2014年4月25日12時15分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
吹雪のJR奥羽線で昨年3月、秋田新幹線こまち(E3系車両)が秋田県大仙市で脱線した事故で、運輸安全委員会は25日、レールが3本ある「三線軌」の吹きだまりが発生しやすい区間で車両は床下に大量の雪を抱え込んで押し上げられ、レールに滑り上がるように乗り上げ脱線したとする調査報告書を公表した。
こまちは昨年3月2日、徐行運転中に衝撃を伴う異常音で停車。6両編成のうち先頭車両の前台車2軸がレール左側に脱線した。
けが人はなかった。車両床下の機器に雪で生じたへこみが残っていた。
現場は、在来線のレール2本の外側に車幅の広い新幹線用のレール1本を加えた三線軌で、狭いレール間に雪が残りやすい状況だった。
除雪に使う専用車両は在来線用で、雪を完全に排除できず、付近に風を遮る柵のような設備もなかった。
新幹線の事故では、平成16年10月の新潟県中越地震で上越新幹線、23年3月の東日本大震災で試験走行中の東北新幹線が脱線。
今回は在来線で起き、安全委は新幹線事故と見なしていない。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140425/dst14042512150003-n1.htm
4月25日21時20分にNHK秋田からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
秋田新幹線「こまち25号」が雪の中を走行中、先頭車両が脱線した事故で、運輸安全委員会は、25日、事故報告書を公表した。
それによると、脱線した車両は床下に大量の雪を抱き込んでおり、この雪で車体が押し上げられて車輪が浮き上がり、脱線した可能性が高いとしている。
また、雪は、床下の左側に、より多く入り込んでいた。
現場は在来線との共用区間で、在来線用の幅が狭い2本のレールのさらに左側に、幅が広い新幹線用のレール1本が設置されていたことから、運輸安全委員会は、横幅の狭い在来線が押しのけた雪が、外側にある横幅の広い新幹線用のレール付近に残り、この雪を抱き込んだため脱線した可能性が高いとしている。
このほか、4日前に走行した除雪車が、狭いレールに対応した在来線用だったため、外側の新幹線用のレールの除雪が十分行われなかったことも影響した可能性があるとしている。
このため運輸安全委員会は、新幹線と在来線の共用区間については、除雪の方法を見直すよう求めている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/akita/6013949811.html?t=1398457523864
4月25日19時50分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
報告書によると、当時は大雪でレール脇に約1mの雪が積もっており、「車体の左側下部に大量の雪を巻き込み脱線した可能性が高い」とした。
JR東日本は事故後、現場周辺に防雪柵を設置するなどの対策をした。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140426k0000m040058000c.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。