走行中にチェーンが切れた」というトラブルだった。
国民生活センターが、チェーンが正しく装着されず緩んでいた場合の影響について実験をして調べたところ、チェーンが浮き上がったり外れかかったりして車を傷つけることや、急ブレーキをかけるとチェーンが大きくねじれて切れやすくなることが確認されたという。
国民生活センターは、チェーンは緩みがないように正しく装着したうえで、商品に表示されている速度の制限を守り、急ブレーキや急発進をしないよう、注意を呼びかけている。
国民生活センターの宮森さんは、「雪に慣れていない人が正しく付けられず、チェーンに緩みが生じていると考えられる。休憩などの際に緩みがないか確認しながら使ってほしい」と話している。
出典
『タイヤチェーンの装着に注意を』
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20170119/3106951.html
『金属製タイヤチェーン トラブルに注意を』
http://www.news24.jp/articles/2017/01/19/07351907.html
(ブログ者コメント)
国民生活センターHPに1月19日付で掲載されている文書の冒頭は下記。
自動車で積雪路や凍結路等を走行する際に、滑り止めのためにタイヤに取り付けるタイヤチェーンには、接地面が金属製の鎖等でできている金属製チェーンと、ウレタンやゴムでできているタイヤ滑り止め装置(以下、非金属製チェーン)等があります。
昨年度の販売数量は金属製チェーンが約40万ペア、非金属製チェーンは約24万ペア(注1)で、金属製チェーンの方が販売数が多くなっています。
PIO-NET(注2)には過去5年間でタイヤチェーン(金属製・非金属製両方を含む)の安全・品質に関する相談が89件(注3)見られました。
89件の中でも57件(64.0%)が南関東であり、日本の総人口に対する南関東の人口比(約28%)を考慮しても非常に多く見られました。
これは冬季でも積雪が少なくタイヤチェーンを使用する機会がないために、チェーンの使用に不慣れな人が急な積雪に対して使用することがあるためと考えられます。
商品テスト部では、過去5年間に金属製チェーンについて走行中の破断に関する4件のテスト依頼があり、切れたチェーンによって車体が傷付いたりブレーキが利きにくくなって雪の壁に衝突したりするなどの拡大損害も発生していました。
テストの結果、チェーン自体の強度が不足していたと考えられるものや溶接不良のものもありました。
そこで、金属製チェーンの使用実態に関するアンケート調査を実施するとともに、販売数量が多い金属製チェーンを使う上での注意点を消費者に情報提供することを目的とします。
・・・・・・
(出典)
『金属製タイヤチェーン使用時のトラブルに注意-緩みや速度超過などは、チェーン切れや思わぬ事故につながります-』
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20170119_1.html
2017年1月19日付で河北新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月19日18時9分にテレビ朝日からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
宮城県内最長のローラー滑り台で尾骨を折ったのは、滑り台を設置・管理する大衡村が安全管理を怠ったためだとして、仙台市の20代女性が18日までに、同村に約700万円の損害賠償を求める訴えを仙台地裁に起こした。
訴えによると、女性は2015年10月、同村大衡の万葉クリエートパークにある全長115mのローラー滑り台を滑走。
ローラーが欠けたり、くの字にゆがんだりしていた部分を通過した際、尾骨を折る大けがをした。
女性側は、「滑り台の対象年齢に上限はなく、大人の利用も想定されていた。点検や修繕が適切に行われていれば骨折はしなかった」と主張している。
女性側によると、当時はローラーを覆うプラスチックが剥がれ、基礎部分がむき出しになっている箇所もあった。
女性は現在も、尾骨周辺の慢性的な痛みに悩まされているという。
大衡村は、「点検は毎日行っていて、事故前日も不具合は見つからなかった」としている。
村都市建設課の担当者は、「訴状の内容を精査し、今後の対応を考えたい」と話した。
滑り台の利用について村は事故後、8~12歳の制限を設けている。
出典
『長い滑り台で骨折 女性が宮城・大衡村を提訴』
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170119_13014.html
『訴え・長い滑り台で女性が骨折・管理の村に損害賠償請求』
2017年1月20日12時21分にNHK高松から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後10時ごろ、さぬき市志度にある通信用のケーブルなどを製造する「S社」の本社工場から「川に工場で使う液体が漏れ出した」と消防に通報があった。
消防や警察などが調べたところ、漏れ出した液体は、金属を加工する際に摩擦抵抗を減らすために使うもので、490ℓほどが工場の西側にある弁天川に流れ出たという。
液体は、工場から150mほど下流まで流れ出ているということだが、県によると、これまでに魚が死ぬなどの環境への影響は確認されていないという。
警察によると、工場の作業員が濃度を調節するため液体が入ったタンクに水を注入していたところ、止めるのを忘れていたと話しているという。
会社側によると、漏れ出した液体は白く固まって川の底に沈殿しているということで、20日、液体を川から回収する作業を行っている。
会社側は、「ご迷惑をかけて申し訳ありません。再発防止に努めます」と話している。
出典
『川に金属加工に使う液体流出』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/8033193451.html?t=1484949494483
2017年1月19日21時31分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月20日0字11分に共同通信から、1月19日23時59分に読売新聞から、1月20日13時7分にNHK首都圏NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後5時半すぎ、栃木市藤岡町の渡良瀬遊水地の第一貯水池で50代と20代の男性2人が浮いているのを遊水池を管理する国交省利根川上流河川事務所の職員が見つけ、消防に通報した。
2人は消防に引き上げられ、病院に搬送されたが、死亡した。
