2013年5月1日10時42分に千葉日報から、同日9時35分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市原市は30日、同市福増のごみ処理場「福増クリーンセンター」第2工場で、可燃ごみ収集委託業者の男性従業員(56)がごみをためるピットに転落し、死亡したと発表した。
市によると、男性は同日午前11時45分ごろ、ごみ収集車の後部扉からピット(深さ16m)にごみを投入する作業中、行方が分からなくなった。
約2時間後、レスキュー隊が男性を発見し、病院に搬送したが死亡が確認された。死因は窒息死。
男性は、収集車の運転手と2人で作業。助手として車を投入口まで誘導していた。
その際、ピットのクレーンが誤って車にぶつかり、センターの関係者などで現場の状況を確認していたところ、収集車の運転手が男性がいなくなっていることに気づいたという。
転落時、ごみは約8mの高さまでたまっていたという。
男性は転落防止の安全ベルトを着けていたが、フックで固定はしていなかった。
同センターは、詳しい原因を調査している。
同センターでは過去にも転落事故が3件あったが、死亡事故は初めて。
所長は、「ベルトの着用と固定をあらためて徹底していきたい」と話している。
出典URL
http://www.chibanippo.co.jp/c/news/national/134800
http://www.nhk.or.jp/lnews/chiba/1084290121.html?t=1367442621149
(2014年2月27日 修正1 ;追記)
2014年2月19日付の千葉日報紙面に、危険防止の指導が履行されているか部長は確認していなかったという、下記趣旨の記事が掲載されていた。
千葉労基署は18日、労安法違反の疑いで、同市が委託する清掃・廃棄物処理会社「T興産」の部長男性(62)と法人としての同社を書類送検した。
容疑は、ごみ収集車を後退させる際に、危険を防止しなかった疑い。
収集車と接触した同社員男性(当時56)がピットに転落して死亡した。
同署によると、部長男性は「合図をして収集車を後退させるよう指導していたが、履行されているか確認していなかった」と、容疑を認めているという。
(ブログ者コメント)
合図なしでバックしてきた収集車に押されて転落したということらしい。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。