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2013年7月6日19時26分に朝日新聞から、7月7日付で毎日新聞神奈川版から、7月8日付で神奈川新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後3時半ごろ、横浜市磯子区の電源開発磯子火力発電所で、貯蔵庫にあった燃料の石炭から出火し、白煙が上がった。
煙は約1時間後には収まり、約36時間後の8日午前3時35分ごろ、鎮火した。
警察によると、貯蔵庫は高さ54m、直径30mの円筒形で、石炭80~90トンが入っていた。
○施設内の石炭が自然発火した可能性が高いという。(毎日新聞)
○石炭を運び出すコンベヤー付近で出火したとみられる。(朝日新聞)
○出火したのは、燃料用の石炭を保管している円筒形の貯蔵庫。警察は、貯蔵庫内の石炭が何らかの影響で自然発火した可能性が高いとみて、詳しい出火原因を調べている。(神奈川新聞)
電源開発の職員が煙を見つけて119番通報した。
同発電所は2基が運転中。貯蔵庫は4つあるため、発電には影響しないという。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0706/TKY201307060075.html
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1307080023/
(2013年7月8日 修正3 ;追記)
2013年7月5日付で朝日新聞(聞蔵)から、7月5日17時34分にmsn産経ニュースから、運転開始当初と設備の使い方が変わっていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
施設を共同運営する日本原子力研究開発機構と高エネルギー加速器研究機構が設置した有識者会議は5日、会合を開き、放射性物質が漏れやすい構造に設備を改造していたとする調査結果を発表した。
実験しやすくするためだったという。
施設では、陽子のビームを金属の標的にぶつけて、そこから生まれるビームを様々な実験に使う。
2009年1月の運転開始当初の設計では、高いビーム出力の運転に備え、標的のニッケルをステンレス製の容器で密閉して運用する計画だった。
だが09年10月以降、より多くのビームを出せる白金や金などを標的にするよう設計を変更。
この際、放射性物質が漏れやすい気密性の低い容器に取り替えられた。
気密性が低かったことで、事故の際に放射性物質が漏れた。
有識者会議の報告では、密閉された容器ならば、ビームの異常照射があっても、放射性物質が漏れなかったと指摘した。
事故では、想定を超える高出力のビームにより金属が溶けて放射性物質が外部に漏えい。金属が密封容器に入っていれば事故は防げた可能性が高く、管理体制が問われそうだ。
実験を担当した高エネ研は、密閉容器を使わなかった理由について「ビームの出力は低く、金属が溶けるとは思っていなかった」としている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130705/dst13070517350006-n1.htm
(ブログ者コメント)
○当初の設計思想を変えて運転する場合は、よくよく安全性についても検討しなければならない。
本件、変更管理がうまくいかなかった事例だと言えるかもしれない。
○7月5日に開かれた第2回有識者会議の資料2には、標的などの変遷経緯が写真付きで解説されている。
http://j-parc.jp/HDAccident/images/HDAccident20130705_02.pdf
2013年7月5日22時2分にNHK高知から、また7月6日付で朝日新聞高知全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前5時前、南国市稲生の入交石灰工業の工場から、推計でおよそ2000ℓの重油が排水溝を通って下田川に流れ出た。
重油は、一時、およそ3.3km下流の高知市五台山の五台山小学校付近にまで流れた。
県によると、消防などが7か所にオイルフェンスを張るとともにマットで油を吸い取って回収する作業を下流から進めた結果、午後4時までに、およそ2km上流まで油を回収したという。
工場内に残っている油を含めすべて回収するには、あと1日から2日かかる見込みだという。
同社によると、事故当時は操業中で、燃料の重油の減り方が異常に速いことから、作業員が現場を確認したところ、オイルタンクと石灰石を焼く窯を結ぶ直径25mmのステンレス製のパイプから漏れていたということで、同社では、パイプに何らかの損傷が生じたものとみて流出の原因を調べている。
同社は作業員約100人。社長は「近隣の方々にご迷惑をおかけして大変申し訳ありません。重油の回収を急ぐとともに、再発防止に努めます」と話している。
県によると下田川では、これまでのところ、魚が死ぬなどの被害は確認されていないという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kochi/8015822541.html?t=1373058825811
