







2013年7月12日23時30分に京都新聞から、7月12日22時36分にmsn産経ニュースwestから、7月12日23時26分にNHK大阪から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前11時半~午後0時15分ごろにかけ、京都市伏見区の京都教育大付属桃山中で、硫化水素を発生させる理科の実験中に2年生15人ほどが気分不良を訴えた。
うち男子生徒4人が入院し、点滴を打つなどの治療を受けた。命に別条はないという。
同中は119番せず、教諭や家族が生徒を病院に連れて行った。
警察などによると、校舎1階の理科室で4時間目の授業中、硫化鉄に塩酸をかけて硫化水素を発生させる実験をしていた。
理科室には理科担当の男性教諭1人と生徒38人がおり、実験中に生徒15人ほどが気分不良で室外に出た。
授業終了後の午後1時半ごろ、生徒3人が再び気分不良を訴えたため、教諭がタクシーで同区の病院まで搬送した。
また、帰宅した生徒1人も体調が悪くなり、午後5時ごろに家族が病院に連れて行った。
4人とも点滴を受け、うち1人は酸素吸入の治療も受けた。
4人全員が入院したが、意識は全員はっきりしている、という。
生徒が入院した病院から「生徒が搬送されてきた。有毒ガスを吸ったようだ」と連絡を受けた警察が、理科室を現場検証するなどして、実験時の詳しい状況を調べている。
同中の説明では、4人は硫化水素中毒と診断され、頭痛や気分不良を訴えているという。
実験時、理科室の窓は換気のため開けていたという。
生徒には、気分が悪い場合は理科室の外に出るよう、指導していたという。
副校長は「教科書に沿って普通の実験をしていた。こんなに大ごとになるとは思わなかった。危機管理の点から消防や警察に連絡すべきだったと反省している」と話している。
出典URL
http://kyoto-np.co.jp/politics/article/20130712000183
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130712/waf13071222410036-n1.htm
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130712/3013951.html?t=1373663931147
(ブログ者コメント)
中学校の授業で硫化水素を発生させる実験中に生徒が中毒症状を訴えたのは、本ブログに掲載しただけで、これで3件目だ。
硫化水素を発生させる授業が絶対に必要だとも思えないので、文科省は、死亡事故が起きる前に対策をとっておいたほうがよいのではないだろうか?
2013年7月12日20時54分にNHK松江から、7月13日2時5分にmsn産経ニュース島根から、7月13日付で朝日新聞(聞蔵)と毎日新聞島根版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前9時すぎ、浜田市にある三隅発電所の発電関連施設の外壁近くで、建設会社社員の男性(28)が血を流して倒れているのを別の作業員が見つけた。
男性は病院に運ばれたが全身を強くうっていて、1時間半後に死亡が確認された。
中国電力によると、男性は、排煙中の灰を取り除く電気式集じん機の外壁を修理するため、午前8時半ごろから、高さおよそ25mの作業用の足場に上がり、外壁鉄板の交換準備をしていたという。
足場と外壁の間には25cmほどの隙間があり、外壁にこすったような傷があるということで、警察は、男性がこの隙間から転落したものとみて、当時の状況を調べるとともに、安全管理などについても関係者から事情を聞いている。
中電は、男性は安全帯を装着していたが、フックを引っ掛けていなかったのではとみている。
三隅発電所は、配管から蒸気が漏れる不具合が見つかったため、先月21日から運転を停止しているが、今回の事故現場と不具合の箇所は直接の関係はないという。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/4035999161.html?t=1373664129075
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130713/smn13071302050001-n1.htm
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20130713ddlk32040535000c.html
(2013年7月27日 修正1 ;追記)
2013年7月13日付の山陰中央新報紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
近くにいた作業員が道具が落ちたような音を聞き、下を見ると男性が倒れていたという。
同発電所の安全管理マニュアルでは、落下場所には手すりなどがあり、安全帯を着ける必要はなかったという。
