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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年2月18日付の毎日新聞大分版と朝日新聞大分全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

県教委は17日、大分市の県立盲学校のボイラーから数年間にわたり重油が漏れ続けていたと発表した。
配管の腐食が原因で、10年12月からの1年で約8900ℓ漏れていた。
09年以前も年間約3000ℓ漏れていたらしいが、いつからかは不明。流出総量は2万ℓに上る可能性があるという。環境や人体に影響はないという。
昨年12月に発覚したが、調査を理由に公表を見合わせていた。


暖房用に12~3月に稼働。地下約3mのタンク(1900ℓ)と地上タンクを直径25mmの鉄管で結ぶ。
73年の設置後、一度も交換せず、地下で老朽化した配管に直径約20mmの腐食が起きて漏れ出した。
油は地下1~4m、半径20mの範囲にたまったまま。敷地内に止まっているという。


昨年12月7日、重油の減りが早いことに気付いた同校が業者に調査を依頼。同15日に発見して修繕。22日、周辺住民には報告した。
その後、拡散を防ぐ矢板を1月にかけ設置。井戸を敷設し、近く重油を吸い上げる。


県教委教育財務課長は「県民にご迷惑をおかけしておわびします」とする一方、公表遅れは「状況把握まで2カ月かかった」と釈明するだけだった。


出典URL
http://mainichi.jp/area/oita/archive/news/2012/02/18/20120218ddlk44040597000c.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
重油タンクを所有しているところは、どこでも定期的にタンク残量を確認していると思っていたが、そうでもないようだ。
 
それにしても、数年、気がつかなかったというのは信じられない。
毎年の予算に重油購入費も計上するだろうから、その際、予算と実績を対比すれば気がつくと思うのだが・・・。

 


(2012年11月11日 修正1 ;追記)

2012年11月6日付の朝日新聞大分全県版(聞蔵)から、「重油漏れ、見えぬ収束 推定2万ℓ、巨額の対策費」というタイトルで、下記趣旨のフォロー記事がネット配信されていた。

この漏洩事故で県教委は回収作業を進めているが、昨年度だけで6400万円以上の費用がかかり、今年度も4300万円超が予算計上されている。
だが、漏出量が推定2万ℓと極めて多く、収束の目途は立っていない。

この配管は73年の設置以来、一度も点検されたことはなく、いつから漏れたのかも分かっていない。

県教委は、応急措置として問題の配管を付け替えた。
さらに重油が広がらないように、鉄製の遮蔽板を打ち込み、抜き取るための円筒形の装置4つと分離タンクを設けた。
2月からは、抜き取った流体を分離タンクで重油と水に分け、重油を捨てる作業を始めた。
周辺の井戸水を汚染していないかも毎日、調べている。県教委は、「今のところ水質への影響はない」と説明する。

対策費は巨額だ。
一連の作業で昨年度、計6455万円もかかった。今年度の予算にも4355万円を計上。年度内に作業が終われば費用は少なくてすむ可能性があるが、来年度にずれ込めば、さらに膨らむ。

消防法は、容量2000ℓ以上の重油タンクに定期点検を義務づけている。だが問題のタンクは1900ℓだった。
大分市消防局は、「基準以下のタンクには点検義務はないが、危険物なので自主点検が望ましい。5年に一度の査察でも、自主点検をお願いしている」と話す。

問題のシステムは、他校にもある。
県教委は、「どの施設も重油量に異常はなく、漏れの恐れはない」とする一方、「配管を地上に上げたり、暖房をエアコンに切り替えるなどの対策が長期的には必要だ」と話している。




(ブログ者コメント)

□73年設置当時は、それなりの防食対策をとっていたと思うが、40年も放置していたのなら、腐食で穴が開いても仕方がない。
設置当時に防食施工した会社は、その後の管理方法を発注者側に伝えていたと思うのだが・・・。

□今月8日に掲載した三好市体育館での事故もそうだが、法的規制がなくても、危険要因を有した設備を管理する部署は、自主点検リストなどを作って定期的に健全性をチェックすべきだ。
ただ、どこの何を危険要因とみなすかが難しい。

□土壌汚染の後始末に億単位の金がかかることは、そう珍しいことではない。
特に地下浸透力の強い液体の場合は、費用がかさむ。
土壌汚染が懸念される液体を通す配管は、可能な限り、地下埋設以外の方法をとったほうがよさそうだ。




(2014年6月7日 修正2 ;追記)

 

以下の、まんざらガセネタでもなさそうな未確認情報を入手した。

 

○業務委託していた会社のボイラー担当者が長期間、改ざんした報告書を学校に提出していた。

○ボイラー担当者交代時に改ざんならびに漏洩が発覚。

○しかし学校側は事実を隠ぺいし、学校側が重油の減りが速いことに気付いて発覚したと発表した。

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

この情報が正だとしても、学校側としては、委託先の起こした不祥事ゆえ、そのまま正直に発表すれば済む話しではないのだろうか?隠ぺいする理由が分からない。

委細不明だが、気になった情報につき、紹介する。

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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