2014年7月21日11時24分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月20日19時56分にmsn産経ニュースからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後5時頃、大阪府豊中市長興寺南の国道で、軽自動車を運転していた男性(24)が、たばこを吸おうとライターの火をつけたところ、全身に火が回り、重傷を負った。
助手席の男性(24)も顔や左手に軽いやけど。
軽乗用車が急停止し、運転席と助手席のドアから男性2人がそれぞれ飛び出してくるのを後続車の男性が目撃し、119番した。
2人は、暑さを和らげるため、車内で冷却スプレーを全身に吹き付けていたといい、警察は、スプレーに含まれている可燃性ガスに引火したとみて調べている。
冷却スプレーによる同種事故では、2006年7月、埼玉県立高校の男子生徒5人が室内でスプレーを全身に噴射し、ライターで火をつけた直後に爆発し重傷。
昨年7月には大阪府河内長野市の路上で、男性が自動車内でスプレーを使用後、たばこに火をつけて引火、顔にやけどを負った。
独立行政法人・製品評価技術基盤機構(NITE)は、「冷却スプレーには可燃性ガスが含まれ、引火の恐れがあるので、使用後はライターなどを点火しないでください」と注意を呼びかけている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140721-OYT1T50022.html?from=ycont_top_txt
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140720/waf14072019560022-n1.htm
(ブログ者コメント)
河内長野市の事例(制汗スプレー使用)は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3047/
上記事例以外にも、閉空間でスプレーを使用しての火災爆発事故は、本ブログで数多く紹介している。
そのうち、今回事例と同様、車内で冷却スプレーを使用していて爆発した事例は下記。
2013年8月銚子市;駐車中の車内で冷却スプレー使用後、タバコを吸おうとして爆発
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3145/
2011年7月大子町;駐車中の車内で冷却スプレー使用後、何らかの火で爆発
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/558/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。