2013年7月11日18時52分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また7月11日付で同社HPにも同趣旨のプレスリリースが掲載されていた。
JR山陰線などで運行している車両が、緊急事態を別の車両に知らせる「防護無線」の配線を誤って取り付けられたために、無線の送受信ができないままの状態で24日間、5000kmあまりを走行していたことがわかった。
「防護無線」は、脱線事故などの緊急事態が起きた際に、半径1km以内を走る列車に異常を知らせて停止させる無線。
JR西日本広島支社によると、防護無線が使えなくなっていたのは、JR山陰線や山口線、それに芸備線で運行している「キハ47ー3006号」。
この車両では、先月行われた補修の際に無線の取り外しが行われたが、復帰時に、乗務員がふだん使う無線と防護無線の配線を誤って逆に取り付けたという。
今月6日になって、乗務員が通常の無線で指令室とやり取りした際に一部がつながらなかったため調べたところ、配線の誤りがわかったという。
この車両は、今月6日までの24日間、距離にして5000kmあまりを、防護無線の送受信ができないままの状態で運行していたという。
JR西は、同形式車両108両について一斉点検したが、当該車両以外に異常はなかった。
広島支社運用車両課は「JR福知山線の脱線事故以降、安全向上に努めてきましたが重要な装置でミスがあり申し訳ありません。今後、しっかりと対応していきます」と陳謝した。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4065967101.html?t=1373576326373
http://www.westjr.co.jp/press/article/2013/07/page_4099.html
(ブログ者コメント)
○JR西のHPに掲載されている写真などをみると、空中線共用器と呼ばれるボックス下部に2つ並んでいる端子に、右左逆に接続した模様。
○防護無線の配線接続ミスは、昨年11月にJR貨物でも発覚している。(本ブログ掲載済)
2013年7月11日18時44分にmsn産経ニュース千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また7月12日付の千葉日報紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
東金労基署は11日、労安法違反の疑いで、タンク等製造会社「M機工」と、同社専務の男(47)を書類送検した。
送検容疑は、2月22日、八街市内の工場内で製造中の高さ5mのタンクの上で従業員の男性(当時65)に作業を行わせた際、手すりや囲いなどの転落防止措置を講じなかったとしている。
同署によると、男性は同日の作業中にタンクの上から転落し、4日後に死亡した。
専務男性は、「時間と手間がかかるので、手すりなどの対策をしなかった」と話しているという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130711/chb13071118440003-n1.htm
2013年4月19日19時26分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京電力は19日、定期点検中の柏崎刈羽原発7号機の「コントロール建屋」地下2階で、充電器の配電盤が焦げたと発表した。
消防は、配電盤の配線が炭化したり溶けたりしていたため火災と判断。東電と消防が原因を調べている。
東電によると、18日午後2時50分ごろ、充電器の配電盤の故障を示す警報が作動。
調べたところ、電圧を調整するスイッチの周辺に、縦約30cm、横約10cmの焦げ跡があった。
充電器は原子炉の水量を計算する機器の予備電源。
東電の担当者は「周囲に燃える機材はなく、延焼の恐れはなかった」と説明している。
出典URL
http://www.asahi.com/special/news/articles/TKY201304190321.html
2013年7月11日17時31分にNHK新潟からは、原因と対策に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし4月、7号機の中央制御室などが入るコントロール建屋で、発電所内の設備に電気を供給する「充電器盤」と呼ばれる装置に焼け焦げたあとが見つかった。
東電が原因について調べたところ、通常、充電器盤には、電圧を一定に保つために「蓄電池」が備え付けられているが、当時は取り替え工事を行っていたため、蓄電池が切り離されていたという。
このため、東電は充電器盤だけでは電圧の変動を制御できず、負荷がかかりすぎて発火した可能性があるとしている。
