







2013年10月11日12時4分に読売新聞から、10月11日付で毎日新聞山形版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後2時20分頃、山形県新庄市の新庄合同庁舎1階の新庄公共職業安定所で、石こう製の天井板1枚が落下、助成金の申請手続きに訪れていた女性会社員(59)の頭を直撃した。
女性は首に捻挫の軽傷を負った。
山形労働局によると、落下したのはカウンター型の相談窓口の天井。女性は職員と打ち合わせ中だった。
警察などによると、天井板は縦75cm、横30cm、厚さ1.5cmで重さは約1.4kg。
天井板は、アルミ製のレールにはめ込む形で設置されていた。
レールや落下した天井板の端の部分に破損がないことから、警察は、経年劣化によるゆがみが原因で落下したとみて調べている。
庁舎を建設した国交省東北地方整備局によると、官公庁では建築基準法などに基づき、庁舎内の天井板については3年以内ごとに天井裏に入り、目視または打音により、天井板をつり下げる棒や接続部分のボルトが、正常な状態かどうかを点検する必要がある。
山形労働局によると、同じ構造で設置された天井板は、地上4階、地下1階の庁舎内に約150枚ある。
しかし、「日常業務の中で職員が天井を目視で確認している」(総務課)として、新庄合同庁舎が完成した1985年以降、天井裏に入っての点検は一度も行ってこなかったという。
今回の事故を受けて、東北地方整備局は11日午前から、庁舎内の天井板すべてについて、強度などの点検を行う予定。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131011-OYT1T00371.htm
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20131011ddlk06040023000c.html
また、2013年10月12日付で読売新聞山形版から、08年にも落下したことがあるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2008年にも職安所内の天井板が落下していたことが11日、関係者の話で分かった。
当時の職員は、建物を管理する山形労働局に報告しておらず、同局は内規に抵触する可能性があるとして、事実関係について調査を始めた。
関係者によると、08年夏の朝に職員が出勤すると、床に天井板1枚が落下していた。割れていなかったため、そのまま天井にはめ直し、透明のテープを貼って補強した。
今回の天井板と同じタイプだが、落下した場所は異なるという。
同局によると、職安所が入る新庄合同庁舎は厚生労働省が管理。建物の破損などが見つかった時は、国有財産法施行規則に基づく同省の内規により、損害の見積もりを行い、500万円を超える場合は同省などに報告する必要がある。
同局の堀総務課長は「今回の落下事故以前に天井板が落ちたという話は聞いたことがない」と述べ、早急に事実確認を行うとした。
天井板落下から一夜明けた11日、国交省東北地方整備局の職員2人が現地を訪れ、事故現場を確認した。その上で、所長らに対し、再発防止に努めるよう口頭で指導した。
この日の山形労働局の調査で、天井板がはめ込まれていたアルミ製のレールがゆがみ、正常な状態よりも広がっていたことが明らかになった。
東日本大震災などでレールがゆがんだことが、天井板落下につながった可能性があるとみて、同局は原因を調べている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20131011-OYT8T01335.htm
2013年10月12日付で毎日新聞群馬版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後2時10分ごろ、太田市熊野町の市社会教育総合センターで植木の枝切りをしていた市生涯学習課課長補佐の男性(56)が脚立から転落、男性は頭を強く打ち、間もなく死亡した。
警察によると、男性は3人で屋外の植木の枝切り作業中で、バランスを崩して高さ約2.7mの脚立から転落したという。
出典URL
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20131012ddlk10040223000c.html
2013年10月10日19時36分にNHK北九州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前11時半ごろ、北九州市戸畑区の海運会社で倉庫の屋根の補修作業にあたっていた会社員の男性(42)が作業中に屋根が抜け落ち、およそ4m下のコンクリート製の床に転落した。
この事故で、男性は病院で手当てを受けているが、頭などを強く打ち、意識不明の重体。
警察によると、海運会社は屋根が老朽化したため、修繕を男性の会社に依頼し、けさは2人で屋根の瓦を交換する作業をしていたという。
警察が、転落を防ぐ安全装置を装着していたかなど、男性が転落したときの詳しい状況について調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/5025178241.html?t=1381437374770
2013年10月10日20時54分にNHK前橋から、また上毛新聞速報として、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前11時ごろ、太田市スバル町の富士重工業群馬製作所第一プレス工場で、アルバイトの男性(46)が工場の屋根に登り、建物の外壁を削る作業をしていたところ、屋根が突然抜け落ち、およそ17mの高さから転落した。
