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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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201951887分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

今月5日、モスクワの空港で、ロシアの航空会社の旅客機が着陸に失敗して機体が激しく炎上し、乗客乗員78人のうち41人が死亡した。


ロシア国営テレビの映像には、脱出した多くの乗客が大きなスーツケースやカバンを持っている様子が映されていて、現地では、手荷物の持ち出しが脱出の遅れにつながったという指摘が出ている。


これを受けて国交省は、旅客機から緊急脱出する時の注意点を改めてホームページに掲載し、手荷物を持つと自分の脱出の遅れだけでなく、ほかの乗客の妨げになるとして、荷物の持ち出しをしないよう呼びかけている。


緊急時の脱出をめぐっては、日本でも平成28年に新千歳空港や羽田空港で起きた事故の際、客室乗務員が手荷物を持たないよう繰り返し指示したにも関わらず、多くの乗客が荷物を持ち出し、避難・誘導に支障が出た。

運輸安全委員会によると、平成28年2月、新千歳空港で日本航空の旅客機のエンジンから火が出て、乗客らが緊急脱出した。


客室乗務員が手荷物を持たないよう指示したにも関わらず、多くの乗客が荷物を持ち出そうとしたため、置いてから脱出するよう指示し、操縦室の扉の前に荷物が積み上げられる結果となった。


このため、パイロット自身が客室に出られなくなり、避難・誘導に支障が出た。


また、同じ年の5月に、羽田空港で大韓航空の旅客機のエンジンから火が出て緊急脱出が行われた際も、多くの乗客が荷物を持ち出していたことが問題点として指摘された。


運輸安全委員会の前身の航空事故調査委員会が発足した昭和49年以降、脱出スライドを使った緊急脱出は15件行われ、中には、ほかの乗客が持ち出したスーツケースが手に当たって骨折する事故も起きている。

旅客機は、緊急時に、乗客が座席に座った状態から90秒以内に全員脱出できるよう設計されているが、手荷物を持たないことが前提となっている。


ヨーロッパの航空機メーカーのエアバスが行った緊急脱出の試験の映像では、乗客役の人たちが狭い通路を通って非常口に殺到したあと、脱出用のスライドから次々と滑り降りている。


このとき、荷物を持ち出そうとするとどのような影響が出るのか、全日空の訓練施設で再現してもらった。


座席の上の棚から荷物を取り出すためには、通路上に立たなければならず、ほかの乗客の妨げになる。


また、肩掛けカバンのような荷物も、ベルトが座席の手すりなどに引っかかり、避難に支障が出るおそれがある。


このほか、ハイヒールを履いたまま避難すると、脱出用のスライドを傷つけて中のガスが抜けてしまうおそれがあるため、必ず脱ぐよう求めている。


全日空は、こうした注意点が乗客の印象に残るよう、機内で上映する安全ビデオの内容を刷新するなどの取り組みを進めている。


全日空客室基準チームの西村リーダー(女性)は、「一刻も早く脱出する必要があり、手荷物は持たず、客室乗務員の指示に従ってほしい」と話している。

 

出典

緊急脱出時は荷物持たないで!

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190518/0029824.html 

 

 

事故報道初期の581310分に産経新聞からは、避難時の機内の様子などに関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

生存者37人が、いずれも機体前方の乗客らで、犠牲者は機体後部に集中していたことが分かった。

ロシアのメディアが7日、報じた。

 

前方の一部乗客が棚の荷物を取り出し、後部乗客の逃げ遅れにつながった可能性が高まっている。

 

地元メディアが伝えた女性客室乗務員の話によると、アエロフロート機は緊急着陸の際に後部が炎上したが、停止した段階で機内に延焼はなかった。

 

この乗務員は同僚と前方にある左右の扉を蹴り開け、それぞれの緊急脱出シューターが避難経路となった。

 

通路は1本で、別の乗務員が機体後部のシューターを開こうとしたが、失敗した。

 

搭乗していたセベロモルスク市のエフメニコフ市長(47)は、「機内にパニックはなく、乗客は列になって前方の脱出口に進めるのを待っていた」と語った。

 

しかし、搭乗客によると、前方の複数の乗客が棚のスーツケースなどを取り出した上で機外に脱出したことが明らかになっており、犠牲拡大の一因ではないかと議論になっている。

 

航空燃料が炎上し高熱で窓が溶け出す中、機内の温度は一気に上昇していたという。

 

インタファクス通信は、捜査関係者の話として、機体が滑走路に着地した際に破損した車輪が左側の燃料タンクを直撃し、燃料に引火して火災が起きたとの見方を伝えた。

 

ロシア連邦捜査委員会によると、事故機のスホイ・スーパージェット100には乗客73人、乗員5人の計78人が乗っていた。

 

乗員の中で犠牲になったのは1人で、後部ドアを開けようとした男性乗務員(22)だった。

 

出典

荷物取り出しで犠牲拡大か ロシア旅客機の炎上事故

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44513160Y9A500C1CR0000/ 

 

 

5181036分に産経新聞からは、機体の重量が過多だったため足回り部品が破損し火災につながった可能性ありという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

国営ロシア通信は17日、事故原因を調査している露航空当局の文書を基に、着陸時の機体が重量過多だったことが事故の要因となった可能性があると伝えた。

 

ロシア通信が入手した文書によると、事故を起こしたロシア製旅客機「スホイ・スーパージェット100」の緊急着陸時の重量は42.6トンで、着陸許容重量を1.6トン上回っていた。

 

一方、着陸時の速度には問題はなかったという。

 

燃料が多く残った状態で緊急着陸を行う場合、機体重量を軽くするため,燃料投棄を行うのが一般的。

 

しかし,事故を起こした機体は燃料投棄を行わなかったとみられている。

 

この事故では、着陸時にシャーシやタイヤなど足回り部分が破損。

飛び散った部品が燃料タンクを損傷させ、燃料に引火したとされる。

 

足回り部分が破損した原因は、重量過多のためだった可能性が強まった。

 

事故は5日夕に発生。

同機は落雷で通信機器が故障し、離陸から約30分後に同空港に引き返したが、着陸に失敗。

乗客・乗員78人のうち41人が死亡した。

 

出典

重量過多が要因か モスクワ旅客機着陸失敗事故

https://www.sankei.com/affairs/news/190518/afr1905180008-n1.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇以下は、NHK映像の1コマ。

 荷物を持って逃げてきた複数の乗客が映っている。

 

 

〇平成28年の新千歳空港事例は、本ブログでも紹介スミ。

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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