







2023年2月22日15時40分にYAHOOニュース(アフロ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
中国南部の広西チワン族自治区柳州市で、塩素ガスが漏れる事故が発生した。
2月17日の映像には、大量の薄黄色のガスが噴出して急速に広が様子がとらえられている。
村の職員によると、運転手が鉄製の容器を解体してスクラップとして売るために運び、そのうちの1つの容器から塩素ガスが漏れ、そばにいた男性が中毒症状を起こし、意識不明になったという。
男性は治療を受け、命に別条はないという。
このガス漏れにより5人が中毒症状を起こし、1人が病院で治療を受け、あとの4人は経過観察中だという。
柳江区の緊急事態管理局によると、運転手は無許可で容器を運びだしたという。
このガス漏れによる広範囲な環境汚染は発生していないという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/20b61d43612a336177a0390aca52ebecd64bea8b
(ブログ者コメント)
〇昨年、ヨルダンの港で積み込み中の塩素コンテナが落下し、塩素が大規模漏洩した事故を紹介したが、あの時の映像よりも塩素の拡散状況がよく分かる。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/12573/
〇あれだけ濃い塩素が漏れたのに、そばにいた男性は一命をとりとめたという。
風上にいたからか?
〇映像の最後、塩素雲がまだ薄っすらと残留しているエリアに沿って歩いている人が映っていた。(赤丸印)。
何が漏れたのだろうと見にいった人か?
もしそうだとすれば、まこと、知らないということは恐ろしい。
2023年2月22日9時54分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
一酸化炭素(CO)やシアン化水素によるガス中毒を解毒する化合物を、同志社大の北岸宏亮教授(有機化学)らのチームが21日までに開発した。
火災で死因の多くを占めるガス中毒に対する「特効薬」とし、救急現場などでの10年以内の実用化を目指す。
チームによると、火災などでのガス中毒は病院搬送後にしか治療できず、現場で迅速に治療する方法はなかった。
チームは「火災によるガス中毒から多くの命を救え、後遺症の治療にも効果がある」としている。
開発した化合物は、COとシアン化水素にそれぞれ強く結びつく部分で構成。
生理食塩水に溶かして血中に投与するとCOなどを吸着し、尿として排出される。
火災現場を模擬し、マウス13匹にCOを吸わせて致死状態にした後、この化合物を投与すると、約85%の11匹が生存した。
投与後数分で血圧が回復し、約2時間後にはガス成分がほぼすべて排出された。
投与しなかったマウスは全て死んだ。
2019年に京都アニメーション放火殺人事件を起こし、自らも大やけどした被告の主治医を務めた上田敬博鳥取大病院教授は、「臨床試験に移行する際には大々的に協力する」とコメントを寄せた。
(共同)
https://mainichi.jp/articles/20230222/k00/00m/040/027000c
2023年2月23日23時30分にYAHOOニュース(テレビ朝日)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
中国内陸部の内モンゴル自治区にある炭鉱で22日、大規模な崩落事故が発生しました。
これまでに5人が死亡し、48人が行方不明となっています。
救助された作業員:
「仕事が始まってからすぐです。
午後1時15分ごろ、山から石や土が落ちてきた。
状況がますます厳しくなってきて、撤退しようと決めたが間に合わなかった。
あっという間に地すべりが発生した」
崩落した範囲があまりにも広いため、各地から動員がかけられ、救助作業は夜通し行われました。
救助活動担当者:
「11の救援隊、470人以上の救助隊員が現場に駆け付けています。
医療スタッフも40人余り現場にいます。
午後6時44分ごろ、また規模が大きな地滑りが起きた。
救助活動もやむ得ず中断し、緊急案を検討しています」
各地から集り、救助活動を行っている人は900人に上るといいます。
中国では石炭の増産に向け、大号令がかかる中での崩落事故。
習近平・国家主席は事故後、異例の速さで救出に全力をあげるよう指示を出しました。
崩落の瞬間を捉えた映像には、斜面そのものが滑り落ち、谷を土砂が埋めていく様子が映っていて、いわゆる“地滑り”が起きたように見えます。
この炭鉱は“露天掘り”と呼ばれ、地面を掘りおこすやり方で、比較的事故は少ない手法とも言われています。
何が起きたのか…専門家に見解を伺いました。
九州大学・松井紀久男名誉教授:
「中小の炭鉱だと、安全に対する配慮は少ない(場合もある)気がする」
こうした事故は起こり得るとしながらも、指摘したのは安全管理でした。
松井名誉教授:
「今回、50人超が被災した過程で、これまでに小規模なものを何回か起こしているのではないか。
亀裂ができる状況がよく生じる、炭鉱の露天掘りで。
現在、採掘している斜面の岩石が崩れていったのではないか。
モニタリングして、岩盤を日常的にチェックして、安全であるかどうかを確認しているが、うまいところに計測のポイントを設けないと、そこで引っかからなければ、兆候が出ていても気付かなかったということもある」
2015年に撮影された現場の衛星画像を見ると、作業車が通る道もさほど整備されておらず、採掘が進んでいたようには見えません。
この時から数年で、広い範囲が一気に掘り進められたことになります。
今回の事故が急ぎ過ぎたゆえの人災なのか、それとも、もともと安全管理が緩いがために起きた事故なのかは分かりません。
ただ、内モンゴル自治区の炭鉱では、この10年でも毎年のように事故が起きていて、亡くなった人は200人を超えています。
中国共産党指導部は、事故直後にすぐ声明を発表し、当局は炭鉱の担当者を逮捕しました。
習近平主席:
「あらゆる手段を用いて、行方不明者の捜索救助を行わなければならない。
全人代を控え、各部門は、社会の大局の安定を確実に守らなければならない」
このスピード感には理由がありそうです。
中国総局・冨坂総局長:
「事故を受け、習近平国家主席は異例の速さで、救出に全力を挙げるよう指示を出しました。
背景には、来週から北京で重要会議、全人代が始まることがある。
党大会でも再三強調された『安全』の確保は、習政権にとっての最優先課題で、自らが先頭に立って救出を指揮する姿勢をアピールすることで、全人代を前に、批判の矛先が政府に向かうことを防ぐ狙いがある」
【炭鉱崩落の背景は】
事故の背景には、中国特有のエネルギー事情が関係している可能性があります。
中国の発電能力の内訳を見ると、石炭などを使った火力発電が全体の51.9%を占めています。
世界のエネルギー分野に詳しい、多摩大学・真壁昭夫特別招聘教授に聞きました。
中国の石炭産出量を月ごとに見ると、 2020年9月、国内の大気汚染問題もあり、習近平主席は国連で「カーボンニュートラル実現」を表明しました。
その後、石炭に変わるエネルギー転換の方針を打ち出して以降、石炭の産出量は2021年夏ごろまで、減少傾向でした。
ところが、2021年9月、石炭の生産を再開させ、産出量は増加傾向に転じています。
この背景には、新型コロナ“デルタ株”で世界の物流が停滞し、石炭の輸入量が減少。
また、中国国内で洪水などが起き、国内の石炭産出量も減少し、深刻な電力不足を招きました。
それ以降、石炭の産出量は高いレベルを維持してきました。
ただ、去年は『ゼロコロナ政策』で電力需要が抑えられていたので、この程度で済んでいました。
ゼロコロナを解除した今年1月以降は、電力の需要がさらに高まっていて、産出量はさらに増えるのではないかと、真壁教授はみています。
事故が起きた採掘現場では、春節の休みを返上してまで採掘をしていたということです。
真壁教授:
「エネルギー転換には、早くて数年かかることがある。
中国のエネルギー消費量は莫大(ばくだい)で、石炭依存は当面続く可能性が高い。
必然的に炭鉱の崩落事故のリスクも伴うことになる」
https://news.yahoo.co.jp/articles/90f01d483c9533c293a084b15276fd045aba6227
2023年2月22日20時1分にYAHOOニュース(テレビ長崎)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前、長崎市の三菱重工業 長崎造船所で爆発とみられる事故があり、男性従業員1人の死亡が確認されました。
死亡したのは、西彼杵郡長与町に住む工員の辻田さん(54)です。
三菱重工や警察、消防によりますと、長崎市東立神町の三菱重工業 長崎造船所の船の組立て場で、従業員が少量の出血をした辻田さんを見つけました。
辻田さんは意識不明の重体で病院に搬送され、午後1時ごろ、死亡が確認されました。
辻田さんを見つけた従業員は、発見する直前に爆発音を聞いたということです。
辻田さんは溶接作業をしていたとみられていて、気化した塗料に引火して爆発したとの情報もあります。
