2017年3月5日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6844/
(2017年4月30日 修正1 ;追記)
2017年4月23日付で信濃毎日新聞から、換気目的で開けた扉を閉め忘れていたという下記趣旨の記事が、図解付きでネット配信されていた。
4月23日17時26分に読売新聞から、4月22日付で信濃毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、第1報ともどもタイトルも修正した)
市動物園安全対策検証委員会は、22日、事故原因や安全対策の提言をまとめた報告書を小泉市長に提出した。
報告書は、事故は飼育員の人的ミスで起きたとしつつ、安全教育や人員配置なども要因だと指摘。
市は、既に提言に応じた安全策を講じたとして、5月3日に動物園の営業を再開する。
報告書によると、ナナは子宮内膜炎のため、約1カ月間、屋内寝室で生活。
女性飼育員は、事故発生の2月26日、臭気の強かったライオン舎を換気しようと、職員通路と屋外展示場をつなぐ扉(引き戸)=図A=を開けた。
さらに、ナナを屋外展示場に出そうと別の2つの扉=図B(鉄板の電動扉)、C(鉄格子の引き戸)=を屋内からのスイッチ操作などで開けたため、飼育員とナナが鉢合わせしたとみられる。
飼育員は、最初の扉を開けたのを忘れていたという。
動物園の作業ルールでは、3つの扉を同時に開けてはいけないことになっていた。
市は事故後、同園の正・臨時職員を計2人増員。
危険動物の寝床付近に飼育員が入る際は、扉開閉時の声出し確認や別の職員が必ず施錠をチェックするよう、飼育員に徹底した。
営業再開後、従来は午前8時半の開園時間を、平日は同9時半、土日曜と祝日は同9時とし、準備時間を長くする。
検証委委員長の坂本英房京都市動物園副園長(日本動物園水族館協会安全対策部長)は記者会見で、「ヒューマンエラー(人為ミス)が発生しても事故につながらないような安全対策を講じることが必要だ」と強調。
小泉市長は、「二度とこのような事故がないようにしていきたい」と陳謝した。
関係職員の処分については、今後、検討するとしている。
女性飼育員は3月下旬に退院。
自宅で療養しており、回復しつつあるといい、22日、コメントを発表した。
謝罪や支援者への感謝とともに、「一日も早く元気になって動物園に戻り、皆様に笑顔を届けられるように頑張りたい」とした。
市は、全国から励ましが寄せられたとして、5月3日は動物園がある懐古園を入園無料にする。
出典
『小諸市動物園、5月3日に営業再開 ライオン舎事故で報告書』
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20170423/KT170422FTI090018000.php
『ライオン事故、飼育員の扉閉め忘れ原因…検証委』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170422-OYT1T50114.html?from=ycont_top_txt
『小諸市動物園ライオン舎事故 市が「人為的ミス」判断』
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20170422/KT170421FTI090028000.php
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。