2014年7月15日18時5分に福井新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前11時40分ごろ、日本原子力研究開発機構の原子炉廃止措置研究開発センター(ふげん)=福井県敦賀市=で、重水精製装置建屋の屋外に設置されている空気圧縮機から出火、運転員が間もなく消火器で消し止めた。
敦賀美方消防本部から消防車が出動したが、放水はせず約40分後に鎮火を確認した。
けが人はなく、周辺環境への影響もないという。
原子力機構によると、空気圧縮機は同建屋内の換気空調系統のバックアップ用装置で、普段は電源を入れ待機状態になっている。
煙が上がっているのを作業中の運転員が発見した。
待機状態時には本来作動しないモーターが動いており、炎が出ていたという。
今月9日の点検清掃作業の際に電源を切り、15日午前11時すぎに電源を入れ直していた。何らかの原因でモーターが誤作動したとみられ、原子力機構は出火原因を調べている。
空気圧縮機は1985年製造。大きさは高さ120cm、幅155cm、奥行き77cm。
昨年8月の外観点検では問題なかったという。
出典URL
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpower/52230.html
2014年7月16日2時21分にmsn産経ニュース福井からも、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日本原子力研究開発機構は15日、廃炉措置中の新型転換炉「ふげん」の重水精製建屋に隣接する空気圧縮機のモーターから出火したと発表した。
作業員が消火器で消し、負傷者はおらず、周辺環境への影響もなかったという。
原子力機構によると、15日午前11時40分ごろ、系統設備の弁の作動などに使われる空気圧縮機から煙と火が出ているのを巡回中の運転員が発見。別の作業員が消火活動にあたった。消防が約40分後に鎮火を確認した。
連動する別機器の点検で落としていた空気圧縮機の電源を再度入れた際、モーターから出火したとみられる。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140716/fki14071602210001-n1.htm
2014年7月16日付で毎日新聞福井版からも、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前11時40分ごろ、敦賀市明神町の新型転換炉ふげん(廃炉作業中)で、重水精製建屋の屋外にある空気圧縮機(コンプレッサー)から煙が出ているのを協力会社員が発見し、運営する日本原子力研究開発機構の職員が119番通報した。
圧縮機内のモーターの一部が焼けたが、協力会社員が消火器で消し止めた。
けが人はなく、放射性物質の放出など環境への影響もないという。
原子力機構によると、出火したのは重水精製装置内にあるトリチウム(三重水素)を取り除く換気設備の空気弁を開閉するための圧縮機。
9日から、換気設備などの点検のため主電源を切っていたが、15日午前11時15分ごろに主電源を入れたところ、しばらくして勝手に作動したという。
出典URL
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20140716ddlk18040547000c.html
7月16日付で朝日新聞福井全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前11時13分に電源を入れ、同40分ごろに火と煙が出ているのを巡回中の職員が見つけ、別の作業員が消火器で消した。
本来は、電源を入れただけでは作動しないはずだが、動いていたという。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。