男性は病院に運ばれたが、全身を強く打っていて、およそ2時間後に死亡した。
警察によると、抜け落ちた屋根はスレート製で、男性は10日朝8時すぎから別の作業員と2人で屋根を移動しながら外壁の防水工事をしていたという。
警察では事故の詳しい原因について調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/maebashi/1065197031.html?t=1381436919233
http://www.jomo-news.co.jp/ns/series/5013814118485230/shuin2012_detail.html
(2013年11月3日 修正1 追記;)
2013年10月11日付の上毛新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
男性は、4~5年の作業経験があった。
同工場の防水工事は、この日が初日だったという。
2013年10月9日19時28分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後3時ごろ、JR吉祥寺駅の南口近くにあるビルの外壁に沿って組まれていた工事用の足場が倒れ、近くを歩いていた67歳の男性がとっさに支えようとして腕をひねるなどし、病院で手当てを受けた。
警察によると、このビルでは耐震補強工事に伴って看板を取り外す作業などのため、高さ5mほどの金属製の足場が長さ30m、幅およそ1mにわたって組まれていたが、この足場が倒れ、一部が道路を挟んだ隣のビルにめり込んでいるという。
警察によると、事故があった当時、現場付近は風が強かったということで、武蔵野市に近い府中市では9日午後2時18分に15mの最大瞬間風速を観測している。
警察は、強い風で足場が崩れたとみて、安全が確保されるまで近くの道路を通行止めにするとともに、工事現場の安全管理の状況などについて調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20131009/5161561.html
2013年7月12日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
(2013年10月16日 修正2 ;追記)
2013年10月9日12時22分にNHK北海道NEWS WEBから、過去に別の部品を補修した影響で当初の想定以上の負荷がかかったことなどが原因で破損した可能性大という、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし7月、JR函館線を走っていた特急北斗のエンジン付近から突然火が出て乗客およそ200人が避難したトラブルでは、エンジンに送る燃料の量を調整する「スライジングブロック」という部品が金属疲労によって壊れ、燃料が過剰にエンジンに送られたことが出火につながったとみられている。
去年9月と、ことし4月の列車からの出火トラブルでも同じ部品が破損し、JR北海道は当初、原因は部品の不良などと判断していた。
ところが、ことし7月の破損を受けて、同じ型のエンジンを使って実験するなど調査をしたところ、過去にJRがエンジン内の別の部品を補修した影響で、スライジングブロックに当初の想定以上の負荷がかかっていたことが複数の関係者への取材でわかった。
さらに、スライジングブロックへの負荷を軽減する部品も能力が落ちていたとみられ、JRの当初の判断と異なって、複合的な要因によって金属疲労を起こし、破損した可能性が高まったという。
JR北海道は、調査結果を分析して、さらに詳しく原因の特定を進めることにしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20131009/5136931.html
(ブログ者コメント)
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3023/
(2014年6月7日 修正3 ;追記)
2014年6月7日0時17分に毎日新聞から、国鉄時代の設計ミスだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR北海道の函館線などで2012年9月から昨年7月にかけて特急のエンジン付近から発煙・出火した事故で、同社は6日、出火原因となったエンジン部品の破損は、燃料の制御装置の設計ミスで過剰な力が働くようになり、一部の部品に負荷がかかったためとする調査結果を発表した。
破損したのは、エンジンの燃料供給量を調節する「スライジングブロック」と呼ばれる金属部品。
旧国鉄時代の1986年、列車を高速化させるため、スライジングブロックとつながっている燃料の制御装置「サーボモーター」を大型化した。
その結果、速度を変える際に制御装置内の油圧の変化が大きくなり、過剰な力が働くようになってスライジングブロックに想定の4倍の負荷がかかり、破損につながった。
旧国鉄時代になぜこのような設計ミスをしたかは不明という。
同社は、制御装置内で過剰な力が生じないように改良し、スライジングブロックが破損しても燃料が過剰供給されないようにした。
さらに、エンジンが過剰回転しても強制停止できるようにした。
装置の大型化によるスライジングブロックの破損は、96年と97年にも計3回起きていたことも判明。同社は単純に部品が原因と判断し、交換や補強だけで済ませていた。