周辺住民:
「近くにいて(音を)聞いた人がいた。上から物が落ちるような「バン」という音がした」
事故が起きたのは海上自衛隊の艦船などの造船が行われるエリアでした。
警察は事故の原因などを詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dfd2eee8c382003b62c3438bfcfc626da5fcbaf2
2月22日19時50分にYAHOOニュース(長崎国際テレビ)からは、現場には溶接用のガス管が通っていた、シンナーなどの塗料も置かれていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前、長崎市の三菱重工業長崎造船所の工場で爆発事故があり、作業員の男性1人が死亡しました。
警察や消防は、事故の詳しい原因とともに、現場の体制に問題がなかったかも含め調べています。
22日午前11時半頃、長崎市東立神町の三菱重工業長崎造船所の工場の関係者から「爆発音がしてケガ人が出た」と消防に通報がありました。
(近隣住民):
「ドーンと聞こえた。緑の屋根のある所から音がしたなと思ってのぞいた」
警察によりますと、この爆発で当時、現場で作業をしていた辻田さん54歳が意識不明の重体となり、搬送先の病院でおよそ1時間半後に死亡が確認されました。
(三菱重工業総務第六グループ西本グループ長) :
「地図でいうと13番のあたりは船体を組みたてていく現場になっている」
三菱重工業の西本グループ長によりますと、爆発があったのは海上自衛隊の艦船などを建造するエリアで、当時、辻田さんは1人で船の溶接を行っていたとみられるということです。
工場には溶接に使用するためガス管が通っているほか、シンナーなどを含む塗料が置かれていたということです。
(西本グループ長) :
「原因も含めて、これから、なにがおこったのか究明していく」
警察や消防は、事故の詳しい原因とともに、現場の体制に問題がなかったかも含め調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c050e756c79202c5eee66fdb94ffa91b757e7eb7
(ブログ者コメント)
映像から考えると、建造中の船体内部で爆発が起きたのかもしれない。
2023年2月21日付で静岡新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
沼津労働基準監督署は20日、労働安全衛生法違反の疑いで東京都のヤマト運輸と、同社御殿場営業所の男性副所長(47)を静岡地検沼津支部に書類送致した。
送致容疑は2022年5月24日、小山町の駿河小山営業所で、荷物を積んだかご台車をフォークリフトで大型トラックに積み込む際、作業の指揮を行わせなかった疑い。
労基署によると、副所長がフォークリフトの運転中に誤操作し、かご台車が転倒。
トラックの荷台の上にいた下請けの運送会社の女性従業員(28)が下敷きになり、背骨を折る重傷を負った。
台車を積み込む作業中にフォークリフトの操作は禁じられていた。
副所長は作業計画通りに指揮する「指揮者」を選任する立場だったが、事故当日は事前に選任した指揮者が急きょ休み、指揮者とフォークリフトの運転者を兼ねていた。
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1196886.html
2月20日20時24分に産経新聞からは、重傷を負った女性は荷台で荷物を受け取っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ヤマト運輸(東京)の静岡県小山町の営業所で、下請け会社のトラック運転手の女性(28)が荷物を積んだ台車の下敷きになり重傷を負った事故があり、沼津労働基準監督署(静岡県沼津市)は20日、労働安全衛生法違反の疑いで、同社と御殿場営業所の男性副所長(47)を書類送検した。
書類送検容疑は昨年5月24日午後7時15分ごろ、フォークリフトを使いトラックに荷物を積み込む際、副所長が作業計画通り指揮してなかったとしている。
作業中、荷物を受け取るためトラックの荷台にいた女性は台車の下敷きになり、背骨を骨折するなど重傷を負った。
副所長は小山町の営業所で指揮者を務めていた。
ヤマト運輸は「多大な心配と迷惑をおかけしたことを深くおわびする。安全の強化を図り、再発防止に努める」とコメントした。
https://www.sankei.com/article/20230220-PM5BFDRQYVLYZLOEOHU4O5JIMM/
2023年2月24日14時13分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から下記趣旨の記事が、漏れたとみられる小型ローリーの写真付きでネット配信されていた。
タンクローリーに給油中、灯油が3000リットルが漏れる事故が起きた。
トラブルは20日夕方5時過ぎ、新潟県阿賀野市で発生した。
記者:
「灯油が漏れ出したとされるガソリンスタンドの周辺は、灯油の臭いが充満しています。
また、こちらの排水溝では、油を吸着させるためのようなシートが設置されています。」
排水溝にたまっていたのは灯油。
油がうっすらと流れている。
20日、ガソリンスタンドから「販売用の灯油をタンクローリーに給油していた際、誤って灯油およそ3000リットルを漏らした」と消防に通報があった。
本来はタンクローリーが満杯になると給油は自動で止まる仕組み。
しかし今回は止まらずに漏れ出たという。
漏れた灯油の量は約3000リットル。
どれくらいの量かというと… お風呂15杯分。
石油ストーブで使うと9000時間分にもなる。
トラブルの原因はわかっておらず、消防などが調べている。
一方、新潟県は「健康や生活への影響はない」としている。
(「イット!」 2月22日放送より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/41ab640d4901cde9d6730e470d876813c414892b
2月20日21時11分にYAHOOニュース(テレビ新潟)からは、川につながる水路にまで流出していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新潟県は20日、阿賀野市で灯油販売業者がタンクローリーに灯油を給油中、誤って約3000リットルを漏洩し、付近の水路に灯油が流出したと発表しました。
20日午後8時30分時点で、漏えいは停止していることが確認されているということです。
県や阿賀野市消防本部によりますと、20日午後5時過ぎ頃、阿賀野市榎船渡の灯油販売業者がタンクローリーに販売用の灯油を給油していたところ、誤って約3000リットルを漏えいしたと消防に通報しました。
阿賀野市と阿賀野市消防本部が現場を確認したところ、漏えいした灯油が大通川へとつながる付近の水路に流れ出していたため、可能な限り灯油を回収するとともに、オイルフェンスを設置して流出防止措置を取ったということです。
現場周辺で水道の取水はしていません。
また、付近は田んぼに囲まれていますが、冬期のため農業取水も停止しているということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d5c8c64d1d96f074ebdf6bf687e3d68b1a59a7bf
2023年2月20日16時8分に札幌テレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌・東警察署は20日、札幌市東区の会社敷地内で作業事故があり、50代の男性が死亡したと発表しました。
20日午前7時ごろ、市内の排雪を請け負っていた会社の社長が、ダンプカーの荷台と車体の間に挟まっている男性を発見して警察に通報しました。
男性はその場で死亡が確認されました。
警察によりますと、男性が19日午後9時からの作業に参加しなかったため、20日朝に社長が会社の敷地内を確認したところ、荷台と車体の間に挟まっている男性を発見したということです。
男性はダンプカーの荷台をあげてメンテナンスをしていましたが、荷台のストッパーのレバーを引いていなかったため、荷台が下りてきて挟まったとみられます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/76df1cc697d3aa7a1e0878e8ea60340e2f63a9a0
(ブログ者コメント)
なぜ作業に参加しなかった時点で探さなかったのか、その点が気になった。
2023年2月19日11時15分にYAHOOニュース(Forbes)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
交通事故や高い所から落ちたときなど、「危ない!」と感じたときに映像がゆっくりになって見えるという話は、よく聞きます。
映画などでは、そんな状況をスローモーションで再現したりしますよね。
あれは、その瞬間に視覚の「時間精度」が向上するためだと言われています。
ビデオで言えば、1秒間に記録できるフレーム数が増えるのと同じです。