2013年7月4日12時47分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後4時55分ごろ、大阪府大阪狭山市の民家で、住人の40代女性が突風で閉まった玄関のドアに右手を挟み、指を切断するけがを負った。
大阪管区気象台によると、大阪狭山市では当時、強風や雷の注意報が発令されていた。
隣接する堺市では午後4時50分ごろに瞬間風速18.8mを記録。
同府八尾市でも約5分後に瞬間風速23.1mを記録し、いずれも7月の観測史上最大だった。
消防によると、女性が玄関から自宅を出ようとした際、突風が吹いたという。
女性は病院に搬送され、入院して治療を受けている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130704/waf13070412490026-n1.htm
2013年7月3日18時43分にNHK熊本から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午前8時前、八代市井上町の農機具販売会社で、クレーンで1m余りの高さに吊るしていた重さ360kgの草刈り機が落下した。
この事故で、草刈り機の下で作業をしていたこの会社の社長の男性(76)が下敷きになり、病院に運ばれたが、まもなく死亡した。
警察によると、男性は別の社員と2人で草刈り機の整備作業をしていたところ、突然、草刈り機をつるしていたクレーンのフックが外れたという。
警察で、草刈り機が落下した原因について詳しく調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/5005763791.html?t=1372888200630
2013年7月3日16時4分にNHK前橋から、7月4日付で毎日新聞群馬版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後6時ごろ、太田市新野町にある「Y工業」の自動車部品工場で、直径がおよそ1m、重さが550kgあまり、厚さが14cmある鉄製のコイルが作業台から突然落下した。
コイルは下で作業をしていた同社社員の男性(30)の頭に当たり、男性は病院に運ばれて、手当てを受けたが、頭の骨を折り、およそ3時間後に死亡した。
警察の調べによると、落ちた鉄製のコイルは自動車の部品の原材料でタイヤのような形をしていて、作業台の上にころがる状態で置かれていたという。
警察は会社の関係者から話を聞いて、コイルの保管状況に問題がなかったか調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/maebashi/1065759091.html?t=1372887749889
http://mainichi.jp/area/gunma/news/m20130704ddlk10040185000c.html
2013年7月2日18時31分にNHK札幌から、7月3日0時3分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後3時すぎ、旭川市南6条通のスーパー「道北アークス・ウェスタン北彩都店」の1階駐車場に雷が落ちた。
警察によると、当時、駐車場の中央付近にあるカート置き場では、3人の従業員が強風で飛ばされるなどしたカートを片づける作業をしていて、このうち、30歳の男性が左腕などに数cm程度のやけどを負った。
男性は病院に運ばれたが軽傷で、命に別状はないという。
警察では、カート置き場かカートに雷が落ちて、従業員が感電したとみて調べている。
すぐそばで落雷を目撃した男性(80)は「鼓膜が破れるほどのものすごい音だった」と興奮気味に話していた。
旭川地方気象台によると、旭川市付近の上空は、当時、大気の状態が非常に不安定で、市内では27.3mの最大瞬間風速を観測。全域に雷注意報と大雨注意報が出されていた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20130702/588eb7326005f66feb07ddba74c0b524.html
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/477202.html
(ブログ者コメント)
○産業現場での落雷人身事故は珍しいと感じた。
○NHKの映像を見たが、駐車場の真ん中付近にある、ホロ屋根付きのカート置場付近で落雷に遭った模様。
(2013年7月15日 修正1 ;追記)
2013年7月3日付で北海道新聞紙面に掲載されていた目撃談を、本文中に追記した。
2013年7月4日付で朝日新聞(聞蔵)から、7月3日20時43分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京電力は3日、全交流電源を喪失した福島第一原発事故を受け、福島第二原発に非常用として配備したガスタービン発電機車で、バッテリーの充電器が故障するトラブルが起きたと発表した。
配電盤に入り込んだネズミが原因とみられる。
東電によると、発電機車は制御車と2台で1セット。
