2018年4月16日17時52分に上越タウンジャーナルから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新潟県上越市頸城区西福島の毒物劇物販売業者「T社上越営業所」から2018年4月13日、劇物に該当する「ホルムアルデヒド溶液」3ℓがなくなったと上越保健所に連絡があった。
4月16日、県福祉保健部が発表した。
県によると、T社は2018年3月16日か19日、白色のプラスチック容器に入ったホルムアルデヒド3ℓを埼玉県にあるメーカーに返品するため、配送を担当している運送業者S運輸(上越市黒井)に持ち込み、十分な引き継ぎを行わずに倉庫に置いてきたという。
3月27日にメーカーから「ホルムアルデヒドが戻ってこない」との連絡で、所在不明になっていることが判明。
その後、それぞれ捜索したが発見できず、4月13日午後5時25分に上越保健所に連絡した。
県によると、ホルムアルデヒド溶液は無色の液体で、刺激臭を持つ工業用原料。
試薬や消毒などで使用されるという。
皮膚や粘膜に付着した場合は、発疹が出るなど炎症を起こすほか、吸入した場合には気管支炎などを引き起こす可能性があるという。
県によると、T社の担当者は、容器2個が入る段ボールにホルムアルデヒド1個を入れてS運輸に持ち込んだ。
T社は紛失を受け、4月13日に警察へ届け出た。
上越保健所は16日、T社上越営業所に対して、立入検査を実施した。
県は当該事業所に対し、発見に向けて引き続き捜索するよう指導したほか、再発防止に向けての指導を行った。
また、県内の毒物劇物営業者に対し、毒物や劇物の適正な取り扱いの徹底について書面で周知した。
出典
『上越市の事業者が劇物「ホルムアルデヒド」紛失 県が立ち入り調査実施』
https://www.joetsutj.com/articles/91600941
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