同じ時間で再生できるフレーム数が決まっている場合は、コマ数が増えるだけゆっくりに見えるという理屈です。
千葉大学は、このたび、その理論を人の表情を使って実証しました。
千葉大学文学部認知心理学研究室の研究グループは、2016年、危険を感じた瞬間に物事がスローモーションに見える現象が実際に生じることを、危険を感じさせる写真と安全な状態の写真を被験者に見せて比較する実験により、世界で初めて確認しました。
しかし、その実験で使われた写真には色彩的な特徴の差異があったため、色彩によって視覚の時間精度が変化した可能性があるとの指摘を受けていました。
そこで今回、色彩や輝度の変化が少ない、人の表情の画像を使って実験を行ったところ、やはり同じ現象が見られ、あの理論は正しかったと判断されました。
使用したのは、色彩の変化が少ない人の顔です。
2人の男女の、危険な感情を呼び起こすとされる怒りの表情、恐怖、喜びの表情、そして無表情の写真です。
また、ここでは、顔を上下反転させると表情が読み取りにくくなる「倒立効果」も利用しました。
画像を反転させるだけなので、画像の特徴はほとんど変わらず、色彩などの影響を排除できます。
時間精度の測定では、顔の画像の彩度を10~50ミリ秒の間に70パーセント低下させて、何ミリ秒で彩度の変化に気づくかを調べました。
時間精度が高いほど、短い時間で気づくはずです。
その結果、怒りと恐怖の表情では、無表情に比べて早く彩度の変化を感じることがわかりました。
顔を倒立させた場合は、その変化はわずかでした。
面白いことに、喜びの表情でも、時間精度の向上が見られています。
さらに、「ドキッ!」と感じる度合い(覚醒度)と時間精度との関係も調べました。
覚醒度が高い怒り、中程度の悲しみ、そして無表情で実験を行ったところ、覚醒度が高いほど時間精度も高くなることが確認できました。
結論として、人は危険を感じたり、ドキッとしたときに時間精度が高まり、短い時間内により多くの情報を認知できるようになるということです。
また、嬉しいときも、程度は低いながらも、同様に時間精度が高まります。
つまり、「ここぞ」というときに時間精度が高まるのです。
打撃の神様と言われた往年のプロ野球選手、川上哲治氏は、ヒッティングの瞬間に「ボールが止まって見える」と有名な言葉を残していますが、今回の実験から察するに、あれは時間精度が高まっていたと説明できますね。
危険や怒りだけでなく、スポーツなどの、いわゆる「ゾーン」に入った極度な集中状態で時間精度が高まる現象も、この研究が解明の一歩になると研究グループは話しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c2bf1f28f16cb2b971e8a582630b2fc15aa7cbf
(ブログ者コメント)
ブログ者も同じような経験をしたことがある。
それは、かなり昔、ソフトボールをしているグラウンドの横の小道を一塁側から本塁側に向け、同行者と歩いていた時のことだ。
視界の片隅には試合風景が映っている。
そして、ファウルボールが自分に向かって飛んできた。
ブログ者は、それほど運動神経がいいわけではない。
むしろ悪いほうだ。
それでも、その時だけはボールが止まって見え、思わず素手でパシッとキャッチした。
同行者は「痛かったでしょう」と言っていたが、痛みはなかった。
極度に神経が集中していたからだろうか?
2023年2月19日6時2分にYAHOOニュース(JB press)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「津波堆積物」という言葉を東日本大震災(2011)の前から知っていた人は少ないだろう。
津波堆積物は、地層に残された過去の大津波の痕跡だ。
古文書だけではわからない過去の地震の様子を詳しく知り、将来の地震予測をするための有力な研究方法になっている。
宮城県や福島県で津波堆積物を調べていた研究者たちは、大津波が内陸深くどこまで襲来するか、2010年までにほぼ予測できていた。
いつ起きてもおかしくないとも考えていた。
その危険性を地域住民に伝えられていたら、東日本大震災の死者は減らせていたかも知れない。
しかし、その知らせは紙一重の差で間に合わなかった。
大津波の危険性をはっきりさせたくなかった東京電力の裏工作が、それを遅らせてしまったように見える。
2011年3月11日。
茨城県つくば市の産業技術総合研究所(産総研)に勤める宍倉さんは、津波で大勢の人が亡くなったニュースを知って「私の胸の中は後悔の念でいっぱいになり、激しく痛んだ」と著書で述べている。
産総研活断層・地震研究センターの宍倉さんらの研究チームは、宮城県や福島県で過去に巨大津波が押し寄せていた事実を調べ上げ、文部科学省に前年までに報告していたからだ。
11年3月23日には、福島県庁を訪問して、大津波襲来の危険性を説明する予定も決まっていた。
地域の住民に、過去の大津波で浸水していた事実と将来のリスクを知ってもらうために「津波浸水履歴地図」を無料配布することも計画していた。
宍倉さんらが突き止めていたのは、貞観地震と呼ばれる仙台湾沖で発生するマグニチュード8.4の大地震の正体だった。
・・・
宍倉さんらの研究成果などをもとに、東北地方沿岸を襲う津波の最新予測を、政府の地震調査研究推進本部(地震本部)がまとめ、当初は2011年3月9日に発表する予定だった。
東日本大震災の2日前だ。
ところがそれは、2月17日に突然、4月に延期されてしまっていた。
予測をとりまとめた島崎邦彦・東大名誉教授は、東電旧経営陣が強制起訴された刑事裁判(2018年5月)で、こう証言している。
「順調にいけば、3月の9日ですね。
水曜日に評価をして、その晩の7時のニュースと、翌日10日の朝刊で、東北地方には海岸から3キロ、4キロまでくる津波があるんだという警告が載ったでしょう。
そうすれば、その翌日の津波に遭遇した人は、ひょっとして、昨日見た、ああいう津波があったというのを思い出されて、おそらく何人かの方は助かったに違いないと思うわけです」
「貞観津波について、報告書では、海岸から非常に遠いところまで津波がくるんだ、これが本当に一般の人に知らせたいことなんだということで、報告書を途中で書き直してもらったぐらい、そのことは考えていましたので、なんで4月に延期したのかと思って、自分を責めました。
ああ、これで一体何人の方が命を救われなくなったのだろうか。
これは、確かに私もその責任の一半はあるんだと思いました」
3月の公表予定が4月に延びた理由の一つは、地震本部の事務局(文部科学省)が、貞観地震の危険性を一般に公開する前に、その影響を受ける原発を持つ東電、東北電力(女川)、日本原子力発電(東海第二)に見せ、情報交換する場を設けるためだったとみられている。
2月17日に、地震本部の事務局は、東電などに報告書の事前説明を提案するメールを送り、同じ日に島崎さんには公表延期を提案するメールを送っている。
3月3日(東日本大震災8日前)に、公表予定の報告書を文部科学省から見せられた東電の津波想定担当社員は、「貞観地震の震源はまだ特定できていない、と読めるようにしていただきたい」、「貞観地震が繰り返して発生しているかのようにも読めるので、表現を工夫していただきたい」と要望した。
地震本部が貞観地震の報告書を公開すれば、東電がそれに備えていないことが明確になることを恐れ、報告書を改変させようとしたのだろう。
地震本部の事務局は東電の要望に応じ、報告書をまとめた島崎さんらに無断で、貞観地震のリスクがまだ不確定であるように書き換えてしまった。
・・・
文科省によると、政府公式の地震予測は1996年以降、東日本大震災までに130回以上発表していたが、一般に公表する前に電力会社に見せたのは2011年3月3日が初めてだったという。
もし、文科省がそんな極めて変則的な手順を踏まずに、当初予定通り3月9日に公表していれば、島崎さんの言うように助かった命は多かったに違いない。
岡村さんは、社会に周知する直前に地震が発生してしまったことについて、「このようなことを繰り返さないためにも、巨大地震に関する研究成果はできるだけ早く社会へ伝える必要がある」と述べている。
貞観地震の危険性を早く社会に伝えることに失敗した過程については、まだ詳しくわかっていないことも多い。
・文科省は、公開前になぜ東電に先に報告書を見せ、書き換えにまで応じたのか。東電がそこまでの影響力を持っていたのはなぜか
・報告書の書き換えや専門家への根回しなどの経緯を知っていた経産省が、東電に対し何も指導しなかったのはなぜか
・岡村さん以外の研究者たちは、どうして東電の根回しに応じてしまっていたのか
失敗を繰り返さないためには、東日本大震災前の経緯を、きちんと検証しておく必要があるだろう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bcb8be274f16949b8af8f2fd11c73b2568fad30f
2023年2月19日20時39分に読売新聞から下記趣旨の記事が、倒れた門扉の写真付きでネット配信されていた。
福岡県久留米市の文化施設「石橋文化センター」で19日未明、正門の金属製の扉1枚(重さ約300キロ)が倒れ、居合わせた70歳代男性が左脚を骨折する重傷を負った。