2日午前9時20分ごろ、点検のために制御車の電源を入れたところ、「充電器故障」の警報が出た。
荷台を開けると、配電盤で体長15cmのネズミが電気回路に接触した状態で死んでいた。
床面のケーブル貫通部に3~4cmの隙間があり、入り込んだとみられる。
3月に福島第一原発でネズミによる大停電が起き、配電盤などの隙間を塞ぐ対策をとっていたが、今回の貫通部は対象から漏れていたという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130703/crm13070320460014-n1.htm
(ブログ者コメント)
3月の福島第一原発ネズミ事例は、本ブログ掲載済。
キーワード;小動物
大阪市は2日、同市都島区中野町4の市道で1日、道路脇の支柱(高さ約8m)の先端から、アルミ製の照明器具(長さ約85cm、幅約40cm、重さ約23kg)が落下し、走行中のトラックに当たる事故があったと発表した。けが人はなかった。
管理する市建設局によると、1日午前10時半ごろに落下し、トラックのサイドミラーが壊れた。
この街灯は2011年3月に設置。
照明器具は4本のボルトで支柱に固定されていたが、ボルトごと抜け落ちていた。
支柱に車が接触したような跡があったが、落下の原因は分からないという。
同様の街灯は市内に約8万5000基が設置されているが、落下は初めてという。
市建設局は、「メーカーと共同で落下の原因を調べる」としている。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20130703k0000m040085000c.html
ピザ生地を切断する機械を掃除させる際に、安全のため主電源を切る手順を取らず、従業員が大けがをする事故を起こしたとして、京都南労基署は、東京の外食チェーンの子会社「Tジャパン」の宇治田原町にある工場の工場長(44)と法人としての子会社を、労安法違反の疑いで書類送検した。
同署によると、京都工場では今年4月17日、36歳の契約社員の男性が冷凍食材のピザ生地を分断する機械をいったん停止させて内部をヘラを使って清掃していたところ、掃除が終わったと勘違いした別の社員(55)が誤ってボタンを押したため機械が動きだし、契約社員は厚さ約2cmの刃で右手の指4本を切断する大けがをした。
同署では、機械の掃除や検査などの際に危険が及ばないようにする措置を事業者に義務づけた労安法と、実際に機械の電源を切ることなどを定めた労安則に違反した疑いで、工場長と法人としてのこの子会社を書類送検した。
同署によると、工場では掃除時間短縮のため、10年近く、電源を入れたままにして機械を一時停止させる手順しか定めておらず、マグネットを使って一時的に機械が動かないよう施していた。
工場長は「電源を切ると作業効率が下がると思ってやっていた」と話しているという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2015721921.html?t=1372713345929
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20130702ddlk26040432000c.html(ブログ者コメント)
○「マグネット」という言葉から類推するに、たとえば、起動ボタンに「操作不可」といった表示板をつけていただけ・・・だったのだろうか?
○機械の起動ボタンは、いわば水道の蛇口だ。蛇口の上流には圧力のかかった水がある。
誰かが間違って蛇口を開ける、あるいは蛇口が壊れた場合でも安全を確保するためには、水道の元栓を閉めておく、つまり主電源を切っておくことが大切だ。
○労安則第百八条には「刃部のそうじ等の場合の運転停止等」として、以下の条文がある。
事業者は、機械の刃部のそうじ、検査、修理、取替え又は調整の作業を行なうときは、機械の運転を停止しなければならない。ただし、機械の構造上労働者に危険を及ぼすおそれのないときは、この限りでない。
2 事業者は、前項の規定により機械の運転を停止したときは、当該機械の起動装置に錠をかけ、当該機械の起動装置に表示板を取り付ける等同項の作業に従事する労働者以外の者が当該機械を運転することを防止するための措置を講じなければならない。
3 事業者は、運転中の機械の刃部において切粉払いをし、又は切削剤を使用するときは、労働者にブラシその他の適当な用具を使用させなければならない。
4 労働者は、前項の用具の使用を命じられたときは、これを使用しなければならない。http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S47/S47F04101000032.html
(2013年7月15日 修正1 ;追記)
2013年7月2日付の京都新聞紙面に、安全装置に細工していたという下記趣旨の記事が掲載されていた。
送検容疑は、安全装置が機能しないようセンサーに細工をした機械を、契約社員に掃除させた疑い。
労基署の説明では、普段から安全装置に細工をしていたといい、工場長は「作業時間の無駄を省くためだった」と話しているという。
