2012年6月27日0時20分にNHK徳島から、また6月27日付で朝日新聞徳島全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後4時半頃、美馬市脇町で、解体作業中の木造2階建て推定築100年の酒蔵が突然、崩れた。
この事故で、近くにいた作業員の男性(67)と別の作業員(64)の2人が、がれきの下敷きになった。
2人は、駆けつけた消防などによって救出され病院に運ばれたが、男性は胸などを強く打っていて、約30分後に死亡した。
もう一人の作業員(64)は、胸の骨を折っているおそれがあるものの、命に別状はないという。
警察によると、現場では朝から6人の作業員が、パワーショベルを使って幅約9m、奥行き約5m、高さ約7mの木造の酒蔵を解体していたが、外壁に触りながら作業をしていた2人に突然、外壁が倒れかかり、下敷きになったとみられる。
警察では、建物が崩れた原因や安全対策に問題がなかったなどについて詳しく調べることにしている。
現場は美馬市脇町の中心部で、住宅や商店が建ち並ぶ地区の一角。
工事は約1週間前から始め、8月ごろに終わる予定だったという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/tokushima/8023124031.html
(2012年9月23日 修正1 ;追記)
2012年9月21日付で毎日新聞徳島版から、関係者が書類送検されたという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
美馬署などは20日、安全確保への注意を怠ったなどとして、同市の解体業の男(75)と現場で重機を運転していた作業員の男(68)を業務上過失致死傷容疑で書類送検した。
送検容疑は、2人は6月26日、倉庫(木造平屋建て)の解体作業で過失から壁を倒壊させ、その下敷きになった当時67歳の男性作業員を死亡させ、別の男性作業員(64)に大けがを負わせたとしている。
同署によると、解体業の男は事故当時、現場で指揮監督をしなければならないのに不在だったという。
また、重機を運転していた男は壁を壊す際、男性らの位置の確認を怠ったという。
出典URL
http://mainichi.jp/area/tokushima/news/20120921ddlk36040485000c.html
また、朝日新聞徳島全県版(聞蔵)からは、若干ニュアンスの違った下記趣旨の記事がネット配信されていた。
工事の指揮監督の立場にあった解体業の男は、当時現場にいなかったが、現場の重機と作業員の位置関係などに配慮する必要があった。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。