同センターによると、19日午前3時半頃、正門横の警備員室にいた警備員が「ゴトン」という大きな音を聞いて外に出ると、扉が倒れ、男性が負傷しているのを発見した。
扉は2枚1組で、1枚が幅約6・5メートル、高さは最大約3メートル。
男性は、新聞配達中に倒れてきた扉の下敷きになったとみられる。
扉は今月14日、地元のロータリークラブが市に寄贈したばかりで、18日午後5時頃に閉門していた。
同市では、19日午前3時29分に最大瞬間風速12・2メートルを観測。
センターは風で倒れた可能性もあるとみて、設置業者などと原因を調べる。
気象庁は同日、九州北部と四国で「春一番」が吹いたと発表した。
市の担当者は取材に、「被害者と関係者には大変申し訳ない。一刻も早く原因を究明し、安全対策を講じていく」と答えた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230219-OYT1T50093/
2月19日付でテレビ西日本からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
九州北部地方で「春一番」が観測された19日未明、福岡県久留米市の石橋文化センターで、新聞配達員の男性が強風のため倒れた正門に挟まれて負傷し、病院に搬送されました。
石橋文化センターによりますと、19日午前3時半頃、正門近くの警備員室にいた警備員が、大きな音がしたため外に出たところ、正門が倒れ、73歳の新聞配達員の男性が挟まれているのを発見しました。
男性は左足をけがしており、市内の病院に搬送されましたが、命に別条はないということです。
倒れた正門は、高さおよそ3m、全長およそ13mの左右開閉タイプの右半分およそ300kgで、創立70周年を迎えた「久留米ロータリークラブ」が市に寄贈し、14日に設置されたばかりでした。
当時、市内では最大瞬間風速12.2m/sの強風が観測されており、石橋文化センターは「早期の原因究明に努めたい」としています。
https://yotemira.tnc.co.jp/news/articles/NID2023021916909
(ブログ者コメント)
倒れたレール移動式門扉の写真を見るなり、「これでは倒れて当然だ」と感じた。
というのは、過去にも同じような事例が複数発生しているからだ。
本ブログでも以下の事例を紹介している。
『2021年11月25日 徳島市のJA施設で駐車場の門扉レールの異常を職員が点検中、門扉が倒れ、下敷きになって死亡、転倒防止用の重りは事故当時は載せられていなかった』
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/12129/
2023年2月18日10時19分に読売新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
教科書会社「東京書籍」の地図の教科書で約1200か所の訂正が見つかった問題は、教科書への信頼性を大きく揺るがした。
学校現場からは、「学習にも支障が出かねない」と懸念する声が上がる。
文部科学省の教科書検定に合格した、いわば「お墨付き」の教科書だけに、専門家は「責任の一端は文科省にもある。再発防止を」と求めている。
【再配布「今更」】
「まさかと思った」。
この地図教科書を使っている首都圏の公立高の男性教頭は驚いた様子で話した。
同校には昨年12月頃に東京書籍の社員が説明と謝罪に訪れ、訂正を知ったという。
教頭は「子どもが学習で使う教科書に誤りがあってはならず、教科書検定で正確性が担保されているからと信じていたのに」と残念そうに話した。
別の高校の男性教頭も昨年12月に訂正を伝えられた。
この教頭は「年度内に教科書を再配布すると聞いたが、今更この時期にと思った。子どもたちの手に渡る重さを国や教科書会社は自覚してほしい」と訴えた。
東京書籍では、昨年4月に学校の教員から指摘を受け、社内でチェックしたところ、多くの訂正箇所が見つかった。
同社は10月に文科省に訂正申請を行い、11月に承認された。
大量の訂正が生じた理由について、同社は
〈1〉高校の新学習指導要領に合わせて大幅に内容を作り替え、制作スケジュールが遅れた
〈2〉コロナ禍の在宅勤務で、連絡手段が対面からメールや電話になったため、校閲作業で正確な指示や伝達ができなかった
などと説明している。
【検定の役割】
今回の教科書は2020年4月に文部科学省の教科書検定に提出され、21年3月に合格した。
検定作業では、調査官らが内容などをチェックした上で、教科書の審議会で問題がないかを審議する。
誤りがあった場合は、教科書会社に指摘し、修正されれば合格となる。
同省の検定基準には「客観的に明白な誤記、誤植または脱字がないこと」との規定があり、今回の教科書も検定時には、地名の記載ミスや縮尺の誤りなど20か所が見つかった。
同社は指摘を受け、修正していた。
過去には、自由社が検定に申請した中学の歴史教科書で405か所の修正が必要な記述などが指摘され、19年度の検定で不合格となった。
ページ数の1・2倍以上の修正が指摘された場合、年度内に再申請することができない。
ほかの教科書でも、検定時に多くの修正が指摘されることはあるが、文科省によると、発行後に再配布にまで至るケースは珍しいという。
今回大量の訂正がある教科書が配布されたことについて、同省教科書課の担当者は「こうした結果になったことは遺憾だ」としながらも、「検定結果が不適切だったとの認識はない。最終的に網羅的な校正は教科書会社の責任で行われるものだと考えている」との見解を示した。
教科書に詳しい八尾坂修九州大学名誉教授(教育行政学)は、「訂正はもちろん教科書会社の責任だが、子どもたちの手に不完全な教科書が渡った責任の一端は文科省にもある。このような事態を二度と起こさないよう、今回の問題をきちんと検証し、教科書会社への指導や検定制度を見直していくことも必要だ」と指摘している。
【 教科書検定】
教科書会社が編集した教科書の内容が適切かどうかを文部科学省が審査する制度。
学校のカリキュラムを定めた学習指導要領や、同省の検定基準に沿っているか、内容の正確性などをみる。
検定に合格すると、翌年度に各教育委員会で選定(採択)され、次の年度から学校で使用が開始される。
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20230217-OYT1T50254/
2月18日21時0分に朝日新聞からは、訂正箇所の内訳など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大手教科書会社「東京書籍」が、昨年4月から使われている同社発行の高校用教科書「新高等地図」について、約1200カ所を訂正したことがわかった。
文部科学省の教科書検定に合格して販売された後に、これほど多くの箇所を訂正するのは異例だ。
同社によると、訂正の内訳は、索引と地図で地名表記が異なるものなどが約600カ所、索引にある掲載ページが実際のページと違うものなどが約400カ所、地図上の位置の間違いなどが約50カ所。
ウクライナの首都の表記を「キエフ」から「キーウ」に改めるなど、国際情勢の変化による地名表記変更も約150カ所あった。
この教科書は今年度、全国に約3万6千冊配布されていた。
昨年4月に教員から指摘があり、誤りが発覚。
希望した学校に訂正版を約2万5千冊配ったといい、さらに希望する学校が出た場合も配布する方針。
同社は訂正の原因について、コロナ禍で在宅勤務となったことで十分な校閲作業ができなかったことなどを挙げている。
同社は「誤りが残ったままの教科書を販売してしまい、大変申し訳ありません」とコメントしている。
https://www.asahi.com/articles/ASR2L6QMWR2LUTIL00Q.html
2023年2月18日6時30分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国立研究開発法人土木研究所の寒地土木研究所(札幌市)が、オホーツク海の冬場の波の力が10年あたり12~15%増大していることをデータで証明した。
海氷・流氷が減り、海上風が強まったことが主な要因。
地球温暖化による海氷・流氷の減少は今後も続くと見込まれており、高波被害防止のためにも、長期的な波浪予測のさらなる精度向上が課題になりそうだ。
寒冷沿岸域チームの岩﨑研究員が日米欧の3種類の観測データを使い、1980年代から現在までの40年間の波浪シミュレーションを行い、波の力の長期傾向を解析した。
その結果、オホーツク海域の12月から2月にかけての波の力は、平均すると10年間で12~15%増加していた。
もともと、海氷・流氷には波の力を減衰させる効果がある。
それが減少していることに加え、海氷・流氷が減って海面気圧が低下したことで、周辺の海上の風が強まったと考えられるという。
岩﨑氏は「氷があるオホーツク海は世界的に珍しく、波の予測が難しい海域。これまで研究は少なかったが、防災の観点からもさらに研究を続けたい」と話している。
論文は13日、世界的学術出版社「シュプリンガー・ネイチャー」が発行するオンライン誌に掲載された。
