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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2014425230分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

25日午後2時25分ごろ、愛知県瀬戸市山路町の産業廃棄物中間処理会社「Z社」の廃金属処理工場で爆発と火災が起きた。

軽量鉄骨平屋約1100m2の工場の壁や屋根が骨組みを残して吹き飛び、現場で作業していた従業員の男性(44)が全身にやけどを負い、間もなく死亡した。

 

同社は、建築物の解体処理や、近隣自治体、民間の解体業者などから引き取った廃金属の加工処理と再生などを行っている。

 

警察によると、爆発が起きたのは、工場西側にあった、鉄くずを圧縮成型する油圧プレス機の周辺。

プレス機は、地中に埋め込まれた縦7m、横2m、深さ2mの容器に空き缶などの鉄くずを入れて密閉し、両端から圧力をかけてキューブ状に成型する。

 

爆発後には、容器を密閉するための鉄製のふたが吹き飛んでおり、炎が上がっていた。

警察は、可燃性のガスが内部にたまり何らかの原因で引火したのではないかとみて、当時の状況などを調べている。

 

警察によると、事故当時、工場内には6人の従業員がおり、男性がプレス機を操作。5人は鉄くずをアルミやスチールなどに仕分けする作業をしていた。

爆発があった工場は、西側部分のスレートがほとんど吹き飛んで床に散乱し、建物は骨組みを残す無残な姿となった。

 

現場から300m西にある瀬戸市クリーンセンターの男性職員(55)は、「ドンというものすごい音がした。車の衝突かと思って、思わず外に出た」と振り返る。

近くで農作業中だった女性(65)も、「かなり大きな鈍い音がした。破片が飛んできたらと思うと怖いですね」と顔をこわばらせた。

 

現場は、瀬戸市中心部の名鉄尾張瀬戸駅から南東約4km。豊田市境の猿投山へ向かう市道沿いで、山林に囲まれ、周辺に住宅はない。

 

出典URL

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014042590230026.html

 

 

 

(2015年8月24日 修正1 ;追記)

 

201582090分に中日新聞から、スプレー缶をプレスする前のガス抜きが不十分だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

821195分にNHK東海NEWS WEBから、822日付で朝日新聞名古屋版(聞蔵)からも、同趣旨の記事が掲載されていた。

(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

愛知県警は、資源ごみに含まれていたスプレー缶の可燃性ガスを抜く作業が不十分だったとして、業務上過失致死の疑いで、50代の男性経営者らを週内にも書類送検する方針を固めた。


関係者によると、同社は家庭で出た金属資源ごみを瀬戸市などから購入。

鉄やアルミの原料として再利用できるよう、プレス機で圧縮成型し、出荷していた。


資源ごみには、整髪剤や殺虫剤などのスプレー缶が含まれ、中に残っていた可燃性ガスが、金属の圧縮中に摩擦で生じる火花などで引火したとみられる。

プレス機は地中に設置され、スプレー缶に残っていた空気より重い可燃性ガスが、圧縮作業中に地下のスペースにたまりやすかったという。

事故当時、死亡した従業員はプレス機を操作していた。


瀬戸市は昨年4月1日、市民に対し、スプレー缶の廃棄時にガス抜きのため穴を開ける作業は危険だとしてやめるよう、呼び掛けを開始。

直後の同月25日、同社で事故が発生した。


家庭から出た資源ごみは分別できていないことがあるため、同社は、スプレー缶とそれ以外の空き缶を再び分別した上で、圧縮成型。

スプレー缶は、圧縮する前に専用の機械で穴を開け、ガスを抜いていたという。


だが、男性経営者は事故後、本紙取材に、「完全に分別するのは難しかった。穴を開けていないスプレー缶を、他の空き缶と一緒に圧縮してしまう可能性があり、プレス機にガスがたまってしまったのではないか」と話していた。

 

市が昨年4月、契約更新のために視察した際、同社は足踏み式の家庭用穴開け機しか設置していなかったが、市は問題ないとして契約を更新していた。

市は、「当時は機械式と手動式の指定をしていなかったため、処理能力があると判断した」とする一方で、事故後は、機械式穴開け機を導入している別の業者と契約したという。

 

出典URL

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2015082090085807.html

http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20150821/4307301.html 

 

 

8211816分にYAHOOニュース(時事通信)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

送検容疑は、ガス抜きを行うよう徹底しなかったほか、ガス抜き用の機械や換気装置を導入せず、安全対策を怠った疑い。

県警瀬戸署によると、爆発は同月25日午後に発生。

死亡した社員が地面に埋めて設置されたプレス機でスプレー缶を圧縮中、地下にたまったガスに引火して、作業場の建物が全壊した。


同社は2013年4月、瀬戸市などからスプレー缶を含む金属資源ごみの購入を開始。

同8月にも、小規模な爆発が起きていた。

 

出典URL

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150821-00000118-jij-soci

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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