2021年8月5日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/11838/
(2021年8月13日 修正1 ;追記)
2021年8月6日16時20分にYAHOOニュース(RKB毎日)からは、バス送迎のマニュアルは作成されていたが形骸化していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
バスを運転していた園長は、福岡県などが実施した特別監査に対し、「安全管理のマニュアルはない」と説明していましたが、その後、保育園にあるパソコンからマニュアルが見つかったということです。
このマニュアルは10年ほど前に作られたとみられていて、「園児の人数を確認してからバスを降りる」などのチェック項目が書かれていたということです。
ただ、ここ数年は職員の間で共有されておらず、福岡県などは、マニュアルが形骸化していたとみて調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/317965ec45d005fb213e63842a18b3b9c844031b
8月10日22時9分にYAHOOニュース(西日本新聞)からは、再現実験では車内温度は50℃を超えたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警が行った再現実験でバス車内の温度が50度超に達していたことが、捜査関係者への取材で分かった。
県警は、事故当日も車内温度が急上昇し、男児が短時間で熱中症になった可能性があるとみている。
今後も事故当日と気象条件の近い日を選んで実験を行い、当時の状況を確認する方針。
再現実験は今月5日の朝から夕方にかけて実施。
男児が乗っていたバスを保育園の駐車場に止め、窓を閉めた状態で車内の温度や湿度の変化を調べた。
福岡管区気象台によると、現場に近い北九州市八幡西区の事故当日の最高気温は33・1度。
再現実験を行った5日は35・3度だった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/64d8aba02cba2d7dc1159a3933968134aa14a62f
(2021年8月25日 修正2;追記)
2021年8月24日19時5分にYAHOOニュース(西日本新聞)からは、福岡県の調査ではバスなどで送迎している保育施設は506施設で、そのうち189施設で送迎マニュアルがなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県は24日、県内全2543の保育施設を対象に実施した送迎バスに関する実態調査の結果を公表した。
506施設が送迎バスを運行し、このうち20施設が運転手1人の単独送迎、189施設で送迎マニュアルがなかった。
県は再発防止のため、9月中旬にもガイドラインを策定する予定。
調査は認定こども園や認可外施設、公立と私立の幼稚園などに実施し、2341施設が回答。
送迎に関しては、バスではなく乗用車などで実施している施設もあるという。
また、108の施設が、園児が無断欠席した場合に「保護者に確認連絡をしていない」と答えた。
7施設は、出欠状況を職員間で共有していないとした。
送迎バスの安全管理に関する国のマニュアルはないため、県はガイドラインを策定後、指針を周知し、必要に応じて施設への改善指導も行う。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3506f739a681ded901d408280ee2137e4334fb44
8月24日21時18分に毎日新聞からは、送迎していると回答したのは239施設だったなど、西日本新聞の報道とは数字が大きく異なる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県が実施した県内の認可・認可外保育施設の実態調査で、バスなどで送迎している239施設のうち、8施設が運転手1人で運行していたことが判明した。
24日に調査結果を公表した県は、バス送迎時は職員ら複数人での運行を原則とする独自のガイドラインを9月中旬までに策定する方針。
調査は8月5~18日に実施し、認可保育1384施設、認可外保育646施設の計2030施設が回答した。
調査結果によると、無断欠席の園児の保護者に確認をしていないのは計100施設に上った。
結果を受け、県は監査の対象項目に加えてチェックするなど確認の徹底を図る。
県によると、保育施設は保護者による送迎が一般的で、国が定めた事故防止のガイドラインの他に送迎バスに特化した規定はないことから、監査の対象になっていなかった。
https://mainichi.jp/articles/20210824/k00/00m/040/364000c
(ブログ者コメント)
両報道で数字が違う理由について、県のHPなどを調べてみたが、分からなかった。
(2021年8月30日 修正3 ;追記)
2021年8月29日18時38分にNHK福岡からは、園の運営に疑問を抱きつつも雰囲気に流されてしまった保育士の話しが下記趣旨でネット配信されていた。
園の運営状況について、この保育園で以前勤務していた保育士がNHKの取材に応じました。
この中で保育士は、数年前から園長が1人で送迎バスを運行することがあったとしたうえで、「バスの運転士が行けなくなったり園児の人数が少なかった時は1人で乗っている時があった。『大丈夫ですか』と声をかけても、園長先生に『大丈夫だよ』と言われると、それ以上言えなかった」と話しています。
また、園児の出欠確認に関する明確なルールがなかったことについて、「『普通ではない』と思っていた。無断欠席の際には何かトラブルがあったのかもしれないので、確認した方がいいと疑問に思っていたが、言える環境ではなかった。先輩の保育士たちが受け入れている状態だったので、受け入れてうまくやっていかないといけないのかな、という雰囲気だった」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20210829/5010013126.html
(2021年9月6日 修正4 ;追記)
2021年9月5日17時23分に朝日新聞からは、女性園長は辞任するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
女性園長が5日付で辞任し、6日から新しい園長に交代することが園側への取材でわかった。
運営する社会福祉法人の理事長らも代わる予定という。
園の弁護士によると、園長は事故当初から、責任を取って辞任する意向を示していた。
8月30日の運営法人の理事会で交代が承認され、代わって、F保育園の評議員を務めたことがある別の保育園長経験者が新園長に就く。
女性園長は法人の理事といった役員にも残らず、園の運営から完全に退くという。
県と市は8月31日、園を運営する社会福祉法人に改善勧告を出し、園長らの責任の明確化や、登園時の出欠確認のルールの見直しなどを求めていた。
福岡県警は業務上過失致死の疑いで調べている。
https://www.asahi.com/articles/ASP95569NP95TIPE00F.html
(2021年9月11日 修正5 ;追記)
2021年9月10日21時0分にYAHOOニュース(九州朝日放送)からは、園から報告書が提出されたが不十分だとして再提出を求められたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(後日、再提出して受理された)
事故を受けて福岡県と中間市が、園を運営する社会福祉法人「S会」に5項目にわたる改善勧告を行いましたが、10日までに回答するよう求めていた「園長らの責任の明確化」「登園時の出欠確認ルールの見直し」の2項目について、報告書が提出されました。
しかし、県は保育全体の総括がなされていないことや、園の体制の見直しが不十分な点などを指摘して、今月14日までに再提出するよう求めたということです。
また県は、調査の過程で園児への不適切な対応があったとして、9日から改めて双葉保育園に対する特別監査を実施していることを明らかにしました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3c79f37e11625bb882a39b82af754312e4c3721
9月10日19時35分にYAHOOニュース(RKB毎日)からは、再提出理由は出欠確認がマニュアルに記載されていないこと、また園児虐待の容疑も出ているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県によりますと、園が報告した改善案について、園長が朝の段階で出欠確認をすることがマニュアルに記載されていないなど不十分な点があったため、再提出を求めたということです。
また、保護者への聞き取りで園児への虐待を指摘する意見があったため、県は再び特別指導監査を実施し、事実関係を確認しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4170742a9e249a4aa5ba9d7aca36899a8aff2d5
9月10日20時15分にNHK北九州からは、もう1つの再提出理由は責任明確化不十分だったことなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県によりますと、保育園では園長は替わったものの、理事長を兼務する主任保育士が園に残るかどうかの調整が内部でついておらず、責任を明確化して厳正に対処したとは言えないことや、出欠確認のマニュアルが不十分なことが理由だということです。
保育園側は「前向きに検討する」と回答したということで、県は来週火曜を再提出の期限としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20210910/5020009554.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。