2014年7月20日2時3分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月20日付で朝日新聞福岡版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後2時5分ごろ、福岡県新宮町緑ケ浜3のパン製造販売会社「F社」の福岡工場で「排ガスのような臭いがして3人の具合が悪い」と119番があった。
他の従業員も体調不良を訴え、男女計32人が病院に搬送された。
いずれも意識はあり、命に別条はない。
同社によると、異臭がしたのは2階建て工場の1階で、工場にいた従業員約200人のうち、パンを焼くラインの周辺にいた32人がのどの痛みなどを訴え搬送された。
生地を冷凍するために使う冷媒用フロンガスを通すパイプのボルトが1カ所破損しており、そこからフロンガスが漏れ出ていたという。
同社は、「フロンガスは通常無臭で無害だが、パンを焼くための熱に反応して異臭となった可能性がある」としている。
パイプは、生地を冷凍する場所とパンを焼く場所の間にあるという。
同日夕方から工場の一部を除いて操業を再開した。生産への影響はないという。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140720k0000m040031000c.html
(ブログ者コメント)
フロンが熱分解し中毒事故になった事例は、過去にもある。
フロンを使用している設備や配管のそばに裸火使用設備がある場合など、この点にも留意しておいたほうがよいかもしれない。
(出典;職場のあんぜんサイト)
冷凍機解体作業中、残っていたフロン502が溶断の炎で熱分解し、発生した塩素、塩化水素等で2人が中毒
http://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen_pg/SAI_DET.aspx?joho_no=000817
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。