JRグループで現在も同型エンジンを使っているのは同社だけで、難波・車両部長は「全体的な原因究明ができなかったことを反省している。(予算が足りず)車両の更新ができなかった。だが、メンテナンスをすれば使っていけると判断している」と述べた。
出火原因の判明を受け、JR北は昨年7月から運転を見合わせていた札幌−函館間の北斗とスーパー北斗の計4往復と、札幌−稚内間のサロベツ1往復を8月1日に再開する。
車両の負荷を減らし、整備に余裕を持たせるために行っている減速・減便は今後も続ける。
同社は、出火事故を起こした特急と同型の36両のうち、お座敷列車などを除く25両でエンジンの交換や部品の改良を進め、運転再開に間に合わせる。
国交省から5日に再開の了承を得ており、来週から試運転をして問題がないか確認する。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140607k0000m040126000c.html
(ブログ者コメント)
JR北海道のHPに、6月6日付のプレスリリースとして、詳細な図解付の文書が掲載されている。
http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2014/140606-1.pdf
(2015年4月24日 修正4 ;追記)
2015年4月23日13時50分に読売新聞から、運輸安全委員会から報告書が公表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運輸安全委員会は23日、燃料供給量を調節する部品に過大な負荷がかかり、出火につながったとする調査報告書を公表した。
報告書では、整備の際、JR北海道が異常な燃料供給を防ぐボルトの取り付けを失念する作業ミスがあった可能性などを指摘した。
この事故では、燃料供給量を調節する「スライジングブロック」と呼ばれる部品が破損してエンジンが制御不能になり、ピストンにつながる棒が破損して火花が発生、燃料などに引火した。けが人はなかった。
スライジングブロックの破損による特急列車の事故は、12年9月と13年4月にも起きていた。
JR北は12年の事故後、同部品の交換の周期を早めたが、報告書では「技術的な根拠に欠ける対策で不十分だ」などと厳しく批判。
また、同社は13年4月の事故後に同部品を一斉交換したが、報告書では、その際に異常な燃料供給を防ぐボルトを付け忘れ、7月の事故につながった可能性があると指摘した。
同社はこの事故後、同型車両の運行を止めて原因を調査。
制御不能に陥った場合は緊急停止するなどエンジンを改良し、14年8月から運行を再開している。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150423-OYT1T50075.html
2013年10月8日2時0分に読売新聞から、10月8日1時11分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR北海道は7日、特急列車の自動列車停止装置(ATS)など三つの緊急停止装置が正常に機能しない状態で、営業運行していたと発表した。
緊急停止装置が機能すると自動で非常ブレーキがかかる仕組みになっているが、ブレーキの作動に必要な空気圧を調整するコックが閉まっていた。
緊急停止装置が3つとも作動しない状態になっており、衝突などの大惨事につながる恐れもあった。
同社によると、札幌―網走間を走る特急「オホーツク」の運転席が付いた車両1両で異常が見つかった。
ATSのほか、緊急列車停止装置(EB)、緊急列車防護装置(TE)が機能しない状態に陥っていた。
これらの装置は運転士が赤信号を見落とすなどした際、非常ブレーキがかかる仕組みになっている。
非常ブレーキの作動には、空気圧を調整する弁が正常に動くことが必要になる。
弁の作動に必要なコックが、本来は開いた状態になっていなければならないが、ブレーキが機能しない閉まった状態になっていた。
7日に札幌市内の同社工場で行った90日ごとの定期検査で発覚した。
7月上旬の前回検査の後、この弁を操作した記録はないという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131007-OYT1T01422.htm
http://www.asahi.com/national/update/1007/TKY201310070485.html
2013年10月9日10時24分に朝日新聞から、作業員が操作を誤ったらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
回送時の作業ミスの可能性が高いことが、同社への取材でわかった。
車両の配置換えで、ブレーキを動かす空気の弁(コック)の開閉が不要になったのに、作業員が操作を誤ったとみられる。
問題となった特急オホーツクの先頭車両は、7日の定期検査で非常ブレーキのコックが閉じ、自動列車停止装置(ATS)が作動しても緊急停止しない状態だった。
今年7月の前回検査では、コックが開かれ、正常な状態だったことが確認されている。
JR北海道によると、定期検査を終えた車両を回送列車として運転所に戻す際、自力走行する方式と、別の機関車が引っ張る方式があり、所属する運転所で方式が違う。
引っ張る方式では、勝手にブレーキがかからないようコックを閉じることになっている。
問題の車両は昨年9月、引っ張る方式の札幌運転所から、自力走行方式の苗穂運転所に配属が変わった。
同社は、定期検査を担当していた作業員らが、回送先をかつての札幌運転所と勘違いしてコックを閉じた可能性が高いと判断。苗穂運転所側では、車両が自力走行してきたため、コックが開いていると思い込み、異常に気づかなかったのではないかとみている。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/1009/TKY201310080512.html