https://www.asahi.com/articles/ASR2K520TR2KIIPE001.html
※関連情報調査結果、世界の平均気温が4℃上昇すると北海道では波の高さが最大で1割ほど高くなるという研究結果が同じ研究所でまとめられたという、下記趣旨の記事もネット配信されていた。
(2022年12月5日12時12分にNHK北海道)
道内では、気候変動で世界の平均気温が4度上昇すると台風の影響が強まって波の高さが最大で1割ほど高くなるおそれがあるとの推計を、寒地土木研究所などの研究グループがまとめました。
研究グループは、気候変動によって道内沿岸の波の高さがどう変化するか調べようと、▽太平洋側の苫小牧港と、▽オホーツク海側の紋別港、それに▽日本海側の留萌港について、過去の気象データをもとに50年に1度起こりうる高波の高さを推計しました。
その結果、世界の平均気温が4度上昇した場合、波の高さが最大で▽苫小牧港ではおよそ9%、▽紋別港ではおよそ6%、▽留萌港ではおよそ2%高まる結果となりました。
一方、気温の上昇を2度に抑えられた場合、波の高さは最大で▽苫小牧港でおよそ2%、▽紋別港でおよそ3%、▽留萌港でおよそ1%となり、高まりを抑えられる結果となりました。
波が高くなる原因としては、特に台風の影響が大きいということで、寒地土木研究所の平野上席研究員は「数十年かけて段々と波が高くなることに備え、防波堤のブロックの並べ方を工夫するなど対応策の検討につなげたい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20221205/7000053095.html
2023年2月18日0時0分にYAHOOニュース(TBS NEWS)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京・目黒区の路上で自転車に乗っていた男性が前方に停まったタクシーの開いたドアに接触、転倒し、その直後、後続のバスにひかれて死亡しました。
17日午後6時55分ごろ、目黒区下目黒の「目黒通り」で29歳の男性が運転するタクシーが東から西に向かって走行中、乗客を乗せるため路肩に一時停止しました。
男性運転手が乗客の荷物を積み込むためにタクシーの外に出ようと運転席のドアを開けたところ、後ろから自転車で来た63歳の会社員がドアに接触し、転倒しました。
会社員はその直後、右隣の車線を走ってきた路線バスにひかれ、病院に運ばれましたが死亡しました。
会社員はヘルメットを被っていませんでした。
タクシーを運転していた男性は「後方確認を怠った」と話しているということで、警視庁は事故の原因を調べています。
現場は片側2車線の道路で道幅は狭くなく、事故が起きた夕方の時間帯は交通量が多いということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6aceff0a4644e70a099062fcccdb2001e0b495a
2023年4月21日5時0分に朝日新聞からは、タクシーの運転手とバスの運転手が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都目黒区で2月、自転車の60代男性が開いたタクシーのドアにぶつかって転倒し、後続の路線バスにはねられて死亡する事故があり、警視庁が、タクシー運転手の男性(30)とバス運転手の男性(49)の2人を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)の疑いで書類送検していたことが、捜査関係者への取材でわかった。
事故は2月17日午後6時55分ごろ、目黒区下目黒の目黒通りで発生した。
自転車の男性が路肩に停車中のタクシーを右側から追い越そうとした際に運転席側のドアが突然開き、ぶつかって転倒。
後続の路線バスにはねられて死亡した。
タクシーの運転手は、客の荷物をトランクに載せるために外に出ようと、ドアを開けたという。
警視庁は、タクシーの運転手はドアを開けたことで死亡事故を引き起こし、バスの運転手については事故を予測できたと判断したという。
https://www.asahi.com/articles/ASR4N5QNFR4NUTIL01Z.html
2023年2月17日17時39分にHTBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後、札幌市北区にある北海道大学の薬学部が入る校舎で爆発がありました。
ボイラーの配管で水蒸気爆発が起きたとみられています。
渡辺記者:
「消防がハシゴを使って中の様子を調べてます。学生らは一時避難していて、外からその様子を伺っています」。
17日午後1時半すぎ、札幌市北区北12条西6丁目の北海道大学の薬学部の校舎で「爆発音がした後、煙が出た」と、大学の職員から消防に通報がありました。
消防などによりますと、建物が燃えることはなく、校舎内にいた人も避難して無事でした。
北大の学生:
「みんな状況が分からない感じで、慌てて外に出てきた」。
渡辺記者:
「どんなにおい?」
学生:
「こげたというよりは変な匂いがしました」。
警察によりますと、1階のボイラー室にある暖房用の配管が水蒸気爆発を起こしたとみられていて、警察と消防が詳しい原因を調べています。
https://www.htb.co.jp/news/archives_19145.html
2月17日14時52分にNHK北海道からは、ボイラー室で不凍液の配管が破裂したらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後1時40分ごろ、札幌市北区にある北海道大学薬学部の建物から大きな爆発音がしたと消防に通報がありました。
消防によりますと、薬学部の校舎1階にあるボイラー室で不凍液の配管が破裂したとみられるということですが、火や煙は確認されず、けがをした人もいませんでした。
現場には通報を受けて消防車など14台が駆けつけたほか、校舎内にいた大勢の学生らが建物の外に避難するなど、周囲は一時騒然としました。
その後、安全が確認されたため、学生たちはすでに校舎に戻っているということです。
警察や消防が詳しい状況をさらに調べています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20230217/7000055280.html
2023年2月16日13時50分にYAHOOニュース(女性自身)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
子供たちが遊ぶために公園に設置された遊具。
しかし、摩擦などによる劣化や破損によって、ケガのおそれを訴える声に注目が集まっている。
発端は、とあるTwitterユーザーによる投稿。
動物の形をしたスプリング遊具の座面コーティングが剥がれ、ガラス繊維が露出している遊具を発見したという。
このユーザーはすぐに自治体に報告したといい、身体にガラス繊維が刺さってしまうと簡単には抜けないとして注意喚起している。
このユーザーの投稿に《知らなかった!》《これは危なすぎる…》との声が上がる一方で、実際にケガをした経験を共有する声も相次いでいる。
《たぶん昔これが原因で太ももズタズタになった。それ以来、怪我をした公園とその遊具が苦手になった。正直今も怖い》
《これ本当痛い、一瞬で全身にシビビビ!と鳥肌みたいにはしる痛みの思い出が》
《これめっっっっちゃ痛いよ!!!!!刺さったらガムテで剥がして!!!めっっっちゃ痛い!》
また、投稿者と同じように、自治体への報告や安全チェックを心がけようとする声も上がっている。
《危ないから知らない公園行ったらまずは遊具の安全チェックだね》
《ガラス繊維はマジでやべーから見かけたら連絡!》
《公園なら土木課か公園課か自治体によるけど、行動の速さも自治体によるけど、すぐ連絡よ》
しかし、こうした利用者による注意喚起は後を絶たない。
「従来の遊具は、摩滅に弱い FRP 樹脂を使ったものが多いのです。
これはガラス繊維とポリエステル樹脂が混ざった繊維強化プラスチックで、強度は金属並みだといいます。
昨夏にも、劣化した滑り台で子供がケガをしたというツイートが注目されました。
お尻や太ももに破片が刺さり、水で流しても取れなかったそうです。
こうした事故を防ぐためにも、道路や公園の損傷・不具合を報告できるアプリを導入している自治体もあります。
ですが、遊具の更新には高額な費用がかかることもあり、予算や人員不足ですぐに作業に取り掛かることができない自治体も。
そうした背景もあり、市民の間では通報しても“すぐに動いてもらえなかった”と訴える声も上がっています」
(社会部記者)
国土交通省では1998年から3年ごとに、都市公園における遊具の老朽状況を調査している。
昨年6月に発表された2019年時点での調査結果では、設置後20年以上経過している遊具は194116基あり、全体の49.7%にも及んだ。
また、公園管理者が点検を実施し、修理・撤去といった措置が必要になったものは72672基にものぼったという。