1日午後3時半ごろ、倉敷市水島のJFEスチール西日本製鉄所倉敷地区構内にある酸素工場の壁の一部が剥がれ、内部にあった粉末状の断熱保冷剤(パーライト)が飛散した。
屋外にいた同社の関連会社や取引先の男性作業員3人(30代2人、20代1人)に降りかかり、目に粉が入るなどして病院に搬送されたが、軽傷のもよう。
建物内で爆発はなく、火災も発生していないといい、警察は、設備が老朽化していた可能性もあるとみて、原因を調べている。
同社によると、プラントの高さ約40mの壁面上部が長さ約10m、幅約5mにわたって外れて垂れ下がり、プラントと鉄板の壁の間に充てんされていたパーライトの白い粉が数100mにわたって飛び散った。
パーライトは、人体への影響はほとんどないとされる。
酸素工場は1975年ごろから操業。鋼材の品質を高めることに使う酸素を取り出すため、空気を液体状にし、酸素と窒素などに分離する装置などを備えている。
当時は氷点下200℃近くまで空気を冷やす作業を行っていた。
出典URL
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2013070122391248/
http://mainichi.jp/area/okayama/news/20130702ddlk33040465000c.html2013年7月1日20時17分にmsn産経ニュースwestからは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後3時半ごろ、酸素工場で建屋の外壁のフタが開いて中の断熱保冷材が飛散したと119番があった。
断熱材は粉末状で、作業員3人が吸い込んだり目に入ったりしたため、病院に運ばれたが、いずれも軽傷。
警察などによると、建屋には液体酸素や液体窒素などが保管されており、保温のために「パーライト」と呼ばれる断熱保冷剤があったが、フタから約200m3飛び散ったという。
屋内には人はおらず、作業員は外から機械を操作していた。
フタを止めている部分の腐食が原因ではないかとみられる。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130701/waf13070120190028-n1.htm
1日午前11時20分ごろ、茨城町常井のみその製造工場、「シロコメ味噌」の従業員から「工場の天井付近から黒い煙が出ている」と消防に通報があった。
消防車7台が出て消火活動にあたった結果、火はおよそ5時間後に消し止められたが、鉄骨2階建ての建物1棟およそ5200m2が全焼した。
警察によると当時、工場には従業員22人がいたが、火事に気づいて全員が避難し、けが人はいなかった。
従業員によると、工場は1階にみそを造る機械があり、2階は資材置き場になっているという。
工場は2階付近の燃え方が特に激しく、警察によると、出火当時、2階では雨漏りを防ぐためにガスバーナーを使ってトタンぶきの屋根の鉄製トタンを切る作業が行われていたという。
1階で働いていた男性従業員は「(屋根で作業をしていた)従業員が1階に降りてきて、『火事だ』と叫んだので、皆で屋外に避難した。思いがけないことだけに驚いた」と話した。
警察などが火事の原因を詳しく調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/mito/1075708921.html?t=1372712967157
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130702/ibr13070204080002-n1.htm
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20130702ddlk08040048000c.html
2013年6月30日付で朝日新聞から、下記趣旨の社説がネット配信されていた。
「誰が悪かったか」でなく、「どうすれば防げたか」を解き明かす。消費者事故調の初仕事は、その意義を十分物語った。
調査の対象は、東京でおきたエスカレーターからの転落死亡事故だ。
下りエスカレーターを背にしていた男性の体がベルトに接触し、体を持ち上げられて階下に落ちた。
エスカレーターは吹き抜けに面しており、両脇が素通しになっていた。
国交省の調査などでは、「ふつうの使い方をしていれば起きなかった事故で、製品そのものに問題はなかった」と判断された。
事故調が今回まとめた中間報告はこれとまったく違う視点を示した。
乗り口の手前にベルトへの接触を防ぐ設備があれば、そして両脇に転落防止柵があれば、事故の発生や大きな被害は防げたかもしれない、と。
これは製品じたいに問題があるかどうか、つまりメーカーの責任の有無にかかわらず、再発を防ぐのに役立つ視点だ。
ユーザーには幼児らもいる。ふつうの使い方だけ想定して、ものを作り、動かしていては事故は完全には防げない。安全な社会を築く上で、こうした注意喚起のはたす役割は大きい。
発足から8カ月たち、事故調の課題も見えてきた。
事故調はこれからこの事故の最終報告に向け、再現実験をするなどの本格調査に入る。
