2017年4月25日19時36分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前9時20分ごろ、さいたま市浦和区針ケ谷4の市道で、高さ3.6m、重さ17.5kgの道路標識が突然倒れ、近くを歩いていた女性会社員(28)の肩に接触、女性はかすり傷を負った。
埼玉県警によると、標識は支柱の根元から折れており、散歩中の犬のおしっこなどで腐食した可能性があるという。
県警は、腐食を防ぐため、2010年から腐食防止加工を施した新たな支柱の導入を始めたが、倒れた標識は1992年に設置された古いタイプだった。
県内には約37万本の標識があり、新タイプの標識は全体の約7%にとどまる。
今年2月~4月に浦和署が実施した点検で、異常の報告はなかったという。
同市では、14年3月にも、犬のおしっこなどが原因で腐食したとみられる標識が倒れ、小学2年の女児が耳にかすり傷を負う事故があった。
県警は「再発防止に努めたい」としており、今後、県内各署に標識の緊急点検を指示する。
出典
『道路標識 突然倒れ歩行者ケガ 犬の尿で腐食?』
http://mainichi.jp/articles/20170426/k00/00m/040/053000c
4月25日付で埼玉新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前9時20分ごろ、さいたま市浦和区針ケ谷4丁目の市道で、歩道に設置されていた道路標識が倒れ、通勤中の会社員女性(28)に当たった。
女性は左腕に約1週間のけが。
支柱の根元は腐食して茶色になっており、犬猫の糞尿などで腐食し、風の影響で倒れたとみられる。
警察によると、現場はJR与野駅から約300mの線路沿いの住宅街。
支柱は高さ3.6m、直径6cm、重さ17.5kgで、駐車禁止と横断歩道を知らせる標識が2つ付いていた。
女性が歩いていたところ、前から標識が倒れてきたという。
標識は1992年に設置されていた。
県警は年2回、春と秋の交通安全運動に合わせて目視で標識の点検をしているが、異常は報告されていなかったという。
出典
『女性けが、道路標識倒れ 犬猫の糞尿で腐食、風で倒れたか』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/04/26/02_.html
(ブログ者コメント)
犬の尿によるし支柱根元の腐食事例は、本ブログで過去にも紹介している。
2016年2月19日、3月12日掲載
2016年2月11日 大阪府池田市で照明灯が根元腐食で折れて傾き、柱を支えようとした女児が人差し指切断、3日前の目視点検では異常なし、犬の尿で腐食促進か?
(第1報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5727/
(第2報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5666/
2016年4月3日掲載
2016年3月28日報道 京都府向日市でも犬の尿が原因とみられるカーブミラーや街灯の根元腐食が見つかる
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5785/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。