警察が死因などを調べている。
警察によると、2人は埼玉県川口市にある計測会社(本社・東京)の社員で、国交省から委託を受けて、19日午前10時半からボートに乗って貯水池に設置された水質を測定する装置の点検などをしていたという。
会社の同僚が2人と連絡が取れないことを不審に思い、同事務所へ連絡した。
2人はいずれもライフジャケットを身につけていて、近くで2人が乗っていたとみられる長さ4mのボートが無人の状態で見つかったという。
ボートは転覆していなかった。
警察は、2人が作業中に誤ってボートから転落した可能性があるとみて、詳しい状況を調べている。
貯水池の水深は約1mで、同日昼ごろの水温は4~5℃だった。
出典
『渡良瀬遊水地で2人が心肺停止』
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20170119/3185352.html
『渡良瀬遊水地で2人死亡 栃木、機械点検中に事故か』
https://this.kiji.is/194831805770956807?c=39546741839462401
『渡良瀬遊水地で水質調査機器点検、男性2人死亡』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170119-OYT1T50145.html?from=ycont_top_txt
『渡良瀬遊水地2人死亡で検証』
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20170120/3194301.html
1月22日付で朝日新聞栃木全県版(聞蔵)からは、死因に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
栃木署は、21日、55歳の男性は溺れたことによる窒息死、25歳の男性は水死とみられると発表した。
(ブログ者コメント)
ライフジャケット着用者が水深1mの池で2名とも水死。
水が冷たくて・・ということだったのだろうか?
それとも、水に落ちてパニックになって・・・ということだったのだろうか?
(2017年2月19日 修正1 ;追記)
2017年1月21日付の下野新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
近くに着岸した状態で見つかったボートに転覆した跡がないことが、20日、警察への取材で分かった。
警察などによると、Tさん(55)は岸から約15m沖に浮き、Eさん(25)は救命胴衣を着け、岸に流れ着いた状態で発見された。
周辺の水深は、深くて約1m。
2人に外傷はなく、もう一つの救命胴衣は岸の上で見つかったという。
また、貯水池の監視カメラには、19日午後5時ごろ、岸にいるTさんとみられる人影が写っていたという。
Tさんは、その後、何らかの原因で転落したとみられる。
水質自動監視装置は、高さ5.5m、直径2.4m。
100mほど沖に浮いた状態で湖底にワイヤで固定。
点検作業は2人以上で、装置内に入るなどして行うという。
1月は水質改善のため、池の水位を下げる「干し上げ」に伴い、装置から水中に沈めたセンサーの引き上げ作業を行うことになっていた。
水温は19日昼、4~5℃程度だったという。
2017年1月20日付で河北新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月19日21時15分にNHK東北NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後2時5分ごろ、仙台市宮城野区の産業廃棄物処理場「Sセンター」で作業していた多賀城市のアルバイト男性(59)が、がれき破砕用の大型機械に上半身を巻き込まれた。
男性は約2時間半後、搬送先の仙台市内の病院で死亡した。
死因は出血性ショックだった。
警察によると、がれきに含まれる異物を取り除く作業中、肩や脇腹を刃が付いたローラーに巻き込まれたという。
一緒にいた作業員は、「自分を呼ぶ声が聞こえたので見ると、男性があおむけで機械に挟まれていた」と話しているということで、警察が事故の原因を調べている。
出典
『産廃処理の破砕機に巻き込まれ男性死亡』
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170120_13031.html
『廃棄物処理施設で作業員死亡』
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20170119/3176141.html
2017年1月20日付で埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月20日19時54分にNHKさいたまからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
さいたま市は、20日、市水道局が発注していた同市岩槻区本町4丁目の水道管の工事現場の穴に、電動自転車で通行中の川口市の男性(70)が転落し、脳挫傷と頭蓋骨骨折の重傷を負ったと発表した。
市によると、19日午後1時10分ごろ、電動自転車に乗っていた男性が、コーンバーの設置されていないカラーコーンの間から、道路の掘削された箇所(幅0.8m、深さ1.45m、長さ5m)に転落した。
現場は片側1車線で、19日は午前中から道路の片側を立ち入り禁止にして、老朽化した水道管を取り替えるため、道路に穴を掘って工事していたという。
市によると、現場付近には立ち入り禁止を知らせるコーンを設置していたが、現場を囲うバーやロープは取り付けられていなかったという。
交通誘導員は3人いたが、事故当時、進行方向にいた交通誘導員は車の渋滞に対応するため、男性に気付かなかったという。
男性は、事故直後は話せたものの、入院中の現在は手や膝を動かすが、話すことはできない状態だという。
市は、「工事現場はコーンを置くだけでなく、ロープなどで囲うよう指導していたが徹底されておらず残念だ。今後、安全対策を徹底させ再発防止に努めたい」としている。
出典
『男性重傷…自転車で工事現場の穴に転落 誘導員が気付かず』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/01/21/02.html
『工事の穴に自転車転落し重傷』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/1106043071.html?t=1484947197547


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。