東電は、今後、蓄電池を切り離した状態でも充電器盤に負荷がかかりすぎないよう、電気回路を変更するなどして、再発の防止をはかりたいとしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/niigata/1035977831.html?t=1373575945460
2013年7月11日20時38分にNHK盛岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前10時ごろ、一関市狐禅寺の建設資材の製造販売業、I社草ヶ沢工場の敷地内で、作業員の男性(49歳)が整地作業中のショベルカーに轢かれた。
男性はショベルカーの下敷きになり、警察で死亡が確認された。
警察によると、ショベルカーは雨水がたまった敷地内の水はけを良くするため、でこぼこになった砂利をならす作業をしていたが、ショベルカーの後ろにいた男性に気づかず、後退中に轢いてしまったという。
現場には、ショベルカーを運転していた男性と轢かれた男性の2人しかいなかったという。
警察は、ショベルカーを運転していた男性から詳しく状況を聞くとともに、事故の原因を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/morioka/6045971911.html?t=1373575808244
(2013年7月26日 修正1 ;追記)
2013年7月12日付の岩手日報紙面に、補完的な記事が、下記趣旨で掲載されていた。
現場では当時、重機担当の同僚男性(60)が車輪付きのショベルカーを動かし、水たまりをふさぐための整地作業をしていたという。
死亡した男性は、同工場のプラント担当。
重機担当とプラント担当は普段、別々に業務に当たっており、事故現場は、男性が通常立ち入る場所ではなかったという。
(2013年11月28日 修正2 ;追記)
2013年11月20日20時1分にNHK盛岡から、工場長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
安全管理を怠っていたとして、一関労基署が会社と工場長を労安法違反の疑いで、書類送検した。
書類送検されたのは、一関市の建設資材製造販売会社の「I社」と、草ヶ沢工場の64歳の男性工場長。
建設作業でショベルカーなど車両を使う場合、接触する可能性がある場所にバリケードを設置するなどして労働者を立ち入らせないようにするか、車両を誘導する係の配置が義務づけられているが、現場ではいずれも行われていなかった。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/morioka/6043200991.html?t=1384986749396
2013年7月11日付で朝日新聞名古屋版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前9時ごろ、尾張旭市新居町の住宅建設現場で、60代ぐらいの男性がショベルカーの下敷きになり、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察などによると、亡くなった男性は、同僚の男性(24)と2人で、ブロック片を回収する作業をしていた。
同僚が乗るショベルカーをトラックから下ろす際、誘導していた男性側に倒れ込んだという。
ショベルカーを下ろすために使ったアルミ製の板2本のうち、1本が曲がっており、警察が事故原因を調べている。
(2013年9月20日 修正1 ;追記)
2013年9月14日付で朝日新聞尾張版(聞蔵)から、道板が不十分だったとして書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
瀬戸労基署は13日、解体業「F社」と同社の社長(46)を労安法違反の疑いで書類送検した。容疑を認めているという。
同署によると、使っていた道板が脱落し、男性が転落したショベルカーの下敷きになった。
同社と社長は、十分な長さや幅、強度の道板を確実に取り付ける必要があったのに、そうした措置をとらなかった疑いがある。
2013年7月11日12時43分にmsn産経ニュース神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後8時45分ごろ、川崎市川崎区小島町の鉄鋼メーカー「N冶金工業」の作業場で、会社員の男性(51)がホイールローダーに轢かれた。
男性は、搬送先の病院で間もなく死亡が確認された。
警察によると、男性は金属くずの集積作業中だった。
ホイールローダーを運転していた男性会社員(30)は「気付かなかった」と話しており、警察は業務上過失致死容疑で調べている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130711/kng13071112440001-n1.htm
2013年7月11日付で神奈川新聞からは、歩行中に轢かれたという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
