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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20154171654分にNHK大津から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

4171914分にmBS NEWSからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

17日朝、彦根市の近江鉄道で始発前に車両から火が出て屋根に穴が開くなどして一部を焼失し、近江鉄道は、当時、雷をともなう雨が降っていたことから、落雷の影響がなかったか、原因を調べている。


滋賀県内を走る近江鉄道によると、17日午前6時前、彦根市高宮町の駅で始発列車の準備をしていた運転士が車両に電気を送るパンタグラフを上げて送電しようとしたところ、バチバチという音が聞こえたという。

確認したところ、2両編成の1両目の座席の一部が燃えていて、火は運転士が消し止めたが、窓ガラスが割れ、車両の屋根に縦50cm、横30cmの穴が開いていたという。
運転士にけがはなかった。


彦根地方気象台によると、当時は彦根市の上空を発達した積乱雲が通過し、雷を伴う雨が降っていたという。


火災は、電車に過大な電流が流れて起こったということで、近江鉄道などは、落雷が原因になった可能性もあるとみて調べている。

近江鉄道では、火災の影響で始発から22本が一部の区間で運休し、川村総務課長は、「朝方は雨もひどく降っていましたし、雷も鳴っているという状況。今、『これが原因です』という答えは持ち合えわせていません。ご迷惑、ご不便をかけ申し訳ありません。原因を究明して再発防止に取り組みたい」と話している。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/2064112131.html?t=1429304081714

http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE000000000000007428.shtml

 

 

 

(2015年8月30日 修正1 ;追記)

 

20158251751分にNHK大津から、原因は車体屋根上の電線の漏電だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

近江鉄道は、東京・国分寺市の鉄道総合技術研究所に調査を依頼し、25日、結果を公表した。
それによると、車両の屋根の上の電線を保護する樹脂製の管と電線を覆う鉄製の管のつなぎ目に雨水が入ったことで漏電が発生して屋根が溶け、それが座席に落下して出火につながったとしている。


当時は雷をともなう雨が降っていたが、落雷によるものではなかったということで、近江鉄道では、今後2年かけて雨水が入りにくくする工事を行う計画。


近江鉄道工務課の三島電車区長は、「通常の点検では異常はなかったが、車両火災が発生してしまった。対策工事を終えるまでの間、通常3か月に1回の点検を3日ごとに行い、監視体制を強化したい」と話している。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/2064369191.html?t=1440534441748

 


8
252122分に京都新聞からは、若干表現の異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

近江鉄道は25日、車両の屋根にある配管内部の電線の漏電が原因だったと発表した。


同社によると、屋根上の配管接合部分から雨水が入り、電線を保護する絶縁ポリエチレンが破れ漏電が起き、その熱で屋根が溶け落ちた。

 

再発防止策として、すべての車両で防水性を高める配管の更新工事を2年以内に完了させるという。

 

出典URL
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20150825000133

 

 

826日付で中日新聞からも、若干表現の異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。

近江鉄道は25日、同市役所で調査結果と再発防止策を公表した。
火災の原因は、金属の電線管と塩化ビニル管の接続部分がさび、雨水が接続部分にたまり漏電したため、と説明した。

再発防止策は、配管の接続部分を新しい部品に取り換え、配管を接続する場所も変更する。

すべての車両の工事を完了するには、少なくとも1年はかかる見込み。
それまでは、配管の定期点検を強化して対応する。

出典URL
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20150826/CK2015082602000014.html

 

 

 

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魚田慎二
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男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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