また、2013年10月10日6時55分に北海道新聞から、車両点検時にコック開閉を記録するよう義務づけられていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同社は9日、誤って設定されていた空気圧コックの開閉操作を車両点検時に記録していなかったことを明らかにした。
同社は、前回6~7月に苗穂工場で実施された点検で、検査担当者が誤ってコックを設定したとみて調べているが、人為ミスを防ぐチェック態勢がなかったことも判明した。
JR北海道によると、同社の規定では、苗穂工場での車両検査時のコック操作について、記録するよう義務付けていなかった。
さらに、コックの操作ミスは日常的に起きうるが、複数の社員がチェックするなどの態勢も取られていなかった。
同社の豊田常務鉄道事業本部長は9日の記者会見で、再発防止策について「コック操作に関する記録調書などを新たに導入したい」と述べた。
今回の問題では、こうした社内規定の不備により、苗穂工場でのコックの操作ミスの可能性が高いとする会社側の見方と、それを否定する現場の証言に食い違いが出ており、原因究明が難しくなっている。
出典URL
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/497110.html
2013年10月8日0時47分に毎日新聞から、こすった車体の写真付きで、また10月8日0時4分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR九州は7日、管内の在来線で、走行の安全確保のために建造物を建設できない基準「建築限界」の内側に電柱などが75カ所あったと発表した。
15日の運行開始を前に試運転していた豪華寝台列車「ななつ星in九州」の車両に電柱が接触し、その後の緊急点検で発覚した。
同社は国土交通省九州運輸局に報告し、文書で指導を受けた。
同社は「今後走行する車両に接触する恐れはないと確認されたが、早急に改良する」としている。
同社によると、9月15日と29日、長崎線肥前麓駅(佐賀県鳥栖市)構内で、試運転中のななつ星が電柱に接触。車体の側面上部が10〜15m傷ついた。
30日には北九州市の鹿児島線戸畑−枝光駅間で、試運転中だった別の列車で側面のランプが、架線を引っ張るため電柱に付けられている重りに接触し破損した。
いずれも接触したのはカーブ地点だった。
接触した電柱などはいずれも社内基準の「建築限界」内側に建てられていたことが判明。ななつ星に接触した電柱は31cm、もう一つの列車に接触した重りは28.5cm、基準を超えてレール寄りにあった。
すでに建て替えたり、小型のものと交換したりした。
ななつ星は他の車両と比べ車体が幅広く、乗り心地を良くする目的で空気バネを使用しているためカーブで内側に傾きやすく、接触したとみられる。
また、もう一つの列車は試験走行で速度を落としていたためカーブで傾き、突起物のランプが接触した可能性があるという。
事故を受け管内のカーブにある電柱などを緊急点検したところ、鹿児島、長崎、日豊の3路線計75カ所で基準値超えが見つかった。
年内にすべてを改良するほか、基準を15cm以上超えている箇所については、職員が常時列車の通過状況を監視するという。
基準超えの電柱は旧国鉄時代の1960〜70年代に建てられたが、当時の設計図などはなく、同社はその後、点検をしたことがなかった。
青柳・鉄道事業本部長は「重大事故にはならないと考えているが、お客様に不安を与えてしまった。国鉄時代のものを確認していなかったのは恥ずかしい」と陳謝した。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20131008k0000m040092000c.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131007-OYT1T01264.htm
(ブログ者コメント)
基準と違う状態が長年、誰にも気付かれず放置され、トラブルが起きて初めて、その実態を知る・・・。
今回のような事故・トラブルは、過去に何回も起きている。
この種の事故を未然に防ぐには、設備や作業が基準どおりになっているか、行われているかを、計画的、定期的に確認することが一つの方策だ。
しかし、そのための作業量たるや、膨大なもの。
そういった理由からだろうか、本格的に取り組んでいる企業があるという情報は、これまで見聞きしたことがない。
難しいところだ。
2013年10月8日1時6分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後6時ごろ、群馬県伊勢崎市の東武伊勢崎線新伊勢崎―剛志間を走行中の普通電車(3両編成)の最後尾車両で、備え付けの消火器が落下、そばに座っていた乗客の40代女性に当たった。女性は額を切るけが。
東武鉄道によると、消火器は高さ48cm、直径10cm、重さ約2kg。高さ1.4mの窓際に金属製バンドで固定して設置されていたが、落下した消火器のバンドは外れていたという。
けがをした女性は近くの駅で降車し、病院で手当てを受けて帰宅した。
同社はバンドが外れた原因を調べるとともに、同様の方式で消火器を設置している全車両を点検する方針。
出典URL
http://www.47news.jp/CN/201310/CN2013100701002909.html
(2013年11月3日 修正1 ;追記)
