2020年12月15日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/11252/
(2021年8月11日 修正1 ;追記)
2021年8月4日16時38分に産経新聞からは、2審では事故直前の落下物ゆえ店には責任なしとする逆転判決がくだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
訴訟の控訴審判決で、東京高裁(平田豊裁判長)は4日、「天ぷらの放置は短時間で、店舗側の安全配慮義務違反はなかった」と認定、サミット側に約57万円の支払いを命じた1審東京地裁判決を取り消し、男性の請求を棄却した。
判決理由で平田裁判長は、カボチャの天ぷらは約10センチ四方の大きさで、利用客から発見しやすい状態だったと指摘。
さらに、事故発生前には落下物の苦情がなかったことを踏まえ、男性が事故を起こす直前に別の利用客が天ぷらを落とした可能性が高いと認めた。
また、消費者庁が発出した店舗内の転倒事故防止を呼びかける文書でも、レジ付近の落下物による危険性は言及されていないと説明。
「従業員が巡回などで安全確認をする法的義務はなかった」と結論づけた。
https://www.sankei.com/article/20210804-THFNUJGHLVJBFCCD2CPZTPPP7M/
8月4日20時28分に朝日新聞からは、総菜売り場と違いレジ付近で落下物があるのは通常想定しがたいなどとも言及されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年12月の一審判決は、店内の転倒事故の約2割が野菜くずなど落下物が原因とする消費者庁の調査をふまえ、「事故は異例ではない。総菜を床に落とすことは容易に予想できた」と店の賠償責任を認めた。
これに対し高裁判決は、総菜売り場は落下物が多い可能性があるものの、レジ付近通路に商品が落ちるのは「通常想定しがたい」と言及。
さらにレジ付近の通路は見通しがよく、「混んでいても客が落下物を避けることは困難ではない」と結論付けた。
https://www.asahi.com/articles/ASP846QGFP84UTIL038.html
(2022年4月24日 修正2 ;追記)
2022年4月22日20時20分に読売新聞からは、最高裁で2審の判決が確定したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
最高裁第1小法廷(深山卓也裁判長)は21日付の決定で男性側の上告を退けた。
男性側に逆転敗訴を言い渡した2審・東京高裁判決が確定した。
高裁は「天ぷらが落ちていたのは短時間で、店側の責任は認められない」と判断していた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220422-OYT1T50219/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。