2014年4月29日付で朝日新聞宮城全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午前9時20分ごろ、仙台市宮城野区の製鋼所「JFE条鋼仙台製造所」で副産物のスラグが爆発し、下請け会社の男性社員(40)に当たった。
男性は左足や左腕などに軽いやけどをしたが、命に別条はないという。
製造所では、鉄スクラップを電気炉で熔かし、自動車や建機などに使う鋼材にリサイクルしている。
警察によると、男性社員はショベルカーを運転し、リサイクルの過程で出るスラグを炉から取り出し、これを路盤材などにするため冷やす容器に移す作業をしていたところ、ショベルカーのバケットの中にあったスラグが爆発、操縦席の男性に当たったという。
この工場では、今年2月にも電気炉のケーブル3か所から出火する火事が起きている。
2014年4月28日12時59分にNHK東北NEWS WEBからは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午前9時半ごろ、JFE条鋼仙台製造所の製鋼工場で、鉄くずを溶かす炉から不純物を取り除く作業中に突然、高温の不純物が周囲に飛び散った。
この事故で、飛び散った不純物の一部が近くで作業をしていた男性作業員の腕や足にかかり、男性作業員はやけどをして病院に運ばれたが意識はあり、命に別状はないという。
会社によると、不純物の中に水分が混じると水が気化して膨張するため不純物が飛び散ることがあるということで、警察と消防が事故の原因を調べている。
会社などによると、JFE条鋼では、鉄くずを溶かして機械や自動車の部品などの鉄鋼製品を生産している。
JFE条鋼仙台製造所では、6年前の11月に鉄くずを溶かす炉が爆発して火が出たほか、ことし2月にも炉の底から高温の鉄が漏れて電気ケーブルが焼けるなど、事故が相次いでいる。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20140428/4076071.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。