2013年10月8日付の上毛新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
フック状の留め具が、何らかの理由で外れたとみられる。
2013年10月7日14時7分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京電力は7日、福島第1原発の1号機の格納容器内に冷却水を注入しているポンプの電源が一時停止したと発表した。
自動的に予備のポンプを使った注水に切り替わり、冷却は続いており原子炉の温度に変化はほとんどないという。
東電などによると、作業員が点検作業中に誤って配電盤の停止ボタンを押したことが原因とみられる。
2、3号機原子炉への注水ポンプは別の配電盤を使っており、影響はなかった。
東電によると、午前9時45分ごろ、免震重要棟にいた社員が、1号機タービン建屋2階にある電源盤が停止したことを警報で確認。1、2号機の格納容器内のガスを吸い出す設備と、2号機の排気設備も一時停止したが、ともに予備の設備で対応している。
福島第1原発では、今年3月にも、ネズミが接触したことで配電盤がショートし、1、3、4号機の燃料プールの冷却装置が停止し、全面復旧に約29時間を要した。
7月にも作業員の作業ミスで、原子炉冷却が約2時間停止している。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131007/dst13100714080011-n1.htm
また2013年10月8日8時52分に福島民報から、10月7日23時48分に日本経済新聞(共同)から、誤操作内容などに関するやや詳しい情報が、下記趣旨でネット配信されていた。
この作業員は今回初めて配電盤の数値確認を担当したが、配電盤の液晶表示を消灯しようとして、電源を停止する「切」と「確定」の2つのボタンを続けて押した。
点検は2人1組だったが、操作に慣れていた別の作業員は見ていなかったという。
操作手順書はなく、東電は「操作手順の明文化、操作訓練を実施する」としている。
ポンプは1~4号機に各2系統ずつあり、異なる配電盤から電気が供給されている。
通常はそれぞれ1系統で注水し、止まると別系統が自動的に起動する仕組みになっている。
出典URL
http://www.minpo.jp/news/detail/2013100811371
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0704O_X01C13A0CR8000/
2013年10月7日16時52分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京消防庁は7日、世田谷区内で6日夕に発生した2件の火災を総合指令室の男性消防士長(38)が同一の火災と勘違いし、消防隊の出動命令が約20分遅れるミスがあったと発表した。
出動が遅れた火災では、住人の20代女性がのどにやけどを負う重傷を負った。
同庁は、消防士長に対する処分を検討している。
同庁によると、6日午後4時33分ごろ、世田谷区奥沢1の民家から出火したと119番があった。
1分後に約800m離れた奥沢2の民家でも火災があったと通報があったが、消防士長は1件目と同じ火災だと思い込み、対応しなかったという。
その後、奥沢2の火災通報が相次いだため、同僚が誤りに気付いた。消防隊到着時、付近の住民らが初期消火をしており、火災は鎮圧状態だった。住人の女性は近隣住民に救助され搬送されたが、煙を吸って重傷という。
記者会見した同庁の松井・参事兼警防課長は「重く受け止め、再発防止に努めたい」と話した。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20131007k0000e040153000c.html
10月7日12時18分にmsn産経ニュースからは、若干内容が異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京消防庁は7日、世田谷区奥沢で6日夕に発生した民家とアパートの火災を誤って同一のものと判断し、アパートへの出動指令が21分遅れるミスがあったと発表した。ほぼ同時刻に通報があったことが原因。
アパートの20代女性が煙を吸い込んで重症となったが、同庁は遅れとの因果関係はないとみている。
同庁によると、民家火災の通報は6日午後4時33分ごろ、同区奥沢1丁目であった。
1分後の同34分に北西に約800m離れた同2丁目のアパートからも通報があり、同庁総合指令室の男性消防士長(38)が民家火災と同一と誤認。
同55分ごろに別の指令室員が再びアパート火災の通報を受け、出動指令を出したという。
アパート火災は消防隊の到着時には住民らによってほぼ消し止められており、女性は住民らに救出されたという。
消防士長は「1丁目の火災から1分後の通報だったので完全に同じだと思い込んでしまった」などと説明しているという。
同庁は「あってはならないことで再発防止を徹底する。消防士長には厳正に対処する」としている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131007/dst13100712190009-n1.htm
(ブログ者コメント)
「奥沢」という地名の場所から1分後にまた火災の通報。同じ火災だと思い込んでも仕方がないような気もするが、ことは一歩間違えば人命にかかわる重大事。思い込みでは済まされない場合もある。
119番通報を受ける部署では、曖昧な点は聞き直すなど、ヒューマンエラー防止策を講じていると思うのだが・・・?
