2013年8月24日1時54分にNHK NEWS WEBから、8月26日18時3分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
生後半年の赤ちゃんが、自宅で寝ていたところ、ブラインドのひもが首に絡まって窒息死する事故が起きていたことが分かり、日本小児科学会が注意を呼びかけている。
同学会によると、死亡したのは生後半年の男の赤ちゃんで、去年11月、自宅で大人用のベッドに寝かせていたところ、ベッドサイドの窓に取り付けていたブラインドのひもが首に絡まり意識不明になっているのを母親が発見した。
赤ちゃんは、すぐに病院に運ばれたが、間もなく死亡が確認されたという。
ブラインドやカーテンのひもが首に絡まる事故は、去年7月、1才の男の子が一時、意識不明の重体となるなど、これまでにも複数、学会などに報告されているが、死亡事故が明らかになったのは国内では初めて。海外では数多く報告されている。
この問題を巡っては、東京都が先月から、ブラインドなどのひもを子どもの手の届く高さに設置しないよう、注意の呼びかけを始めている。
同学会の山中龍宏医師は「同じ事故を繰り返さないためには、親への注意喚起だけでなく海外のメーカーがやっているようにひもをなくした製品の開発など根本的な対策を取ることも検討してほしい」と話している
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130824/k10013996451000.html
http://www.47news.jp/CN/201308/CN2013082601001957.html
(ブログ者コメント)
以下は、日本小児学会の資料。
「製品を改善することが必要」とか、「1981年から1995年の間に米国内では183の死亡例がある」などと記されている。
http://www.jpeds.or.jp/alert/pdf/0036.pdf
(2014年2月27日 修正1 ;追記)
2014年2月19日7時40分に読売新聞から、東京都の協議会が国や業界に対策を要望する報告書をまとめたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
窓のブラインドを操作するひもなどが子どもの首などに絡まる事故が相次いでいることを受け、対策を協議していた東京都の協議会は18日、事故防止の統一基準などを定めた日本工業規格(JIS)の導入などを求める報告書をまとめた。
今後、国や業界団体に対策を要望する。
都によると、2007年以降、ブラインドを上げ下げするひもやカーテンのひもが子どもの首に絡まる事故が全国で7件発生し、うち1件は死亡事故だった。
協議会が昨年10月に実施したアンケート調査でも、保護者の15%が、ブラインドなどのひもが危険だと感じていたことが判明。
報告書は業界に対し、ひもを使用しないブラインドの開発なども求めている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140218-OYT1T00970.htm
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。