2014年5月27日21時12分にNHK松江から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月28日付で毎日新聞島根版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前10時45分頃、出雲市斐川町にある中国電力の直江変電所で、鉄塔の上で作業していた中国電力の孫請け会社社員の男性が現場の足場の上で倒れているのが見つかった。
男性が倒れていた場所は高い電圧の電気が流れている立ち入り禁止区域だったため、送電を一時止めて、およそ2時間後に救出されたが、男性は感電していて、その場で死亡が確認された。
中国電力によると、男性はほかの作業員11人とともに、高さおよそ8mの地点に設置された足場の上で変圧器の定期点検作業をしていたということで、警察は誤って高い電圧の電気が流れている区域に入ったものと見て詳しい原因を調べている。
この事故で変電所からの送電が一時、止まったため、雲南市のほぼ全域と出雲市の斐川町や旧平田市で最大5万3千世帯あまりが停電した。
中国電力によると、停電がすべて復旧したのは午後2時45分頃で、停電は最大で4時間ほど続いたという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsue/4034753611.html?t=1401234603206
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20140528ddlk32040612000c.html
5月28日付で読売新聞島根版からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
電気設備会社の社員(26)が電線などの点検中に感電し、まもなく死亡した。
警察の調べや同社によると、この社員は午前10時30分頃から約10人で作業をしていた。
送電を制御する遮断器の周囲にある足場に上り、設備を点検している最中に感電したという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/local/shimane/news/20140527-OYTNT50174.html
(2014年7月5日 修正1 ;追記)
2014年5月28日付の山陰中央新報紙面に、男性は旗を設置しようとしていたという、下記趣旨の記事が掲載されていた。
中電島根支社によると、男性は地上約8mの電線付近で、定期点検前の安全対策のため、進入禁止を知らせる旗を設置しようとしたところ、誤って電圧約6万ボルトが通電している電線が張られた区域に入り、感電した。
現場には、男性のほかに監視員や作業員11人がいたという。
(2014年9月6日 修正2 ;追記)
2014年9月4日20時5分にNHK松江から、9月5日付で朝日新聞島根版(聞蔵)から、現場責任者らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
出雲労基署は、工事を請け負う電気工事会社の安全管理に問題があったとして、この会社と現場の責任者を労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、鳥取県米子市の電気工事会社、「Y社」と、59歳の現場責任者。
同署によると、「Y社」は、法律で義務づけられている作業全体を指揮する立場の社員の配置を怠っていたという。
このため同署は、会社側の安全管理に問題があったなどとして、労安法違反(作業指揮者の未選任)の疑いで書類送検した。
事故当時、10人が2組に分かれて作業をし、男性の組は作業責任者とは別の組で、作業指揮者を決めていなかった。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsue/4034330491.html?t=1409862358357
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。