2013年10月7日7時20分に山形新聞から、10月6日18時53分にNHK山形から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後11時45分ごろ、河北町のN精工谷地工場で、社員の男性(30)が機械に体を挟まれていると119番通報があった。
男性は心肺停止の状態で病院に搬送され、6日午前0時54分、死亡が確認された。死因は窒息死。
警察などによると、男性はパワーショベルの油圧部品を製造する切削加工機械と、材料の金属を供給するロボットアームの間に胸を挟まれた。
男性は夜勤要員として5日午後8時から勤務。
当時、工場内には男性を含む3人が別々の場所で働いており、同僚男性が機械に関して質問するために捜していたところ、発見した。
当時、男性は、ショベルカーの部品の製造機械に異常がないか点検する作業を行っていたとみられるという。
出典URL
http://yamagata-np.jp/news/201310/07/kj_2013100700129.php
http://www.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6025065671.html?t=1381091704802
2013年10月6日13時9分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
熊本市保健所は5日、同市中央区の飲食店が作った弁当を食べた14人が、食中毒症状を訴えたと発表した。
発表によると、14人は、熊本市南区の事業所に勤務する24歳から41歳までの男女。2日夕、弁当を食べ、同日夜から翌日にかけて、下痢や腹痛、吐き気などの症状が出た。
熊本市保健所が弁当に使われた生のヒラメを調べたところ、寄生虫「クドア・セプテンプンクタータ」を検出、食中毒の原因と断定した。
この寄生虫は氷点下15℃以下で4時間以上冷凍するか、75℃以上で5分以上加熱すれば死滅するという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131006-OYT1T00339.htm
(ブログ者コメント)
昨年、クドアが原因の食中毒が発生したという報道に接し、初耳だったので本ブログに掲載した。
その後も5件ほど報道されていたので、都度、修正版として当該記事に追加してきた。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1500/
それが、今年は報道回数が低下。
前回の記事を読まれていない新読者の方対象に、改めて紹介する。
ただ、食中毒は本ブログの対象外。よって今後は特段のものでない限り、報道の都度、紹介することは差し控える。
2013年10月6日21時57分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前7時20分ごろ、宮崎県高鍋町で突風が発生、住宅30棟が瓦を飛ばされるなどの被害に遭い、プレハブ倉庫1棟が倒壊した。けが人はなかった。
宮崎地方気象台は現地調査の結果、「竜巻と推定した」と発表した。
同気象台によると、被害は日向灘に近い蚊口地区から筏地区にかけ西へ直線約2.5kmにわたり帯状に発生。
付近の気象観測所が渦の通過を示す風向や風速の急変を記録し、「移動する渦を見た」との証言から「竜巻の可能性が高い」と判断した。
当時は、沖縄の南にあった台風23号が西側の東シナ海を北上する一方、宮崎上空が移動性高気圧の南の縁となった影響で大気が不安定となり、突風が発生しやすい状況だったという。
突風の強さを示す「藤田スケール」では、6段階で最も弱いF0(約15秒間の平均風速17〜32m)と推定された。
町総務課によると、住民からの一報は午前7時25分。蚊口地区の幼稚園敷地内にあった平屋の倉庫(約20m2)が突風で吹き飛ばされ、町道を挟んで約4m離れた住宅敷地内の電柱をなぎ倒した。
倉庫が飛んできた住宅に住む女性(45)は「午前7時過ぎに、ゴーッと普通じゃない風の音がすると思ったら『ガチャン』とすごい音がした。窓からのぞいたら倉庫がひっくり返って家に一部刺さっていた。外はガラスの破片だらけでぞっとした」と声を震わせた。
折れた電柱が住宅の壁に「つっかい棒」のように引っかかり、倉庫の住宅直撃を防いだという。
幼稚園の近くに住む前村さん(79)は自宅から東にある海側に「真夏のような大きな積乱雲」を見て間もなく強い風の音を聞いた。直後に倉庫が飛ばされたという。自宅に被害はなかったが「平日の日中だったら園児がたくさんいて大変だった」と振り返った。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20131007k0000m040044000c.html
(ブログ者コメント)
今年は竜巻が多いと感じ、これまで発生の都度、掲載してきた。
しかし、これだけ多くなると、台風の襲来頻度と変わらない。
よって、今後は、特段のものでない限り、報道の都度、掲載することは差し控える。
2013年10月5日19時45分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後11時すぎ、東京・港区麻布十番を流れる古川の堤防の工事現場で、川沿いの歩道が幅およそ2m、長さおよそ30mに渡って突然、崩れ落ちた。
