2015年11月21日9時41分にNHK東海NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前11時半ごろ、愛知県一宮市の総合大雄会病院で、肺の放射線検査を受けていた愛知県江南市の会社役員の女性(74)が検査装置の台から転落して、回転する装置の間に挟まった。
女性は、別室にいた検査技師と駆けつけた病院の職員に助け出されて手当てを受けたが、約3時間後に死亡した。
死因は、胸を強く圧迫されたことによる窒息だった。
病院によると、女性は、患者を乗せた台の周りを測定器が回転する「スペクト装置」で検査を受けていたところ、台の上から転落して上半身を装置に挟まれたという。
女性は、胸と腹と足の3か所を固定されていたが、検査の途中で突然動いて、転落したとみられるという。
病院は、医療事故調査制度に基づいて院内に調査委員会を設置して、事故の詳しい原因を調べる方針。
総合大雄会病院の松廣法人本部長は、「検査手順に問題はなかったが、これまでに例のない事故なので、メーカーとも協力して事故原因を究明したい」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20151121/3688131.html
11月21日10時1分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛知県一宮市の「総合大雄会病院」は20日、同県江南市の女性患者(74)が院内で検査中に機器に挟まれて死亡したとして、警察に届け出たことを明らかにした。
警察で、詳しい原因を調べている。
同病院によると、女性は肺血栓の手術を前に、同日午前11時半頃から、放射線を使った画像化装置で肺の血流機能を調べていた。
装置は、回転する円形の撮影機内にベッドが入る仕組みで、転落防止のため、女性の胸や太ももなどはベルトで固定されていた。
検査開始から約1分後、女性がベッド上で暴れ出して転落したため、検査を中止。
看護師らが助けようとしたが、女性は撮影機とベッドの隙間に胸部を挟まれ、3時間後に死亡が確認された。死因は窒息死。
同病院は、事故調査委員会を設置して詳しい原因を調べる。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151121-OYT1T50039.html
(ブログ者コメント)
本件、沼田市での下記事故と似たようなところがあると感じた。
2015年5月14日と8月15日掲載
2015年5月8日 群馬県沼田市の会社の健康診断でブラジル人女性が胃のレントゲン撮影中、頭が下になった時にずり落ち、診察台と壁の間に頭を挟まれて死亡
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5123/
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4863/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。