2013年12月25日6時0分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
製パン道内中堅のS社(札幌)が、帯広工場の全従業員の8割近い約220人を来年1月15日付で解雇することが24日、明らかになった。
同工場は11月30日に、失火とみられる火災で内部が全焼、操業を中止しており、雇用継続は困難と判断した。
同社は、早ければ来年度中にも工場を再建し、解雇した従業員を優先的に再雇用する方針。
解雇されるのは同工場の全従業員計約280人のうち、正社員40人、パート従業員約180人。残る正社員約60人は雇用を継続し、グループ会社の別工場などに移る。
解雇決定を受けて、帯広公共職業安定所は24日、雇用対策法に基づき、帯広市や十勝総合振興局などと連携して離職者支援を行う「地域大量雇用変動等対策本部」を設置した。
S社は国内最大手、山崎製パン(東京)の子会社。
帯広工場は1952年創業の旧「I社」(帯広)の工場だった。
I社が11年、S社に事業を全面譲渡した。
出典URL
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/512026.html
火災については、2013年11月30日14時20分に十勝毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前1時半ごろ、帯広などの学校給食用パンも製造している同市西23北1、S社帯広工場から出火、鉄筋コンクリート一部3階建て延べ約8000m2をほぼ全焼した。
市消防本部が消防車両14台を出動させ、約6時間半後に消し止めた。
出火当時、工場内には従業員75人が勤務し、うち2人が煙を吸って市内の病院に搬送され、女性従業員(21)が気道内熱傷を負った。
警察などによると、同工場内に設置された6台のオーブンのうち、1台のガスオーブンが火元とみられる。
29日夜から同工場の従業員がガスオーブンの修理に当たっていた際、中から爆発音がし、その約30分後に天井のダクト付近から火が出たという。同工場の職員が119番通報した。
警察などは30日午前から実況見分を行い、詳しい出火原因を調べている。
出典URL
http://www.tokachi.co.jp/news/201311/20131130-0017198.php
(ブログ者コメント)
事故が起きた場合、その影響が多方面に及ぶことがあるが、これは雇用面にまで影響した事例だ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。