崩れた土砂は川の中央付近まで達したが、当時、工事はしておらず、作業員や付近の住人などにけが人はいなかった。
工事は古川の堤防を作り直すもので、東京都の発注で去年12月から行われていたが、4日の朝、現場付近の道路が30cmほど沈下しているのが確認されたため、通行止めにしていたという。
近くに住む50代の女性は、「昨夜、地響きのような音が長く続いていた。けさになって道路が崩落していて驚いた」と話している。
現場は地下鉄の麻布十番駅に近いマンションなどが建ち並ぶ住宅街で、警察などが崩落の原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20131005/5056941.html
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131005/dst13100522180006-n1.htm
2013年10月5日14時36分に読売新聞から、10月5日付で朝日新聞大分全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前9時40分頃、大分県日田市羽田の梨園で、近くの農業の男性(65)が収穫作業中に運搬車と梨の木の間に挟まれ、腰などを強く打ち、出血性ショックでまもなく死亡した。
警察によると、男性は、そばの斜面に止めてあった梨の運搬車が動き出したため、回り込んで止めようとして、車と木との間に挟まれたらしい。
この日、男性は長男(38)と朝から作業をしていた。
長男は、「エンジンを切っていたと思う」と話している。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131005-OYT1T00526.htm
(ブログ者コメント)
ブログ者の住んでいる地域は梨の名産地で、収穫時期にはよく梨の運搬車を見かける。
図体は、あまりデカくない。
ということで、自力で止められると思っての行動だったのだろうか?
このような事故は、農業以外の産業現場でも、たまに起きている。
小さくても車は車。坂道を動き出したりしたら、止めようとは思わないことだ。
2013年10月4日20時59分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし3月、除染で出た土などを保管する楢葉町の仮置き場で、作業員の男性がショベルカーにひかれて死亡した事故で、労基署は、元請けの前田建設工業などを、労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、楢葉町の除染を国から請け負う共同企業体の代表で、東京・千代田区に本社がある前田建設工業と、現場の52歳の責任者、それに、4次下請けで平田村のM自動車商会と、58歳の社長。
この事故は、ことし3月22日に、楢葉町下小塙の除染の仮置き場で、トラックを誘導していた51歳の作業員の男性が、別の作業員が運転するショベルカーにひかれて死亡したもの。
富岡労基署によると、会社と責任者らは、ショベルカーを動かす経路や制限速度の計画を立てていなかったなどとして、労安法違反の疑いがもたれている。
いずれも容疑を認めているという。
前田建設工業は「担当者が不在のためコメントできない」としている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6055015991.html?t=1380916743169
(2013年10月31日 修正1 ;追記)
2013年10月23日19時11分にNHK福島から、死亡事故が起きた除染工事の元請け3社が指名停止になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
楢葉町の除染現場で、ことし、2件の死亡事故が起きたことを受け、環境省は、工事を請け負った大手建設会社など3社を、23日から3か月間の指名停止にした。
指名停止になったのは、楢葉町の除染を請け負う共同企業体のメンバーで、いずれも東京に本社がある「前田建設工業」と、「鴻池組」、それに「大日本土木」の3社。
楢葉町の除染現場では、ことし3月に作業員がショベルカーにひかれて死亡したほか、5月にも、坂道で動いた無人のトラックにひかれて、作業員が死亡する事故が起きた。
環境省によると、これらの現場では、いずれも作業計画が作られていないなど、決められた安全対策がとられていなかったという。
このため環境省は、この3社に対し、23日から3か月間指名停止にし、環境省が発注するすべての事業について、新たな入札に参加できなくなった。
ことし12月まで行われる予定の楢葉町の除染作業は、引き続き3社が事業を続けるという。
元請けとなる大手建設会社が3社同時に指名停止になったことの影響について、環境省は「他の自治体の除染作業の進ちょくに、大きな影響が出るとは考えていない」としている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6055490871.html?t=1382561190143
また、10月23日付で環境省東北地方環境事務所からプレスリリースされた指名停止を知らせる資料中、事故時のやや詳しい状況が下記趣旨で記載されていた。