少しでもケガの危険性が減るよう、安全対策が進むことを願うばかりだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b82c9c756db230f81819fa435a30c527aab963b
2月16日 17時7分にYAHOOニュース(J-CASTニュース)からは、最初の投稿者は仕事でFRPを扱っており何度も刺さった経験から心配になった、投稿した遊具ではガラス繊維の露出はなかった、メーカーは露出したガラス繊維でケガした事例は聞いたことがないと話しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
公園にあるキリンをかたどった乗り物の遊具について、座面の塗装が剥げてプラスチックの中のガラス繊維が露出しかけていて不安だと、ツイッターで写真が投稿された。
この公園は大阪府豊中市内にあり、市によると、ガラス繊維を使った繊維強化プラスチック(FRP)を使っていた。
市は、「メーカー点検の結果、大丈夫だと判断した」と取材に答えたが、今後、危険はないのだろうか。
【ガラス繊維は、露出してはいなかった】
小さな子供が乗るようなキリン遊具の座面は、お尻でこすられて塗装が剥げ、白い筋が多数入った透明な中身が、むき出しの状態になっている。
遊具も、あちこちにヒビが入っていた。
子供の母親だというrieさん(@riewithpeanuts)が2023年2月13日、この写真をツイッターに投稿した。
rieさんは、公園名などは伏せたが、座面塗装が剥げて、プラスチックの中のガラス繊維が露出しかけていたとして、公園を管理する市の公式LINEを通じて連絡したと報告した。
ガラス繊維について、表面が削れていくと、お尻に繊維が刺さってしまうのではないかと不安を漏らしていた。
写真の投稿は、5000件以上リツイートされ、ネット上で大きな話題になっている。
投稿を見た人の間では、安全性を心配したり、注意喚起をしたりするような反応も出ている。
rieさんは15日、J-CASTニュースの取材に応じ、豊中市内のある公園だとしたうえで、自分の子供がこの遊具に乗ったものの、ケガはなかったとした。
まだ繊維が露出してはいなかったという。
rieさんは仕事でFRPを扱っていたといい、「何度も手に刺さり、痛い思いをした事があります」と、自らの体験から心配していることを明かした。
この遊具について、公園を管理する豊中市の公園みどり推進課は、取材に対して、子供が乗って前後に揺れるスイング遊具だと担当者が説明した。
【繊維が露出しても、お尻に刺さることはない】
その説明によると、市の公式LINEで2月13日に通報を受け、担当者が現地へ行って確認し、修理業者にも点検してもらった。
「業者の方は、大丈夫だとの判断で、市としても、そう判断しました。
ガラス繊維は露出していませんでしたが、露出した場合でも、お尻に刺さることはなく、そういう事例もありません。
子供が座るところですので、メーカーもそんな遊具は作らないでしょう。
現状では、修理せずにこのまま使い、連絡があれば目視してやっていきます。
ただ、苦情が多いようですと、塗装の応急対応はしたいと考えています」
通報者には、16日に電話で説明し、この対応で承諾を受けたと明かした。
遊具は、子供が遊ぶと1~3年でヒビが入ることもあるといい、それほど古くはないとした。
振動からの影響も含めて、安全上の問題はないと説明している。
市によると、定期点検は、年に1回、全公園で行っている。
ABCDの4段階で判定され、今回の遊具は、B判定だった。
D判定なら危険だとして撤去し、C判定を中心に遊具の回収や修繕を行っているという。
A判定、B判定なら、ほぼ安全だとみなしている。
【繊維が取れて穴が開けば、穴の周りで切れたりもする】
ガラス繊維のFRPを使った遊具については、過去に子供がケガなどをしたケースも、いくつか報道されている。
大阪読売新聞の2007年8月1日付朝刊記事によると、滋賀県草津市の公園のスライダープールで10人が背中などに擦り傷を負い、市の調べで、滑走面に使われたガラス繊維のFRPが紫外線で劣化したのが原因とされた。
また、高知新聞の同年11月15日付記事によると、高知県四万十市の公園滑り台で遊んだ保育園児19人が手足に痛みやかゆみを訴え、病院で診察を受けた。
市の調べで、ガラス繊維のグラスファイバーを使った滑り台の落下防止用カバーが風雨で劣化していたのが影響した。
FRPを使った遊具の製造や修理をしているあるメーカーは、J-CASTニュースの取材に対し、次のように話した。
「露出したガラス繊維でケガをしたというケースは、聞いたことがありません。
ただ、繊維質ですので、乗ったり滑ったりすると、摩擦で削られて、繊維が取れて穴が開いたりすることがあります。
そうしますと、穴に入れた指に刺さったり、穴の周りで擦れて切れたりもします。
そうした部分から粉が出て、かゆくなったり痛くなったりすることもあると思います」
https://news.yahoo.co.jp/articles/18d1c67f33aeccd4815926d09a0e5a15fe7f2141
(ブログ者コメント)
最初は女性自身の記事を見て「こんなところにも潜在危険場所がある」ことを紹介しようと思ったが、その後、J-CASTニュースの記事を見つけ、「一つの情報源だけに頼るのは間違いのモト」という事例紹介に趣旨が変わった。
2023年2月16日13時47分にYAHOOニュース(CNN)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大気中に漂う強い塩素臭。
夫婦で2人の子どもを育てる住民のネイサン・ベレスさんは、たちまちのどや目が焼けるような痛みに襲われた。
この悪臭は、米オハイオ州とペンシルベニア州の州境付近で今月3日、危険物を積んだノーフォーク・サザン鉄道の列車が脱線する事故が起きて以来、2週間近く漂い続けている。
列車は炎上して何日も燃え続け、周辺住民は避難。
塩化ビニールを放出するために、制御した爆破も行われた。
高濃度の塩化ビニールは死亡につながりかねず、発がんリスクが増大する。
避難命令は8日に解除されたが、地元イーストパレスタイン(人口5000人)の一部の住民は、水や大気、土壌、地表がまだ安全ではないとの懸念から、自宅に戻らずにいる。
ノーフォーク・サザン鉄道は15日、従業員の安全が脅かされる可能性があるとして、同日夕に予定されていた地域の会合には出席しないと発表した。
同社はこの会合で、地元当局者らと共に、事故現場の除去作業の状況や、水質・大気検査の結果について説明する予定だった。
住民の多くは事故発生以来、不安を募らせており、自費で避難を続ける住民もいる。
州は15日、イーストパレスタインの自治体が提供する水は汚染されておらず、安全に飲用できると改めて発表した。
大気や水質の検査で当局が安全と判断したことを受け、避難命令は事故から5日後の今月8日に解除された。
一方で、汚染された可能性のある土壌がまだ現場から除去されていないと記された公文書が公開されるなど、不安な兆候は次々に浮上する。
米環境保護庁(EPA)はイーストパレスタインで採取した大気について、塩化ビニール、塩化水素、一酸化炭素などの検査を実施したと説明。
14日にEPAのウェブサイトに掲載された検査結果によれば、いずれも基準値を超える値は検出されなかった。
しかしベレスさんは、自宅の様子をチェックするため13日に一時的にイーストパレスタインに戻ったところ、頭痛に襲われて一晩中痛みが続いたと訴える。
「もし安全に居住できるというのなら、なぜこんな痛みを感じて呼吸が苦しいのか?」とベレスさんは疑問をぶつけた。
オハイオ州保健局長は14日、脱線現場周辺で人が頭痛やのどの痛みを感じたり、猫やニワトリなどの動物が死んだりしていることについて、大気汚染が原因ではないようだと説明。
「これまでの検査の結果、検出されたとしても測定値は極めて低い」と強調した。
悪臭については、現場から遠く離れた場所でも臭いを感じることがあるとEPAは説明。
「汚染物質の臭いがすることがあっても、有害とみなされる値よりははるかに低い」としている。
はかり知れない影響があるとして、水の使用を控える住民もいる。
ベレスさんは「水を出したり、娘を入浴させたりすることも、もしかしたら有害なのかもしれない」と不安な思いをフェイスブックに書き込んだ。
実際に一部の水路は汚染されていた。
それでもオハイオ州環境保護局は、汚染は封じ込めたと確信していると話す。
同局は14日、脱線現場近くの地下水路から塩化ビニールは検出されなかったと述べた。
一方、オハイオ州自然資源局は、脱線事故による化学物質の流出で、12種3500匹の魚が死んだと推定している。
ベレスさんは、未知の長期的な影響についても懸念している。
ベレスさん一家は自宅から30分ほど離れた民泊施設を渡り歩いている。
しかし資金は底を尽きかけており、友人が一家のためにクラウドファンディングサイトで支援を募っている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f977d90a297266a4ce78e0f0f79b481da726df2
2月16日4時20分にYAHOOニュース(AFP)からは、州知事は住民に対し水源は問題ないものの念のため水道水ではなくボトル入りの水を飲むよう呼びかけたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
