2019年10月28日5時43分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR西日本米子支社の牧原支社長は24日、通過するだけで自動的に電車の屋根上、パンタグラフ、車輪の状況を把握できる「車両状態監視装置」を、島根県出雲市の車両所に設置し、来春から使用を始めると発表した。
当面、寝台特急「サンライズ出雲」を対象とし、将来的には特急「やくも」の新車両にも拡大していく計画という。
同装置の導入は、米子支社では初めて。
屋根上状態監視、パンタグラフスリ板摩耗測定、車輪踏面形状測定、車輪フラット検知-の4つの機能を持ち、電車がこの装置を通過するだけで、自動的にパンタグラフや車輪などの状況を測定・記録する。
車両の状態を測定する頻度が高くなることで、故障の未然防止や乗り心地の改善につながる。
また、動画やデータによる確認が可能となることで、屋根上などの高所や車両下での作業が減り、作業の安全性も向上するという。
装置はすでに、後藤総合車両所出雲支所(出雲市東神西町)に設置を終えており、来年3月中旬の使用開始を予定している。
https://www.sankei.com/west/news/191028/wst1910280002-n1.html
※以下は、10月24日付のJR西日本ニュースリリース(解説図付き、抜粋)。
『後藤総合車両所出雲支所への車両状態監視装置導入について』
当社は在来線の車両配置箇所に、地上設備を用いて自動的に電車の屋根上、パンタグラフおよび車輪の状態を把握できる機能を有する車両状態監視装置を順次導入を進めており、このたび、後藤総合車両所 出雲支所に同装置を導入することとなりました。
これにより、さらなる安全性・車両品質の向上、メンテナンス業務の適正化に取り組んでまいります。
https://www.westjr.co.jp/press/article/2019/10/page_15163.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。