報告書は裁判の証拠に使われることがありうる。裁判が同時進行するなか、いかにメーカーや管理者の協力を得るか。裁判と並行している案件はほかにもあり、同じ問題をはらむ。
責任追及と再発防止はどちらが優先か、あるいはどうすれば両立できるかは、議論の割れている難題だ。走りながらよりよい着地点を探るしかない。
また、事故調は年間100件の調査を目標に始動したが、着手できたのはまだ5件だ。
調査を求めた人たちの中には「経過説明がなく、今どうなっているのかわからない」「話を聞いてもらえず、紙1枚で断られた」と不満をもつ人もいる。
風評被害を避けるため、言えないことも多いのだろう。
しかし「被害者の納得」を看板に掲げる組織なのだから、もう少していねいに説明すべきだ。
遅さや説明不足は、人手の少なさも一因だ。
航空や鉄道、船の事故を調べる運輸安全委と比べると半分以下。適正な規模を見きわめるのも課題だろう。
被害者のためにも社会のためにも、新たに生まれた安全追求の発想を大きく育てたい。
出典URL
http://digital.asahi.com/articles/TKY201306290391.html?ref=comkiji_txt_end_s_kjid_TKY201306290391
また2023年6月22日付で東京新聞からも、事故調評価書に関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
暮らしの中で起きる事故の原因を究明するため、昨年10月に発足した事故調が評価書をまとめたのは初めて。
事故調は、さまざまな年齢や身体条件の人が危険性を意識せずに利用している現状を踏まえ、事故防止の観点から国交省の結果を検証した。
松岡委員長代理は、記者会見で「国交省の調査結果は、再発防止の視点からの検討が十分ではない」と述べた。
事故は09年4月8日、港区の汐留シティセンターで発生。
下りエスカレーターに後ろ向きで近づいた会社員の男性(当時45)が手すりベルトに乗り上げ、約9m下に落下、死亡した。
事故調は
(1)手すりに意図せず接触することを防ぐ設備ができないか
(2)手すりベルトと服の摩擦で体が持ち上げられた可能性がある
(3)物の落下防止に主眼を置いた転落防止棚を、人の転落防止に活用できないか
の3点について、今後独自に調査することにした。
出典URL
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013062202000104.html
(ブログ者コメント)
テレビで事故時の様子を見たかぎり、後ろ向きにベルトにもたれかかっているように見えた。
そして、「やや粘着性のあるベルトに身体をもっていかれた」と解説されていた。
まさか、ベルトに後ろ向きにもたれかかる?人がいようとは・・・。それが、映像を見た時にブログ者が最初に感じたことだ。
通常の使用方法を超える使い方をどこまで想定して安全な設備を作ればよいのか?
想定しても、その想定を超える使い方をする人がいるかもしれず、なかなかに難しい問題だ。
(2015年3月29日 修正1 ;追記)
2015年3月27日18時4分に共同通信から、遺族の敗訴が確定したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都港区のオフィスビルでエスカレーターから転落死した男性会社員の遺族が、ビルを管理する三井不動産などに損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(金築裁判長)は27日までに遺族の上告を退ける決定をし、原告側敗訴が確定した。決定は26日付。
事故は2009年4月に港区の「汐留シティセンター」で発生。
2階の下りエスカレーターの乗り口で男性が手すりベルトに背中から寄り掛かったところ、体を持ち上げられて吹き抜けから1階に転落、死亡した。
訴訟で遺族側は「転落防止対策が不十分だった」と主張したが、一審東京地裁は請求を棄却。二審東京高裁も支持した。
出典URL
http://www.47news.jp/CN/201503/CN2015032701001853.html
30日午前0時10分ごろ、富士市中之郷の製紙工場、「王子エフテックス東海工場」で、機械の清掃作業をしていた同社社員の男性(37)が、作動中の紙を圧縮する機械のローラーに挟まれた。
男性は自力で脱出して仲間に助けを求めたが、腰や胸を強く打っており、搬送先の病院で死亡した。警察で事故原因について詳しく調べている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130701/szk13070102120000-n1.htm
29日午後1時25分ごろ、近鉄奈良線生駒駅中央改札口付近で、高さ約4mの天井から、最大で長さ3mの金属部品2本が落下した。人通りは少なくけが人はいなかった。
近鉄によると、落下した金属部品2本はアルミ製のL型で、1本は長さ3m、重さ約800g。もう1本は縦約2.3m、重さ約600g。
天井のはりに接着剤で取り付けられており、落下原因は接着面の劣化とみられる。