平成25 年3 月22 日、下小塙仮置場圧縮梱包施設内で大型土のうを運搬する4tユニック車を誘導していた作業員が、大型土のうを荷下ろししていた0.28m3級油圧ショベルが横向きで前進した際に右足大腿部から股下付近までキャタピラで踏まれ、死亡した。
出典URL
http://tohoku.env.go.jp/fukushima/pre_2013/data/1024aa.pdf
(ブログ者コメント)
これらの情報は、5月に起きた事故の紹介記事にも追記済。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2891/
2013年10月5日付で読売新聞富山版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「ドスン」と鈍い音と共に落ちる壁、頭から血を流して倒れる買い物客――。
高岡市駅南のスーパー「S市場高岡駅南店」で4日、石こうボードの壁(縦1.8m、横6.25m、厚さ8.5cm)が崩れ、女性2人が重軽傷を負った事故。昼時の買い物客でにぎわう和やかな店内は一瞬にして緊張に包まれた。
壁を天井に固定していたネジが抜け落ちており、警察は、店や建設業者などから詳しく事情を聞き、事故原因の解明を急ぐ方針だ。
4日午前11時25分頃、約50人の買い物客でにぎわう同店に、ドスンという鈍い音と共に、「落ちた」と目撃者の叫び声が響いた。
従業員のNさんが駆けつけ、倒れた壁と床のすき間に潜り込むと、市内の女性(74)と孫の女性(25)があおむけに倒れているのを発見。74歳の女性は頭から出血していたため、「タオルを持ってきてくれ」と叫んだ。
店の入り口には「緊急事態のため閉店中」と張り紙がされ、レスキュー機動隊が慌ただしく到着するなど、同店周辺は物々しい空気に包まれた。
警察などによると、崩れた壁は天井などにネジで固定され、建物の壁から約53cmせり出す形で設置された「つり壁」で、鉄製の枠に石こうボードを張り付けた構造。
はがれ落ちた壁の上部の接続部には、壁を天井に固定していた数十本のネジが付いたままの状態だった。
倒れた壁は、売り場の買い物カートとパン陳列台に支えられる形となり、床との間には約80cmの隙間ができたため、女性2人は直接下敷きにならずに済んだという。
同店を運営する食料品小売り「Mフード」(氷見市)の渡辺常務らは同日、店内で会見し、「誠心誠意、原因を究明する。心よりお詫び申し上げたい」と謝罪。
同店では、店長が毎日店内を巡回し、壁のすき間や雨漏りなどの異常がないかチェック項目を設けて目視で確認しているとし、4日も事故直前までつり壁に異変はなかったと説明した。
同社は、県内で運営するスーパー5店舗すべてで同日夕、緊急点検を実施。ネジを締め直すなどし、「危険はないと判断した」(渡辺常務)ため、5日以降も通常営業を行うという。
一方、同スーパーの建築工事を担当したM建設北陸支店(金沢市)によると、工事は2011年7月~11月に行われた。
「工事に問題は無かった」とするが、内装工事は場所によって同支店と店舗側で担当が分かれており、今回落ちた壁については「どちらが工事を行ったのか、現地に派遣した社員からまだ連絡が無く、現時点では分からない」としている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20131005-OYT8T00012.htm
2013年10月4日付で読売新聞長崎版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
諫早市教委は3日、市立湯江小の2日の給食で、ナッツ類などのアレルギーを持つ1年の女児に誤ってピーナツ入りのサラダを配膳し、女児がアレルギー症状を起こして病院に搬送されたと発表した。
命に別条はなく、すでに退院しているという。
市教委によると、女児がピーナツの入った「中華サラダ」を食べた約1時間半後に、嘔吐やせきなどの症状が出たため、市内の病院に搬送。
学校は、ピーナツを除いたサラダを準備し教室まで運んでいたが、担任の女性教諭が配膳するのを忘れていた。
教諭は、女児が誤って食べたことに気付いたが、直後は症状が出なかったため、口をゆすいだり、はき出させたりするなどの対処もしていなかった。
また市教委は、9月に御館山小と長里小で、それぞれ1年と4年の男児がアレルギー性物質を含む給食を食べたことがあったことも明らかにした。
担当者が記録や確認を怠ったことが原因。
食べた児童にアレルギー症状は出なかった。
記者会見を開いた平野教育長は、「確認や対応が徹底されていなかったことは、大変申し訳ない。対応への手引きをまとめた書類を全職員に配布するなど再発防止に努める」と陳謝した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagasaki/news/20131003-OYT8T01328.htm
(ブログ者コメント)
給食でのアレルギー発症トラブルは、調布市小学校での死亡事故以降も、しばしば起きている。
今後も起きることだろう。
しかし、学校は産業現場ではない。
これまでは、安全管理の不備が引き起こしたトラブルということで紹介してきたが、今後は、よほどのものでない限り、掲載を割愛する。


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。