N冶金工業敷地内で、会社員男性(51)が、走行中の大型重機に轢かれた。
男性は搬送先の病院で間もなく死亡が確認された。
警察によると、男性会社員(30)が運転する大型重機が工場内に入ろうとした際、入り口付近を歩いていた男性を轢いたという。重機でスラグを運搬中だった。
出典URL
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1307110037/
2013年7月11日付の大分合同新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。また、2013年7月12日付で朝日新聞大分全県版(聞蔵)から、同趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後7時半ごろ、日出町の大陽日産日出ガスセンターで、屋外の空き地に置いていた撤去済の配管から出火。周辺約15m2を焼いた。けが人はなかった。
同センターは、6月末に閉鎖した日本テキサス・インスツルメント(TI)日出工場の隣接地にある関連企業。同工場の半導体製造で使う液体窒素などを供給していた。
警察によると、この日は作業員14人が、工場につないでいた配管の撤去作業を午後5時まで実施。撤去した6本の配管を1ケ所に集めて、プラスチック製の容器(高さ約1m、3m3)に入れていた。
作業員は「配管の中に残っていた気体が発火した可能性がある」と話している。
(2013年7月27日 修正1 ;本文全面変更)
詳細情報が得られた大分合同新聞の記事を軸に、本文を書きなおした。
2013年7月10日18時48分にmsn産経ニュース神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前8時5分ごろ、神奈川県厚木市金田のZ金属厚木工場で、廃材の入ったコンテナを運んでいた会社員の男性(39)運転のフォークリフトが横転。
男性は下敷きになり病院に搬送されたが、間もなく死亡した。
警察は、男性が工場内に通じるスロープをバックで上がった際、方向転換をしようとしてバランスを崩した可能性もあるとみて、事故の詳しい原因を調べている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130710/kng13071018500004-n1.htm
2013年7月10日14時55分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大分県教委は9日、大分市の県立情報科学高2年の男子生徒が、職場体験中に右手人さし指を切断したと発表した。
県教委高校教育課によると、生徒は同日午前11時頃、訪問先の電子部品製造会社の工場(大分市)で、電線のカバーを自動切断する機械の監視を体験。
社員から機械に触れないように注意を受けていたが、誤って指を出してしまい、指先を切断したという。
事故を受け、県教委は、職場体験を実施する県立高校に、生徒への事前指導の徹底など安全対策に万全を期すよう通知した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130709-OYT1T01480.htm
また、2013年7月9日19時0分に大分朝日放送からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大分市の電気工事会社の工場で、チューブを切る機械の監視作業をしていたが、何らかの理由で機械に右手人差し指をはさみ、第一関節を切断したという。
教師は当時現場におらず、また工場の担当者も機械に触らないよう事前に注意はしたものの、その場を離れていた。
工場には、ほかにも作業員や別の高校生がいたが、誰も見ていなかったという。
出典URL
http://www.oab.co.jp/news/?id=2013-07-09&news_id=4887
(2013年7月20日 修正1 ;追記)
2013年7月18日21時1分にNHK大分から、会社が安全管理に不備があったことを認めたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
生徒が訪れていた大分市の会社が、機械などの安全管理に不備があったことを認めた。
機械には歯の部分に指が入らないようにするなどの安全対策をとらなければならないが、会社の説明では事故当時、こうした安全対策はとられていなかったほか、生徒を指導していた担当の社員も、当時、その場を離れていて生徒の行動を把握していなかったという。
会社では安全配慮に不備があったことを認め、「こうした事故が起きないよう再発防止に努めたい」としている。
一方、大分労基署は、会社が機械に安全対策を行っていなかったことを重くみて、会社に対して今月11日付けで法律に基づき機械の使用を停止する処分を出している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/oita/5073128241.html?t=1374182514800