米中西部オハイオ州で今月初め、貨物列車が脱線し、積載されていた有害物質が流出した事故で、マイク・デワイン(Mike DeWine)州知事は15日、現場周辺に住む住民に対し、水道水の代わりにボトル入りの水を飲むよう呼び掛けた。
同州イーストパレスティーン(East Palestine)で3日に起きた事故の現場では、大規模な火災が発生。
州知事室によると、鉄道会社は化学物質の爆発を避けるため、発がん性があるとされる塩化ビニルなどの有毒ガスを大気中に放出した。
州当局は、近くの河川で12キロにわたり約3500匹の魚が死んだと発表している。
デワイン知事はCNNテレビに対し、イーストパレスティーンの大気は「安全」だと説明。
14日夜に行った水源の水質検査では異常はなかったものの、住民は念のためボトル入りの水を使うべきだとした。
次回の検査は15日に行われる予定だという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9e48a7070efe793598badbeba8d7c37e0544945
2月8日17時10分にFNN PRIMEからは、141両編成の約50両が脱線し、そのうち20両に有害物質が積まれていたなど、下記趣旨の記事が写真10枚付きでネット配信されていた。
アメリカで、貨物列車50両もの車両が黒焦げになる脱線事故が発生した。
激しく上がるオレンジ色の炎、さらに黒い煙が辺りに立ち込めている。
燃えさかる炎は、住宅街のすぐそばまで迫っているように見える。
3日、オハイオ州で貨物列車が脱線し、炎上する事故があった。
防犯カメラに残されていた事故の瞬間を捉えた映像には、突然10秒ほど周辺が明るくなり…。
画面左の方で煙のようなものが上がり始める様子が映っていた。
多くの列車が脱線、炎上した今回の事故。
どれほどの被害が出たのだろうか?
国家運輸安全委員会・担当者:
「列車は合計141両編成でした。
約50両が脱線し、そのうち20両に“有害物質”が含まれています。」
事故から一夜明けても、現場には黒焦げになった車両が折り重なるように残されていた。
積み荷の中には、発がん性がある“塩化ビニール”が含まれていて、周辺に避難命令が出されている。
(「イット!」2月7日放送より)
https://www.fnn.jp/articles/-/482830
2月17日7時11分にYAHOOニュース(HUFFPOST)からは、アクリル酸ブチルも積まれていた、爆発防止のため制御燃焼を実施した結果、ホスゲンなどが空中に放出された、2014年に規制されたECPブレーキが2018年に撤廃されなければ事故は防げたかもなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【画像】脱線し、炎上した車両。その後、有毒物質を含む黒いガスが立ち上った
・・・
貨物列車150両のうち50両が脱線し、そのうち20両に大量の塩化ビニルやアクリル酸ブチルなどの有害物質が積まれていた。
塩化ビニルはプラスチックの製造に使用される有機化学物質で、肝臓や脳、肺などの複数の癌との関連がわかっている。
事故による火災は数日間続き、2月5日には爆発の恐れがあるとして事故現場の周辺1マイルに緊急避難命令が出された。
当局は爆発を防ぐため、塩化ビニルなどの危険なガスを抜いて燃焼させる「制御燃焼」を実施。
その結果、ホスゲンや塩化水素などを含むガスが空中に放出された。
ホスゲンは第一次世界大戦中には毒ガスとして使用され、吸入すると嘔吐、目の炎症、呼吸困難などの症状を引き起こす。
連邦および州の機関が、事故現場周辺の空気と水質チェックを続けているが、オハイオ川で汚染物質が検出されており、州当局は3500匹の死んだ魚が見つかったと発表した。
この事故の背景にある問題として問題視されているのが、鉄道業界が求めてきた規制緩和だ。
オバマ政権は2014年、一定量の原油や危険物質を運ぶ列車にECPブレーキ(電子制御式空気ブレーキ)を搭載する新たな規制を導入した。
ECPブレーキは、列車全体に電子ブレーキ信号を瞬時に提供することで従来のエアブレーキよりも速くブレーキをかけられる。
この規制に強く反対したのが、ノーフォーク・サザン鉄道も加入する業界団体・アメリカ鉄道協会(AAR)だ。
AARはこの規制について、「ECPブレーキは非常に費用がかさむ一方で、それに見合うだけの利益はない」とパブリックコメントで述べている。
さらに、規制の義務化は正当性に欠けると主張した。
そして業界寄りだったトランプ政権は2018年、AARなどの求めに応じて、オバマ政権時代に導入されたECPブレーキの規則を撤廃した。
オハイオ州の脱線事故の後、この鉄道業界が求めてきた規制緩和が被害を甚大にしたのではないかと指摘されている。
国家運輸安全委員会によると、事故を起こした列車にはECP ブレーキが搭載されていなかった。
連邦鉄道局の元高官スティーブン・ディトマイヤー氏や他の鉄道専門家は、「ECPブレーキが搭載されていれば、これほどの被害は出なかっただろう」と、調査報道メディアのザ・レバーに語っている。
脱線事故の調査は、まだ始まったばかりだが、国家運輸安全委員会のマイケル・グラハム氏は2月5日の会見で、車軸の機械的な問題が脱線を引き起こした可能性があると語った。
また、ピッツバーグ・ポスト・ガゼットが入手した防犯カメラの映像から、車両の1台が脱線約20マイル手前で炎と火花を散らしていたことがわかっている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5eaa856ecd5f353be320a197ba50fcd28d70d6e0
(2023年2月25日 修正1 ;追記)
2023年2月24日7時5分に産経新聞からは、一部車両の軸受け過熱が原因かもという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
米運輸安全委員会(NTSB)は23日、米中西部オハイオ州で転覆した脱線鉄道車両から有害物質が漏れている問題の初期調査結果の報告書を発表し、車両部品の過熱が一因となった可能性があるとの見方を示した。
報告書によると、列車は制限速度内で走行していたが、乗務員には一部車両の軸受けが過熱しているとの警告が発せられていた。
https://www.sankei.com/article/20230224-3HOUPBRJMVI2HNPANJUVL44EZQ/
2023年2月16日11時34分にYAHOOニュース(朝鮮日報)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
米ニューヨークの動物園で1頭のキリンがケージの出入り口ドアに首を挟まれて死んだ。
英デーリー・スターが14日(現地時間)、ニューヨークのセネカ動物園で起こった悲しい事故について報じた。
セネカ動物園の午前担当の管理人は、いつもと同じく動物たちの健康状態をチェックするため巡回していた。
管理人はセネカ動物園で人気のライオン、象、キリンの状態を確認するため、「サバンナ区域」に巡回に入った。
その際、異常な光景が管理人の目に止まった。
動物園のマスコット「パーカー」とみられるマサイキリンが囲いにつながった出入り口ドアにもたれた状態で全く動かなかった。
管理人はパーカーに少しずつ近づき、意識を失ったパーカーの長い首がドア枠に挟まれていることを確認し、直ちに獣医を呼んだ。
動物園の獣医クリス・マッキニーがすぐに駆け付け、パーカーの状態を確認したところ、パーカーはすでに息絶えた状態だった。
解剖の結果、パーカーの死因は首の骨折だった。
マッキニーは、パーカーが囲いから逃げだそうとしたところ、ドア枠に首が引っかかったと推測している。
マッキニーによると、パーカーは骨折する前は非常に健康そうだったという。
昨年5月には雌のマサイキリン「イギ」と共に「オムステッド」を生んだ。
動物園は、「健康状態に問題がない大人のキリンがこのような事故で死ぬケースは前例がない」、「全く予想できなかった異例の事故だった」と説明した。
セネカ動物園は事故後に、動物園内に設置された全ての出入り口の構造に問題がないか確認作業を進めている。
動物園の管理人によると、パーカーがいたケージの出入り口は2018年に設置され、米国の他の一般的な動物園のものと同じ構造だという。
動物園はパーカーの死について、「出入り口や他の構造物が原因で起こった事故というよりも、不運が重なって発生した偶然の事故」と判断しているが、その一方で「ケージのドアを製造したメーカーに連絡し、全てのドアの構造をより安全な形に変更する予定」と明らかにした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4dffd87d1a354b168e35da09e836037aa2698df6
(ブログ者コメント)
〇昨年、日本でもキリンの不慮の死亡事故が3件あり、本ブログでも紹介した。
そういった経緯から、今回の事故も紹介することにした。
〇どのようなドア枠に首がひっかかったのだろうか?
