2015年11月20日19時54分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月21日付で毎日新聞長崎版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
18日、南島原市の小学校で理科の実験中に教諭が過ってアルコールランプを倒し、瞬間的に炎を浴びた4年生の男女の児童2人が顔や手に軽いやけどをした。
南島原市の教育委員会によると、18日午前10時ごろ、市立加津佐小学校で行われていた4年生の理科の授業中に、52歳の男性教諭が児童26人を教師用の実験台(幅150cm、奥行き80cm、高さ80cm)の前に集めてアルコールランプの使い方を教えていたところ、過ってランプを倒し、炎が児童の方に飛んだという。
この事故で、かがんで見ていた女子児童1人が額と右ほおなどに軽いやけどをしたほか、その後ろに立っていた男子児童1人が右手の甲に軽いやけどを負った。いずれも、水ぶくれしたり皮膚が赤くただれたりした。
このほか、5人の児童が手や額などに痛みを訴え、うち1人は病院で診察を受けたが、異常はなかったという。
教諭は、実験台にあったプリント類が気になり、それをどけようとして手を伸ばしたところ、ランプを倒してしまったという。
南島原市教育委員会の渡部教育次長は、「関係者をはじめ、市民の皆様にご心配とご迷惑をかけ申し訳ありません。今回の件は子どもたちに対するリスクを考えれば十分防げたはずです。今後は全学校で安全管理を徹底していきたい」と謝罪した。
小学校では、これまでにやけどをした児童の家を訪れて謝罪と説明を行ったほか、20日午後7時半からは4年生の保護者などを対象に、説明会を開くことにしている。
事故の発表が20日になったことについて、市の教育委員会では、児童の家族への報告や心のケアを優先させたためだと説明している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5033668141.html?t=1448053204561
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20151121ddlk42040252000c.html
(ブログ者コメント)
理科の実験中に教師がアルコールランプを倒し児童にやけどを負わせた事故は、過去にも起きている。
2015年9月5日掲載
[昔の事例の顛末] 2011年11月 神奈川県藤沢市の小学校で理科の実験中、対処方法を教えようと教師がアルコールランプを倒した際に小4女児が重いやけどを負った事故で損害賠償支払い
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5185/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。