(2013年7月27日 修正2 ;追記)
2013年7月10日付の大分合同新聞紙面に、以下の補足的記事が掲載されていた。
生徒は、不具合が出た場合、周囲に伝える作業を体験していた。
社員と一緒に持ち場にいたが、社員が目を離した間に、誤って指を切ったとみられる。
教諭はいなかった。
2013年7月9日18時44分にNHK金沢から、7月10日付で毎日新聞富山版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
富山県射水市にある富山新港火力発電所の石炭1号機の煙突の周辺で固形物が散乱するトラブルがあり、北陸電力は煙突の点検のため、石炭1号機の運転を10日から20日間、停止することを決めた。
北陸電力は、運転を停止しても電力の安定供給に支障はないとしている。
石炭1号機は、先月28日から定期点検のため運転を停止していたが、今月1日に稼働させた際、煙突から80mほど離れた地点で最大1片1cm、厚さ1mmほどの固形物が落ちてきたという。
これを受けて、石炭1号機は運転の出力を落として運転されていて、その後、固形物の落下は確認されていないという。
この固形物は、煙から大気汚染の原因となる二酸化硫黄などを分離する際に出た石膏と見られ、煙突の内壁から何らかの原因で剥がれて飛散したと考えられるという。
今回の定期点検では、煙突の内部は対象になっていなかった。
このため、北陸電力は石炭1号機の運転を10日から20日間停止して煙突の内部に異常がないか改めて点検することを決めた。
石炭1号機の出力は20万KWと北陸電力の火力の発電機としては最少で、北陸電力は電力の安定供給に支障はないとしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3025922721.html?t=1373404515805
http://mainichi.jp/area/toyama/news/20130710ddlk16040543000c.html
(2013年7月15日 修正1 ;追記)
2013年6月20日付の上毛新聞紙面に、当該施設のやや詳しい状況が、下記趣旨で掲載されていた。
同工場などによると、排水処理施設は、高さ約10mの鉄筋コンクリート建て。
内部に9つの貯水槽があり、製造工程で発生した排水や工場内の汚水から不純物、有用物質などを取り除いて、外部に排水している。
中には、メタンガスを発生させ、燃料として再利用する槽もある。
ただ、爆発で跳ね上がったふたの下にある2つの槽は、メタンガスが発生する場所ではなかったという。
また、6月21日付の上毛新聞紙面には、事故原因がほぼ特定できたという、下記趣旨の記事が掲載されていた。
サントリー酒類は、事故原因をほぼ特定し、対策を講じたとして、21日に工場の操業を再開することを決めた。
同社と、工事を請け負っていた業者が当時の状況を調べたところ、
①工事をしていた屋上の取水口から火花が入ったとみられる
②取水口の下の貯水槽で可燃性ガスがたまっていた可能性がある
③工事中、換気用の扇風機を使っていなかった
ことなどが原因とみられると判明した。
サントリー種類は20日、県警と消防に調査結果を報告。貯水槽内でガスがたまらない措置などをとった。
2013年7月10日付で読売新聞鳥取版と朝日新聞鳥取版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
境港市立誠道小で8日夕に行った冷房の修理中に、断熱材のガラス繊維「グラスウール」が冷房の吹き出し口から各教室に飛散したとして、同市教委は9日、同小を臨時休校にした。
放課後だったため児童はおらず、健康被害はないという。
市教委によると、7月に入り、「冷房の効きが悪い」との声が寄せられたことから、8日の放課後に点検を実施。
冷風を送り込むダクトの内側に巻いているグラスウールの一部が剥離し、分岐口を塞いでいたことが判明。
撤去後に試運転を行ったところ、ダクトの奥にたまっていた別のグラスウールが吹き出し口から各教室に飛散してしまったという。
グラスウールは皮膚や目などに付着した場合、かゆみや痛みを引き起こす場合があるため、臨時休校を決めた。
9日に教室の清掃を行い、10日から通常通り授業を再開する。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/news/20130709-OYT8T01550.htm
http://www.asahi.com/area/tottori/articles/OSK201307090102.html
2013年7月9日付で愛媛新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。また、2013年7月8日19時17分にNHK松山から、7月9日付で朝日新聞愛媛全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後2時ごろ、大洲市長浜町の岸壁で、接岸中の砂利運搬船から鉄製の台座を吊り上げていた移動式大形クレーン車(重さ約13トン)がバランスを崩し、海側に横転。
