2019年6月25日付で河北新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
青森県むつ市の田名部中(生徒629人)で、体育で走り高跳びに取り組んだ複数の2年生の生徒がけがをしていたことが24日、分かった。
着地点に敷くマットの厚みが不足していた可能性がある。
骨折した生徒もおり、和田校長は、「指導方法を改善し、けがのない教育を目指したい」と話している。
同校や生徒らによると、18日、高さ125cmに挑戦した男子生徒が右手首の骨を折った。
21日には、別の男子生徒も左手首の骨にひびが入った。
いずれも着地の際に転倒した。
他に複数の生徒が、尻を打ったり、脚の筋を痛めるなどしたという。
跳び方は、いずれもはさみ跳び。
踏み切った足と反対側の足を振り上げて、またぐようにしてバーを越える。
着地点には、前転などをする際に使う厚さ約5cmのマットが置かれていた。
同校には、より厚みのあるソフトマットもあったが、使用されなかった。
保護者から危険性を指摘する相談も寄せられたが、18日以降も、同じマットを使った指導が行われていた。
青森県教委スポーツ健康課によると、はさみ跳びの場合は、薄めのマットを使うこともある。
高くなればソフトマットを準備するのが一般的だが、個人差があるため、基準はないという。
田名部中の授業で最も高く跳んだ生徒は、バーの高さが145cmだった。
名古屋大大学院の内田良准教授(教育社会学)は、「安全対策で防げる事故もある。なぜ、けがをしたのか、しっかりと分析してほしい」と話した。
出典
『恐怖の高跳び マット5センチ 中学の授業で骨折者 青森・むつ』
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190625_23024.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。