近鉄は「乗客に身近な場所を優先して点検したい」としている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130629/waf13062919490021-n1.htm
29日午前11時ごろ、千代田町舞木のリサイクル施設「Kコンクリートリサイクルセンター」で、この施設に勤める男性(59)が、がれきを砕く機械に転落して倒れているのを、一緒に作業をしていた同僚が見つけ、消防に通報した。
男性はおよそ2時間後に救出されたが、全身を強く打っていて、警察がその場で死亡を確認した。
警察によると、男性は29日午前8時ごろから、同僚の作業員2人と一緒に、がれきを砕く機械にコンクリートの塊などを運び込む作業をしていたという。
この機械は、がれきを大型のカッターで砕くもので、男性は機械の中にあるカッター部分に挟まれていたという。
警察は、男性が誤って機械の中に転落したとみて、事故の状況を詳しく調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/maebashi/1065683891.html?t=1372538482571
(2013年9月7日 修正1 ;追記)
2013年9月6日付で朝日新聞群馬全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
太田労基署は2日、同社と代表取締役の男性(43)を労安法違反(転落等の危険の防止)容疑で書類送検したと発表した。
同署によると、同社と代表取締役は、従業員に破砕機を運転させる際、破砕機の開口部に囲いを設けるなどの転落防止措置を講じなかった疑いがある。
破砕機には手すりがあったが、開口部付近には囲いがない状態で、男性が転落したという。
夜間、車を運転する際、対向車などがいなければ、ライトを、原則、上向きにする取り組みが宇部市などで行われることになり、28日、モデル事業所として地元の運送会社などが指定された。
この取り組みは、夜間、歩行者などをいち早く発見して事故防止につなげようと、宇部警察署と山陽小野田警察署が呼びかけることにしたもの。
宇部警察署で、この取り組みのモデル事業所として地元の運送会社など9つの事業所を、また、協力機関として自動車学校5校をそれぞれ指定する式典が開かれた。
この取り組みは、夜間、車を運転する際、ライトを上向きにするいわゆるハイビームにし、対向車などとすれ違う時に下向きに切り替えるもの。
警察は、この切り替えをこまめに行うよう促していて、28日、指定を受けた事業所などは「ハイビームロービームこまめな切り替え実践中」と書かれたステッカーを貼って、ほかの車にも実践するよう呼びかけることにしている。
宇部市内では、ことしに入って夜間、歩行者が車にはねられ死亡する事故が3件起きていて、いずれの事故も車がライトを下向きにして走行していたという。
宇部警察署交通課は「対向車がいないときなどハイビームにできる機会があれば、積極的にハイビームで走行してほしい」と話した。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4065506651.html?t=1372539091995(ブログ者コメント)
産業安全と直接の関係はない記事だが、参考までに紹介する。
姫路市に本社がある特殊鋼メーカーが、金属くずの処分が許可されていない処分場の管理会社におよそ7トンの金属くずの処分を委託していたとして、警察は、特殊鋼メーカーと担当部長らを廃掃法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、「山陽特殊製鋼」と40代の担当部長、それに処分場の管理会社と40代の当時の現場責任者。
警察によると、同社は、去年6月までの2か月間、金属くずの処分が許可されていない姫路市の処分場の管理会社におよそ7トンの金属くずの処分を委託していたとして、廃掃法違反の疑いがもたれている。
去年9月、警察が最終処分場(安定型)を検証した結果、金属くずが捨てられているのを確認し、同社を捜索するなどして捜査していた。
警察の調べに対して同社は、「特殊な鉄を作る際に使う耐火レンガのまわりに薄い鉄皮(金属くず)が付着していたのは認識していたが、これまで10数年間、行政から指摘がなかったので処分を続けていた」と説明しているという。
同社によると、この処分場には1999年以降、金属くず計173トンを投棄していたという。
書類送検を受けて、同社は「社をあげて改善対策を実施し、社会的信頼の回復に努めたい」とコメントしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2025635971.html?t=1372454469473
http://mainichi.jp/select/news/20130629k0000m040096000c.html
http://sancs.sanyo-steel.co.jp/whats_new/2013news/130628.html(ブログ者コメント)
金属くずは安定5品目の一つだ。よって、安定型最終処分場に捨てたこと自体は、問題ないような気がする。
とすれば、レンガと金属くずの両方の処分許可を持つ業者に委託しなかったことが、書類送検理由だろうか?