船と岸壁との間に挟まり、運転席で操作していた会社員の男性(41)が運転席に閉じ込められ、およそ2時間後に病院に運ばれたが、頭を打っており、まもなく死亡した。
警察によると、船尾にある砂利を吸い上げるホース用の台座(高さ40cm、幅370cm、奥行き80cm、重さ約1トン)の撤去中で、台座は海中に落下した。
事故当時、船には船長や溶接作業員ら数人がいたが、ほかにけが人はいないという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/8005895991.html?t=1373318002941
(2013年7月27日 修正1 ;本文全面改定)
愛媛新聞紙面に掲載されていた詳細情報をベースに、本文を全面改定した。
(2013年11月13日 修正2 ;追記)
2013年11月5日21時44分にNHK松山から、荷重オーバーだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
八幡浜労基署は、転倒防止のために必要な措置をとっていなかったとして、この会社と営業部長を書類送検した。
書類送検されたのは、大洲市長浜町にある土木建設会社「W興業」とこの会社の59歳の営業部長。
この事故はことし7月、大洲市長浜町の岸壁で大型のクレーン車が鉄製の部品を運搬船からつり上げて運んだ際、部品の重さでクレーン車が運搬船に向かって倒れ、操作していた41歳の男性が死亡したもの。
同署によると、このクレーン車でつり上げられるのは重さ1トン未満のものだったが、つり上げていた鉄製の部品は1.35トンあり、また法律の規則で定められているクレーン車を操作する際の作業手順の計画も立てられていなかった。
このため同署は5日、クレーン車の転倒を防止するための必要な措置をとっていなかったとして、この会社と営業部長を労安法違反の疑いで書類送検した。
同署によると、営業部長は「安全管理の責任は自分にあった」と話し、容疑を認めているという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/8005811551.html?t=1383686213903
2013年7月9日付の千葉日報紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
8日午前11時35分ごろ、市川市田尻のリサイクル会社「I資源」の工場から出火し、鉄筋コンクリート平屋建ての工場の一部を焼いた。
出火当時、工場内には男性従業員2人がいたが、逃げて無事だった。
警察によると、従業員が空のドラム缶を重機で切断、圧縮する作業中に火花が上がり、工場内にあった約60本のドラム缶に燃え広がった。
合成ゴムの添加剤として使われるトリイソプロパノールアミンという可燃性の物質が少量残っていたとみられるが、通常は作業中に引火しないという。
警察は、残留物の性質が暑さで変化し、引火した可能性があるとみて調べている。
現場は工場地帯で、火災により大量の黒煙が上がったが、消防によると、周囲で健康被害や近隣建物への延焼はなかった。
(ブログ者コメント)
○トリイソプロパノールアミンの性状について「職場の安全サイト」で調べた結果は下記。
通常は固体だが、この猛暑で溶けて液状になっていたのかもしれない。
○可燃性液体は、引火点以下の温度であっても、多孔体に浸み込んでいたり薄膜状になっていたりすれば引火することがある。
今回の事例でも、そういったことが起きていたのかもしれない。
用途 ; 界面活性剤、ゴムの架橋剤、
状態 ; 白色固体
融点・凝固点; 45℃
引火点 ; 145℃
自然発火温度; 320℃
http://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen/gmsds/122-20-3.html
2013年7月8日12時56分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また7月9日付の千葉日報紙面にも同趣旨の記事が掲載されていた。
8日午前0時20分ごろ、市原市姉崎海岸のプラスチック製品などを保管する倉庫から出火した。
通行人男性が「炎が上がっている。何か燃えているのではないか」と119番通報した。
消防車7台が出て消火活動にあたり、火は出火からおよそ8時間後にほぼ消し止められたが、倉庫が全焼したほか、隣接する事務所などが焼けた。
またこの火事で、消火活動にあたっていた市原市消防局の消防隊員2人が熱中症とみられる症状を訴え救急車で病院に運ばれたが、症状は軽いという。
