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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20145271138分に福島放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

527日付でテレビユー福島からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

26日正午ごろ、動物用医薬品の研究開発や製造などを行っている郡山市安積町笹川のN工業本社工場第二工場で、従業員4人が吐き気がするなどと訴え、病院で診察を受けた。

男性1人と女性3人が入院した。いずれも軽症という。

他に5人が診察を受けたが、けがはなかった。

 

警察の調べでは、工場内で酸化エチレンガスの漏出警報ランプが点灯していた。

酸化エチレンガスは、薬品を作る際に容器や原料を殺菌するために使っていた。

吸入すると吐き気、嘔吐、頭痛などの症状が出るという。

工場の担当者によると、殺菌室の開け閉めをする扉のハンドルの締め付けが弱かったために中からガスが漏れた可能性があるという。

現時点で外部への影響はないとみている。

 

同社によると、入院した4人は牛用の塗り薬を作る製造工程で働いていた。

正午ごろ、従業員から「気持ちが悪い」と訴えがあり、吐き気や嘔吐などの症状が現れた。

同社関係者が4人を車で市内の病院に運んだ。

他の5人は症状は出ていなかったが、同じ職場だったため大事を取って病院に行った。

警察には午後4時50分ごろ通報した。

 

同社の担当者は「原因を調査し、早急に再発防止策を講じる」としている。

警察と労基は、27日朝から立ち入り調査を行う。

現場はJR郡山駅から南西に約5km。

4号国道バイパス沿いで、約300m西側に安積三小がある。

 

出典URL

http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=2014052710

http://tuf.co.jp/knews/

 

 

 

(2014年6月15日 修正1 ;追記)

 

 

2014527日付の福島民報紙面に、事故時の詳しい状況などが、下記趣旨で掲載されていた。

 

医薬品を殺菌する「滅菌室」付近から酸化エチレンガスが漏れた可能性が高いことが27日、関係者の話しで分かった。

 

同社によると、滅菌室はステンレス製で、「容器室」と「充填室」の2部屋にまたがる。

殺菌でガスを注入する際は滅菌器内は真空で、通常、ガスが器外に漏れることはないという。

 

滅菌室は、殺菌前に従業員がハンドルで開閉する仕組み。

10数年使用しており、最後に点検したのは、昨年3月だった。

 

外部業者が26日午後3時ごろに行ったサンプリング調査によると、現場付近の酸化エチレンガス濃度は最大で14ppm以上だった。

労安法によると、事業者が守る作業環境濃度は1ppm以下となっている。

 

同社によると、従業員が搬送された病院が警察に通報するまで、同社は警察に通報しなかった。

毒物・劇物取締法では、毒物などが飛散し、多数の者に危害が及ぶ恐れのある場合、直ちに警察などに届け出るよう定めている。


滅菌室付近で複数の従業員が体調不良を訴えたことなどから、同社は26日午後0時半までにラインを停止。
この時点で、ガスが漏れている可能性があると認識していたという。

同社は、「現状を確認する作業に追われていた」などと説明した。

 

 

一方、福島民友紙面にも、事故時の詳しい状況を報じる記事が下記趣旨で掲載されていた。

 

527日付)

第2工場にいる従業員が「吐き気がする」など体調不良を訴えた。

同社が確認したところ、酸化エチレンガスが漏れたことを示す警報のランプが点灯していた。

警報ランプは、酸化エチレンガスの大気中濃度が10ppm以上で点灯、50ppm以上になると警報音が鳴る設定。当時、警報音は鳴らなかったという。

 

529日付)

従業員が滅菌室のドアを十分に閉めていなかった可能性があることが28日、同社への取材で分かった。

滅菌室は、ドアのハンドルを一定回数回すことで密閉されるという。

警察などは同日も引き続き、立ち入り調査した。滅菌室も調べたが、滅菌室のドアは一定回数回すことで密閉され、ガス漏れは確認されなかったという。

 

 

 

(2015年4月10日 修正2 ;追記)

 

2015481957分にNHK福島から、安全対策不十分で責任者らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

郡山労基署は、安全対策が十分でなかったとして、工場を経営する会社と責任者を、8日、労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、郡山市安積町の動物用医薬品の製造メーカー「N工業」と生産部門の責任者だった元生産部長の男性(52)。


この事故は、去年5月26日、「N工業」の工場で、薬の原料や容器の殺菌作業に使う「エチレンオキシド」という有毒なガスが漏れ出して、従業員6人が体調不良を訴えたもの。


同署の調べによると、ガス漏れを知らせる警告ランプが点灯した後、元栓を閉める作業や従業員の避難の対応が遅れるなど、有毒なガスを扱うための安全対策が十分でなかったとして、会社と元生産部長に労安法違反の疑いがもたれている。


同署によると、会社側は必要な安全対策をとっていなかったことを認め、すでに再発防止策を講じているとしている。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6053866561.html?t=1428530213262

 

 

キーワード;エチレンオキサイド

 

 

 

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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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