もしそうだとすれば、本件より悪質な廃掃法違反事例が身近にあまた放置されている現状、ちょっと違和感を覚える。
青森県などの第3セクター・青い森鉄道は26日、自社製品のガラス瓶入り微炭酸飲料「諏訪ノ平ガスグレープ」(198mℓ)が、静岡県浜松市内の30歳代の男性の自宅で破裂したと発表した。
男性は瓶の破片を片づける際に左ひじを切る軽いけがを負ったという。
同社によると、男性は5月上旬に県内を訪れ、青森市の浅虫温泉駅待合室の売店で3本購入。1本を未開封のままバッグに入れ、自宅クローゼットの中に置いておいた。
今月19日頃、男性がクローゼットを開けた際、瓶が割れているのを発見した。
この商品を巡っては5月、青森市で2本が破裂しており、1人が軽いけがをしている。
同社は返送を呼びかけている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130627-OYT1T00063.htm2013年6月28日15時13分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この問題で、青森署が業務上過失傷害の疑いもあるとみて、瓶が破裂した原因を捜査していることが27日、わかった。
この問題を巡っては、5月13日に青森市内の売店の棚で陳列されていた商品が突然破裂し、飛んできたガラス片で女性客1人が胸元を切る軽いけがを負うなど、これまでに県内外で3本が破裂している。
5月13日に女性客がけがをしたことを受け、同署は青い森鉄道の担当者から話を聞き、製造過程などを調べているという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130628-OYT1T00476.htmまた、2013年6月29日付で朝日新聞青森全県版(聞蔵)からは、原因に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
青い森鉄道は、破裂の原因をまとめた報告書を28日、公表した。
県産業技術センターなどで調査し、まとめた報告書では、瓶の破裂は温度変化や内容物の変質など、「内圧力の上昇」が原因だったとしているが、なぜ内圧が上昇したのか、詳しい原因は特定できなかった。(ブログ者コメント)
瓶の製造欠陥あるいは内容物の発酵によるものではないかと思っていたが、これまでの調べでは原因は特定できなかったとのこと。
産業安全に直接関係するものではないが、参考情報として紹介する。
去年1月、富山地方鉄道の立山駅で、2両編成の電車の1両が燃えた火災で、運輸安全委員会は28日、雪が積もった上り坂を電車が走行したため、モーターの電流を調整する抵抗器に負担がかかり加熱し発火した可能性が高いとする報告書をまとめた。
この火災は、去年1月4日、富山地方鉄道立山駅のホームで、2両編成の電車の、先頭車両の床下から煙が出て、およそ1時間20分後に消し止められたもの。
電車は立山駅に到着後、折り返して富山駅に向かうために出発の準備中で、乗客4、5人が乗っていたが、けが人はいなかった。
報告書は、電車が立山駅までおよそ24kmの上り坂を線路上の雪を押し分けながら走行したため、抵抗器に、通常より長い時間、限界以上の大きな電流が流れ続け、400℃から600℃の高温になり、車体のはりやビニール製の配管が発火した可能性を指摘している。
また、2両編成のうちモーター付きの車両は1両だけで、より負荷がかかる編成だったことも指摘している。
富山地方鉄道は、再発防止策として冬場は2両ともモーター付きの車両で運用し、抵抗器付近には不燃性の保護板を設けたという。
出典URL
http://www2.knb.ne.jp/news/20130628_37023.htm(ブログ者コメント)
モーター高負荷運転時の発火事例として紹介する。
(2013年7月15日 修正1 ;追記)
2013年6月29日付の北日本新聞紙面に、補足説明的な下記趣旨の記事が掲載されていた。
この日の立山駅の積雪は80cmで、前年より10cm以上深かった。
立山駅まで上り坂が続く約24kmを、電車は線路上の積雪を押し分けながら走行。途中から雪を押し切れずに停車するほどだったという。
報告書は、抵抗器に通常より長い間、限界以上の電流が流れたことが要因と推定。
400~600℃の高温となり、車体のはりの木材や、床下にあるビニール製配管が発火した可能性を指摘した。
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

