2014年7月19日付で毎日新聞新潟版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月18日19時8分にNHK新潟からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
東京電力は18日、柏崎刈羽原発1号機の「原子炉複合建屋」地下1階にある「非常用ディーゼル発電機B号機室」で、同発電機用の潤滑油約1000ℓが漏れたと発表した。
漏れは止まり、火災の心配はないという。
東電によると、同日午前11時ごろ、油漏れ現場の真下の地下2階で、清掃作業にあたっていた作業員が床に油だまり(約180mℓ)を発見。
原因を調べた結果、発電機室からの漏れと分かった。
発電機室内に入った運転員が潤滑油タンク(容量92ℓ)から油があふれ、およそ1000ℓが漏れているのを確認。
タンクに油を補給するポンプが、止まっているはずだったのに作動し、さらに、ポンプからタンク内に油を送る弁も、閉まっているはずが開いていた。
運転員がポンプを止めて弁を閉めると、漏れは止まった。
漏れた油は非常用の電源となる発電機の潤滑油として使われるもので、この油をためておくためのタンクがいっぱいになり、上部や油を注入するためのキャップから漏れ出ていたという。
非常用ディーゼル発電機は、原子炉1基当たり3台ずつある。
漏れたB号機は3台の中で予備機のため、原発の安全には問題ないという。
東京電力は、タンクに油を送り込む設備面や油を送り込む作業手順などに問題がなかったか原因を詳しく調べ、今後、再発防止に努めたいとしている。
出典URL
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20140719ddlk15040068000c.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/niigata/1033123001.html?t=1405717234990
(2014年8月10日 修正1 ;追記)
2014年8月9日付で朝日新聞新潟全県版(聞蔵)から、漏洩原因に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
東電は7日、潤滑油を補給していた作業員のミスが原因だったとする調査結果を発表した。
作業員は、補給作業を終えた際、補給のために開けた弁をしっかりと閉めず、さらに補給用ポンプの停止操作も失念。
このため、容量を超えた潤滑油がタンクに注がれて、室内に溢れ出したという。
東電は、再発防止策として、「手順書の使用を徹底する」としている。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。