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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2015317日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正3として掲載します。

第1報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4699/

 

 

(2015年5月29日 修正3 ;追記)  

 

2015522日付で読売新聞山梨版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

5211740分にNHK甲府からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

甲府市役所の窓ガラスが落下した問題で、市の専門委員会の第3回会合が21日、市役所で開かれ、委員は落下した窓ガラス部分は特殊な構造だったとし、「構造に合わせた施工監理が必要だった」と指摘した。

 

会合は非公開で行われ、委員の建築構造などに詳しい大学教授らが、施工や設計会社の担当者から聞き取り調査を行った。

 

会合後、委員長の西川孝夫・首都大学東京名誉教授(耐震構造などが専門)が記者会見に臨んだ。

西川名誉教授の説明によると、落下した窓ガラスがあった場所は、コンクリート床が外側にせり出す特殊な構造になっていた。

この場合、床を下部から支えるものがないため、コンクリートが十分に固まる養生期間が必要だったという。

しかし、工事ではコンクリートが完全に固まる前に窓を設置したため、重みで床が沈み、ガラスと窓枠の間に隙間が生じたとしている。

そのうえで、庁舎の完成時にサッシの取り付け部分などの詳しい検査をしていれば、落下を防げたのではないかと指摘した。

 

施工や設計で法律の基準から外れた点はなかったというが、西川名誉教授は、「養生期間は3週間と聞いたが、今回は気温が低い冬場。もっと時間が必要だったのではないか」と話した。

 

同様の構造の窓ガラスは市庁舎に複数あり、応急処置をしているが、次回以降の会合で、対応策を考え、原因を含めた報告書を7月にもまとめる予定という。

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/local/yamanashi/news/20150521-OYTNT50416.html

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/1044934961.html?t=1432242613882 

 

 

 

(2015年6月16日 修正4 ;追記)

 

2015615180分にNHK甲府から、対策案がまとまったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

15日、施工業者などが提出した報告書の内容を検証する専門家の委員会が甲府市役所で開かれ、業者側が示した複数の対策案について話し合い、対策案として、窓枠に落下防止のカバーを取り付けるなどとする方針をまとめた。


協議では、今後の対策として、今回は床がひずんで窓ガラスの上の部分に隙間が出来て落下につながったことから、窓枠の上部にアルミ製のカバーを取り付け、落下しないよう施工する案が妥当だとした。
また、窓枠を支えるコンクリートのひずみを抑えるため、4階の窓に近い床に炭素繊維の板を張って強度を高めるとしている。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/1045534042.html?t=1434398792849

 

 

 

 

(2015年10月12日 修正5 ;追記)

 

20151010日付で読売新聞山梨版から、検証報告書が発表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

市は9日、落下原因と市の対応についてまとめた検証報告書を発表した。

発生後の広報・周知が遅れたことを問題視。

市は、今年度内に危機管理に関わる公表のあり方について新たな指針を策定するとしている。

 

報告書は、工藤副市長をトップとする、庁内組織・本庁舎窓枠落下対策会議がまとめた。

この中で、落下事故を、「市民に不安を与え、防災拠点としての信頼性を傷つけた」と指摘。

さらに、事故の公表が発生から6日後だったことから、「発生後、速やかに公表する姿勢が必要だった」とした。

 

一方、原因については、すでに専門家委員会がまとめた通り、施工管理を主因とし、事故後の市の対応については「おおむね適切な対応が図られた」とした。

 

樋口市長は、この日の定例記者会見で、「市民に安心して庁舎を利用してもらえるよう、庁舎の安全確保に努める」と述べた。

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/local/yamanashi/news/20151009-OYTNT50262.html 

 

 

1091521分にNHK甲府からは、対策工事が完了したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。


専門家で作る検証委員会では、現場で施工したコンクリートの床のひずみへの考慮が不十分な状態でサッシを取り付けたことが、窓が落下した大きな要因だとして、工事の手順や施工管理、それに最終的な確認作業にも問題があったとしている。


このため、甲府市は

▽窓枠の上の部分にアルミ製の落下防止材を取り付ける

▽窓枠を支えるコンクリートの床のひずみを抑えるため、4階の窓に近い床に炭素繊維の補強板をはる

などの対策工事を行い、検査を経て完了したという。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/1045569281.html?t=1444423587027

 

 

 

 

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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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