2024年12月19日6時0分にYAHOOニュース(ベストカー)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今や国内の新車販売数の約99%がAT車(オートマチックトランスミッション)と言われ、世界一のAT車大国となった日本。
AT搭載の愛車をトラブルなく維持するために「やってはいけないこと」を解説する。
■国内での日常の使い勝手はAT車に軍配!
1957年、日本初のトルクコンバーター(流体変速機)を採用したオートマチックトランスミッション搭載の"ミカサ"が登場。
その翌年にはトヨタがトルコン付き2速セミオートマ「トヨグライド」を搭載したトヨペット・マスターラインを発表。
1960年代に入ると日本国内でもAT車の普及が一気に進み、1985年に約50%、今では新車販売数の約99%がAT車となった。
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■NG1 :クルマが完全に止まっていない時のD→RやR→Dは壊れる!?
国内での使い勝手の良いAT車、「クルマが完全に止まっていない時にD→RやR→Dにシフトすると壊れる!」と昔から言われている。
果たして今もそうなのか?
さすがにかなりの速度でD→RやR→Dにシフトする人はいないと思うが、結論から言うと、"完全に"止まってない状態でシフトしても簡単に壊れたりはしない。
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■NG2 :駐車時はパーキングブレーキ+Pレンジシフトが必須!
駐車時は「フットブレーキをかけてクルマを停止させる→パーキングブレーキを操作→Pレンジにシフト→エンジン停止させる」のが正しい操作。
でも、なかにはフットブレーキ→Pレンジにシフト→パーキングブレーキと操作する人もいるが、これは間違い。
愛車の取り扱い説明書をよ~く読んでいただきたい。
さらに、Pレンジへのシフトのみでクルマを離れる人もいるが、これは絶対NG。
Pレンジはトランスミッションの歯車にツメ状の"パーキングロックポール"というパーツを引っ掛けて歯車が動かないようにしているだけ。
そのため、強い衝撃や急勾配などでは、このロックが外れてクルマが動き出す可能性もある。
だから、駐車時はパーキングブレーキ+Pレンジは必須。
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■NG3 :下り坂でのNシフトはダメ!
ニュートラルを意味するNレンジだが、「AT車もMT車も下り坂ではニュートラルのほうが燃費がいい」という人がいる。
しかし、AT車もMT車も、下り坂でギヤをシフトした状態でアクセルオフにすると燃料を噴射しない状態となる。
燃料を使っていない状態だ。
対してNレンジでは、アイドリング回転数を維持するため、アイドリング回転数を維持するための燃料は消費してしまう。
なによりも、エンジンブレーキが使えずフットブレーキで減速しないといけないので、フェード現象やベーパーロック現象による事故のリスクが飛躍的に高まるので絶対NG!
■NG4 :ギヤが入る前にアクセルオン!
これは、急発進につながる行為だからNGとしたが、同じ"急発進"でも例えばDレンジに入れて左足ブレーキで停止+右足アクセルでアクセルペダルを踏み……→ブレーキペダルから左足を急に離すことで急発進する行為は、公道上では危険が伴う行為のためNGとしてほしいが、競技では行う行為。
しかし、例えば信号待ちでNレンジにシフトしている人がとっさに発進する時、Nレンジにシフトしていることを忘れてしまい、アクセルオンで回転数が上がっているのにシフトレバーを動かしてDレンジにシフト→急発進……なんてことも十分考えられる。
Nレンジに入れて止まっているクルマのエンジン回転を上げ、発進時にギヤを強引にDにシフト……なんていう急発進の仕方は、危険なうえにミッションに大きなダメージを与えてしまう行為。
電子制御の介入する現代のクルマではできないものもあるが、ひと昔前のAT車では可能な行為でもある。
よって、このNG行為と合わせて"信号待ちではDレンジ"も守りたい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c0d89dd2b8edbd32b173180a3d0172f197f34ba3
(ブログ者コメント)
〇発進時はシフトレバーを操作した後にパーキングブレーキ解除が正しい操作。
要は、シフトレバー操作はパーキングブレーキをかけた状態で
行うのが正解・・・ということだそうだ。
(日産自動車HP)
1.ブレーキペダルを踏んだまま、エンジンを始動します。
2.ブレーキペダルを右足でしっかりと踏んだまま、ボタンを押してセレクトレバーをDに入れます。
3.パーキングブレーキを解除します。
4.ブレーキペダルを徐々にゆるめ、アクセルペダルをゆっくり踏み発進します。
〇ブログ者は停止時、逆操作を行っていた。
幸い、これまでトラブルは起きていないが、これを機会に動作修正中。
しかし長年の習癖はそう簡単には治らず、意識はしていても、ついついハンドブレーキ前にPレンジに入れてしまっている。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。