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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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201552030分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。

東京電力福島第1原発事故で、2号機原子炉格納容器内の圧力を下げる「ベント」(排気)操作が難航したことについて、ベント用配管の途中にある安全装置が正常に作動しなかったことが原因だった可能性のあることが、19日、東電の調査で分かった。

安全装置は、格納容器内と排気筒とをつなぐ配管の途中に設置されている閉止板(ラプチャーディスク)。

本来は、一定の圧力がかかれば自動的に破れる仕組みだった。

東電が、ベント配管内の放射性物質による汚染状況を調べた結果、閉止板付近は汚染が確認されなかった。
このため、事故時に閉止板が破れず、格納容器から排出されたガスが閉止板より手前で止まっていた可能性がある。
閉止板は、外に放射性物質を漏らさないために設置されていた。

2号機は事故時、原子炉を冷やす電源を失ったため、格納容器内の圧力が異常に上昇。東電がベント作業を試みたが当時難航したたため、「未解明の事故原因」として再調査を進めていた。

2号機では格納容器から直接、放射性物質を含む気体が漏れたとみられ、1〜3号機の中で最も多くの放射性物質が放出されたと推定される。

出典URL

http://mainichi.jp/select/news/20150520k0000m040160000c.html

 

 

5202347分に朝日新聞からも、図解付きで同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東電は20日、2号機の格納容器から圧力を逃がすベントが失敗していた可能性が高いと発表した。

配管の放射線量を調べたところ、放射性物質が通過していないとみられるという。


東電は、事故で解明できていない部分の調査を続けており、結果の公表は2013年12月と昨年8月に続き3回目。

 

2号機では、11年3月13~14日、複数ある弁が開けられたが、ベントに成功したかどうか分からないまま、格納容器から直接、大量の放射性物質が漏れていた。


昨年10月、原子炉建屋にロボットを入れ、ベント配管がある部屋で放射線量を調べた。

 

配管のうち、圧力が高まると裂ける「ラプチャーディスク」と呼ばれる板がある付近の放射線量は、毎時0.08~0.30ミリシーベルトと低かった。

格納容器側にある弁の周囲も毎時0.15~0.70ミリシーベルトだった。

一方、ベントに成功した1号機と共用している排気筒の近くでは、毎時10シーベルト超の高い放射線量が計測されている。


東電が弁を開けた時点では、板が裂けるほど格納容器内の圧力が高くなく、その後、14日午前11時にあった3号機の水素爆発で一部の弁が閉まってしまい、ベントできずじまいだったとみられるという。

 

出典URL

http://www.asahi.com/articles/ASH5N4R7RH5NULBJ007.html

 

 

 

関連URL

http://www.sankei.com/affairs/news/150520/afr1505200014-n1.html

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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