2017年4月26日付で毎日新聞福井版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
関西電力大飯原発(おおい町)で24日午後4時ごろ、コンクリートを壊す作業に従事していた男性作業員(56)が電動式ハンマーと接触し、右足を折る大けがをした。
警察によると、4号機の近くのコンクリート製の見学用通路(幅2m、延長43m)で、別の男性作業員が電動式ハンマーを使ってコンクリートを壊していたところ、ハンマーの先端がそれて、すぐそばでコンクリート片を片付けていた男性作業員の右足に接触した。
関電の原発では、今年に入り、工事作業員が負傷する労災事故が相次いでいる。
大飯原発では、3月30日にも、防潮堤に鉄筋を打ち込んでいた男性作業員(24)が、別の作業員の操作するドリルに手を巻き込まれ親指を切断。
美浜原発(美浜町)でも、1月26日に、地下水を観測していた60代男性作業員が山の斜面で滑落してけがをした。
けが人はいなかったが、1月20日には、高浜原発(高浜町)で大型クレーンが倒壊する事故も起きている。
関電は、「労働災害を発生させ、大変申し訳ない。再発防止に努める」とコメントした。
出典
『大飯原発 作業員、右足骨折の重傷 関電・労災相次ぐ』
http://mainichi.jp/articles/20170426/ddl/k18/040/198000c
4月25日17時52分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後4時ごろ、福井県おおい町の関西電力大飯原発4号機で、原子炉周辺建屋の東側にある歩道の取り壊し作業をしていた下請け会社社員の男性(56)が、右足甲にコンクリートを砕く工具が接触して骨折する重傷を負った。
警察によると、同僚の作業員がコンクリートを破砕用の工具で砕いていたところ先端がずれて、破片を集めていた男性の足に当たったという。
出典
『コンクリ破砕工具、足の甲に接触し男性骨折 福井・大飯原発、歩道取り壊し作業中』
http://www.sankei.com/west/news/170425/wst1704250070-n1.html
(ブログ者コメント)
こういった事故は一般の道路工事などでも起きているが、今回は原発敷地内で起きた事故ゆえ報道された・・・そんな気がした。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。