調査結果、それらしいドアの映像があったので、併せて紹介する。
2023年2月17日12時42分にYAHOOニュース(北海道新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後、札幌市白石区の小学校で、児童が給食の後片付けの際、押していた配膳車と防火扉の間に指を挟まれ、けがをしていたことがわかりました。
札幌市教育委員会によりますと、16日午後1時すぎ、札幌市白石区の東札幌小学校で、低学年の児童が給食の後片付けをしていた際、押していた配膳車と校舎の防火扉の間に指を挟まれました。
この事故で、児童は、爪の近くの指の先端が削げるなどしましたが、骨には異常がなく、搬送された病院で手当てを受けたということです。
当時、配膳車を押していたのは児童3人で、何らかの原因でバランスを崩し、防火扉に向かって行ったとみられています。
市教委は各校に事故の発生を周知し、再発防止に向けて、配膳車を使う際の安全管理を徹底するよう求めました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4fd76f8ddae10ac6cd64f36b11183da360abd6e3
2月17日13時45分にYAHOOニュース(共同通信)からは、指先を切断した、廊下の幅は2.8m、配膳車の重さは約60㎏、進むうちに防火戸に寄り過ぎたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌市教育委員会は17日、同市白石区の市立東札幌小で、低学年の児童が給食の後片付けの際、配膳車と廊下の防火戸の間に右手中指の指先を挟み、切断する事故があったと発表した。
児童は病院に搬送され治療を受けたといい、学校側は児童や家族に謝罪した。
市教委によると、児童は他の児童らと配膳車を動かしていて指を挟んだ。
廊下の幅は約2.8メートル、配膳車は積んでいた食器などを含め計約60キロあり、進むうちに防火戸へ寄り過ぎたとみている。
市教委は家族の意向を理由に、被害児童の学年や性別などを明らかにしていない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ced528b65b78c8a4da7f07305f16ad958923a523
2月17日15時47分に毎日新聞からは、配膳車の運搬を常時監督する規則はなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌市教育委員会は17日、市立東札幌小学校の低学年児童が給食の後片付けの際、配膳車と防火戸との間に指を挟み、先端を切断する事故があったと発表した。
市教委によると、16日午後1時10分ごろ、給食を終えた児童3人が配膳車を教室から所定の位置へ押し進めていたところ、両脇を支えていた1人が廊下壁面の防火戸と配膳車の間に右手中指を挟んだ。
食器などを載せた配膳車は重さが約60キロあり、コントロールを失った可能性があるという。
当時担任は教室でほかの児童に付き添っていた。
配膳車の運搬を常時監督する規則はなく、過去に市内の小学校で同様の事故はなかったという。
市教委の担当者は「児童とご家族におわびする。再発防止に努める」とした。
https://mainichi.jp/articles/20230217/k00/00m/040/155000c
2023年2月15日5時0分にYAHOOニュース(ラジオ関西)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2022年6月、兵庫県明石市沖で、操業中の漁船から男性(31)が転落し死亡した事故で、神戸海上保安部は14日、漁船内での安全対策を怠ったとして、船長(61)を業務上過失致死容疑で書類送検した。
男性は6月9日午前7時すぎ、明石市林崎の南西約3キロの海上で船びき網漁をしていた際、甲板で網を海中へ繰り出す作業をしていたところ、網につながったロープに右足を絡ませるなどして海中に転落し、死亡した。
死因は溺死だった。
船びき網漁は、2隻の網船が網をひき、網の中にシラス・やイカナゴなどの小魚が入ったタイミングで、運搬船と呼ばれる漁船が網を上げて漁獲物を回収した後、再び網を海に投げる手法。
船びき網漁で網を投げる際、一度に網を繰り出すと、ロープや網が水中でもつれる可能性があるため、網を手で押さえるなどして、網を繰り出す速さを調整するという。
また、網は重さがあるため、足が絡まって海中転落する危険性が極めて高いことから、経験の浅い漁師ではなく、熟練者した技術を持つ漁師が網の繰り出し速さの調整を手で行うのが一般的とされている。
この漁船では、網を膝や足で抑えるという手法を取っており、死亡した男性は漁師としての経験が1年程度だったという。
神戸海上保安部は、船長がこうした手法に対する危険性を十分認識していながら、対策を怠ったと断定した。
容疑について、船長の認否は明らかにしていないが、事実関係については認めているという。
起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd2535468e38a5cbaacebf29bd28f99ff036076d
2月14日17時25分にYAHOOニュース(サンテレビ)からは、他の乗組員2人も漁業経験は1年未満だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2022年6月、兵庫県明石市の海上で漁船の乗組員が転落して死亡した事故で、神戸海上保安部は2月14日、この船の船長で、漁船を運営する会社の社長を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。
2022年6月9日、明石市林崎の海上で船びき網漁業をしていた乗組員の男性(31)が網を海に出す作業中に、ロープに足を絡ませて海に転落し、12日後に遺体で発見されました。
網を海に出す際には、手で押さえるのが一般的ですが、この乗組員の男性は足で網を押さえていたということです。
神戸海上保安部は、この船の船長で、漁船を運営する会社の社長(61)が危険性を認識していたにも関わらず、足で網を押さえる方法を日常的に乗組員に指示し、安全対策を怠ったことが事故原因とし、業務上過失致死の疑いで神戸地検に書類送検しました。
当時、船には社長を含む4人が乗っていて、網を出す作業は社長と死亡した男性(31)の2人で行っていたということです。
また、死亡した男性を含む3人の乗組員は、いずれも漁業経験が1年未満だったことも報告されています。
神戸海上保安部は社長の認否を明らかにしていません。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8c0073aada02fb9424abc141ac104234fcefc23


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。