2023年7月17日14時47分にYAHOOニュース(World Jet Sports)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【水上バイクの「爆発」により、乗っていた男性が顔にヤケドを負う】
今月16日正午ごろ、和歌山県有田市の海上で水上バイクのエンジンが爆発。
乗っていた48歳の男性が顔にヤケドを負った事故があった。
男性がエンジンの不調を感じ、停泊して点検していたところ、エンジンルームが突然爆発したという。
男性は、海上から手を振って助けを求め、近くにいた知人が消防に通報。
和歌山市の病院に搬送された。
顔全体に「2度のヤケド」を負ったが、命に別状はないという。
現在、海南海上保安署は爆発した原因について、詳しく調べている最中である。
【トラブルを独自で解決しようと、修理中に「爆発」したか!? 】
本誌が、独自に海南海上保安署に問い合わせたところ、ヤケドを負った男性は、知人と水上バイク2艇で遊びに来ていたという。
爆発した水上バイクは年式の古い機種で、エンジンの調子がおかしかったため、浅瀬に水上バイクを停泊し、エンジンの確認を行っていたそうだ。
その男性は水上バイクの知識があったそうで、確認も彼自身が行っている。
確認の際、エンジンルームを開け、パーツクリーナーをキャブレターの周辺に吹きかけ、セルを回したときに火の手が上がったという。
パーツクリーナーを使うこと自体は、エンジントラブルの際に良く行われる対処法のひとつである。
パーツクリーナーで汚れを拭き取って現状を確認したり、“プラグの被り”を修正するのにも使われる。
パーツクリーナーは、金属系の部品を多用する装置・機器に用いられる洗浄剤だ。
主成分は石油系溶剤で、可燃性が高いが、油汚れを落とすのに効果的だ。
しかしエンジンルームのような狭い場所で使った場合、すぐには霧散せず、しばらくの間は霧状のまま漂っているので、引火しやすい状態にもなる。
【「パーツクリーナー」が事故の原因か!? 】
水上バイクの「爆発」といえば、ガソリンによる引火も考えられるだろう。
ガソリンによる引火の場合、2年前に高松港で起きた水上バイクの爆発事故では、「2メートル近い火柱が上がり、水をかけても火はなかなか消えなかった」といい、水上バイクそのものも、原形を留めないほど黒焦げになっている。
しかし今回の事故の場合、水上バイク自体が燃えたり黒焦げになってはない。
詳しい事故原因は調査中だが、多分、ガソリンによるものではなく、恐らくエンジンルームに充満していたパーツクリーナーの成分に引火したのが原因ではないかと本誌は考えている。
事故の原因などの詳細が判明したら、また報告したい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/da9e0df942d464b443bda4b3ee26ad788bf0fedd
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。