警察などによると、この倉庫は広さおよそ2300m2で、倉庫内には2つの会社がプラスチック製品などを保管していたほか、廃プラスチックからゴミなどを入れるビニール袋の製造もおこなっていた。また、敷地内には廃プラスチックなどが置かれていたという。
警察は、倉庫を利用していた会社の関係者から話を聞くなどして、火事の原因を調べている。
現場は市原市の臨海部にある工業地帯で、近くには化学工場や火力発電所などが建ち並んでいる。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/chiba/1085876261.html?t=1373317686053
(ブログ者コメント)
昨年7月に奈良県でも、消火活動中の消防署員が熱中症になっている。(本ブログ掲載済)
2013年7月7日8時20分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前3時10分ごろ、北九州市小倉北区大田町の民家で「娘が倒れた」と119番通報があった。
警察などが駆けつけると、民家近くの下水管につながる側溝から硫黄のような臭いがするのを確認。この家に住む女性(16)を病院に搬送した。
女性の症状は軽く、すでに退院したという。
警察は、下水管内にたまった硫化水素が逆流した可能性があるとみて調べている。
警察などによると、側溝から検出された硫化水素の濃度は最大40ppmほど。中毒症状が起きるのは600ppm程度とされ、付近の住民の避難などはなかった。
女性は部屋の窓を開けていたところ、気分が悪くなったという。
付近に工場などはなく、硫化水素は汚水や生活排水などから発生したものとみられる。
警察で詳しい原因を調べている。
現場は、JR小倉駅から約1.2km南東にある住宅地。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0707/TKY201307070011.html
(2013年8月30日 修正1 ;追記)
2013年8月28日付で朝日新聞北九州版(聞蔵)から、近くでまた硫化水素が検出されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後11時50分ごろ、北九州市小倉北区大田町のマンホールから「卵が腐ったような臭いがする」と110番通報があった。
駆けつけた消防隊員が調べたところ低濃度の硫化水素が検出され、マンホール内に放水して臭いを散らす措置をとった。
けが人や搬送された人はいなかった。
現場付近では、7月7日未明にも側溝から硫化水素が検出され、住民1人が搬送された。
市は、原因を調べるため、本格的な調査に乗り出す方針を決めた。
消防隊員が周辺のマンホールや側溝を調べたところ、7ケ所から硫化水素を検出。最大濃度は22ppmだった。
消防によると、死亡につながる中毒症状が起きるのは600ppm程度とされ、住民が避難する事態にはならなかった。
放水して約30分後には、検出されなくなったという。
市などによると、7月7日には、現場から100mほど離れた側溝から硫化水素が検出された。
市は今月、一帯の下水管の中を調査したが、硫化水素が検出されるなどの異常は確認できなかったという。
市は「原因の特定を急ぎたい」としている。
(2013年10月31日 修正2 ;追記)
2013年10月30日19時0分にNHK北九州から、下水管の中で高濃度の硫化水素が検出されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「異臭がする」といった通報が続いていた北九州市小倉北区の一帯で、市が調査したところ、地下の下水管の内部で硫化水素が高い濃度で検出された。
市は付近の住民に注意を呼びかけるとともに、発生源の特定を進める方針。
北九州市によると、小倉北区中津口や大田町の周辺では「たまごの腐ったような臭いがする」といった119番通報がおととしからことし8月にかけてあわせて5回寄せられていた。
これまでの市の調べでも硫化水素は検出されていたが、先月、30日間に渡って付近の下水管の内部を詳しく調べたところ、硫化水素が30ppmから160ppmの高い濃度で検出された。
硫化水素は硫黄の臭いがする有害な気体で、労安法では、マンホール内などで作業を行う場合、10ppm以下であることが決められている。
今回検出された濃度はこれを3倍から16倍上回る高いものだった。
市によると、硫化水素が高い濃度で検出されたのは地下の下水管の内部であることから、ただちに人体に悪影響を及ぼすことはないということだが、異臭がした場合には119番通報するよう住民に呼びかけている。
また、来月からは、周辺の下水道10か所あまりで硫化水素を24時間観測し、発生源などを突き止めることにしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/5025672231.html?t=1383167637420


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。