2014年1月14日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3577/
(2015年11月15日 修正2 ;追記)
2015年11月9日12時53分に読売新聞から、11月9日10時17分に共同通信から、調査報告書が公表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国交省の昇降機等事故調査部会は、9日、「整備不良などが原因でエスカレーターを動かすチェーンが破断した可能性がある」などとする調査報告書を公表した。
同部会は、チェーンの伸びやたるみについての検査基準を見直すよう、国交省に求めた。
報告書によると、1996年の設置から事故までの約18年間、エスカレーターを動かすチェーンは一度も交換されず、経年劣化のためたるんでいた。
事故の約10か月前、保守点検会社・三菱電機ビルテクノサービスの社内基準を超えるたるみが確認され、事故5日前にはエスカレーターが非常停止。
駆けつけた同社の点検員は、チェーンの緩みに気づいたものの、手元に工具がなかったため調整を行わなかった。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151109-OYT1T50026.html
http://www.47news.jp/CN/201511/CN2015110901001032.html
11月9日11時36分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
報告書によると、設置当初から約18年間未交換だったモーター部分のチェーンに緩みが生じ、歯車とうまくかみ合わず、切れた。
逆走を止める安全装置は、汚れや部品のすり減りによって、うまく作動しなかった。
少なくとも事故の10カ月前には緩みが生じていたが、三菱電機ビルテクノサービスは、毎月2回の保守点検で気付かなかった。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASHC66F9LHC6UTIL05J.html
(ブログ者コメント)
報告書の概要は下記。
http://www.mlit.go.jp/common/001108664.pdf
報告書の全文は下記。
http://www.mlit.go.jp/common/001108665.pdf
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。