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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年6月28日付で毎日新聞愛媛版から、6月28日12時56分にNHK松山から、また6月28日付と29日付で朝日新聞愛媛全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
27日午前10時55分ごろ、今治市のT石油四国事業所内のタンク(直径20m)から出火した。
約20分後に鎮火したが、中で作業中だった配管工の男性(33)が左鎖骨骨折などの重傷。
警察は、業務上過失傷害の疑いで関係者から事情を聴くとともに、出火原因を調べている。


警察などによると、タンク内には工業用燃料に使う液体ブタンガスを貯蔵しているが、中のガスを抜いたうえで今月25日から点検作業が行われていた。
27日は、内部にある金属製のはしごの一部を男性ら3人がガスバーナーで切断していたところ、火が燃え広がったという。


タンク内のガス濃度はゼロであることを確認していたということで、警察は、バーナーの火が何かに引火した可能性もあるとみて調べている。

男性は逃げる際、落下してきた落下防止安全装置(約5kg)に当たった。
同装置は、ロープを介して男性の身体をはしごに固定するためのもので、ロープではしごに固定していたが、火災直後にロープが切れて、避難中に頭上から落下したらしい。
原因が火災によるものか、別の物理的原因なのかは調査中という。


同事業所では06年1月、火事で作業員5人が死亡。
副所長は「前回の火災を受けての対応が十分ではなかった。原因を特定して二度と起こさないようにしたい」と陳謝。
この日就任した所長も「警察、消防の原因究明に協力し、再発防止に取り組む」と約束した。


出典URL
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20120628ddlk38040684000c.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/8003157071.html
 


(ブログ者コメント)
 
06年1月のタンク内作業中火災死亡事故は、本ブログでも事故報告書などを紹介済み。

 (2010年8月28日掲載、2011年4月15日転載)
 


(2012年7月10日 修正1 ;追記)
 
2,012年7月4日付で毎日新聞愛媛版と朝日新聞愛媛版(聞蔵)から、7月4日0時31分にNHK松山から、タンク上部で配管を開放した際にガスがタンク内に入った可能性があるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
同事業所の副所長は3日、出火原因について「定期点検のためにフランジが開放された配管からタンク上部に可燃性ガスが漏れ込んだと考えられる」と県に報告した。

作業員は直径約20mの球形タンク内の足場に上って作業中で、使っていたガスバーナーが何かに引火したとみられていた。

火災は作業員のいたタンクの上部で発生、当時タンク外(上側)の配管で別の作業員がフランジを開く作業をしていた、と説明し、ガスがタンク天井のマンホールから入り込んだとの見方を示した。

ガスの種類やフランジの開放作業に問題がなかったかについては「警察が捜査中」と明かさなかったが、フランジを緩める前には、配管内にガスが残っていないことや、仕切りなどでタンクに流れ込まない処置がされていることを、同社社員が確認することになっているという。

そのうえで、再発防止策として、タンクの下の部分にだけ設置していたガスの検知器について、上の部分にも設置することや、配管を外す作業をする際は事業所の社員を立ち会わせることなどを行うと述べた。

 
出典URL
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20120704ddlk38040701000c.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/8003297321.html
 


(2012年8月8日 修正2 ;追記)

2012年8月4日9時12分にNHK松山から、また8月3日付で朝日新聞愛媛全県版(聞蔵)から、作業内容の伝達ミスが背景にあったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
T石油は再発防止策をまとめ、3日、愛媛県に報告書を提出した。
火災の原因について太陽石油は、協力会社内での伝達ミスで、作業員が本来操作してはいけない、可燃性のガスが入ったパイプの弁を外してしまい、タンクの中にガスが入り込んだためだとしている。

その上で、再発防止策として、協力会社の作業員の間での伝達ミスを防止するため図面を使って作業手順をわかりやすくするよう協力会社に要請することや、協力会社がガスの入ったパイプなどを操作する時は、事業所の従業員が必ず立ち会うよう、内部規則を改めることなどを挙げている。

また、安全装置の落下は、装置を固定するロープが火災で焼き切れたのが原因だったことを明らかにした。

報告を受けた県民環境部長は「事業所と協力会社の連携を意識して一丸となって安全対策を進めてほしい」と話していた。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/8004013251.html



(ブログ者コメント)

□どこをどう間違えて、生きている配管のフランジを開放したのか?
そこを知りたくて太陽石油のHPにアクセスしたが、報告書を提出したという記事は掲載されていたものの、報告書は添付されていなかった。

□協力会社内での伝達ミスとは、一体、どのような内容だったのだろうか?
仮に、協力会社内で生きている配管が工事対象だと誤伝達していたのなら、太陽石油側で、いくら内部規則を改めても、再発防止にはならないのだが・・・。

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魚田慎二
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男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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