2014年7月22日8時20分に山形新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午前8時10分ごろ、長井市草岡の西根小で、3階建て校舎屋上の改修をしていた会社員の男性(45)が約13.5m下の地面に転落し、頭などを強く打ち、搬送先の病院で約5時間後に死亡した。
警察などによると、男性は同僚数人と、屋根に張る防水シートに接着剤を塗る作業をしていた。
地上に1段だけ組んであった金属製の足場に転落後、地面に落ちたとみられる。
同僚が119番通報し、近くの古代の丘からドクターヘリで搬送された。
屋上にフェンスはなく、へりは床面から約30~50cm高くなっていた。
男性はヘルメットはかぶっていたが、命綱は着けていなかったという。
警察は、作業に安全上の問題がなかったか調べを進める。
現場は、1~6年生の各教室のある棟の屋上。
校舎は、老朽化に伴う大規模改修で屋上の防水のほか、外壁の塗り替え、内装の更新を12月5日までの工期で実施中だった。
工事は市内の建設業者が請け負い、男性が勤める防水専門業者が作業を下請けしていた。
出典URL
http://yamagata-np.jp/news/201407/22/kj_2014072200422.php
(2014年12月12日 修正1 ;追記)
2014年12月11日付でNHK山形から、安全配慮義務を怠ったとして社長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察などが調べたところ、現場には十分な高さの手すりやフェンスなども設けられず、命綱も付けずに作業が行われていたという。
このため警察は、作業中の安全に配慮する義務を怠ったとして、この男性が勤めていた横手市の「K社」の50代の社長と、その元請けの長井市の「O社」の30代の現場責任者を、業務上過失致死の疑いで11日までに書類送検した。
男性がつとめていたK社は NHKの取材に対して「今後、一緒に仕事を行っているほかの建設会社などとも話し合いながら、現場の安全対策を進めていきたい」と話している。
現場責任者が書類送検されたことについて長井市のO社は、NHKの取材に対して、「書類送検された内容を再確認したうえで、安全に対する取り組みをいままで以上に進めるよう教育、指示していきたい」とコメントしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6023886891.html?t=1418332126156
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。